僕達は

光を求め

歩く

まるで虫のように…

でも僕らはバカだから

ネオンの光に騙される

まるで麻薬の様に

甘い甘い誘惑へ

誘われていく



で ...
ペンネが路上に転がっている
曇天の下無数の人差し指がペンネをいじくっている
塗炭ばりの工場の前で独楽を回す少年
しまい忘れた風鈴が金平糖のような音を立てている
少年は緑色の独楽を得意げに空中に ...
幸運のバッファローが鼻血を出して
ポケットいっぱいのピーナッツは欠伸してる
誕生日

ああ 今夜も 
おなかいっぱい
日差しがいっぱい
ぶつぶつがいっぱい

ああ 今夜まで
「まあ ...
うすい長袖の体は震える
氷結晶の霜が震わせる
暖房の効いた部屋に
逃げ込まないで
震えている
ウォーターフロント 風の高層ビルに満月が架かる


護岸に寄せるさざ波 夜光虫の息


防波堤に寝ころび夏の大三角形を捜す


海風が髪を撫でるほど吹きつけて風


突堤で発火 ...
その髪は毒の蛇

歯は鋭い猪の牙

青銅の手に 黄金の翼を持つ

彼女の姿を見た者は

全て石となる

神話時代の醜い怪物メデゥーサ



乾いた丘陵のうえの神殿が

...
街路樹に寄り添って
まばたきを我慢すると
色々なことが見えてくる
見えていたのに見なかったもの

園芸店の軒先で
ペチュニアがビニールの容器に
無造作に投げ込まれて
冬の曇天を眺めてい ...
エゴイストの鳥はうたう
自分の目で見えた世界を
自分だけの声で
うたで

エゴイストの鳥はうたう
知っていると
自分のものだと
エゴイストの鳥は
エゴイストであることも知っている
...
{引用=死して尚も取引される彼
死を回避しながらも墓石に値をつける詐欺師の群れ
安らかな終焉にまだ続きがあったなら
それでも彼は穏やかに旅立っただろうか}

シャーマン達が今日も街中で炎を焚 ...
大阪を発ち東京に向かっていた

車窓の闇のせいで
一瞬夜のような錯覚を覚える
これは朝の暗さなのだ
車内の匂いがまだ人間に撹拌されていない

車内の明かりの鮮度に目がなれてゆく
車窓の ...
そう
ぜんぶ自分が悪かったんだと
見止めてしまった方が
楽なんだ

戦いを挑む気力もない

お風呂を洗い忘れたのもわたし
水道代がかかるのもわたし
シャツの襟汚れが落ちないものも
...
僕は夢想する

雲一つ無い青空に
ぽっかり浮かぶ黒い月を

僕は夢想する

鬱蒼としたジャングルに
飛来する原色の鳥達を

僕は夢想する

ジャングルの樹々の間を
悠然と歩む ...
アトラス天穹支え想いに風吹く


寒空の常緑茂る つづまる小鳥


唱題の中 顧みる生命の傾向


不動の蓮華座へ向け今日も一歩
店を出た
広い通りにはまばらに人がいて
車がたまに低速で通り過ぎる
何が売られているのか
よく分からない看板の店が数軒
不必要なほどカラフルだ
悲哀との距離感を分からない幸福を ...
{ルビ=
突然のお手紙失礼致します。
何をと思われず、どうか先をお読みください。
この手紙は、招待状でございます。
私どもの国にいらっしゃいませんか?
急なご連絡でまことに恐縮ですが、
私 ...
眠れない日の
眠れない夜は
より明確に朝と繋がる
その夜で太陽は欠けもしないし
この地球の丸さを
完全に隠し去ったりもしない
どこまでも繋がっていくこの夜は
言ってみれば人 ...
いつものバスに揺られ
曇った硝子を見やる

ヘッドライトがレーザーみたいだ
ならば街は宇宙戦争か
ならばネオンは流星か

霞んだ視界を晴らすために
冷え切った指をのばす

空から舞 ...
あなたが朝カーテンを開けて外を眺める時の気持ちを想像する

あなたが行ってきますと言ってドアを閉める時の気持ちを想像する

仕事が終わって、家に明かりがついている時の気持ちを想像する

あ ...
mustの集団ヒステリーが
さびしい冬には 堪えるから
こたつ があったかい
西も東も今も昔も
全部忘れたいなあ
閉めきった六畳一間に身を潜めて
ほどよい温さに
とろんと 分からなくなっ ...
 
いつか聞いた
オルゴールの音が
こんなにも懐かしく
わたしの島にもとどく

音階は等しく
何度でも
誰もいない浜辺に辿り着き
朝には朝の
昼には昼の
夕暮れには夕暮れに
染 ...
好きな花束ねて 花束作ろう
好きな花束ねて あの子に贈ろう
迷いの白と気負いの赤を
一緒に束ねて あの子に贈ろう

波に打たれて もう涙も流せぬ
そんな人の 心を暖める花束
大切な誰かに ...
浮かんだ言葉が
消えていく
いつだって、そう
若年性認知症なんて
あるのかな

誰かメモリーを
増設してくれ

お代は
後払いでいいかい
ダメかい
爽快


カ ...
言葉は誰としてでもなく
残像として流れていく
どんな外側としてでもない 奴隷は
労働者としてでもない ひとつの肉体だ
足先だけで立ち止まりつづける 
そして 角のドライブスルーで メニュ ...
到達点ではないという意味に於いて

私の志す理想は王国にあらず

一部の者たちの人格の磁場にあらず


王国とは自らの理想郷を言う

その王国が開かれたものであるのか否かは

...
                   091125



殺されたのは
弱気で
強気は生き延びて
外に出かける
出合った弱い者をやっつけて
家財一切ぶんどった
そんな先祖を持ってい ...
眠れない夜の窓際で
二重に映る折れそうな月
見つめるわたしの虚像が屈折して
見知らぬ冬をさがしている

ひときわ風の音が強く思える夜は
肩の震えが止まらないものだ
ハーパーを湯で割って
...
部品の再会が果たした最低限要素の集まりは
此処に天然の音鳴りの役割を再開させたので
他との差異化一途に前進のみを継続したいが
競合と比較した故の最下位を気にも食わない
部位と決別する千載一遇の ...
束の間に夢待ちわびて秋の暮

濡れるほど赤く恥らう紅葉かな

落ちるとも飛ぶとも知れず秋の蝶

迷い子の印なるべし残り柿
ただ微笑むしかない僕に、あなたは何故謝るんだろう。
裸の足を水に浸けたまま、
膿んでゆく傷口を、冷めた目でただ見ていた。

あなたは何故、愛などと呼ぶのだろう。

信じるべきものなど何もないさ
正しさ ...
晩秋は山の夕暮れ
山の子どもはその頬を
真っ赤に染めて
白いふとんが敷かれるのを
待っている

 また来る朝に
 目を醒ますため
 また来る春に
 芽を咲かすため

晩秋は山の夕 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
那散(沙龍)自由詩1*09/11/26 18:36
思春期しめじ自由詩209/11/26 18:15
鉄のハンス都志雄自由詩3*09/11/26 17:44
鳥の孤独within自由詩5*09/11/26 16:59
フロコンの描く海にてアハウ俳句5*09/11/26 16:29
メデゥーサの眼差し楽恵自由詩4*09/11/26 15:54
見えていたのに見なかったもの瀬崎 虎彦自由詩609/11/26 15:22
エゴイストの鳥は朧月自由詩309/11/26 14:56
鳩の多い街瑠王自由詩4*09/11/26 14:11
朝暗いうちに吉岡ペペロ自由詩809/11/26 13:19
せい蒼木りん自由詩009/11/26 13:13
黒い月ー序……とある蛙自由詩12*09/11/26 9:44
アトラス考アハウ俳句209/11/26 9:14
とある店にまつわる話相田 九龍自由詩009/11/26 4:26
「こびとの国からの招待状」月乃助自由詩4+*09/11/26 4:20
眠れない夜に相田 九龍自由詩309/11/26 2:59
埋没相羽 柚希自由詩2*09/11/26 1:50
あなたがヘンナー・キ...自由詩309/11/26 1:41
ひとりごたつやまぽん自由詩209/11/26 1:38
オルゴール小川 葉自由詩409/11/26 1:08
花束瀬崎 虎彦自由詩4*09/11/26 0:50
素敵に認知症小林螢太自由詩5*09/11/26 0:48
金を手に入れて、そして…番田 自由詩209/11/26 0:11
王国にあらず吉岡ペペロ自由詩209/11/25 23:11
愚痴オヤジあおば自由詩3*09/11/25 22:38
冬空の埋火たりぽん(大...自由詩5*09/11/25 22:38
サイカイ→サイカイ邦秋自由詩009/11/25 21:54
手帳より亜樹俳句1*09/11/25 21:43
砂の城水島芳野携帯写真+...109/11/25 21:41
晩秋は山の夕暮れ亜樹自由詩209/11/25 21:17

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加筆訂正:
「こびとの国からの招待状」/月乃助[09/11/26 8:55]
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