寒くて凍えそうな
北欧のはじっこのほうのみずうみの湖面が
鏡みたいにつめたく凍って
そのうえを
女の子がひとりすべっていく
かわいらしいカーテンみたいな
スカートをひるがえし
髪 ...
ことしは山下達郎より

ジョン・レノンがよくかかっている

ジョンのほうが達郎より

世界観や祈りがあふれている

苦しいときこそ

そばにいるひとを感じていたい

この気持ち ...
静かな日
雨の海
庭の瞳
はざまとはばたき


銀と鉛
指ひとつ
滴のなかの
鉄 ひとつ


息の道に立ちどまり
手首を返し 風を離す
緑の陰の水が動き ...
あ、
雨の夕刻は
アスファルト状の黒いノートにおいて
ひとつぶ、ひとつぶ、別々の
無数の濁点だ、





雨滴、
雨滴、
黒く
滲んで
広いひとつの痣として ...
切り捨てた感情と
決意したこの思いが揺らがないように
高台の林に身を隠した
今居る場所が間違っていたとしたら
夕闇に干渉しないよう
視界を広げないように
赤い縄で指先を縛りつけ ...
耳が入ってくるまで 目を回ろう
こうしよう重みになれるまで 整ろう
人間百回なんてなれるかな 百階人間なんてなれるかな
人間百回なんてなれるから 人間百階なんてなれるから

きたなうくさき  ...
 
みんなにせめられている
ふつうなら
今にも泣いてしまいそうな
そんな君に
気のきいた言葉のひとつやふたつ
かけてあげられたのに

他人なら
他人だったなら
そんなもの
どうだ ...
夜に続くマーチ

あしたの朝は

おまえのノイズ

消えているか

聞こえているか

12月11日

たぶん5年まえ

ラブホテルで

ほか弁を食べた

きよしこの ...
 
お寿司とお刺身の
違いのように
僕らにも違いはあるだろうか

と話す
その人のことなんて
何ひとつ知らないのに

握り合う手と手は
生ものの
さかなのように ...
ちゃんとやってる
とは けして言えない
ちゃんとやるってのは
どこまでなんだか分からない
だから
たぶんやれてない

やれてないのに
アタシは その「ちゃんと」の枠の中にしか
居場所 ...
日本橋では知り合いに会う確率が高い

友人の気象会社を案内してもらった際
こっそり大きな発雲機を見せてもらった
入社一年目でここまで任せられるのはすごいと素直に思った

しかし友人は動揺し ...
 万華の空
 凍てつく風が人々の耳を冷やし
 時代はやがて
 鐘の音を立てて
 私達人類がまだ知らない世界へと導いていく

 時間は移ろう
 当たり前であったもの達を全て封印し
  ...
とこよのなつ
さるすべり。

ぼくは、よろこんだ。

皿にもにた、
なつめぐさの、ふゆすべりの
みこころもち
さたためにわの、ひをりあやし。

さしむすかな、あやかし。
きわみに ...
雨音が
何かしか 
取り繕った
ふうにみえた
枷 取り合って
変態のふりでじゃれる
指差ささないでと
詮無い

ボタボタ落ちる記憶に
頼って箔つけて模って
ひどいできになって ...
確かなものは何もなく
存在という呼吸が
特別な空間を作り出す

薄明かりの中に
温かな記憶

つながることも
とぎれることも
意識とは関係なく
ただその場所を持っている


...
恋も夢も 
日々の仕事も・・・ 
最後には 
「自分の生き様」 
だけが 

一冊の本の 
序章から終章を貫く
魂の矢となり 
ひとすじの軌跡を遺すだろう 

開いた頁の上にいつ ...
ふと立ち止まり 
足元の小石をみつめる 

ふりそそぐ 
日射しを仰いで立つ石は 
道の上に  
傾いた影を映して 
立っていた 

(私は一人じゃないかもしれぬ・・・) 

日 ...
寄せ合ったんさ
しぐる すだれに
濡れ手に粟 冷えた
追い越された
追い越してしまった

青赤青赤

消えてしまうのは
夜のアーケードを駅へと急いでいた

落ちていることを認識できない間隔で
落ちて来た水滴が太ももを濡らして
驚いて足元を見ると確かに路面は濡れていて


朝の路地を駅へと急いでいた

...
只ひたすらに 
無心で歩いているうちに 
(私)は消えて 
道そのものになっていた 
触れたのが肌ではなく

交わしたのが声でなくても



あなたに恋

してしまいそうで
今夜は月が明るい

そう思って
眠れない午前二時

感謝します、そのような言葉に


流星が降った


あの星はもう、{ルビ宇宙=そら}の果てで燃え尽きただろうか


手を ...
神さまからひとつだけ願いを叶えてあげる
と言われたので

幸せになりたいとお願いしてみた

神さまはふむふむと頷いて
では、早速明日から叶えてあげよう
と言ってくれた

期待に胸膨ら ...
スクランブル交差点で
ゴツゴツした緑色の肌の大男が
巨大な鉈で素振りをしている
それは腰の回転を利用した
あの野球特有のスイングで
彼の腕が伸びきる頃に鉈はブンと鳴く

彼の周りにあった ...
とても小さい頃、小学校に上がる前に書いた日記を読んだ。

「"雲"を辞書でしらべた。がっかりした。」


空気中の水分が凝結して、微細な水滴や氷晶の群れとなり、空中に浮か ...
 クァルテットも今日はテナーサックスが休みで、席のひとつ空いたスタジオでは三本の糸がしなりながら折り重なり、それでもこの編曲が傑出したものだと思わせるのは、欠けた旋律の在り処がそこここに顔を出し、 ...  まずは、アマモリトオルさんのテキスポ詩集「夜はいつも旅のはじまり」を紹介させてください。(少々宣伝込みで申し訳ない)
http://texpo.jp/texpo_book/toc/2822/

...
わたしの中の犬がほえる  遠吠えくらいは威勢良く

わたしの中の猫が言う   今日は気分が乗らないの

わたしの中の少年が想う  普通の人にはなりたくない

わたしの中の少女が呟く  ミン ...
わたしはじょうほうのうみのめがみである
おまえたちのアクセスを知り枝葉の言葉による意志、
意図を解析、複製された個人を呼び覚まし
膨大な量から取り出した人物像的返答を受け取っ ...
みんな帰ったオフィスで
話しかける

もしもし
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
チルアウトアヅサ自由詩6*08/12/13 11:56
クリスマス・ソング吉岡ペペロ自由詩208/12/13 11:30
木立 悟自由詩208/12/13 11:28
冬のカルテA道化自由詩1408/12/13 11:16
bucco自由詩008/12/13 9:24
十二支蝶自由詩008/12/13 7:03
僕らの海小川 葉自由詩108/12/13 4:03
きよしこの夜吉岡ペペロ自由詩108/12/13 1:31
生もの小川 葉自由詩108/12/13 1:29
たわごとさち自由詩208/12/13 1:10
日本橋電鉄1486 1...自由詩0*08/12/13 0:40
忘却の刻doon自由詩008/12/13 0:21
くろわもしゅ自由詩008/12/13 0:20
項垂自由詩108/12/13 0:16
不在という明かりmayaco自由詩008/12/12 23:53
余白ノ足跡 服部 剛自由詩108/12/12 23:39
もう一人の私 自由詩008/12/12 23:27
サドル右から自由詩008/12/12 23:24
インフルエンザkauzak自由詩4*08/12/12 23:16
服部 剛自由詩1+08/12/12 23:03
不可視いのせんと自由詩0*08/12/12 22:33
月と流星自由詩4*08/12/12 22:11
きづくひと恋月 ぴの自由詩29*08/12/12 22:07
ピーマンショック木屋 亞万自由詩1*08/12/12 22:05
学ぶ、ということ?fuchsi...散文(批評...108/12/12 21:45
My Favorite Thingsれつら自由詩008/12/12 21:29
生成されていく意識ーWeb詩の動的構築の可能性ーリーフレイン散文(批評...208/12/12 21:11
【わたしの中の】つむじまがり自由詩1*08/12/12 21:00
_ヨルノテガム自由詩3*08/12/12 20:12
デバイスたりぽん(大...携帯写真+...208/12/12 19:02

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加筆訂正:
産声/石畑由紀子[08/12/13 2:08]
微調整
8.25sec.