[電柱からメリークリスマス]

日本刀のような鋭さ、練磨

汚れた電柱ときれいな電柱を、縦にゆっくりつなげている

昔からあるデパートの高さまでがんばろうと、ずっとつなげている

雪が ...
前回、調子に乗って死についてぺらぺらと妄言(大変な妄言です!)を垂れ流したところ、爽快を通り越して妙な気分に襲われて一昼夜吐き通しでしたが、今朝はなんだか気分もいいので、また同じような文章を書いていま ... バンドマンの友達がバンドを止して
路傍で氷売りの仕事をはじめたので
君は今日からアイスマンだねと
親しみを込めてそう言ったら
頭から熱湯をかけられた
プリンは大変うまいが
もっとうまくしたいと思い
鰹の出汁を加えてみたところ
それは茶碗蒸しであると方々から叱られ
私は心に深い傷を負った
煮物と書いてにもつと読む
そんな名前の女の子が
昔クラスメイトにいた気がして
卒業アルバムをひもていてみたら
集合写真にお化けが写っていて
怖くて眠れなくなった
  
友だちは
ついにあなただけだ!

と妻に言ったら
きゅうにあほらしくなって

けれど、四歳の息子に
まだ友だちがいないことに気づいて

お父さんと
友だちにになろうね

...
もし(まことの人)がいるならば
一体、どんな面影の人であろう? 

彼は、この世の体という{ルビ着包=きぐる}みの内に 
薄っすら透けた(もうひとつの体)を 
宿している。 

机上に丸 ...
祖母がこの世を去る朝 
何処か遠くへ
吸いこまれそうな場所から 
必死で僕の名を呼ぶ声に 
目を覚ました 

数日後、教会の告別式で 
神父は聖水を遺影に撒いて 
額に納まった祖母の笑 ...
毎朝
目覚めると同時に生まれ

毎晩
眠りに落ちると同時に死ぬ


鳥たちは
何度もくりかえし
向こう岸から飛び立ち

そして必ず
契約の地に着く前に
力尽きて墜ちる

...
啓蟄を過ぎると
乙女座流星群が始まります
桜が咲く頃には
その別名を Shambleau's meteor shower

掃晴娘
空高く青い瞳の彼女
晴雨請晴
ひまわりの黄金分割
...
 
他に歩むべき人生が
あったのかもしれない

でなければ
書かない
わたしはこの詩を

書きかけた
紙をもみくしゃにして
くずかごに捨てた
はずの詩を

他に歩むべき人生を ...
ベビーカーを若い母親が押している
私のお腹には先刻食べたたこ焼きが入っている
これがもしも、あなたとの子供だったら…

あなたがお好み焼きを食べながら笑っている
私は嬉しそうに、ビールを飲ん ...
誰かに話せば
ありえないって笑われる
そんな恋愛ばっかりしてきたよ

だけどそれでもよかった
何よりもただあたしは
一人でいるのが怖かったから

いつも誰かの特別でいたくて
...
泡立つ日々が流れ込んだマンホールの軋みが
白い歯に残ったメンソールの味までその振動を伝える
語りたい人が誰なのか
語りたい事がなんだったのか忘れてしまう頃に
マンホールへ流れ込む泡立つ日々は海 ...
白い歯がボロボロと抜け落ちていくので、笑いながらパカパカと
不安を吐き出していると、隠し事は良くない、と先生、みたいな
真珠貝に言われてしまって、その口にどうにかしてフタをしたい
と思う ...
いつかまた出会えるって信じてた

だって世界はまわっているから

でもフカンで見れば
すぐわかることだった

あのときを最後に
あたしたちの道は終わってた

たどってもたどっても
...
あ、か、い、ち、

あか、いち、

私 今日女の子になりました

でも私は
自分がこれからどんどん汚れていくのだと
怯えていた

ただ一点を見つめて

あか、い、ゆう、

...
音符が遊ぶようにして電線をくぐり
時折、絡まってはファルセットになる
美しく奏でるための


言葉たちは、そうしていつも
行き先を探していて
夜、は手招きをはじめる
屋根、そのオクター ...
好きじゃないとつぶやいて
ビルの上からダイブ
涙が自分よりも先に地面に散って
風が吹き込み
ゆるやかに舞い降りる

過去のことに縛られて
塊になって
地面にぶつかりそうな気がしたの
...
見えそで見えない隠れた世界。

隠れているから知りたくなる。

ソコニナニガアル?

だけど誰もがわかってる。そこは聖域。踏み込むことの出来ぬ場所。

もう少し自分を出すと
もう少し ...
18という年齢を
しろい両手で握りつぶす


生きています、
ひとりひとりに、貰った分より多く返さぬよう

前を向かずとも、
後ろを向かずとも、
起き上がらずとも、
一日中茶碗を見 ...
聞く耳を持っている人が居たら
聞いて欲しい
悲しみがサラサラ
サラサラ流れていく
流れは堰き止めても
堰き止めても
あふれ流れる
どこまで
流れるんだろう
いつまで
流れるんだろう ...
深夜のコンビニで10年前の友情が
丁寧に陳列されているのを発見して
戯れに一つ買ってみる。
にこやかに笑う店員が
「あっためますか?」と聞いてきて
そのまま電子レンジにIN
くるくる30秒 ...
憎みさえすれば
憎しみさえ持てば

人はいくらでも
冷酷になれる
限りなく暗黒の世界へ
闇へと 沈み行く


人として
姿形を保っていても
冷酷さと 残虐性は
増すばかり
人 ...
枯れない花が
咲くたびに
僕の胸は
傷ついて

それでもそれは
あったかいね
風が春を
つれてくるよ

つよいつよい風が
つよいつよい痛みを
引きつれて
やってくるよ ...
夜になると寂しさが増すから
ずっと陽が昇っていればと思う

寂しさは君を思える時間だから
月を見続けていたいと思う
つまさきだちで空をのぞくと
くるりと回転しそうになった
笑うだけなら
泣くだけなら
簡単だ



からっぽになるのは楽じゃない
何だかんだで思考して
自分勝手に感情は波を立てる
...
こたつの中で寝息を立てるあなたを今夜蜜柑のように剥いて。

口移しに食べる蜜柑あたたかいあなたの体温を味わう。


乱暴に蜜柑のへそ突き破るあなたの指じっと見 ...
話を聞いて
理解して、
誉めて
ご褒美をあげる。

そうすれば
自信がついて
自分が好きで
NOと言える。

すくすく育って
育んで、
人生悩んで
楽しんで。
ほんとうの秘密の雨は甘やかに観音座像の足も崩れて
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
[電柱からメリークリスマス]satyri自由詩009/2/7 9:50
誰も話しかけてないやつを狙え竜門勇気散文(批評...2*09/2/7 9:01
セガール、ご...自由詩009/2/7 5:09
工夫自由詩11+09/2/7 5:08
煮物自由詩109/2/7 5:06
友だちが欲しかった小川 葉自由詩709/2/7 4:02
永遠の塔 服部 剛自由詩409/2/7 3:22
復活の手 自由詩1+09/2/7 2:40
ニューロマンサー大覚アキラ自由詩109/2/7 2:13
88鍵のためのエチュード/天象航路海里自由詩109/2/7 1:26
くずかご小川 葉自由詩209/2/7 1:13
心にあなたを、胸にこの子を智哉自由詩009/2/7 0:35
夢見る女の子みなた自由詩209/2/7 0:03
君と80cmフミタケ自由詩4*09/2/6 23:57
噛みつく童話自由詩3*09/2/6 23:42
もう出会わない真琴自由詩0*09/2/6 23:26
あかいち、そらの とこ自由詩8*09/2/6 23:25
美しい夜 さくら自由詩22*09/2/6 22:58
乱気流暗闇れもん自由詩109/2/6 22:40
ミニスカの世界つゆ自由詩1*09/2/6 22:14
ゆく、かえる因子自由詩1*09/2/6 22:08
駄詩渡辺亘自由詩309/2/6 21:34
コンビニ飯亜樹自由詩209/2/6 21:19
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My name is ,ゆうと自由詩1*09/2/6 20:50
闇も光邦秋自由詩209/2/6 20:23
きりんあ。自由詩3*09/2/6 20:17
「 でも蜜柑を包む手はいつだって五つに裂ける。 」PULL.短歌6*09/2/6 18:24
子供ペポパンプ自由詩7*09/2/6 17:50
観音座像榛原花那短歌1*09/2/6 17:40

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加筆訂正:
叫び/青い風[09/2/7 9:06]
おぞましい人間の本性に気づきました
5.8sec.