夢の中で私たちは
幾度もくちづけを交わした
あなたの唇はいつも濡れていて
舌を入れると海の味がした
まるで水中深く落ちてゆく
立ち昇る泡が遠く遠く輪を描いて
はるかな岸辺へと
夢 ...
ひよこを食べる猫がいて
あるときひよこが
噛みついた
それからひよこは
猫を食べたり
ときどき親を
食べたりも
する
※
ひよこをだます猫がいて
おかげでひよこ ...
One coin
Two coin
The Bell tolls.
The Bell says,
As if he was a horse.
If he was a lady,
He ...
夕暮れの町外れの道を散歩する一組の老夫婦
妻は杖突く夫の手を取り転ばぬように支える
寒風の吹く中風邪引かぬよう二人丸々着込み
一歩また一歩と歩を進める
道すがら隣家の庭を眺め南天の ...
どんなに忙しくても
心の余裕をなくしたくない。
爪をキレイにしたり、
耳で音を楽しんだり、
口元が緩むような物を食べたり、
日常においてマンネリ化するような、そういう ...
とくとくとく
ガラスコップ
なみなみ注いだ酒
口を最初に持っていく
そんな奴等が集まる暖簾下
肴は
からっからに渇ききった
それでも棄てきる事のできない夢の断片(かけ ...
都市昏き蝶の光跡てでふるる
揚羽蝶さみしき都市を輝きて翔ぶ
鱗粉の都市舞おりて照る道路
午前に 怒りを 剥ぎ取る
それらを 立体にさせ
真昼に 購読させよ
一人にだ
屈託ない者は 雲にあった 月を数え
眠らぬ人達は 知らぬ角を 生やす
どの程度 おれは 提供も 出来ぬ
...
春浅し大観覧車ゆうるりと
剥製の芯にも春の驟雨かな
沈丁花おまえ独りの夜じゃない
火のついた命のみじかさを
知っている
あの人が煙と遊びながら
笑いとばす
わたしは、こうしてる間にも
どんどん灰になっていく
手の中で燃え尽きていく
その生き方に
自分もいつか ...
みかけよりでも あなたよりでもなく
もっと もっと傷んでいる
時計が逆に回ったら
そんなわがままは認めないでしょ
てあつい擁護 透明なハグに2・3の約束
別に手放さないよ
他に ...
ねえ、ごめん、
なさい目の痛みがないのは、
まっすぐ見た、見て、いる、はずなのに。
ある、ひ、かり、に、
踊るように広がって、白く、
飛んでいる、魔法、に、なって、
触れたもの全部 ...
そらのどこ
とぼくがたずねると
きみは
そらのとこ
とこたえるのだった
だからぼくはまた
そらのどこよ
とたずねてしまうからきみは
そらのとこよ
とこたえつづける
いつま ...
人の記憶ってもんは上手い具合に出来てるらしい
よく思い出は美化されるっていう
だけど、ふと過去を振り返ると、私には美化するような思い出なんてなく、嫌な記憶ばかり
いつまで ...
アイスコーヒーの宇宙に
流す白を
昨日借りてきた名作のイメージに喩えて
忘れたものを探しに行こう
切符が片道しかないなら
もう戻らなくていい
潔く海に溺れたなら
人魚に会いにゆこ ...
ああダメだ。
会いたくってたまらない。
夏の午後 影は濃く
姿勢の正しいあなた
まっすぐにねむる
貝殻のボタン
ひとつ失ったまま
くんと伸ばしたつま先から
夏が逃げてゆく
砂がはらりと落ちる
そして落ち続ける
傾い ...
髪がざっくりと伸びてきてとても眠い
車中のキスはとても甘くて
大音量で天野月子が歌っている
どうしてもやらなければならない事を
とてもとても考える事を
とっても大事にする事
僕はま ...
{引用=
***
}
フライパンの穴をのぞくと
スピノザが机にかじりついているのがむこうに見えた
時間を超越する望遠鏡というものがあるのならば
それは存外、身近なところに転がっているのかも ...
空が凍りついてドームみたいになってそこから数え切れないほどた
くさんのつららがぶら下がっててみんな口を開いて空を見上げてそ
のつららの先っぽのところからたまに落ちてくる雫を受け止めよう
と必死に ...
絶対に、やめるのならば「ミカン玉」だろうな
だが「リンゴ玉」だからやめた!方向ではなく、前にそう、したくなくて
イカリングフライを食して
そのことに溶けていく嘔吐に未来、なのか?
他人が、 ...
気がついたら
そこは白い空間で、
やたらと清潔な場所だった
全てを白に変えていく
何かがあった
私はベッドに横たわり
息をしている
少し、壊れている
多分、もう
...
オレが中二のとき生まれたおまえ
こうしていることを妻子が知ったら
いきなり難破船に乗らされるだろう
抱きしめるという行為とはいったい
戦争に引き裂かれた愛ではない
切 ...
これを、Eさんに捧げます。
あなたには、>や=、<もいらなかった。
いや、あなたはそれを必要としてなかったし、必要なかった、
あなたの前ではそれらは消えてしまう。
例えば優 ...
考えるな前に出ろ攻めろ
商店街を全力で駆け抜けろ
風よりも早くもっともっともっともっと
一番高みまで飛べ
そして叫べ吼えろ衝撃
汗は俺らの勲章さ
僕らの衝動を抑える ...
810210
動きの中に幽かな色がある
黒々と横たわる大海原に
一条のきらめきを感じて
振り仰ぐ東の空に
微かな朝の気配を感じる
...
ふらちな黄泉乃国から来る男は
死んだ者を無理矢理叩き起こし
不届き者の口からなにごとか聞こうとする
その行為 その汚らわしい行為に
足元から鳥肌起つ岸辺に立つ
ここは泉か 言の葉の埋も ...
野球場のフェンス越しに
鈍く湿った風
予感の匂いに満ちたアスファルト
屋上と屋根の向こう側
午後の光を遮断して
雨粒いっぱい雲が来る
金網をつかみ取り
いちもくさんに飛び降りる
私の制 ...
這いつづけ
水にたどりついた樹が
土のはばたきを抑えている
それでも幾つかは
飛び去ってしまう
石も川も敬いも
大きさを失いさまよいはじめ
幸せもなく 不幸せもな ...
090217
雉が鳩になったから
3分割して分ける
重量比が等しい
3分以内で平らげる
御国なまりを残して
退散す ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私たちは夢の中で
石瀬琳々
自由詩
10*
09/2/18 13:45
ひよこ
千波 一也
自由詩
8*
09/2/18 13:10
Tolling of the Bell.
生田 稔
自由詩
0
09/2/18 12:59
一本の縄となり
川口 掌
自由詩
3*
09/2/18 12:56
言い聞かす
つゆ
自由詩
2*
09/2/18 12:50
屋台にて
川口 掌
自由詩
4*
09/2/18 12:42
蝶
アハウ
俳句
1
09/2/18 12:38
書きかけ
奥津 強
自由詩
1
09/2/18 10:23
ニン月
榛原花那
俳句
0*
09/2/18 9:02
煙草
光井 新
自由詩
3*
09/2/18 8:45
もっと傷んでいる
ヤオハチ
自由詩
1
09/2/18 7:15
フレア
れつら
自由詩
3*
09/2/18 5:04
そらのとこ
小川 葉
自由詩
10
09/2/18 3:16
昔思い出記憶物語
知恵
自由詩
1*
09/2/18 2:48
愛素珈琲名家
青の詩人
自由詩
1
09/2/18 1:31
ざわざわする気持ち
つゆ
俳句
1*
09/2/18 1:22
貝殻のボタン
ふるる
自由詩
27*
09/2/18 1:13
真空異相
透明な魚
自由詩
2
09/2/18 0:49
aerial acrobatics 14
mizu K
自由詩
4*
09/2/18 0:44
スカートめくり
大覚アキラ
自由詩
0*
09/2/18 0:14
ピコピコするかい
K.SATO
自由詩
2*
09/2/18 0:09
無題
うみとゆう
自由詩
2*
09/2/17 23:41
難破船
吉岡ペペロ
自由詩
6
09/2/17 23:40
ゲルマニウム
つぐこ
自由詩
0
09/2/17 23:38
少年夢
こめ
自由詩
4
09/2/17 23:25
藍色の空
あおば
自由詩
9*
09/2/17 22:47
ふらちなよみの国から −わたしの詩人−
音阿弥花三郎
自由詩
0
09/2/17 22:38
通り雨透き通った虹
楽恵
自由詩
4*
09/2/17 22:36
夜辺
木立 悟
自由詩
3
09/2/17 20:41
キジバト(ヤマバト)
あおば
自由詩
1+*
09/2/17 20:27
4586
4587
4588
4589
4590
4591
4592
4593
4594
4595
4596
4597
4598
4599
4600
4601
4602
4603
4604
4605
4606
4607
4608
4609
4610
4611
4612
4613
4614
4615
4616
4617
4618
4619
4620
4621
4622
4623
4624
4625
4626
加筆訂正:
フレア
/
れつら
[09/2/18 5:07]
ちょいとレイアウト修正。
骨/ボーンズ・リターン
/
百瀬朝子
[09/2/17 20:57]
改題しました
4.73sec.