涙が止まんなくて
カラカラの私
願いはサラサラ手のひらヒラヒラ
やだ、しょっぱい。
涙が止まんない
ねえ、こんなにしょっぱかったっけ?
そしてまた願った
いつ ...
湯船のふちまでお湯を張る
そっと揺らさぬように
しずかに身を沈めると
溢れ出たお湯が
洗面器をさらった
体の芯がやわらかくなるまで
ゆっくりと数をかぞえる
幼い頃
...
太陽が楕円形に回転するカッターの
切れ味になった日、棒アイスに舌を
カミソリのように当てオアシスを快
感する少年と煮えきったアスファル
トでぐらぐらに煮えきった仔猫の死
骸が蜃気楼の波間に飲 ...
ハンドルを回して
開けたり閉めたりを繰り返す、水門の鉄扉の前で、
僕らは迫りくる波に何度も呑み込まれ、鼻につく臭いはともかく
時間は麻痺していた。真夏の昼間、水辺で遊ぶ僕らを
釣り人たちは河童 ...
「あきらめるな」っていうのは君の口癖
「もう、やめた」は僕の口癖
正反対の方向にいる君を僕は
とっても大きな壁だと思うんだ
いつも目の前には君の大きな背中
それを僕はただ見ているだけ ...
京を出でバスに揺らるる車窓より何とはなくも流れゆく景
我らには旅があれどもこのバスを動かす者はただ労と金
うすぐもり篠という場所過ぎゆきつ遠景の山そして山
世は淋し徒歩に旅せし贅沢を ...
言葉が消えた。
心の凪。
思想の真空。
言葉が失せた。
耳を塞いでシャワーをあびる。
耳じゃなくて皮膚が水のつぶての音を拾う。
あの感じがいとおしい。
僕は愛しているというS ...
美しい雪は 燦々と降る
野にも山にも私の肩にも
佳き人の屋根にも
悪しき人の庭にも
慈しむように輝いて降る
美しい雪は 温かく積もる
芽吹く命を見守るように
枯れ枝の先にも
苔生す ...
古く哀しい裏通りを急ぎ足で歩き過ぎたら
今にもお前の呼ぶ声が聞こえてくるような気がして
すり切れた俺は気が気ではなかった、あの、あの曲がり角から
軸をなくした ...
あなたが父親であるということなんですか。
静かにそう言い放ったが、少なからず私は動揺していた。しかしそれを見せまいと、私はクライアントの顔を見つめた。クライアントは私の胸元を注視していた。予定よ ...
梅林へ続く道を風に聞く
特製苗床を用意
鉢底石と赤玉と鹿沼と
なんだっけ?パーライト?。
熱湯で害虫(の卵)駆除
ないと思うけど念のため
さらに竹酢でカビ予防。
ソープストーンの種の包み紙を開いたら
薬包紙弾い ...
雄大なる大自然の彼方の果てを
奇蹟と名づけよう
あなたとの刻
寄せては返す波の如く
迫りくる愛に
遥かなる未来を託して
明日には終わりはない
続いていく
彼方まで
...
とうとうからっぽになってしまったのに、それを充たすための夕暮れはまだ十分に短いとはいえないから、もうかなしさだけしか残っていない砂時計のなかで渦を巻きながら赤くなってゆく針が、たとえば海のうえにあるも ...
所記と能記をはさみでしょきしょき
もしも切り分けられたなら
所記は正体なくすだろうか
能記はのうのうのさばるか
ことばたちの色つやは
鈍器の鈍色に似ていて
混色の四則とは違う
...
砂まみれの虹をわたりながら
つや消しの空間に夢をトレースする
幸せそうな光たちをそういう気分で俯瞰する
本当の意味で読み取る歴史の上の明日の流れ星を数えて
血まみれのキーボードに移植す ...
傷埋める作業で埋められていくいちにち 長い影踏みながら
階段を一つ飛ばしで駆け上がる ふさふさ積もる私を捨てて
排水の中ではみんなぬれてぐちゃっキレイなものもぬるっと汚い
「ろくでなし」自分に対して言えるから聞こえるピアノはじわりと宙浮く
水滴はカメラを抜けて光帯びダイヤモンドより美しくって
...
信じたい部分があって。
たぶん覚悟も決めてみたりして
悩んだりして
夢をみたい部分が
いつか
信じてみないと
いきたくない
自分が得られないものが欲しくて
得て ...
人の輪ができる。
冗談言って
気づかって
けなされて
君はダイヤモンドのようだ
そんなに大切か?と喜んだら
いくら傷つけても傷つかない。
その位、図太い奴だ、と言う。
ボーリン ...
間に合うように、自転車を飛ばしてみた。
けれど、ひと足遅くて。
どうしようもなくて。
けれど、このグラデーションも美しく。
一日の終わりを知らせてくれた。
きみは猫?それとも狼?それとも犬?
―― 'んなこと知らーん!
きみは、どうしてここにいるの?こんな山奥で、さびしくないの?
―― 'んなこと知らーん!
きみを造ったのは誰?きみをここに連れてきた ...
許される蛹に樹は満ちて
もう何年も蝶を見ていない
枝を流れる蛾の骸
葉には卵も幼虫もない
ただ在るだけの糊しろの日々
いつも声と指ばかり見て
そのほかのあなたを ...
自分を壊したい衝動(自傷 自殺)
自分以外を壊したい衝動(破壊 加害 セックス)
それらをずるずる吊り下げて歩いていた。
自動販売機に光るコーラを買うお金をもっていなかった
僕 ...
あのねえ、俺だってね、一応男の子なんだぜ?
オオカミにだってなっちゃうよ?ほんとにさあ。
ケンカになったら負けそうだけど。
いや、お前にゃいつでも勝ち目はねえか。
地下茎でゆるくゆるく絡まればこの人生を楽園と思う
土曜日の朝
きょうはここにいる
子供たちの話す声がする
愛人とだと
土曜日の朝を
迎える場所はまちまちだ
性欲だけではないけれど
足るを知らないで
せつなくなっている
無駄な時間なの ...
誰も何も
映さない鏡
昨日も明日も
今この瞬間も
映さない鏡が欲しい
何もかもが
映り込みすぎて
息が苦しい
誰も何も感じずに
通り過ぎていくだけなら
不透明 ...
灰色の廃墟の中で結局僕らは
怖じ気づいてしまった
昔見た夕日今見ている夕日
何も変わらないけど変わってる物は
僕の感情移入だけだった
連続で変わる全てのチャンネ ...
鼻詰まり梅のかおりがわからない
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
創書日和「塩」 彼方海
そらの とこ
自由詩
5*
09/2/12 23:33
浴室
ことこ
自由詩
11*
09/2/12 23:09
ブリーチとかジエンドオブ・・・とか
飯沼ふるい
自由詩
0
09/2/12 22:57
水門
プテラノドン
自由詩
2
09/2/12 22:48
_
とわ
自由詩
1
09/2/12 22:41
再びうたう!
生田 稔
短歌
0*
09/2/12 22:33
失せた言葉/愛の代入
Anonym...
自由詩
0
09/2/12 22:21
美しい雪は
黒田康之
自由詩
1
09/2/12 22:18
いつかどこにも行けなかった旅人のはなし
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
09/2/12 22:18
毬藻
黒田康之
散文(批評...
0
09/2/12 22:12
香
光井 新
川柳
1*
09/2/12 22:07
今日のご不幸
くろねこ
自由詩
1
09/2/12 21:48
『波間』
あおい満月
自由詩
2*
09/2/12 21:41
(とうとう…)
ケーチェ
自由詩
1
09/2/12 21:35
88鍵のためのエチュード/時の枝
海里
自由詩
1
09/2/12 21:28
砂まみれの虹
モリマサ公
自由詩
15
09/2/12 21:20
踊り場にて
伊那 果
短歌
0
09/2/12 21:12
動き出す夜
のろま夜
短歌
1
09/2/12 20:25
運命みたいな
まきちぇり
自由詩
0
09/2/12 20:08
ダイヤモンドの心
ペポパンプ
自由詩
5*
09/2/12 19:04
名残日。
狠志
携帯写真+...
2
09/2/12 17:54
御使い
Giton
携帯写真+...
1*
09/2/12 17:47
夜盗夜
木立 悟
自由詩
5
09/2/12 17:14
自分について
satyri
自由詩
0
09/2/12 17:04
ったくお前はかわいいよ
BOOKEN...
自由詩
2*
09/2/12 16:40
楽園
榛原花那
短歌
1*
09/2/12 16:23
土曜日の朝
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
09/2/12 15:55
『鏡』
あおい満月
自由詩
2*
09/2/12 15:49
人間殺戮兵器
こめ
自由詩
4
09/2/12 15:46
春風邪
光井 新
川柳
0*
09/2/12 14:03
4594
4595
4596
4597
4598
4599
4600
4601
4602
4603
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4605
4606
4607
4608
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4612
4613
4614
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4630
4631
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4633
4634
7sec.