フルフル雪が舞い降り
月明かりが
寂しい
歩いてゆく
傷ついた羽を広げ
暖を取る
また明日も飛び立つ
星が消える。
太陽にはなれないけど
明るく、楽しく、元気良く、
笑顔で ...
寒くて
指の先まで届きそうな
死に向かう冷気
それはそれで
兎角寒くて……
やらなければならないことは
3枚の毛布を体から引き剥がし
1枚のシャツと1枚のタートル ...
見つからない
欲しい物が見つからない
何を探しているかも
分からない。
探し物が見つからない
探している物すら
分からない。
全てが分からない事だらけ。
...
僕らはまた戦争に負けた
いつまでも生きていられると思っているのかい?
君は拒み続ける
でも僕はあきらめないよ
だって時間は過ぎ去っていくんだもの
僕は忘れる
大事なことを忘れる
昨日 ...
信号待ち
目の前で
ビルが壊されていく
ここは日本だから
ゆっくり
ゆっくり
壊されていく
こんなこと
とっくにわかってた
このビルが建った頃から
滅びていくのを
待って ...
{引用=しにがみ達は安堵の笑みをもって軽やかに表面を撫でてゆく
次第に露になってゆくその裸体がすべて明らかになった時
私達は知ることをやめるだろう}
無知に臆病なライオン達が双眼鏡をもって立 ...
私の一生は恋人に添い遂げていたので
もはやこの世の全てに私はいない
とはつまり、恋人の視点から見た私は
恋人から遠く離れた生き者であり、
恋人が死を選び目をつむり呼吸を終えたそれから、
生き ...
やめてください!
写メ撮るのやめてください!
ネットにアップなんかされたら、家族や友人に見られるかもしれんやろ。
めっちゃ恥ずかしわ。
ブログにアップとか 絶対やめてください って ...
はなさきみだれてのにはるのかぜ
ふるふるとそよぐこのはのかなでるおと
こころふるえてみずうみのうえてをやすめ
きんいろとぎんいろとそしてほんのすこしきいろも
星が流れるたびに涙光り
路面 ...
十字路に立って交わした契約は
今では反故になりそうだが、
これから先の道行きに
指針となるはず 悪魔の言葉
神に言葉はかけられない
神から言葉はかけらない
教会にいてもかけられない ...
月に一回の
言えないゴミの日に
たまったゴミを捨てている
心の隅の折り返しの
袋をひらいて捨てている
言えないゴミをだしたとき
決まって雨が降ってくる
想いが空に逃げるから
雨にな ...
091211
蓄電池
差別される燃料電池と
太陽電池
非常用の空気電池と
ボルタの電池
アルミホィールと備長炭を
塩水につけて
電池を作る ...
町の明かりに急かされて
いそいそそわそわな12月
ちらつく雪のかすかに向こう
陽炎の様にぼんやりと
朧気ながら照らす月
ああ、手をたたけば師走は走る
閃光瞬く一瞬で
ふとした ...
寄り添うと寒がりな君の体温を奪ってしまうとつぶやいた君
少しだけ落ち込んだ君のメールは抱きしめてよと叫んでるのか
わき腹をつついて遊ぶ君がいてつつかれ笑う馬鹿な楽しさ
何となく素 ...
人はデジタルなものに支配されているのか
人はアナログなものに支配されているのか
そのどちらもなのか
どちらでもないのか
人には依りどころが必要なようだ
思想や情動の成 ...
高校を卒業して
家を飛び出してから
二十年になる
お盆と正月などには
申しわけなさそうに帰省してきたけれど
それぞれ五日ずつ滞在したとして
二十年かけても
わずか一年にさえ満た ...
きれいごと言うな
なんて言うな
こんなにきれいごと言わなきゃいけねえ時代はねえぞ
俺にこんなこと言わせるな
俺がこんなこと言うのは
どう考えても似合わねえと思うぞ
でも俺にはどうしても大事 ...
この広い世界
高速道路の神殿の柱の裏側は冷たく青ざめている
柱と柱に切り取られた
古代ローマの郊外の風景
鳥がやって来る
木々は赤い実をつけて鳥を待ち受ける
谷底の ...
慌ただしい日々が続く
けたたましい電話を機械的にさばく
だから静かな夜が私には必要
今日冷たくしてしまった皆様
ごめんなさい
忙しいとは心を亡くすと書きますから
いつもより遠出した散歩の途中
気がつくと僕は
古墳の前にいた
その古墳のことを
僕はそれまでただの自然の丘だと思っていた
『県指定史跡』と書かれた案内板に
黒い鳥が一匹だけ止まっている ...
アルバトロスのアは阿呆
アルバトロスのルはルンペン
アルバトロスはとろすぎるので
アルバトロスと呼ばれています
アフロディーテのシルクの羽毛
翼広やかに空を翔けても
二本の足ではろくに ...
涙のそれとは限らないけど
洪水が来ます
方舟の準備は出来ていますか
胸の中にはひとつがいずつ
悲しみと喜びと
なつかしさや可笑し味やら
小鳩たちのことも忘れずに
言葉が担ってくれ ...
{引用=
白く、鉄塔が、明け方の空に溶けこむ。昨日からの読みかけのページをめくるように、朝は、なめらかにわたしに降る。ここから失われたものなど、ひとつもないかのように、無音のまま、満ちていく。水を ...
君がいたから
僕(私)は変われた。
君は光をくれた。
それは、とても大きくて
とても眩しかった。
いままで淀んでいた空には
明るすぎた。
あの日の出会いで
僕( ...
曇りガラスの向こう
聖なる夜に
何処かの教会から
響く讃美歌
荘厳で美しい歌は
街を優しく流れ
街角の隅で震える
黒猫を包む
暖かいキャンドルを囲むテーブルに
浮かぶ笑顔はどれも ...
091210
九官鳥を捕まえた
明日からは
代弁してくれるので
雄弁家の顔を作る
泥粘土をこねて
顔に塗る
生乾きの間に
次の顔を考える
次の顔 ...
尋常ではない色彩感覚の中で
戯れ歌い泣きなぐさめられる小さな箱の中の宇宙
まばらに直立不動のバルチテリウムを眺めていると
まだまだ化石にはなれないなあ、と安堵したり悔しい
個人的な体験にす ...
僕の心にハサミを入れて
切り売りしてみたんだ
全部並べてさ
いい心と悪い心と
どっちが売れるか試してみたんだ
よく晴れた朝に
車はない道路に
脇には見たことの無い
花が咲いていた
...
世の中が
ハッピーエンドに
なって欲しいと願うのは
私だけでしょうか?
幸せになるために
生きているのでは
ないでしょうか?
現実を知りませんか?
苦しい時を耐えるには
夢や ...
いつか
この空に
熱い虹をかけよう
お前には
手紙をあげよう
いつかお前が
書くはずだった手紙を
銃口が
火を吹くと
我々は喋りだす
いつか
この空に
熱い虹をかけよう
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
仮面舞踏会
ペポパンプ
自由詩
4*
09/12/11 18:57
焚き火がしたかっただけなのに
草野春心
自由詩
0
09/12/11 18:49
×
那散(沙龍)
自由詩
1*
09/12/11 17:57
10年代へ
within
自由詩
11*
09/12/11 15:52
崩壊
チアーヌ
自由詩
2
09/12/11 15:39
理と迷信
瑠王
自由詩
6*
09/12/11 14:25
化け物探し
彼女
自由詩
2*
09/12/11 14:17
千葉なのに東京という あの場所で
北大路京介
自由詩
19*
09/12/11 12:47
さようならとさようならの隙間
瀬崎 虎彦
自由詩
6
09/12/11 11:03
クロスロード
……とある蛙
自由詩
6*
09/12/11 11:03
言えないゴミの日
朧月
自由詩
2
09/12/11 10:36
乾電池
あおば
自由詩
2*
09/12/11 9:05
師走
テルテル坊主
自由詩
0
09/12/11 3:32
物好きだね。
雨流れ。
短歌
1*
09/12/11 2:39
テロは思想か情動か
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/12/11 2:13
彼方へ
小川 葉
自由詩
3
09/12/11 1:50
きれいごと
新守山ダダマ
自由詩
2
09/12/11 1:47
ロードムービー02
ty
自由詩
0
09/12/11 1:07
忙しい
夕切り
自由詩
1
09/12/11 0:46
古墳公園を歩く
楽恵
自由詩
9*
09/12/11 0:06
蒼海の神槍アルバトロス
海里
自由詩
1
09/12/10 23:57
船外機/胸の方舟の作り方
〃
自由詩
2
09/12/10 23:50
「詠唱」
望月 ゆき
自由詩
13*
09/12/10 23:06
ひかり
とわ
自由詩
0
09/12/10 22:21
メリークリスマス
ミツバチ
自由詩
10*
09/12/10 22:17
途方へ
あおば
自由詩
3*
09/12/10 21:26
こんなにきれいなマドリード
瀬崎 虎彦
自由詩
2
09/12/10 21:01
心売りの少年
朧月
自由詩
5
09/12/10 20:51
ハッピーエンド
ペポパンプ
自由詩
5*
09/12/10 20:46
途方へ
若原光彦
自由詩
4*
09/12/10 20:01
4143
4144
4145
4146
4147
4148
4149
4150
4151
4152
4153
4154
4155
4156
4157
4158
4159
4160
4161
4162
4163
4164
4165
4166
4167
4168
4169
4170
4171
4172
4173
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
加筆訂正:
理と迷信
/
瑠王
[09/12/11 18:40]
ちょっと修正
7.29sec.