遠くながい光よりも
今、あなたの目の前にある
一秒の光を
直視しなければ
あなたの壁は壊れない
あなたが逃げれば逃げるほど
壁の数は増えていく
わかってはいる、とあなた ...
僕も潜在的な この手と足を
怪我をさせてみようか
「速度」に置いていかせた
素直さをきっと取り戻すため
走り続けてきたなら
突然停まらないほうがいい
流れて見えていた景色に
ふと目を ...
真昼間の街で。
イヤホン越しに聞こえて来た、とても淋しそうな。
「何で?」
の、声。そして、無理した笑顔がちらっと見えた。
「何で」何でしょうね。その不安を和らげることが出来た ...
どうだ
この幹は
凍裂と虫喰いだらけではないか
ひわひわと痩せて
在っても無くってもいいような
木ではないか
梢の先が仄かに萌えて
てんでばらばらに明日を指し ...
時代の抑圧
時代のすれ違い
すべての人が受け入れられる訳ではなく
選ばれた人
選ばれた思考
だけが支配できる世界でもない
どうしようもなくてただ思う無心
容赦なく
...
御諏訪(おすわ)の桜 背に受けて
吉野の流れ 眺むれば
古来幾多の 栄えあり
ここに学びて 志
高く掲げて 進み行く
池田中学 我が母校
四国まほろば ここに立ち
阿讃の山を 従 ...
また 会おう
手を降る 君は
茜色
記憶の欠片に
そっと 指先が触れて
灰色の空を流れる感情
切り離したくなるような
非現実
ゆらゆら
揺らめいて
漂うだけ
張り裂けそうに動き続ける
誰もいない
...
何故此処には 雪が積もらないのだろう 積もっても 春のように消え 冬のようにまた 積もるのは何故 なんども冬と 春を繰り返す 冬は 過ぎ行く季節 此処に来てわたし 時の早さを思い知る とくに冬 ...
ねえ にゃんこ
私が仕事に行っているあいだ
君はなにをして帰りを待っているにゃ?
お腹がすいたらカリカリを食べ
眠たくなったらお気に入りの場所にゴロンってなって
本当にに ...
きっと あなたも あたしを 抱くのでしょう
心の底で 別の女を想いながら 抱くのでしょう
そうやって それでも あたしの目を見て 「好き」 と言うのでしょう
けれどね あたし ...
錆色の夕暮れに沈む
その肩に
木の葉の視線が刺さる、
なびいているのは
髪だけではない
ただ
それが何であるかは
誰にも、言えない
まるで
雲を思 ...
青空が好きなんて、きみはっ!
と
心理学者はためいきをついた。
子猫の鳴き声が好きなんてなんということを!
と
心理学者は憤りを隠そうともしなかった。
好き ...
夕月は君が
先に見つけた
でも
明日雪が降ることは
きっと教えてあげない
*
君のいちばんのねがいを
たぶん私は知っている
でも
君のいちばんの ...
緑あふれた
かの沼地には
蓮の花が咲き誇り
緑あふれた
かの沼地には
ホテイアオイの紫色の花々が
咲き誇りすぎ
黄金色の魚体が
ぐらり揺らげば
緑あふれる隙間で
透き通っていたはず ...
鯖、青くあれよ
他愛も無い会話にひとりで萎れて
声を殺す自分以外の
殺生するな、その声で
正夢のなかで
静寂に甘えずに瞳孔を拓けよ
望遠鏡
向こう側の前に
焦点を見出せ横たわるのなら、 ...
わたしの背中には
一枚の皿が
ぴったりとくっついていて
たとえば高いところから
低いところへ落ちる時など
少し浮いてしまう
そんな時
わたしはこの世界から
少し離れたところへ ...
生粋の江戸っ子気質である私の父
その本籍が群馬県であることを知り
思春期特有の繊細な心に動揺を来たした妹が
バスケットボールの代表選手に選抜されて
スウェーデンへ遠征試合に行った後
まるで別 ...
暴走族の少年たちを一同に集めて
野球チームを結成しようと試みた
最初は反発していた少年たちも
やがて野球の面白さに魅了され
一人また一人と暴走族を脱退
今では心から野球を愛する
純粋な若者 ...
わたし 話す
わたし 笑う
わたし 怒る
わたし 学ぶ
わたし 寝る
わたし 恋する
わたし 泣く
わたし 跳ねる
わたし 落ちる
わたし 病む
わたし 挫折する
...
とっくに詩人でなんかなかったことを
ようやく認めようとしている
もういらない飽きた
雪でもいい 食べたい
とっくに凍えて死ねてしまうのに
肌の強さで生きてしまえる
身体は絶えず ...
今年は逆チョコが流行るというので
私も早速チョコを買いに出掛けたが
行きの電車賃を払ってしまったら
財布に全然お金がなくなって
チョコを買うことが出来なかった
こうして流行に乗り遅れた私は
...
にゃ〜ごカーゴは宅急便
しかも宙間航路です
社長の名前はキャプテン・グラッセ
栗色に光る毛の猫です
おわぁあわぁと折々に歌う
彼らもまさに詩を駆る種族
地球生まれで猫族だけは
なぜか ...
凍りついた急峻な山道を、息を切らせて、小一時間ほど登ると、山上集落があった。いちばん見晴らしのよい場所は、墓地になっていて、新旧の墓碑が、ふんだんに陽を浴びていた。
道祖神の前で汗を拭いていると ...
俺は、仕事に取り掛かっている。
この仕事はとても大切な仕事だ。なぜならば、 菩薩(部長クラス。すごく怖いし、すぐに怒鳴る。怒鳴ると、痰のような細かいどろっとしたものが飛んでくる。だから怖い。) がそ ...
ぼくらはみな太陽のきれはし、町も山も河も森も
いきものだらけの海も、君もぼくも;
ぼくらがやってきたのはあそこだから、
あそこをみるのはたぶうだ、めがつぶれる。
フォトンのつらなりに解体さ ...
皓皓と白く光るあの月を黒々塗られた影もみるのか
月のヒカリ月に群雲そのヒカリうけるその雲それを、ねたむ
新月の夜に咲く花ゆうらりと揺れて鮮やか闇に染まる
...
凍てつく大地を踏みしめて
真っ赤に踊る炎の火
煌めく火の粉に
ちりちり混じり
きらきら昇華していこうとする血に
誰が嫉妬を焼べたのか
ゆらゆらと揺らめき
闇夜を焦がして燃えさかる ...
料理を始めた。
その多くは
夢を素材としている。
それを食べたあとに
あなたは
あの日のように
歩く
あの日のように
自転車に乗る
あの日のように
料理を始 ...
誰がいったのか知らないが、戦争が始まったのだと云う。それも聞く所に拠ると、青山のホテルの一室でだとか、はたまた九州の阿蘇のほうでとか、とんでもなく脈絡が無く、規模も理由も判らないまま只噂ばかりが先行し ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『わたしへ』
あおい満月
自由詩
5*
09/2/11 13:05
黙して目す
邦秋
自由詩
2
09/2/11 12:39
祈り。
狠志
自由詩
1
09/2/11 12:38
木
榛原花那
自由詩
1*
09/2/11 11:51
対比
sya
自由詩
0
09/2/11 10:23
上野が丘に
青い風
自由詩
1*
09/2/11 8:52
照らされて
つゆ
俳句
2*
09/2/11 2:41
Mars
Izm
自由詩
3
09/2/11 2:28
冬時計
小川 葉
自由詩
1
09/2/11 2:16
ねえ にゃんこ。
ゆきちゃん。
自由詩
8*
09/2/11 1:44
かなわない。
〃
自由詩
1*
09/2/11 1:29
nonessential
山中 烏流
自由詩
4*
09/2/11 1:26
僕は見えないものは愛せないのです.
Anonym...
自由詩
0
09/2/11 1:09
paLadox
Rin.
自由詩
19*
09/2/11 1:07
化石へと向かう沼
北村 守通
自由詩
6+*
09/2/11 0:56
黙殺
aidani...
自由詩
2
09/2/11 0:55
皿
小川 葉
自由詩
2
09/2/11 0:03
迷惑
セガール、ご...
自由詩
0
09/2/10 23:35
後先
〃
自由詩
1
09/2/10 23:28
わたしってなんだ
つゆ
自由詩
3*
09/2/10 23:27
雪ならいい
れつら
自由詩
2*
09/2/10 23:25
転落
セガール、ご...
自由詩
7
09/2/10 23:20
88鍵のためのエチュード/猫の宅急便にゃ〜ごカーゴ
海里
自由詩
2
09/2/10 23:01
湯久保(山上集落)
Giton
散文(批評...
0*
09/2/10 22:54
業務日誌
竜門勇気
散文(批評...
1*
09/2/10 22:53
ディオゲネス
Giton
自由詩
0*
09/2/10 22:52
「月、月、好きよ」
うみとゆう
短歌
0*
09/2/10 22:51
火焔
楽恵
自由詩
3*
09/2/10 22:48
料理
草野大悟
自由詩
3*
09/2/10 22:34
蛇行
aidani...
自由詩
2
09/2/10 22:26
4597
4598
4599
4600
4601
4602
4603
4604
4605
4606
4607
4608
4609
4610
4611
4612
4613
4614
4615
4616
4617
4618
4619
4620
4621
4622
4623
4624
4625
4626
4627
4628
4629
4630
4631
4632
4633
4634
4635
4636
4637
加筆訂正:
上野が丘に
/
青い風
[09/2/11 9:17]
ご指導を受けて、直しております。
上野が丘に
/
青い風
[09/2/11 8:57]
近くの中学校のが合併することになり、新校歌の募集があり応募した作品です。残念ながら採用になりませんでしたが・・・
春望
/
青い風
[09/2/11 8:26]
新しい試みは、色々難しいですね。
5.37sec.