背後を誰かが
通り過ぎ
夜の雲が
後悔を連れ出して
月の光に流される
僕は
ただじっと見つめるだけで
通り過ぎる破片を
見送ります
...
うつむいて道を歩いている君
その目には何が映ってる?
周りを見渡してごらんよ
今まで見落としていた草木が
活き活きと生えている
そのまま前を見据えてごらんよ
未来が見えてくる
未 ...
音が鳴る
冗談のように
私の首回りの
皮膚を引きながら
前に出す
つもりの両脚が
追い付かない
傾斜に
音に倒される
風と呼吸を合わせられず
ブルゾンに手を入れたまま
顔 ...
手に荷物がいっぱいで
傘をさすことが出来ない君
身体(カラダ)打つ雨は冷たくて
頬伝う雫は涙と交じる
差し伸べられた傘もいらないと拒否をして
君は独りでどこへ向かうの
身体打 ...
手を広げ縦に横に半径1メートルに満たない円を描く
そうして切り取った球状の世界に籠る
眺める世界は全てが偽りでありながらディズニーランドほどには裏切らない
其処は全てが嘘だけれども 此処は絶妙な ...
はしご
心はいつも
不安定
そんな心に
はしごを掛けた
恋という名の
はしご
こんなに不安定なのに
垂直
見上げる空は
真っ青で
恋のはしごは無限大
1段目
2段 ...
雪が降る
白い世界に足跡をつけて
月明かりに照らされて黒いコートの彼と二人
外は嵐ではなくて
あの日みたいに雨も降っていなくて
馬車にも乗っていない
雷も鳴り響かないし
彼の ...
誰かが言った
海は母であると
誰かが言った
大地は父であると
なら空は
この大空は 何者なのか
始まりより前から そこに在り
終わりより後にも そこに在る空
空よ
...
生きている以上、僕たちは時間という海に痕跡を残す。
引き返すことはない。
やり直すことはできない。
ただただ、振り向いては痕跡を残した時のことを思い返すばかりだ。
振り向いている最中すら、僕たちに ...
君は言った
「さみしい」と
ぼくは何も言えなかったね
あやまるべきでもないんだろうね
また
春が来るよ
ミラノでミラー
パリで煎餅パリ
ボンでおボン
ワルシャワで悪のシャツ
モスクワでお祈りモスクわ
ハンガリーでハンガーストライキ
コルシカトウで凝る鹿塔
モナコで山本モナの子
ア ...
00/03/02
ダークグリーンのMTM三連が
ぐんぐん坂を登って行く
軽快なモーターの唸り
DT12Aの台車は得意げに
片意地張って揺るぎも見せず
堂 ...
僕は不謹慎にも
君の泣き顔に見とれていたんだ
夕日を受け光る泪は瞳から溢れ
ゆっくりと頬をすべる
その動きの一つ一つを見逃さないよう
僕はじっと君 ...
追憶の果て。
こんなにも狂しい夢を見ている。
君が歌った清らかな唄のなかにだけ
やすらぎを見いだす。
「サヨナラをききたくないなら
どうして涙ばかり見せるの」
「わかってる ...
79/08/25
天才的なるもの
静かな海
...
彼が、胴体と精神を切り離したいと願っていた
つづけざまに失ったものが大きすぎたといっていた
そういう感情らしい勢いを大事にするタイプにはみえなかったので
金さえあればなんとでもなるのでしょう ...
電波時計のみっつの針が
ぐるぐるっと回り始めて
また今日が初期化されたね
いずれ始まる秒読みのために
まぶたのような夜を閉じるさ
(じゅう、きゅう、はち)
朝のように目覚めれば ...
森が、けむりのような通り雨を浴びて、
身体のすみずみを洗い流すとき、
木々のたてる笑い声が聞こえるかい?
人影絶えた繁みの奥に、
若葉たちの、ひそやかな含み笑いが?
月は
見えない音をたて
真昼の闇の滝を滑り堕ちていく
否
堕ちるのではない
昇るのだ
わたしを介してあなたへと
絶望に煌きながら
地の底の淵で
やがて幾人もの人間 ...
{引用=『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』}
そうして流れ 流れてゆくのは
溢れて燻ぶる確かな存在
それをマボロシと戒めても
別に世界は変わりないというの ...
はるばる仙台から
鈍行列車で
故郷の{ルビ湖=うみ}に帰ってくるのだと
彼は言った
熱弁をふるう彼の
口から
指先から
瞳から
いまにも鳥が飛び立ちそうで
私の脳裏にはもう
...
牧場風(まきばかぜ) 牛の声にて 目覚めけり
岩手山 ずしりと暗く 天に立つ
岩手山 緑のまきば 羽織りけり
岩手山 緑なだらか 綾の肩
マルメロや 実りを終えて ひと心地
春一番が吹きました
木枯らしは
みんなの中に
愛を置いていきます
自分が寒いから
春一番が吹きました
春一番は
僕から愛を奪います
...
月曜日が休日だと、る23歳の女の子がうちに来る。
ベージュのカーテンに包まって
こらす声でオナニーしつづける
僕はキーボードにコーヒーをこぼして途方にくれる
ぶんかいしてあらう ...
「あなた、今年のバレンタインはどうするの?」
母にそう聞かれました。
あの人にあげるつもりでしたが、あの人の存在すら母に話していません。
「あげる人なんていないよ。」
ぶっきらぼうにそ ...
まなざしが有って在るなり あの事物
作句する心の様を引き締めよ
{ルビ汝=な}が触るる蕾はかたく閉ざされて {引用=ゲーテ風}
道の途中うずくまってたんだ
横を通り過ぎる雑踏
遠くなる意識のなか助けを求めてたんだ
胸に渦を巻く葛藤
力無く手をのばして…
独り
戦う
怖くて
不安で
手をとって…
アスファ ...
ポケットに
生温い世の中
ねじ込んで
瞳だけ
ナイフのように
鋭く輝かせ
アスファルト
蹴り上げて
人波に犯されて
心が塗り潰される
どれだけ諦めれば
欲 ...
しずかな雪のあいだから
わずかに土が
見えるとき
わたしは灰の
そらを見あげる
まだそこに
凍えるものはありますか、
小さな呼吸は
ぽつり、と白く
あ ...
迫力のある音がして
夢が広がる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月と虫
北星三天
自由詩
1*
09/2/14 0:46
road
知恵
自由詩
0*
09/2/13 23:54
住宅街
木葉 揺
自由詩
3*
09/2/13 23:54
雨
知恵
自由詩
2*
09/2/13 23:40
「no lapel badge or Ellie shows ...
紫音
自由詩
0*
09/2/13 23:14
はしご
夢乃 綴喜
自由詩
0
09/2/13 23:01
涙の音
暗闇れもん
自由詩
0
09/2/13 22:49
空
会長
自由詩
1
09/2/13 22:36
時間大洋
エルメス
携帯写真+...
0*
09/2/13 22:36
春
くぼた
自由詩
0
09/2/13 21:57
世界一周
ペポパンプ
自由詩
6*
09/2/13 21:16
三両連結
あおば
自由詩
5*
09/2/13 20:45
泪
にィ
自由詩
1
09/2/13 20:42
ガーデン(生花の祈り)
水島芳野
自由詩
1*
09/2/13 20:23
昼
あおば
自由詩
1*
09/2/13 20:12
飛び立つ日
ひとあめ
自由詩
3
09/2/13 20:01
かうんとだうん
たりぽん(大...
自由詩
4
09/2/13 19:58
森、笑う(A)
Giton
自由詩
1*
09/2/13 19:55
『真昼の月』
あおい満月
自由詩
4*
09/2/13 19:33
クラムボン
笹子ゆら
自由詩
1*
09/2/13 19:19
鳥人間
ことこ
自由詩
1*
09/2/13 19:01
岩手・小岩井農場に行って (2003.10)
guchi_...
俳句
1
09/2/13 18:40
春一番が吹きました
うみとゆう
自由詩
1*
09/2/13 18:38
サイノメ / Norwegian baseball Cat ...
satyri
自由詩
1
09/2/13 17:12
どうしたもんか
つゆ
自由詩
2*
09/2/13 17:02
まなざし
アハウ
俳句
1
09/2/13 16:40
迷ったとき
相羽 柚希
自由詩
3*
09/2/13 16:32
疼く、
(悪)
自由詩
1
09/2/13 15:00
二月列車
千波 一也
自由詩
7*
09/2/13 13:28
ピアス
つゆ
俳句
0*
09/2/13 12:46
4593
4594
4595
4596
4597
4598
4599
4600
4601
4602
4603
4604
4605
4606
4607
4608
4609
4610
4611
4612
4613
4614
4615
4616
4617
4618
4619
4620
4621
4622
4623
4624
4625
4626
4627
4628
4629
4630
4631
4632
4633
加筆訂正:
昼
/
あおば
[09/2/13 20:13]
昼
5.53sec.