中洲に立ち止まった時間
初めてなのに何故だか懐かしくて
辿った記憶の終着点には
少年が笑いながら花を引きちぎっていた
涙腺をどこかに落っことしてしまったことで
確かに愛は死体となった
...
「ふざけるなよ今が何時だと思ってんの」
「十四時」
「そうだよ十四時だよふざけるなよ」
そう言ってくじくんは土足で上がるなよと注意してから部屋の電気を点ける。
「薄暗いなあ。」
俺は何をして ...
「other=M」
浜名湖畔に住む老人が、言葉を発しない
物語調に、省みた波が今日もM字を描く
潮干狩りにきて、指を挟んだカニのハサミが外れてしまう
僕のせいじゃない
骨を砕いたような雲が
大声で笑 ...
星以外そこは闇だ
光以外そこは闇だ
感情はなにに
コントロールされてんだろう
思考よりも
背中を押してくれている祈りに
まだやりなおせる
こんなだから気づけたんだよ
星 ...
さみしがるのをやめにする
悲しんでばかりで雨がやまないから
しとしとしとしと空が暗いから
泣いてしまうのをやめにする
このままいくと目がとけて
海に流れてしまうから
あちらのほうか ...
怪物と少女
ひとりぼっちの怪物は 通りをのそのそ歩く
大きな体に黒い翼 怖がってみんな逃げ出す
友達が欲しい。 優しい瞳から大粒の涙を
いくら流しても 怪物はひとりぼっちなのでした
...
アンドレ・ブルトン 女は影なのですか
こんなに世界は変わっているのです
口に出せないことを 何かで紛らわすのは
枯れていく体と共にあります
孕まないメンスをメスをいれ すべて取り出 ...
(中島みゆきが唄います)
仮性だから
どうでもいいと
思ってきたけれど
今夜だけでもいいから
きれいに剥けたい
人生最高の美女と
一夜をともにするから
大人の男であるところ ...
街灯のあかりを月と見間違え、曇り空みて息を吸い込む
刹那の隙に覗く空も
今日は鈍色
目を閉じても
訪れない森のなかで
息をする音を探す
何かを発したくても
伝えられない感情が
冷たいシーツのなかで
絡まり縺れ合う
感情だけが
...
昔ね、現象学豚野郎(*)にも、コケにされちゃったことあるんすよ、私……。
そいつはね、こっちが何を言ってもそのあとに、
「──と、あなたが考えているということからしか、始められない!」
と ...
カチリッ
音がする
盲目の鹿
嗚咽する
捻りあげた餅
ちぎれる
不様な太陽
怒れる
単純明快な答えなんて無いんだよ
窒息しろ
問答無用のオリジナリティ
謝罪しろ
不愉快
...
エプロンににじみて母は微笑めり氷菓のうへの苺シロップ
母はまだおみなごなるらむデザートの凍れる苺冷凍庫にあり
わが母のちぶさ重しも苺{ルビ熟=う}れ口にふくめばつぶつぶが刺す
絶滅、消滅、減滅
世界の一つ
個として
私があり
私が生きている
私が進化して
何かが絶滅する
実感して生きていこう
わたしは消えない
わたしを見ている人
...
帰る度 花がふえてるこの家に 娘はいない(むすめはいない)
実家の犬はなぜかパンジーの花をたべる
母ががんばって作った庭の中から
なぜかパンジーをみつけてきては
いつも食べている
そのことを青木ちゃんに話したら
青木ちゃんは笑っていたが
彼女に ...
嫁が欲しいが良縁がないので
この際もう人でなくても良いと思い
皮付さきいかを嫁として迎え入れたが
晩酌のつまみをうっかり切らした際
ほんの出来心で嫁を食ってしまった
以来わたしは嫁殺しの罪を ...
陣中見舞いはもう飽きた
今度は俺が大将軍になり
世間の悪を正してまわる
そしたらお前は腰を抜かして
へぎそばを手繰る手を止める
ふたりの心が今ひとつになった
桜の花が満開だ永久に満開だ
...
紅鮭を煮て食いたいのに
紅鮭を煮てはいけない法
お前ら全員人でなしだよ
頭脳が狂っているんだよ
紅鮭も煮させないなんて
お前ら全員丸坊主だよ
連帯責任で丸坊主だよ
部活停止で溝浚いだよ
白い天井を見つめている
黄金週間の夕暮れどき
一日のさいごの光を見つめている
壁にはパンプキンの絵画
胸にかぶさる世の戯れごと
天井のもう少しさきを見つめよう
少し向こうには
希望のふり ...
僕と君とは同じ穴のムジナだと言いきってしまうのも、きっと悪くない。
同じところに住み、同じような色の服を着て、朝と夜は同じ時間にご飯を食べているのだし、君は僕のことを家族だと言ってくれているのだから ...
羽虫を捕らえた燕が
川面をまっすぐ掬っていく
明日は雨だろう
燕は手の届きそうなくらい
低いところを飛んでいるが
私が駆け出すまもなく去っていく
黒い弾丸のように空を切り裂いて
...
春色慕情
無関無色といえること
五月の夜に悟れり
本を買わず
本を失わず
酒食を節し
心の赴くさまに
生きて禍なし
完成はせず
技を磨かざるべからず
常に研さんして
...
たぶんあの頃の自分とは
全く違う自分で
ついさっきの僕は
もういなくて
感じたことだって
もうその時と違って
ここである意味なんてなくて
...
歪みだすと止まらない
記憶の底から 漂う廃棄物
悲しくなる でも繰り返される
汗と飴は 釣り合わない
何かが砕ける音 初めてじゃない
言葉にはしない 出来やしない
悲しくなる でも繰り ...
俺は就職する
なくなってしまった 朝日を流れる
街に 追いかけていた夢を
売りそこねた石ころだった
空中を見つめていたのかもしれない
宇宙に 汚されることすらなく
夜の雑音として死んだ ...
母さんがオナベをしてブクロに住んでくれた
小林商事つぶれたろうとヘッセと安室ちゃん
古着屋の需要はまだ高い赤耳のリーヴァイス
(後略)
猿渡群馬
この詩を ...
赤黒き 赤黒き 赤黒き
ワインのような 夕陽のような ザクロのような
血を啜り 血を啜り ...
回線は切らずに
口を閉じた
私信は返さずに
目を瞑った
耳にはイヤホンを
捻じ込んであるから
君の声は椎名林檎だ
鼻は塞ぎようがないから
自分の愛しい臭いを
嗅ぎ過ぎて吐いた
誤解を解こうと ...
人ほどつくりつづけるいのちの存在はない
しかもそこには魔法の杖などなかったのだ
引き寄せの法則は結果のお話しだった
意識の持ち方のことではなかった
太陽や風や大地、有機物や無機物
あらゆるも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
東梅田駅8番出口
中原 那由多
自由詩
8
10/5/4 23:21
午後
榊 慧
散文(批評...
2
10/5/4 23:04
other=M
クローバー
自由詩
1*
10/5/4 22:56
宇宙の闇
吉岡ペペロ
自由詩
5
10/5/4 22:44
幸せの小鳥
朧月
自由詩
4
10/5/4 22:30
怪物と少女
itukam...
自由詩
1*
10/5/4 22:21
つぶやき
yoyo
自由詩
4
10/5/4 21:55
仮性『けしょうと読んだら元ネタが分かります』
花形新次
自由詩
1*
10/5/4 21:53
家につくまであと八分
朱印
短歌
1
10/5/4 21:47
『鈍色』
あおい満月
自由詩
3*
10/5/4 21:40
現代思想に関するスケッチ(2010/05/04)
藪木二郎
散文(批評...
1+
10/5/4 21:31
鉄の感触
Oz
自由詩
2
10/5/4 21:21
苺
非在の虹
短歌
0
10/5/4 20:15
壮大に自分を詠う
夜恋
自由詩
0
10/5/4 19:22
MOTHER
あぐり
短歌
6*
10/5/4 18:49
はじまりの美しさについて
中村 拓人
自由詩
1*
10/5/4 18:30
嫁殺し
セガール、ご...
自由詩
4
10/5/4 18:17
妖怪
〃
自由詩
3
10/5/4 18:17
処分
〃
自由詩
1
10/5/4 18:16
天井のもう少しさきを
吉岡ペペロ
携帯写真+...
10
10/5/4 17:24
ヒゲ
がん
自由詩
1
10/5/4 17:03
燕
照留 セレン
自由詩
1*
10/5/4 17:01
春色慕情
生田 稔
自由詩
10
10/5/4 16:29
ここに、
蓮未
自由詩
1
10/5/4 16:06
悪循環生命体
蒼穹
自由詩
2
10/5/4 15:45
窓の五月病
番田
自由詩
2
10/5/4 15:34
観照なのか過干渉なのか不感症なのか性感染症はない私 ;
salco
散文(批評...
15+*
10/5/4 15:09
tasting
ハイドパーク
短歌
3*
10/5/4 14:24
ひとり
nonya
携帯写真+...
8*
10/5/4 13:48
存在の法
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/5/4 12:50
3993
3994
3995
3996
3997
3998
3999
4000
4001
4002
4003
4004
4005
4006
4007
4008
4009
4010
4011
4012
4013
4014
4015
4016
4017
4018
4019
4020
4021
4022
4023
4024
4025
4026
4027
4028
4029
4030
4031
4032
4033
4.82sec.