わたしのなかでわらべがないた
わたしのなかでわらべがないた

わらべのなかでわらべがないた
わらべのなかでわらべがないた

わらべのわらべの
わらべのどこかにはじまりのてんがあって
お ...
りんと張り詰めた冬の朝を
切り裂きながらとんびは飛ぶので
わたしは腹立たしくってしょうがない。

庭に下りた霜が
椿の赤を焼いている。
やめてください、どうか、どうか後生ですから。
どう ...
絡新婦 (じょろうぐも)


ちょっと小首をかしげながらの上目遣い
さりげなく腕を組みながらのEカップ
たっそれだけで男の口元と財布は
情けないくらい緩んでくれるの
でも本当に欲 ...
浜辺を歩くうちに
無心がいつしか完成していた
小波の彼方の
青空と海原のやりとりに耳を傾けながら
何することもなく歩き続け
立ち止まった場所が
無心の終わりだった

海を見た
だ ...
ぴよぴよのオカリナと
小さな鵞鳥が走り回っているけど

婚礼のご馳走は
ムルムルのムニエル
大丈夫
心配しなくていいよ

ケーキは
リンデンバウムクーヘン
衣裳には
刺繍の詩集
...
ある真昼、
水色の雨が降ってきた
空は色を失くして灰色だった

色のついた雨はあたしに降り注ぎ
あたしの心の
色のない部分を染めていく

孤独は色を持たない
だから染まる
穴ぼこを ...

一日一日
足を踏みしめて
歩いています


極寒の中を
自らの息で
手を暖めながら
歩いています


故郷の空は
青く澄んで
光っています


一日の労働の ...
曇の奥を塗る機械
膝より低く咲く冷気
土の下に見つけた花
あなただけが見つめた花


後ろ姿の母の電話が
谷の底に沈んでいる
言葉は未だ
鳴りつづけている


...
重そうな空たおしたら蠅まみれ


光るなら先に教えろ糞稲妻


政治屋の住む通りだけ雪は無し


消えるのは己れが先か火が先か


おまえらがおまえらかどう ...
実は前々から密かに悩んでいた事がある。
悩みと言うほど大袈裟なものでもないが、地味に気になっている。

電車やバスの座席に座っている時に、ボクの隣りだけナゼか人が座らないのだ。
必ずこの現 ...
爪先に臭い泥を塗り
臭い泥エステとして売り出したら
方々から非難の声を浴びせられ
詐欺容疑で逮捕までされて
臭い飯を食わされるようになったのだから
そんな私の爪先に臭い飯を塗り
臭い飯エス ...
肉饅頭が食いたいと思って
金曜日の中華街に出掛けたら
どの店でも肉饅頭が売り切れで
私はとてもがっかりした
手近なコンビニエンスに入って
肉饅頭があるかと訊いても
薄ら笑いを返されてしまい ...
金髪の豚野郎が
昨晩 家を訪ねてきた
何があったのかと訊けば
金髪豚野郎はもういやだ
もっと格好いい感じの
例えば銀髪狼少年がいい と言う
しかし狼少年とは一般的に
嘘吐きを指す言葉だと ...
そこには自分を高く売ろうとする女と、それを安く買おうとする男がいて、隠し切れない欲望が渦巻いている。

何を勘違いしたのか、誰かが値札を貼り間違えたようだ。
怠慢なトラブル。
アンファンテ ...
オーロラの光の風の輝きの


極寒にオーロラ見るは神々し


極の冠ガイアは王位継承し


オーロラの光のカーテン地吹雪に揺れ
初夢を打ち消して
異質の波紋が脳細胞に浮かんでは消える
走馬灯に浮かぶ
ゆがんだ半生の影絵 ...
僕が見たのはほんの一部さ、あいつはちょっと気が狂っているんだ、あそこに座っている天使のことさ、昨日だって地下鉄であいつを見かけた、陽気なポルカを歌いながら列車を渡り歩く。
いつだったか僕が見か ...
いくつもの嘘をついた

本当のことだけを言いたかったけれど、

言えなかったから、嘘ばかりになった

「どんなに優しくても、嘘は罪なんだよ」

「真実がつらくても、嘘を言う貴方も傷つい ...
冬のしぶきあげた 波を
しろいくじらが旋回 押しこめて
少しずつ降ってくる
わたの毛はほつれた傘たち

わたしのしもやけの手
いつか 治るよ
太陽が言った
だから信じてみる


...
遠ざかる木枯らしに
鉛筆が舞っている
私が前髪を切った午後
小さな窓辺の話

反射した日差しが
溜まりになって、揺れる
それは、限りなく白い/暖かい
まるでまっさらな
例 ...
いつか大きくなったら
でっかいお城をたてるの
一日中パイの焼ける匂いがして
一日中パーティーをする

男の子は馬小屋に追い出しちゃう
きっと花束を持って戻ってくる
小さいお花の花束
そ ...
白昼
上っていく太陽は
まるで
出遅れたランナーだ

誰も見ることもなく
ありきたりで
ありふれている


本当は
この地球に
光とぬくもりを
伝えてくれているのに

僕は彼女の目線を追う
いつもそこ ...
こし周り いとしい子らの 喰いのこし 雪深き 街
吹雪に眠る頃
天狼らの瞳
爛々と輝きだす


雪原を隔て
昏い森の始まるあたり
一人立つ 我に
天狼らその姿 現わし


天狼ら開かれた野生で我が足跡を追え
吹雪 ...
黄金の海
濡れた貝殻
子供の笑顔
暖かい手

鼻にかかった低い声
大きい背中
優しい笑顔
二人の時間


神様は意地悪

いつかなくなるものならば知らないままでいたかった
...
ほんとは12才で死んでたよ
でも13年も多く年をくってしまったよ

その間に二人殺したよ

越えた13年より生きた12年の方がよっぽど人間だった

どうしてあの時近所のアフロばばあは腕を ...
 彼女のお鼻がお空を見てる

 雲と雲しかないのに

 眠りのあとさき、夜の雫を瞳に囲って

 彼女のお鼻はお空を見てる

 何分の一でも想う胸の音を聞かせておくれ

 雲 ...
 
都会では
駅でたまたま友人に
会ったりするものなのかい
問う父に
そうだよと
わたしは答えた

セイウチみたいになった
友人にね
友人でもないのに
会ったりするものなんだよ
...
右手の中指の先から
「私」が さささーっと
砂のように崩れ散っていきそうで
怖いのです

崩れ散った「私」のつぶつぶたちは
風に乗ってどこへやら

かろうじて残った「私」の残骸は
恥 ...
 

月のにおいに騙されて
何度も弄ってみたけど
君はとうに冷たくて
はだけた呼吸がきこえない

窓のそとは晴天で
あしたの海を汚している
僕らはよごれた布のうえ
ほおに波だ、と眠 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
わらべうた長元坊自由詩009/1/26 20:59
哀傷亜樹自由詩109/1/26 20:33
百鬼夜行詩 <10>nonya自由詩3*09/1/26 19:30
汀のドラえもん長元坊自由詩1*09/1/26 19:03
88鍵のためのエチュード/祝祭海里自由詩209/1/26 18:51
水色の雨百瀬朝子自由詩2*09/1/26 18:34
寒さの中渡辺亘自由詩109/1/26 18:10
夜とまなざし木立 悟自由詩209/1/26 17:45
冬歩川柳409/1/26 17:41
目が覚めたらキミがいたBOOKEN...散文(批評...0*09/1/26 17:37
セガール、ご...自由詩109/1/26 16:17
金曜日の中華街自由詩109/1/26 16:13
金髪豚野郎自由詩409/1/26 16:07
quack2BOOKEN...自由詩1*09/1/26 15:58
オーロラアハウ俳句209/1/26 15:13
忘却信天翁自由詩109/1/26 14:53
地下街のアラバマでk.ジロウ散文(批評...109/1/26 14:28
創書日和「嘘」 海を見ていた午後 逢坂桜自由詩4*09/1/26 13:36
ひだまりの予感唐草フウ自由詩6*09/1/26 12:18
冬の日に贈る即興詩山中 烏流自由詩3*09/1/26 11:35
デイジーとシャボンふるる自由詩3*09/1/26 9:54
白昼風音携帯写真+...409/1/26 8:55
mottainai六九郎川柳009/1/26 8:46
北の平原アハウ自由詩2*09/1/26 8:19
恐怖舞狐自由詩5*09/1/26 5:44
オーバーカチキ自由詩4*09/1/26 5:21
ヨルノテガム自由詩209/1/26 3:57
セイウチ小川 葉自由詩409/1/26 1:29
特別な女の子自由詩309/1/26 0:32
進化論雨を乞う自由詩009/1/26 0:08

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加筆訂正:
海に還った祖母に捧ぐ /服部 剛[09/1/26 1:21]
何ヶ所か推敲しました。 
5.19sec.