お風呂にゆっくりつかって、体の隅々まで丁寧に洗ったら、

ああ、自分は女の子なんだな、という気持ちが溢れてきた。


なんでそう思ったのかは自分でもわからない。


あの人に比べれば華 ...
未成年が
足を引っぱるには幼くて
夏の真ん中は撹拌された

期待通りの{ルビ化学反応=ハロー・グッバイ}
急回転からの{ルビ摩擦熱=ロマンティック}

  ばっかみたいだ
  ばっかな ...
誰かを無性に愛して

愛撫したくなる
どうしようもない衝動


だけど今は

風が吹くだけ


誰もがただ

通り過ぎていく


叫びにも気付かずに
ブルーブラックのインク
 
闇の色に一番近く
夜空の星の にじむ輪郭を描く 
深宇宙の色彩

ブルーブラックのインクが着いた指先の染みに
不器用な恋と発熱の記憶がうずく

大学ノ ...
お茶を挽く

この歳になってそんなことばの意味を知る

四畳半にも満たない小さな部屋
気まぐれなエアコンの吐き出す乾いた暖気が
枕元に畳んだ洗いざらしのタオルへ靡く

恋人にしてあげて ...
きみの歌は
四散して、きみたちも
四散して、
四散していったものたち、言葉

何ひとつとして
きみと
ともには行かなかった、かつて
わたしはきいた、
はずの
きみの
四 ...
近所の七歳のはっちゃん
「僕は100メートル泳げるんだ」
はっちゃんは嘘つきだ

ある日はっちゃんは言いました
「明日地球が滅亡するんだ」
はっちゃんは本当に嘘つきだ
当たり前だが明日は ...
風に逆らって
発射してみた
ションベンは
バラバラになって
ホップアップして
きちんと口から体内に戻ってきた
多分
しょっぱかったと
記憶していると思うが
詳細について
きちんと記 ...
話を聞いてくれて
食べる勇気をくれ
優しい、嬉しい、
千羽鶴を折ってくれた

ゴミを捨ててくれて
体温測って
脈とって
呼吸数計る。

古内東子の曲を
テープに入れてくれた
別 ...
24時間をベッドの中で過ごそう
ジョンとヨーコの名前なんか出しちゃ駄目だぜ
24時間をベッドの中で過ごそう
羽毛布団に包まれながら
あぁ

最近夢見が悪いのですよ
やたら精神力を削るよう ...
体がぞくっとして、自分のものじゃないような感覚になった。


どうやら私の体にあいつが侵入してきたらしい。



冗談じゃない!あっちへいけ!



抵抗も虚しく体をあいつに明け ...
■黄色と白の中間色に近い色の岬のさびしい聴覚の水道 - 上水道 - 中水道 - 下水道垂直に

■金色に音楽的芸術は淡黄色または淡褐色のテロにより引き起こされる災害を逃げてゆく

■熱情の試み ...


恋にはあなたが必要だ
あなたは僕を和ませる
愛にはあなたがかかせない
あなたのために僕は苦しむ




あなたがいくつ歳を重ねようと
ぼくはあなたの若い歳しか覚えてい ...
月にいるなんて嘘だけど
月に行きたいとは、おもうのよ

でこぼこの地面の上で
みんなに見られながら、お餅つき。

なんて、素敵じゃない?


寂しいと死ぬなんて嘘だけど
寂しいとは ...
人には、
朝、目が覚めて「あぁ。今日も生きてたのか。」
と残念がるのと
「あぁ。今日も生きてて良かった。」
と喜べるのと
二つの人間しか居らんのさ。

ご飯が美味いか不味いかなんて
食 ...
何も振り返ることのなかった青い空
あの日
穏やかな冬の日差しと
彼女のマフラーと
欠けているものなんて、何もなかった

待ち合わせに遅れる僕
電話をかけながら
必死にあの子の姿を探す
...
人は本来、孤独なものだ。


誰かと繋がることはできないし、

誰かを理解することはできないし、

誰かと一つになることは、できない。



それはもう、ごまかしてもごまかしきれ ...
           090130


既刊の本を放り投げ
テーマが古いと諦めた
未完の本が多すぎて
編集室は休む暇もなく
朝から晩まで
缶詰にされた作者たちが
コヨーテのように
...
アルミ箔につつまれた
きみの、その

生命



上手に
愛すことができたなら
よかった


そうしたら
きっと
いらないね、
ぼくは
きっと
いらないね
...
ほどけた右足の靴
キュッと結び直す。

左足のきつさと、右足のきつさ、そのちぐはぐに。









本を読み終える
それに足りないもうひと駅に。


切 ...
いいこと思いついたんだけどさ



まず滅茶苦茶いい詩を書くじゃん?
ポイントが最低でも30くらい付くような。


そんでそれを現代詩フォーラムに投稿するじゃん?
まあ、当然ポイント ...
喉を締める その女の喉を
こうしなければ という切羽詰った感情が俺の手にこもり
喉を視ているが 女の顔は分からない。
胴から下はさらに心許ない。

ちゅうちょは出来ない 始めてしまったものは ...
懺悔をしたいのです
普段は書く事もない漢字ですね
ペン一本で世界を変えてきた私の
言うことですから信じないで下さい
けれどもこれまで嘘をついて来たことを
皆さんに懺悔したいのです

ほん ...
皮さえ剥かず一太刀に

赤く熟れて溢すじゅうすを

舐めては

其処に歯を立てる悦び




落ちた部分の皮を剥き

白く萎びて垂らすじゅうすを

絞っては

紫かけ ...
家路いそぐわたし
まとわる猫

とことこわたし
ひらりひらり
誘う猫

あれれ
誘いのっちゃったわたし
みゃあみゃあ
甘えじょうず猫

なでられたい猫
愛でたいわたし

...
押し入れで眠るギターは夢を見ず ヘルシーな雨上がり
放牧地では羊たちが虚ろな目をして赤い紙を食んでいる
牧羊犬は発情して走り狂っていて
牧童は掘っ立て小屋のなかで下半身はだかのまま既に死んでいる
天使の梯子を伝って天から
...
モーツァルト奏でられるスナック

ママは上客を送りに下までおりていた

カウンターでは百合が匂っている


わたくしは聴いていた

花の匂いを

モーツァルトの調べを

宇宙 ...
いざ剣を手に 立ち上がれ
酒場で潰れたオヤジでも
二本足で跳びはねろ
バッヂが何だと跳びはねろ
過去へ未来へ跳びはねろ

ともに誓ったその想い
ともに戦うその絆
勇者の墓で剣を掲げ
...
ふたりで羊羹に入ろう
思い立って三軒目のコンビニで見つけた
消しゴムふたつぶんくらいの小さな羊羹を
にゅるっと皿の上に出す

安物でいいのかと聞くと
羊羹ならば構わないと言い
ゼリーでは ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
芽生えつゆ自由詩2*09/2/1 22:10
邂逅〜from the summer upward〜伊月りさ自由詩4*09/2/1 21:51
衝動ヒロシ自由詩009/2/1 21:27
ブルーブラックいねむり猫自由詩109/2/1 21:22
飾り窓のひと恋月 ぴの自由詩16*09/2/1 21:17
きみの歌は四散してこもん自由詩1109/2/1 20:33
近所のはっちゃんこうこ自由詩109/2/1 19:41
強風下の強行突破北村 守通自由詩209/2/1 19:41
白衣の天使様ペポパンプ自由詩5*09/2/1 19:35
デートをしよう虹村 凌自由詩3*09/2/1 19:23
あいつつゆ自由詩3*09/2/1 18:22
帽子の女《81》柴田...自由詩11*09/2/1 17:37
あなた乱太郎自由詩20*09/2/1 16:57
うさぎの本音三奈自由詩17+*09/2/1 15:47
まことのことば板谷みきょう自由詩0*09/2/1 14:38
時はもうすぐそこまで来ているよ五十里 久図自由詩109/2/1 14:34
暖かい孤独エルメス自由詩109/2/1 13:30
ひとのきかんあおば自由詩6*09/2/1 13:10
チョコレートゆうと自由詩3*09/2/1 12:22
ちぐはぐ。Anonym...自由詩309/2/1 11:40
パーティー青木龍一郎自由詩909/2/1 10:53
オセロ音阿弥花三郎自由詩009/2/1 10:00
創書日和【嘘】 告白大村 浩一自由詩9*09/2/1 9:05
吉祥自由詩2*09/2/1 5:36
宵に猫アヴィ自由詩1*09/2/1 4:34
閑静光井 新川柳3*09/2/1 4:14
はくめいこうせんサトタロ自由詩2*09/2/1 3:12
奇跡吉岡ペペロ自由詩209/2/1 2:58
勇者瀬戸内海自由詩1*09/2/1 2:49
羊羹自由詩809/2/1 2:07

Home 戻る 最新へ 次へ
4612 4613 4614 4615 4616 4617 4618 4619 4620 4621 4622 4623 4624 4625 4626 4627 4628 4629 4630 4631 4632 4633 4634 4635 4636 4637 4638 4639 4640 4641 4642 4643 4644 4645 4646 4647 4648 4649 4650 4651 4652 
5.77sec.