汗にじみ 背中の海に 風渡る
汗にじみ 風の涼しさ からだ満つ
汗にじみ 吹きゆく風に 夏の涼

ひとしずく 汗の流れに ひんやりと
ひとしずく 汗の流れに 我かえる
汗しずく  葉に垂れ ...
絶望や虚無が存在するように
希望も存在する

それは確かに存在する
否定しても
否定しても
萌えいずる双葉のように
それはしっかりと根差し
生長する

むしろ
希望は
絶望を糧 ...
  冬の肌
  そのうえに
  人生という
  響きを
  かるがるしく
  載せる



  石油の
  まるい匂いが
  通学路を
  行進している


...
冬に咲く花を知ってる?
スノードロップって言うんだ
ううん もっといろんな色
ねえ空を見て

雪と同じ白い色
君の色
どんな色にも染まります。
ウサギのボンボン送ります。

赤 青 ...
思い返せば
ほんとうにたくさんの思いを
あなたは 私に向けてくれていたのですね

あなたが黙って私を心配そうに見つめてくれる その時間は
なんと大切で この世に二つとあるはずのない 
...
そっと胸の内にあるものは
わたしの外だ、と
わたしはおもう

はるか
空の高さを
見上げることと
なんら変わりない



わたしはここだ、と言葉を放れば
わたしの手立て ...
あたしのこと、どのくらい好き?
珍しく
そんなことを聞くひと
そんなことを聞くなよというと
しゃりの分からない人ねと
あなたはおすめし顔でいう

もういいです
テレビに向かい、背を向け ...
「死んでしまいたい」が口癖な君に
「生きていれば良いことあるよ」
と言いかけて言い切ることができなかった

それを時代のせいにしたところで何になるのだろう

夢とか希望を持ち難いこんなとき ...
               081218

古道具店に立ち寄ってみたら
昭和初期のラジオがあって
古民具のような顔をして
お雛様を見つめてた

並四ラジオを探す
メーカーものは
マ ...
6000系電車は小学生だった自分にも衝撃的だった
21世紀を先取りしたデザインに思えた

非常口を前面に設置しなければならない規制

それを逆手に取って貫通扉を極端に左に寄せ
かと言って左 ...
不死のまぼろしに怯えた昼下がり、食いかけたドーナツを駐車場のゴミ箱に破棄して
敷地の終わりの公衆便所で泣くように吐いた、意識は未消化のパン生地みたいで
流しても ...
初  お前の目が集積して  垢
老  お前の目が集積して  抜
の  お前の目が集積して  け
廃  お前の目が集積して  た
材  お前の目が集積して  魚
屋  お前の目が集積して  の ...
商店街でもある坂道は

魚屋、八百屋に

ちいさなレストラン

坂道のしたには豆腐屋さん

冬にもなるともくもくと

おからの湯気を立てていた

ほったらかしの空き地には

...
ゆきが
血のように
まっている

とおくで
風のわらう
こえがする

夢は
ふたり
こたつで
すやすや
ねむっている
洗面台にけむたく匂う髪が散る大人になりたかったはずの昨日


君の名はcoffee & cigarette いつものカフェのいつもの席の


折り目良い白いリネンにはじらいを偽るた ...
雨に濡れる街

続くテールランプ

にじむ赤

隣で笑うきみ

遠く聞こえるカーラジオ

永遠に
このときが続けばいいのに


私は指先に針を刺す

にじむ小さな赤い点 ...
傷ついたハートを
癒してくれ
傷ついた羽を
繕ってくれ

命の水を
流し込み
苦しみを
取り除いてくれ

オルゴールの音
雨の滴
心の傷み
にぎった手の温もり
あんたが望むほど
世界はまだまだ熟しちゃいないが
ここで茶すすり続けているぐらい
暇でもなくなったさ
いつ動くのか
いつ動くのか
雲もみたいに
白くて巨大なあんたは
内に激しい雷を秘め ...
{引用=――「さっきのあの子、殺気立ってた」}


きみの髪がゆれてる
さっきまで凪いでいたのに
あれ、そうか
泣き出したのかな



やさしさって、さ
暗闇の中で
光 ...
先輩の女性職員が 
傘も差さずに 
雨の中、楽しげな小走りで 
施設の入口に入っていった 

来春寿退社する先輩は 
そうして幸せの入口へ 
姿を消してゆくだろう 

僕がまだ2年目 ...
壁のまんなか
写真

手の込んだアラン模様のセーター
指先がすり切れるほどのスピードで
編む
さいご
首を塞いでやる

あなたのこと

忘れないよ絶対
死ぬまで恨んでやる
死 ...
もし愛というものを 
真正面からみつめたら 
それは幻と消えるでしょう 

もし愛というものを 
少しずらしてみつめたら 
うっすらと立つ 
透明な詩人像は 
僕等の前に両手を広げるで ...
あぁこんなにも疲れた暗い顔をしていたのか
老けたオッサンだな
笑う

冷たい水でもこじ開けられない瞼は
かすかな熱を帯びたまま
どんよりとした光を漏らしている

ゆらりゆらり
三人に ...
忘れてください
と、口にした時から忘れられなくなる
ふいにこぼした言葉も
思いつめた頬の感じも


忘れてください
忘れたものは戻ってこないと知っている
ある日ふとまざまざと
風に揺 ...
きみの世界が回る
その自転を知り、触れたいと思う
わたしが逆らっても
きみは進んでしまうから
追い付くことはない
 
 
 
きみを紐解くように
その髪を梳いている
  ...
ゆうぐれを食む
四百の泡
無声音の多いスピーカーと
光沢のない爪の切れ端
みずさしに万年筆
薬瓶にクワガタソウ

柔らかなどぶのせせらぎ



羊が歩くゆめを ひととき

  ...
 
「手、繋いでもいい?」

もうすぐお別れだというのに
人で溢れかえる通り、二人の影だけ温かい

泣き出しそうで、話したくない
コートの中の手、離したくない
最後まで最低な ...
 
昔から池袋の雰囲気が好きだった。

上野より危険な香りが少ないし、新宿のような毒もない。
かといって渋谷のように媚びるわけでも恵比寿のようにお高くとまるわけでもない。
デゾレイトで ...
眠らない町で息してる
ネオンの輝き眩しすぎてくらむ
目の前が
足元が
見えないよ
迷い子の思春期 大人たちは神隠し
ミルク飲みの赤ん坊泣いている

灯りのない部屋 唯一の居場所
「探 ...
私たちは
複雑で
ランダムな現象の絡まりのようにみえて
実は
いっぽんの管なのです

とめどなく押し寄せる水流を
茫然とひらいた口腔から飲みこみ
洗われるまま
わずかな幸せの摂取と
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
汗 (2003.6) guchi_...俳句008/12/19 0:15
無限の零渡辺亘自由詩008/12/18 23:39
冬の香草野春心自由詩2*08/12/18 23:36
【誕生日特別連詩】冬の花火そらの とこ自由詩4*08/12/18 23:30
病室いねむり猫自由詩108/12/18 23:15
信じることが、太陽千波 一也自由詩5*08/12/18 23:10
すしm-rod自由詩108/12/18 23:07
がらんどう恋月 ぴの自由詩34+*08/12/18 22:54
空以外の空あおば自由詩6*08/12/18 22:36
千代田線kauzak自由詩1*08/12/18 22:28
半端な命は下水管で腐敗するんだホロウ・シカ...自由詩1*08/12/18 22:16
遠くはない井岡護自由詩2*08/12/18 22:11
井の頭線の久我山駅吉岡ペペロ自由詩208/12/18 21:54
正月草野大悟自由詩0*08/12/18 21:35
coffee & cigarettehachic...短歌008/12/18 20:30
SLEEPERいのせんと携帯写真+...108/12/18 19:08
ワライニードペポパンプ自由詩3*08/12/18 18:52
夕焼けの魔道士秋也自由詩008/12/18 17:37
starry-eyedのぼくゆうと自由詩0*08/12/18 17:23
幸せの入口 服部 剛自由詩208/12/18 17:07
暇があればの話チアーヌ自由詩108/12/18 17:06
告白 服部 剛自由詩108/12/18 16:50
創書日和「鏡」虹村 凌自由詩0*08/12/18 15:49
忘れるということ石瀬琳々自由詩14*08/12/18 13:44
きみが眠ったそのあとで、たった一つの本当を山中 烏流自由詩3*08/12/18 13:42
老人と詩と杠いうれ自由詩208/12/18 13:02
みれん雪間 翔自由詩208/12/18 12:10
Set me free softly散文(批評...208/12/18 12:05
息してる百瀬朝子自由詩1*08/12/18 11:55
いっぽんのくだ佐野権太自由詩7*08/12/18 10:02

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加筆訂正:
老人と詩と/杠いうれ[08/12/18 16:45]
改題
6.29sec.