エレベーターに乗ると
上へまいります
と声が案内するけれど
ほんとうは
上にも下にもたどりつかない
変わらないものが
この空のどこかにある
世界はあの頃と ...
ペットボトルを探しているうちに
3年経っていた
中の水は腐っていた
見上げたら夜空で
知らない星座がいつの間にか増えて
いた
暖房を入れてパソコンを立ち上げると
すばやく
挿し込ま ...
寒く その 室内に 貴方達がいて
私は 影に乗り込む
小さな 鬱に 花を 渡して
春を 一人が 抱き上げる
私の 砂に影があって
貴方達は 小さく 決めていく
恐れる
恐れてしまえ
私 ...
秒針の先に私を刺す続きがあるのだとしたら
それは過ぎた日々を小さく刻む道
巻き戻すことをしない音と共に
切り落とされた足は熱をもって痛みと歩く
地下鉄の風に背中を押されて
階段を下れば
ホームの端を
黄色い凸凸道が
何処までもまっすぐに伸びていた
いたずらな風が
吹けば
すぐによろつく私だから
凸凸道の内 ...
涙さえ君がくれているものだから生き抜いてみたいこの人生を
花は咲くのが仕事というのなら人はきっと生きるが仕事
夏休みの
みがき残しの
いちご味みたいな
幼い恋
だったね
プールで泳いだあとの
ここちよい眠りから
目覚めた
いま
気づけば
もう
空白しかない
季節なのに
...
たまった垢をふりはらい
部屋の背中を流してやる
前屈するすこやかさで
画びょうの跡がこぼれ落ちる
肩の荷が下りたカーテンレールは
所在無さげに佇んでいる
さびついた赤い鉄橋を電車がわた ...
■潜在意識のプロトコルを宇宙に合わせろ・・・
■われわれは受信した
朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ・・・
まだはじまってもいないぞ終わりは
街は真っ黒に焼けたがれきであり
...
僕の中に生きる支配者は
冷めた笑みか真の痛みか
無理に抜いたコスモスを水に
投げた 水面揺れた、揺られた
夢は形...総てを創られた
脆く儚過ぎた花びら
夜の海に模様を附け出し ...
・庭園にて
裸足のままならば
何処にでも行けるのだ、と
喉から生えた腕が
口走っている
嘘吐きの元は、この腕です
そう囁く林檎をかじりながら
その腕を引き ...
この花は食べられます
つまりエディブル
この木は詩になります
つまりポエブル
イッヒ リーベ ディッヒ
水平に離別する僕の船
ポエム頼母子講というものがありまして
これもまぁ ...
世界遺産を遺産と呼ぶのをやめさせられましょう
携帯ナビから愉快な匂いがしてたまりませるる
藤原さんから蓬莱の玉の枝をいただかせられました
馥郁たる味わいに舌鼓を乱打して満点大笑う
枕木 ...
好きときらいがいっしょになっているあなたを
どうしたらいいだろう
どうおさめたらいいだろう
きらいがどんなに大きくなっても好きをころすことができない
そう気づいたけれど
...
純愛はゴム一枚の薄さかな
オレの子か百歩譲って神の子か
何をする所かレディースクリニック
堕ろす朝は猫なで声の色男
産む機械ではなく堕ろす機械なり
捨てるより堕ろした方がにぎ ...
意外なことに、人間の感情は科学的に解明されていない。
何故、クオリアが発生するのか。これが解明されていないからだ。
それはすなわち、何故人間は感情をもっているのか、という問いに等しい。
...
<余分三邪鬼>
脂肪
最後に君と食べたネギ塩カルビ
泣きながら飲み干した生ビール(大)
美味しくも哀しい想い出の数々が
僕の内臓にぴったり寄り添って離れない
鏡を見 ...
君と二人で歌いたいのです
肺から喉を通って綺麗な声を君に届けたいのです
君と二人で踊りたいのです
君の腰に手を添えて軽やかな足取りで君を誘いたいのです
何を言ってるのか分からない英語は速すぎて ...
愛を感じたことがない人
彷徨って、彷徨って、街へやってきた。
さらに途方にくれた。
だから、汚いモノが見えない場所を探して彷徨った。
<感じることは出来たかもしれない>
...
未明まで続いた雨音も止み
澄み切った青い空と
太陽の光をめいっぱい浴びた白い雲が
冬の旋風を彩る
長い髪を靡かせて
壊れた指輪を修理するため
貴金属店を訪れる
歪んだ形
取れた宝石
...
自分を詩人だとは思えない。表現の限界とかいう事ではない。自分で名乗れば、詩人。自分で歌えば音楽家。元々、周囲から評価されるという事は無縁のルールが出来上がっている。
むしろ芸術をする人間はしない人 ...
未来があるから、過去がある。過去が無ければ、未来は無い。
人間は、記憶する能力を持っている。記録ではない。記憶だ。
それは、時に、記録よりも曖昧なもので、時に、記録よりも鮮明なものとな ...
一人淋しい夜が明け
人知れず 街並みを見つめる
カーテンから零れる日だまりの中で
急に涙が伝う
届かなかった想い 言えなかった{ルビ感情=きもち}
もう な ...
幾つか。
まず、今日も私は悪い事をしてしまいました。反省というよりも、今の状況を打開するには、仕事して、父母に僕は自立出来ましたぜ! という所を見せつつ、薬は一人で内科にとりに行けって話ですね。 ...
顔の無い意識の核に
偏心の円を回してみる
価値の無い意味を探し
理屈の無い意味を持つ
時空の皿に
感情の筆をひたりと落とす
意味の無い価値に触れ ...
屈折する
夜のとばりの
彼方にみえる
薄い月
約束とは
青天の空に飛ぶ
噴水の滴の煌めきのように
儚い
約束とは
終わりへのカウントダウン
砂漠の ...
夏日差し ぎゅっと詰った みかんかな
夏日差し こたつに満ちる みかんかな
みかん皮 お座布のごとく 積みにけり
ミカン香 こたつ包まれ 夢心地
箱ミカン 底に生ずる 青衣
飛行機に乗っていますか
それとも鳥になりましたか
空はあまりに高すぎて
あなたの姿が見えません
風はあまりに強すぎて
あなたが何処にいるかがわかりません
今日は雲が ...
日溜まりにたまる野良猫さわりたい たぶんすごいあったかいだろう
坂を登ると、
公園に入る道へとつながる。
闇をつんざく白熱灯。
アスファルトが寒々しい。
コンビニで買った
カッターナイフを携えている。
あの{ルビ男=ひと}たちに、
恋して ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
目的地
小川 葉
自由詩
1
09/2/20 23:45
「バターは我々を太らせるだけだ」
noman
自由詩
3
09/2/20 23:37
影への追悼
奥津 強
自由詩
2
09/2/20 23:23
針の音
湖月
自由詩
4
09/2/20 23:14
賢治ノ星
服部 剛
自由詩
12
09/2/20 23:04
生きる
愛穂
短歌
4*
09/2/20 22:56
みがき残しの
ことこ
自由詩
0*
09/2/20 22:23
ヤドカリ
〃
自由詩
0*
09/2/20 22:21
がれきの工作 Ⅰ
《81》柴田...
自由詩
6*
09/2/20 22:10
cosmos
邦秋
自由詩
0
09/2/20 22:09
楽園
山中 烏流
自由詩
3*
09/2/20 21:40
88鍵のためのエチュード/酩酊メトロノーム
海里
自由詩
0
09/2/20 21:33
似非ヒュプノシス
しろう
自由詩
1
09/2/20 21:22
好きときらい
小野カオル
自由詩
0+*
09/2/20 20:52
堕胎川柳
三州生桑
川柳
2
09/2/20 20:43
物質世界のスクリーン
エルメス
自由詩
1*
09/2/20 20:39
百鬼詩拾遺 <2>
nonya
自由詩
9*
09/2/20 20:37
仮面舞踏会
きるきすみー
自由詩
2*
09/2/20 20:23
小さなあしあと
まきちぇり
自由詩
0
09/2/20 20:23
雨上がりの朝
あきな
自由詩
2
09/2/20 20:22
私は詩人ではない。新しい芸術
奥津 強
散文(批評...
3+
09/2/20 20:07
記憶が生むもの
エルメス
自由詩
0*
09/2/20 19:57
流れ星
明香璃
自由詩
1
09/2/20 19:54
性
奥津 強
散文(批評...
1+
09/2/20 19:30
同心円の軌跡を辿り
北星三天
自由詩
0
09/2/20 19:21
『約束』
あおい満月
自由詩
3*
09/2/20 19:17
みかん (2003.12)
guchi_...
俳句
0
09/2/20 19:02
ジェットストリーム
楽恵
自由詩
6*
09/2/20 17:54
野良猫
くぼた
短歌
1+
09/2/20 17:46
あの頃、僕らは
前澤 薫
自由詩
1
09/2/20 16:16
4581
4582
4583
4584
4585
4586
4587
4588
4589
4590
4591
4592
4593
4594
4595
4596
4597
4598
4599
4600
4601
4602
4603
4604
4605
4606
4607
4608
4609
4610
4611
4612
4613
4614
4615
4616
4617
4618
4619
4620
4621
6.08sec.