テスト前の休みで友達二人と東京に遊びに来た僕が
アイスクリームのクレーンゲームに並んでいると
女の子二人組が話し掛けてきた

「そのアイス 私のために取ってよ」
そう言っておもむろにコインを ...
鞄には大好きな衝癖を
鞄には大好きな衝撃をいつも持ち歩いて
まだみぬなめだをまだみぬ顔をまだみぬままを 心なしかもし空が銀色で爪の落ちた水音がする
進む時計の遅さはなんたることか
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限



0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ



ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ...
響く声に恋をする
名前も知らぬあの人は
いつでも私をからかって
私の言葉を真似て言う

私が名前を尋ねたら
私を真似て「名前は?」と
名前を告げれば喜んで
私の名前を繰り返す

響 ...
不毛という日常
建設的とは言えない日々
怠惰を恥じる毎日

もっと何かが出来たはず
無駄が多すぎるんだ
生きるのが下手すぎるんだ

手元に何かを持とうとする形ある何か
それは常に武器 ...
あなたは、耳を塞いでますか?

両耳ぴったりに、埋め込んで。

風の音も聴こえないくらいに、音量を上げて。

仕舞いには、目まで瞑って。

あなたの耳に流れ込むオトは、世界を創ってます ...
 
小指をにぎる
強くて
弱い力で

たしかに
そこにいる

母さんの
子でよかったと
思う日も来るだろう
君にも

けれども今は
ひとまず母さんに
なれたみたい
よか ...
覚めない悪夢
覚めても悪夢

この私が在る限り続く
無限 終わらない贖罪

見えない手錠
過去へ繋がる鎖
螺旋階段を彩る棘
蒼穹を貫く翳りの矢
繰り返す悲鳴頭痛嗚咽

苦しみか ...
昼の3時の仏間の広さに
蜘蛛の煙が溺れてる

橙で
とてもきれい

畳と繋がる線の香
ゆっくり膝が曲がったら
崩れた鼻腔で灰を呑むよ

外をごらん
四音の空色たゆたって
枯れ枝 ...
壷坂輝代『探り箸』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4903393321.html


壷坂輝代さんの詩集『探り箸』を読むと、この国に住みながら歳をとる ...
些かの所労もなくて時過ぎぬ

トラブルの中で浮かぶる友の顔

友人と呼びにし友よ秋深し

友達ととぬだちの差夢二尺

友達というならやめて友達を

秋深しどんぐり拾って歩いてる
...
時間がない 時間がない
いっつもそう言ってるのに。

へえ 別の女と会う時間はあるんだ。

大好きな 水族館 行ったんだ。
素敵な  カフェ 行ったんだ。
大切な  バー  行ったんだ。 ...
あなたに

ソネットのソケット

嵌めてあげよう。

それで

あなたの言葉は叙情と出会う事となる。

エレキギターにエレキを注入するみたいにさ。
ボディにソウルを注入するみたい ...
1.

 沈んでいく午後の窓辺から、ひとつ夕暮れが生まれる。ぽつ、ぽつ、家の明かりが灯っていく。街は林檎を落としたように熟れていて、傾いていく日差しの中にあってその景色はとても懐かしく感じられ ...
 
おとなの勝手な事情で
離れ離れになってしまった人には
当たり前のようだけれども
子供の頃に出会っているものである

勝手なおとなになる前に
離れ離れになってから
その人はいつまでも ...
アホなことばっかりして
悲しくなってしまうわ
それで悲しいからまたアホなことするねん
なんで関西弁やねん
しかもでたらめやねん
関西弁はあったかみがあるから
せめてそのあったかさにだけでも ...
睦月の晦日
夜十時 勝手口の
ドアが開いて
ばんばんと音がする

昨日は母の誕生日だった
六十八歳になった
調理師免許持っている
毎日仕事に出ている

死ぬまで仕事をしたい
と言 ...
詩人に出会うということを考えるにあたり、詩と出会った時のことを思い出してみる。

可笑しな話だけれど、詩人に出会う以前に自分の抱えていたものたちは詩ですらなかった。

目の前にあること、ずっと ...
やまとの泥のなかなる銃創の軍醫三人ひきずれる長きもの

銃把の下の無花果

鞦韆のうへの

 ゐじん ゐじん
 ――― ―――

血塗れてたつてゐる麥

丸太の
    ...
花火去り 静けさ響く 夜の空
遠くにて 響く花火の 心地よさ

ちりちりと 線香花火 物悲し
ポトリ落ち 線香花火 悔しけれ
並びたつ  線香花火 送り火や 
雨がふる

ため息

傘差していったら
自転車とられた 

先生に

3日間も

だめなんだって

だから行かなかった

学校に

そしたら 怒られた

先生に
...
青木そうすけ
----------------------------
[自由詩]少年の手紙(翌朝十時)/青木そうすけ[2008年9月29日18時02分]

みんなの手紙には花が咲いている
...
気持ちが軽くなる。
いい気持ち
楽しい
洗濯も良く乾く

もし一つだけ誓うとしたら
“浮気は絶対しない!”
それだけしか言えない。
こんなに単純なことだけど
分からない男が多い。
...
漆黒の髪ゆらゆら
白い肌に触れたい
風だけがわたしの気持ちを運び
雨だけがわたしの代わりに咽び泣く

その袖を掴むことも出来ず
あなたは何処へわたしは何処へ

言葉にならないこの思いも ...
眠る木々の静けさ
音は終わるように始まり
あまりに薄く高く響くから
今だ耳の奥で細く鋭く
白い大地と
同じく 白い空には
蝶番の境目はなく
折れも拡がりもせず
こんなに一つに融けて
...
因果律が狂ってしまうのは
大気を覆っている精神界面活性物質のせいだって
化学部のヒトが言ってました。

でも狂ってしまった因果だって
星の動きには逆らえないって
天文学部のヒトが言 ...
君想う

この山越えて

川越えて

いつまで想う

川の面影
面影が

見えるよ君の

母見たい

そぼにいたなら

ついていたなら
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
東京の女の子1486 1...自由詩2*09/2/3 7:25
十二支蝶自由詩009/2/3 6:46
俳句009/2/3 6:43
携帯自由詩009/2/3 6:40
number石畑由紀子短歌34+*09/2/3 3:22
「あの人」の名は瀬戸内海自由詩1*09/2/3 2:45
Curses come home to roostmaynar...自由詩009/2/3 1:46
イヤホン。狠志自由詩109/2/3 1:39
母さん小川 葉自由詩409/2/3 1:20
過去幻影痛-FlashBack-AKiHiC...自由詩109/2/3 1:03
しべ自由詩109/2/3 0:55
歳ととることについて考えさせてくれる詩集 壷坂輝代『探り箸』イダヅカマコ...散文(批評...309/2/3 0:45
とぬだちすぬかんなが...川柳109/2/3 0:37
不安佐々木。自由詩109/2/3 0:04
ソネットソケットソネットAnonym...自由詩009/2/2 23:32
カンナ結城 森士自由詩309/2/2 23:24
おとなの事情小川 葉自由詩209/2/2 23:09
アホのループ新守山ダダマ自由詩109/2/2 22:24
風強いじゅらいち自由詩009/2/2 22:19
私にとっての詩人に出会うということヤオハチ散文(批評...209/2/2 21:17
歓喜カッパ寿司自由詩109/2/2 20:34
花火 (2003.8)guchi_...俳句009/2/2 19:59
雨のせいこうこ自由詩009/2/2 19:47
青木そうすけ≦プル式というカテゴライズプル式自由詩1*09/2/2 19:13
今日は晴れペポパンプ自由詩4*09/2/2 18:45
飼い猫浅井実花自由詩4*09/2/2 18:44
『玄冬』東雲 李葉自由詩1*09/2/2 18:37
損益分岐点上のオメガーかめたろう自由詩3*09/2/2 16:00
君想う井上尚人短歌2*09/2/2 15:35
面影短歌1*09/2/2 15:33

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加筆訂正:
未完の、ソネット 「遺」/望月 ゆき[09/2/2 22:47]
サブタイトル修正
オーダーリン/井上尚人[09/2/2 16:44]
090119162521.jpg
オーダーリン/井上尚人[09/2/2 16:42]
F:\nakkii
5.58sec.