コトコトコトコト
ちいさなしんぞう
はやがねのように
はやいテンポ
コトコトコトコト
なにもかんがえない
ただぷかぷかと
うちゅうみたいなうみにうかんで
コトコ ...
聖堂で民衆達の祈りは
捧げられていた
祭壇前に{ルビ俯=うつむ}いて立ち
開いたバイブルの文字を読む
聖職者の声が
静かに響いていた
背後で見守る人々は皆
影の射す頬で ...
虫がとび、手を打つ手を打つ。三つ目を打つと拍手。聞かなかった旋律を賞賛するようで眉をひそめ。
職人が汗まみれで作り上げる見事なかつらを頭にのせたギトギト脂ぎった中年の親父たちが海豚の背びれを掴んで海の彼方に消え去って行く時の潔さを若くして備えた小学生が初めて同級生たちに水着姿を披露する時の恥ず ...
灰皿の出前業者が
灰皿で頭をかち割られるという事件が起きて
かち割られた頭の中から
灰皿がこぼれ出してきて
それを受け取るのに灰皿が必要になり
灰皿で溢れた灰皿を灰皿業者が処分しに灰皿に乗っ ...
きみ、あしたはどこいくの
そうきいたら
とうきょう、ってこたえたんだ
ぼく、あしたはどこいくかって
とうきょう、ってこたえるよ
だってここが、とうきょうだから
もし、その ...
強引なわりに
照れ屋さんで‥
甘えん坊なくせに
強がってしまう君‥
『たまには素直に
甘えていいんだよ』
‥なんて
言わないよ
強がる君が
大好きだ ...
北風に煽られる葉っぱ
くるりくるり 空に舞う
同じように私の気持ち
くるりくるり 天に踊る
嗚呼、私の心よ
なぜに そは愚かなのか
なぜに そは学ぼうとせぬのか
それを人は傲慢と言う ...
何もかもに祝福されて生きている、朗らかな笑顔で
これからもずっと、美しい絵を描いて。
答えなど忘れてしまうといい
君を彩るすべてを裏切らないために
どうか
傷 ...
ここで暮らしていたことが
夢のよう
いつかそうなる日が
来るとわかっていたから
やさしさは
やさしさでしかないことも
知っていたから
ただ祈るしかなくて
今も祈ることしかでき ...
何年前のことでしょう
冬の枯れ枝に
雪が花を付け
陽の温度と引換に
白肌は氷と散った
何ヶ月前のことでしょう
雪の川辺に
冬が根を張り
せせらぎの冷気と交わして
風に花を誘わせた
何日前のこ ...
すきっていってよ、ねえ
なんでだまってるの、
ねえ
きらいだなんていわないでよ
うそでもいいから、すきっていってよ
*
さびしくなってぼくはひとり うちゅうへいくの ...
全から出た棒ひなたでくつろぐ
こっちの道にも花さけ三叉路
川に落ちた眼鏡 魚もかけない
四年かけて書かれた文集踏み台にする
蔦よできればあの電柱に行け
...
冬の晴れ冬の曇りを追う度にまなざし昇る水銀の粒
すぎる火を花のかたちに切り裂いて尽きることなき風旗と成す
はばたきのようにまばたく目がひとつ ...
あれッスよ。
もう新年明けましたけど今俺ん家は喪中なんでおめでとうはいいません。
で、明日誕生日なんスよ俺。
「女の子と一緒におでかけーわはーい、一人だけじゃない外出ってかなり久しぶりー。ていう ...
空色のスモックを着て
如雨露も空色だったから
お空のかみさまになった気分で
プランターに雨を降らせた
ミニチュアの森を作り出す
背丈の小さなこのぐん生が
何という名前を持つのか
お空 ...
絡めた指先を離れない
伸ばしたり縮めたり
輪ゴム
楽しかった四時間
無駄に過ごしたなんて思いたくない
気持ち、若かったから
きっと何かしらの意味があった
そう思いたい
たぶんこ ...
明るいね電球替えて
良かったねこれでしばらく
生きてられるね
ペンギンて
ぬるぬるしてるような気が
するけどホントはあたたかなの
なんかさあ
ふにふにとかほえほえとか ...
子供を可愛いと思うこと
物を大切にすること
生き物を大切にする事
人の幸せを望む事
相手に敬意を払い
個人を尊重する事。
気持ちを確認して
話をよく聞きだす事。
人の下に立ち
...
お母さんは夕餉の支度
子どもがまとわりつく
『お母さん抱っこ』
お母さんは無視して支度を続ける
子どもが繰り返す
『お母さん抱っこ』
「お母さん何しているかわからない?」
子ども ...
海辺のテラスでページがなびく
カプチーノがテーブルクロスの白さに
苦い 指のまわりに 未来を
しっとりと抱いて重ねた砂糖
ショートケーキが運ばれてくる
そこに フォークを刺すと 汁がつ ...
ああ、よかった、と思えることに
ありがとう、と伝えたい
そう伝えられることを、伝えたい
スヌーピーの顔してた
おれと交わったあと
そうだ、あいつ
スヌーピーの顔 ...
夫のカノジョは夫の同僚だった
若くてきれいな女なら
わたしこんなに苦しくなかった
夫が恋をしたのは
働くお母さん
だからこんなにわたし苦しい
新聞にあった人生相 ...
うつろだ
世界を壊そうとする者よ
ふうせん
痛いようなふりをした
しあわせって
たとえばきのうの今頃
しあわせって
今みたいな
かなしみのなかった頃
...
ゆるやかな時間が流れてゆく
今朝は、雪が降っていた
今夜も、雪が降っているかもしれない
この部屋は、暖房がききすぎていて
ちっとも寒くないから
ひとりなのが、うそみたいで
...
洋館内を歩く旅人の僕は
黒い机上に置かれた
「ソクラテスの灯」という彫刻に
ふと足を止めた
衣の服を身に纏う男が
頭を垂れて
右手にランプの灯をぶら下げながら
歩いている ...
「TELEPHONE」という黒文字の上に
小さい金の王冠が描かれた
ロンドン旧市街の赤い電話ボックスが
洋館の芝生の庭の木陰にひっそりと立っていた
硝子のドアをぎぃと開けば
木 ...
遠藤周作様
年末年始の神戸への旅を終えた今、あなたの故郷である地で過ごしたかけがえのない時間を無駄にすることの無いよう、僕は自らの弱い心にもう一度、これからの日々の決意をする ...
新年の挨拶に
明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします
は長いから
しんねんは
でいいじゃないか
エコじゃね?
旋毛から
一直線に
舌の根に
落ちる実
深奥にまで
這い進む虫
苦さを感じ
枝上落とすが
また何処かで
自ずと育ち
根が広がり
葉音を鳴らす
床しい小花と
咲 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
コトコト
ろくましん
自由詩
2*
09/1/3 9:55
聖夜ノ絵 〜 異人館にて Ⅲ 〜
服部 剛
自由詩
0
09/1/3 9:47
音楽
れつら
自由詩
2
09/1/3 7:28
剛毛
サトタロ
自由詩
1*
09/1/3 3:10
上にぎり灰皿
〃
自由詩
2*
09/1/3 3:01
東京プラネット
ゆうと
自由詩
0*
09/1/3 1:57
強がる君へ
夢月
自由詩
2
09/1/3 1:04
リフレイン
麻生ゆり
自由詩
1*
09/1/3 1:00
絵本のささやき
水島芳野
自由詩
0*
09/1/2 23:39
帰省
小川 葉
自由詩
6
09/1/2 23:22
翼を無くした嬢
見崎 光
携帯写真+...
3
09/1/2 23:18
フェアリーテール
ゆうと
自由詩
2*
09/1/2 22:52
仝句集(自由律)
KETIPA
俳句
1
09/1/2 22:45
目
木立 悟
短歌
1
09/1/2 22:18
今日も雪です。明日も雪です。
榊 慧
散文(批評...
4
09/1/2 21:10
お空のかみさま
アヴィ
自由詩
6*
09/1/2 20:23
失った物
光井 新
自由詩
2*
09/1/2 18:18
キャトルされるぜ
くぼた
短歌
1
09/1/2 18:02
他人を愛する為に
ペポパンプ
自由詩
3*
09/1/2 17:27
心のごはん
ハルアキ
自由詩
2*
09/1/2 16:36
喫茶店の休日
K.SATO
自由詩
0
09/1/2 15:46
伝えたい
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/1/2 15:32
永遠の夫
〃
自由詩
2
09/1/2 13:27
しあわせ
〃
自由詩
3
09/1/2 13:20
着信
NARUKO
自由詩
1
09/1/2 12:37
ソクラテスの灯 〜 異人館にて Ⅱ 〜
服部 剛
自由詩
2
09/1/2 10:16
ロンドンの赤い電話ボックス 〜 異人館にて Ⅰ 〜
〃
自由詩
2
09/1/2 10:00
敬愛する遠藤周作先生への手紙 〜神戸旅行記〜
〃
散文(批評...
2
09/1/2 9:11
しんねんは
短角牛
自由詩
2
09/1/2 3:49
みからみ
ふるみ
自由詩
1
09/1/2 3:47
4588
4589
4590
4591
4592
4593
4594
4595
4596
4597
4598
4599
4600
4601
4602
4603
4604
4605
4606
4607
4608
4609
4610
4611
4612
4613
4614
4615
4616
4617
4618
4619
4620
4621
4622
4623
4624
4625
4626
4627
4628
加筆訂正:
音楽
/
れつら
[09/1/3 8:19]
やや修正。
喫茶店の休日
/
K.SATO
[09/1/2 16:02]
あ
7.37sec.