雪深き 街
吹雪に眠る頃
天狼らの瞳
爛々と輝きだす
雪原を隔て
昏い森の始まるあたり
一人立つ 我に
天狼らその姿 現わし
天狼ら開かれた野生で我が足跡を追え
吹雪 ...
黄金の海
濡れた貝殻
子供の笑顔
暖かい手
鼻にかかった低い声
大きい背中
優しい笑顔
二人の時間
神様は意地悪
いつかなくなるものならば知らないままでいたかった
...
ほんとは12才で死んでたよ
でも13年も多く年をくってしまったよ
その間に二人殺したよ
越えた13年より生きた12年の方がよっぽど人間だった
どうしてあの時近所のアフロばばあは腕を ...
彼女のお鼻がお空を見てる
雲と雲しかないのに
眠りのあとさき、夜の雫を瞳に囲って
彼女のお鼻はお空を見てる
何分の一でも想う胸の音を聞かせておくれ
雲 ...
都会では
駅でたまたま友人に
会ったりするものなのかい
問う父に
そうだよと
わたしは答えた
セイウチみたいになった
友人にね
友人でもないのに
会ったりするものなんだよ
...
右手の中指の先から
「私」が さささーっと
砂のように崩れ散っていきそうで
怖いのです
崩れ散った「私」のつぶつぶたちは
風に乗ってどこへやら
かろうじて残った「私」の残骸は
恥 ...
月のにおいに騙されて
何度も弄ってみたけど
君はとうに冷たくて
はだけた呼吸がきこえない
窓のそとは晴天で
あしたの海を汚している
僕らはよごれた布のうえ
ほおに波だ、と眠 ...
それは
砂糖一袋分の時間だという
いったい何のことだか
あなたの言うことは
時々なぞなぞみたいで
私にはよくわからなかった
息が苦しい
100対3で、塩の負け
なんの勝負だ ...
殺風景なガラス張りの待合室に覚える
独特な曖昧さを避けてみるのも一興と敢えて
乾いた風の吹き抜けるホームに佇んでみた
乗ろうとして乗らなかった準特急の走り去った先には
見覚えのある古い建物 ...
半分のオレンジ2つをショーケース入れてジュースになるようになる
ごめんなさい自尊心を傷つけて頬よせてみる自分の近づく
指先の冷たさ布団に染み入らず心みたいにただ溶け残る
真夜中は ...
ということにしとく
釣り上がった左へ光ろうとしている
私の内で音が泣き止まない
においのなかで弦を弾くむ 地上から目を出す
股を開いて唾かないで
やさしい
眼の奥が温かい 身体が知っている
雨が結ばれ ...
あしたはほしをひとつかくしておきます
あなたにはどのほしだったか
みえることはないでしょう
かわりにひとつ
なみだのしずくをかいておきます
てるてるぼうずのひとみのしたに
そちらで ...
ああ
こんなにも怖がりで
弱虫で
ちっぽけな
私がいるよ
薄い膜一つあるかないかで
本当は変わったりはしないよ
いいわけを探すなら,他のことにするといい
あるいは,欲しいものは,本当は
たかが0.02だか0.03だかの
向こう側にしか存在しえな ...
ふと 冷たいものが
ほほをよぎる
おもいになりきれなかった言葉のつづき
面影が
しだいに遠のき
消え入りそうな雪に
霞んで
一人ここにいる
わたしの影
幻のように
きらきらと
雪 ...
愛に迷う朝の瞳に抱かれた
木陰は透きとおり
空へと還る一つの現象で
(降っている、)
砕けた青の波を
すべりおちていく冬の光
潤滑する霧のなみだは
雪片を
あかあかと燃 ...
自転車で法定速度はこえられない/次のカーブを鋭く曲がる
風船に君の息が入っていく入っていく
やさしい すこし こわい
屋根裏でなくした白紙の古い絵本
握りつ ...
うずくまるハンガーを
揺すったのは沈黙
結露のむこうにしろい
こうもりの舞う
私だった制服の
傷口みたいなスカーフ
を抱きしめられない半袖さえ
やわらかい、夜に
おり ...
プツリプツリと
切り落とすたびに
何かを
はじいてしまったような
夜のはざまに
落ちていく
三日月のような
たくさんのかけら
研げばいい
ぴかぴかに
磨き ...
上皮が裂けた左手の指にいつか巻きつけた絆創膏の糊の痕、冷たい、冷たい気持は午後を滑落しながらやがて来る夜の暗闇の中へ俺を誘う、そんな景色は何度も見た、そんな景色は…まるで形 ...
あなたには
大切にしなきゃ
いけないものが
たくさんあって
わたしは
そうじゃなかった
それだけのこと
わたしには
あなたが
すべてだったのだけれど
にゃーン
零下15度の夜中に捨てられた猫
図書館員に拾われ
図書館で育てられた一匹の雄猫
にゃーン
鳴いているだけなのに
苛立ってばかりいた男の人が笑った
自閉症 ...
未来に流れる音楽を
私は耳にしたい
大切なもののそばで
いつかは止まる音を
大事にするのが生き物で
それは君も私も同じ
失うことを知ってるから 失わない強さを持ってる
過去の ...
くるくるとまわすターンテーブルの上で
二つに切り分ける
シロップにつけられた甘い桃と苺の酸味
甘みを押さえた生クリームでそれを包み
スポンジで優しくはさみ込む
上下の位置をあわせてゆっくり
...
たくさんの人が住むほど たくさんの木々が茂る
そんな世界にしたいね
人生の終末が近づくほど 朝の光や鳥の声が輝き 日々を丁寧に生きる
そんな人生を送りたいね
休日に汗を流すほ ...
北欧家具とJBLのモニタースピーカー
ホーンジャックを脈々と流れるラウンジ・センチ・メランコリー
250円のコーヒーとポーターバッグとライブの話とカフェの7Fとで
若くも渋谷なわけでちょっと決め ...
「女はすぐ泣くから嫌だ」
女は・・・・だといいながら、私たちを泣かす上司
「すいません・・」
「すいませんしか言えないのか?」
はい、それしか言えません。と心の中で思う
正直仕事の役 ...
[銀波]
あおじろいいのちが
誰かの胸にともる頃
あなたの耳のなかに
夕暮が入りこみ耳の
中で星たちはしみわ
たる水の音を聞き入
りながら瞬き始める
[tears] ...
冬菫に
ささやく想いは
遠い日の
夢のおとした
かそけき影は
ひそやかな紫
冷たい風のなか
冬菫に
ささやく想いは
遠い日の
夢 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
北の平原
アハウ
自由詩
2*
09/1/26 8:19
恐怖
舞狐
自由詩
5*
09/1/26 5:44
オーバー
カチキ
自由詩
4*
09/1/26 5:21
鼻
ヨルノテガム
自由詩
2
09/1/26 3:57
セイウチ
小川 葉
自由詩
4
09/1/26 1:29
特別な女の子
光
自由詩
3
09/1/26 0:32
進化論
雨を乞う
自由詩
0
09/1/26 0:08
さしすせそが言えなくて
RT
自由詩
12
09/1/25 22:53
次第のひと
恋月 ぴの
自由詩
28*
09/1/25 22:47
指から指へ
のろま夜
短歌
0
09/1/25 22:33
うそ
よーかん
自由詩
1
09/1/25 22:24
深い緑
十二支蝶
自由詩
0
09/1/25 22:05
すてらてぃあ
しろう
自由詩
0
09/1/25 21:59
ひとり
光
自由詩
1
09/1/25 21:53
0.02
RW
自由詩
4
09/1/25 21:37
雪のゆくえ
フクスケ
自由詩
2
09/1/25 21:12
Aria d'amore
エスカルラー...
自由詩
7*
09/1/25 20:27
方向転換禁止
しろいろ
短歌
10
09/1/25 20:16
二月の巣箱
吉兆夢
自由詩
1*
09/1/25 20:12
爪切りげんまん
伊那 果
自由詩
2
09/1/25 18:58
宵闇、半端な色味の懐かしい影と紛れ込んだゴブリンの鋭利な指先
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
09/1/25 18:38
ガラクタ
風音
携帯写真+...
2
09/1/25 18:29
デューイ
乱太郎
自由詩
14*
09/1/25 17:49
おと
とわ
自由詩
1
09/1/25 14:57
小さなお茶会
プル式
自由詩
1*
09/1/25 14:51
たくさんの人が住むほど
いねむり猫
自由詩
1
09/1/25 14:20
カフェ7Fのソネット
フミタケ
自由詩
2*
09/1/25 12:37
上司
こうこ
自由詩
1
09/1/25 11:38
ぼろぼろのつばさ 4
青色銀河団
自由詩
4
09/1/25 11:19
冬 菫
塔野夏子
自由詩
4*
09/1/25 11:18
4620
4621
4622
4623
4624
4625
4626
4627
4628
4629
4630
4631
4632
4633
4634
4635
4636
4637
4638
4639
4640
4641
4642
4643
4644
4645
4646
4647
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
加筆訂正:
海に還った祖母に捧ぐ
/
服部 剛
[09/1/26 1:21]
何ヶ所か推敲しました。
5.87sec.