*むかしばなし
口をなくした12歳の日
あたしは感情の無を
主張した
感じないふりは
滑稽だったが
実に得策だった
一時の優しさはナイフのようで
期待することも
や ...
そこにはかつて、わずかばかりの夢があった。
ハタから見れば置き忘れた惜しくもないビニール傘が集められたような場所だけど。
今日が終わるたびにタメ息をつき、
明日が来ることにウンザリしながらも ...
追われる夢を見て夜中に目が覚めた
小さく踞って電気毛布はほんのり暖かいのに
体は冷たくなりつつあった
それでも直ぐに寝れるのは体質のせいか
二度目に目を ...
クルクル回ります。
脳が回るの?目が回るの?
それとも
思考が回るの?
何でもいいけどクルクル、クルクル
気持ちいい
どんなセックスよりも気持ちいい。
大きく、小さく ...
段差のない
同じような家のならぶ
団地に住む
友人の家に日曜日
遊びに行った
ちょうどお昼ごろだったので
お昼ごはんを
ごちそうになった
手作りの
パンとコロッケと
...
そこの君
そう君だよ
いすに座ったまま寝てしまった君
疲れてるんだね
お疲れ様
大変だね
きっと君はどの道を選んでも
悩むだろう
泣くだろう
怖いだろう
未来のことを考えす ...
あなたを愛した 私が地に落ちる時に
あなたは気づかなくていい
だから雪には降らないで、と金の瞳で白く低い空を見上げていた
雪景色の中に私はなじむことが出来ず
いつものようにあなたを眺め続け ...
中学時代の恩師が猛烈に車にひかれたと聞いて、慌てて病院へ駆けつけた
3階のナースステーションを抜けて、突き当たりにある個室に先生の名があった
ノックして扉を開けると、そこには一台の車があった
長 ...
081214
今日もよく晴れている
年末不況の寒さも増して
侍といえども無役の身
30俵二人扶持の昔を偲び
忸怩たる思いを胸に
内職の傘貼り、だるま貼り ...
黙って 丘を 落下するように
眼をまわして
緑に飲まれていった
蚯蚓の口 蚯蚓の心臓
つやめく嘘は
夜の水飲場
たくさんの手を
切断しました
象の肌を透けて
通りすぎていった ...
あなたは 大きな氷をひとつ入れたグラスでお酒を飲むのがすきだったから
わたしも今日はまねしてみた
酔っ払ったら泣けるかなと思ったけれど
いつまでも静かだった
氷が割れてしまっただけだった
...
テレビの音が消えた時間に
アイロンをかけている
母親のすがたを見るのが好きだった
折りたたんだ洋服を
きれいに積み上げてゆく
母はやさしくて
いろんな話を聞かせてくれた
母は成人式の ...
今
見る
今
見る
口内 ...
お盆から2ヵ月半
無人だった家は思ったより荒れていなくて
ただフローリング部分を歩くたびに
キシッ、パシッと軋む音がする
家が早くも傷みだしたのか
と
大工の従兄弟に不安を口にしたら
...
さらさらと 流れる黒髪を
優しく手櫛でといて
こぼれる吐息を
その唇で閉じ込めて欲しい
白いシーツの上
五線を蹴る左足が奏でるものは
気だるく流れる シャン ...
ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ・・・!
僕は恐れることなく、この歌を君に捧げよう
{ルビ嘗=かつ}て古の国が再建されたあの日
若者達が肩を並べて合唱した
解放のう ...
ひとしずくの涙を
顕微鏡で覗けば
そこは内包された
ひとつの宇宙であり
やがて夜も更ける空に
ひとつ、ふたつ・・・
星々は灯り始める
あれはきっと ...
バカなあたしが、
唯一わかる星座。
去年の今頃、
あなたが教えてくれた星座。
あの時、他は?って聞いたら
知らねーって答えたよね。
ふと見上げた空に
...
切れ端みたいなものだよ
それは貴方であり
私でもある
片刃が錆びたハサミで
切り離され
記憶
穏やかに
眩く
公園のベンチ
二人で
手をつないで
楽しそうにブランコを漕ぐ小さい子 ...
淡白な言葉じゃつまらないから
頭から口までを迷路にした
たぶん楽しんでくれるだろう
きっと飽きられはしないだろう
事実 幾人かは認めてくれた
他の人とは違う、と言って
服を脱ぎ 鍵穴を見せ ...
兄によると
ボクは垣根のすみのくもの巣を
いつまでもじっと見てるような子供だったらしい
忘年会クリスマス正月となる前に
散髪を済ませておきたくて
さっき路地裏を歩いていた
...
悲しみもここに窮まるおらが冬
なめらかに暮れてゆくなりおらが冬
悲しみをえいっと投げておらが冬
ヨルノテガムたちが寝静まった夜
ヨルノテガムたちの月は空を埋めつくした
明るいなぁ。そして、
苦しいなぁ。と彼らのひとりは洩らした
踊るヨルノテガムたちの首筋に風は舞い
...
しんしんと今日も一日暮れてゆく無事に過ごせた感謝があふれる
色彩が鮮やかに今日広がった青赤黄色夕焼け染まれ
こめかみを揉んで一日終わったよ心ならずも笑みがこぼれる
近藤さんその笑顔に ...
怨み、憎しみ、快楽、恐怖。
どんな感情を込めて。
引き金を引こうか。
ねぇ。
まだ、引き金に掛かってない指は。
どんな感情のせいなのだろうか。
燦然と輝く希望の光
さえ、
まぶしすぎては人の心に影を生む
どうか、
この願い
朽ちるより早く
この願い
遂げることが叶うなら
あたしは
あたしの魂を
死神に差し出すことを躊躇わな ...
もどかしい気持ち
いっその事はっきりと
して欲しい
のどが詰まる
苦しい
悲しい
憎らしい
貴方らしい
貴方なしでは
生きて行けない
焦らさないで
焦がさないで
彼は今、
平和に暮らしているだろうか
彼の友達が真夜中に私の家に来た
「亡くなったから、彼に線香をあげに来てほしい」
私は戸惑った
彼の友達は言った
「君が初恋の人だったから」
...
色んなコトがビミョーなバランスで成り立っているんだと思うんだけど。
そのバランスは常に危ういものでもあるんだよね。
でも今のバランスが全ての人にとってベストかってーと、そうでもないだろうしさ。
...
音もなく夕日は眠りにつく
車のライトに照らし出されるのは寝不足の私
赤いイヤホンから頂き物の曲が飛び出してくる
私の帰宅時間と国道の車の多い時間は重なる
あえて国道沿いを歩いて帰ってくる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
飛躍
倉持 雛
自由詩
4
08/12/16 10:01
ガレキの森に
BOOKEN...
自由詩
0*
08/12/16 9:06
イケナイコトカイ。
LOW
自由詩
0
08/12/16 9:03
酔ったその日に
クロイソラ
自由詩
0
08/12/16 6:25
段差のない家
小川 葉
自由詩
6*
08/12/16 5:30
電車
raira
自由詩
0
08/12/16 2:18
カメリア
シギ
自由詩
0*
08/12/16 1:47
段差のない家
木屋 亞万
自由詩
3*
08/12/16 1:16
〃
あおば
自由詩
3*
08/12/16 0:58
象の肌
かとり
自由詩
1*
08/12/16 0:33
お酒を飲む
とんぼ
自由詩
5
08/12/16 0:06
缶詰
かいぶつ
自由詩
6
08/12/15 23:34
傾いた白い林檎の浮遊
井岡護
自由詩
1*
08/12/15 23:13
僕が思うより世界は強靱にできているようだ
kauzak
自由詩
5*
08/12/15 23:04
左足が奏でるもの
いのせんと
自由詩
0
08/12/15 22:41
Tonight 〜世界の何処にも無い詩の夜〜
服部 剛
自由詩
0
08/12/15 21:45
涙ノ星
〃
自由詩
4
08/12/15 21:20
オリオン座
みなた
自由詩
0
08/12/15 21:14
地図の切れ端
秋也
自由詩
0*
08/12/15 21:00
永遠パーマ
m-rod
自由詩
1*
08/12/15 20:23
さっきちょっと
よーかん
自由詩
3*
08/12/15 19:22
冬空
渡辺亘
俳句
1
08/12/15 18:10
ヨルノテガムたちの絶望
ヨルノテガム
自由詩
3
08/12/15 18:00
夕焼け
渡辺亘
短歌
1
08/12/15 17:58
想撮空間「trigger。」
狠志
携帯写真+...
3
08/12/15 17:27
この喉元をさらって
百瀬朝子
自由詩
0*
08/12/15 16:58
Without you
ペポパンプ
自由詩
3*
08/12/15 16:45
Kくん
さとう 星子
自由詩
3*
08/12/15 16:14
一山ナンボで売られている特別という名の商品
BOOKEN...
散文(批評...
1
08/12/15 15:44
寝不足パンクの憂鬱
緋月 衣瑠香
自由詩
3*
08/12/15 15:27
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6.83sec.