一つ、人より真面目でいれば

二つ、不遇はされまいと

三つ、身を粉にして働いてみたが

四つ、世の中がつまらなく

五つ、六つ、七つ
いつも虚しいと泣いていた

八つ、ようや ...
かび臭い二月に始まる
情けない恋のうたをサチコに

ぼくはある日
茶色い少女に恋をする 髪も制服も靴下も
少女は教室で教科書をカバンに詰め
僕は黒板のようにそれを見ていた

せっかくの ...
おい!おまえ、そこをどけ!
なんだコイツ、足がない
ひっぱってやろう
あ、腕が取れた!
なんだコイツ、腕がない
なんだコイツ、眼もない
なんだコイツ、鼻もない
なんだコイツ

失礼だ ...
ぽつり、
胸に落ちた赤い雨を撫でる指先
午後の木陰が揺れる
冷えていく風
歩いてきた道を振り返る
真珠色の太陽が
かくれんぼをする雲の袖

刹那に覗く白い世界に目を閉じると
ひとつの ...
長いようで、短いような一日が終わりました。

そして、また明日になります。

長く感じるのは、厭だからでしょうか。

短く感じるのは、愛してるからでしょうか。

僕らの日々は、そうやっ ...
青い色、胸底でからむ
糸は しんなりよわよわしく
しかしどうやったら、というほどに
むすぼれてしまって
ほどけようもなく

手と手をとるとき
ふたりは
どこにいても
山の奥を感じる
...
新緑はどうしようもなくさやかに

その繁を濃くしてゆく

往来の音が木々を揺らす風のようだ

どんな死に方になるだろう

どんな生き方を不動とするだろう

唇をよこに引っ張って上げてみる

往来の景色 ...
見えないように 幾つも隠していった
触れないように 何度も遠ざけていた
光よりも 陰よりも 離れた場所に

別れの予感は 互いを追い詰める
傷増やす約束など 出来やしない
つまらない嘘を  ...
 
 
不在票が
届いている

裏の公園の
桜が散ったのだ

こんなにたくさん
さよならを伝えたくて

春が終わっていたのだ
私がいない時に
 
 
出口は
何処だ

痛いほど清潔で
正確すぎる石段の先に
出口はない

光合成を忘れかけた
従順な街路樹の陰に
出口はない

濾過された光を孕んだ
まがい物のガレリアの果てに
出口はない

小綺麗なラ ...
故郷のある街には
とても 不似合いな
未来都市

さいたま新都心

そこに
ジョン・レノン・ミュージアムはある

もう開館10年
じきに閉館となると聞き
あわてて 訪れる

...
べたあっと広い横断歩道で信号待ちをしている人混みのなかにいた
曇り空だった
曇り空のひかりが広い横断歩道に溜まっていた
女子高生数人がぼくに笑顔で駆けよってきた
二十年まえなら吉川晃司や的場浩 ...
アタシは一介の町人でゲス
モノトーンで表現するなんて
アタシの専門外でゲスよ
町人風情には辛い世の中でゲス


風が吹いたら
あっちへころ〜り
こっちへころ〜り


テー ...
 キイキイキイキイ
 黒豚の群
 シャワーを浴びる
 音楽教師

 ブラームスを奏でた指が
 あの野郎の
 ペニスをしごく
 鼻濁音の唇と舌が
 あの野郎の
 ペニスをねぶる

...
何にも考えることの無くなった街で、自分に色々なことを考えている思いがするが、忘却することの無い瞬間を求め、けれど僕はさまよい続け、歩かさせられた。どんな料理を作るにしたって、四角の中に具をつっこむだけ ... なんというか疲れている。疲れさせられている事を誰に対して言わされることもなかった。嘘だった。今日は河原で鳥が泳いでいる様子を注視していた。ぼんやりとこの部屋に帰ってきた。僕は何も言うこともない。幸 ... 汚れた空気が
やんなって
カルキ臭い水も
飲みたくない
言葉話すすべてが
わずらわしくて
誰もいない世界へ行こう と
飛び乗った 宇宙船

空 空 空

空気の層
突き抜け ...
幸せを

運んでくれるらしい

薄桃色の

花びら は


ひら

 ひら

  ひら
ひら




のばした てのひらを
すり抜けて


ひ ...
ちーちゃんは縞々が好きで好きでどうしようもないぐらい好きで
縞々を見ないと恐怖に陥ってしまう
奇病にかかってしまったんだよ

だから
いっつも着てる服は縞々のシャツ

縞々のズボンと靴 ...
ああ

誰も意味の知らぬ

救われぬ葉々

誰もお前達を拾えず

眺めて長引く降雪に

それを見出したふりをする

それだけの事
1.

就職活動用の交通費調達に苦心する
夢を見ながら寝てた 起きた
帰ったら お酒 飲もうって思って
明日は新しい服を買いに どこかへ 近場へ
鞄は相方がくれるってさ
生活費はくれない ...
手を洗って でかけよう
東小金井にある森さんの家に
靴をぬいで家にあがったら
マリファナ茶をのんで
空色のハンカチを洗たくする
でもその日は結局


ぼくは一人で部屋にいた


...
隣の駅の「肉のハナマサ」まで歩いている途中の酒屋さんの店先で、くたびれた薄い茶色の背広を着た初老の男性がアイスのケースを探っていた。
青いパッケージのモナカを手にし、小銭を探る。
その ...
ストーンズの古臭いナンバーに
今日を生きる活力を貰いつつ
今日をやり過ごすエネルギーを貰いつつアクセル踏んでゆく田舎の
国道の一本道 今日は
客も少ないし予約の食事団体も無い
飛 ...
"森"のはなしをしよう
実家の裏側にある
"森"のはなし


"森"はプラスチックと金属でできていた
"森" ...
一日二回
同じ時刻を針は差す

空に穴がぽかりと空いて
金色の真円を描いた

木曜日のジュピター
金曜日のヴィーナスに
勝ち誇った顔で笑われる

一日三回
大量の糧が喉を通る
...
危険を知らせる音ではなかった
それは自然現象のように鳴っていたのだ
線路は続くよ、どこまでも、
永遠のふりをしてまねをして
線路は続くよ、どこまでも、
人間のつくった平行線だった
うしろからのどかな警 ...
日曜日 桜ははけて 古城を囲うお堀の濁水が媚びさえ売らずぬるく照り返す水面の気がよく晴れた正午すぎ
ごくごくささやかに 家庭的なもののなぐさめを求めてスーパーマーケットへペダルを漕いで行く

わ ...
いかなる根拠によるものか
今日が終わりの日だと分かった

朝日が昇る前
空が浅葱色に縁取られるのを
眺めているうちに知らされた
今日という日が
遠すぎる晴天になることだけは
あ ...
エスカレーターに乗ったらAKB48の特大ポスターだらけ
メンバーそれぞれがアイドルらしさ決めている
化粧品でもと立ち寄っただけなのに

ちょっとびっくしだよね

私かわいいでしょって屈託の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
数え歌トキハ スス...自由詩4*10/5/3 20:50
恋のうた(サチコに)オイタル自由詩4*10/5/3 20:22
全部、聴こえているトキハ スス...自由詩4*10/5/3 19:49
『シミ』あおい満月自由詩2*10/5/3 19:39
日々。狠志自由詩010/5/3 18:26
彼女と彼女美砂自由詩4*10/5/3 18:00
夕暮れる吉岡ペペロ携帯写真+...610/5/3 17:44
ひみつ蒼穹自由詩410/5/3 16:24
不在票小川 葉自由詩910/5/3 16:22
出口nonya携帯写真+...3*10/5/3 13:37
Yoko と Youko森の猫自由詩5*10/5/3 12:13
曇り空のひかり吉岡ペペロ自由詩710/5/3 10:48
積極的逃避寒雪自由詩010/5/3 9:18
黒豚の王藪木二郎自由詩010/5/3 2:42
鉄のまな板番田 自由詩110/5/3 2:23
なんだか疲れた自由詩010/5/3 2:21
『月面着陸』東雲 李葉自由詩1*10/5/3 1:29
ひらりら李伍 翔自由詩0*10/5/3 1:01
縞々ちーちゃん冬野 凪自由詩1*10/5/3 0:05
現世林散布すべき薬...自由詩010/5/3 0:03
新幹線だった。国産和風モモ...自由詩110/5/2 23:54
呼吸中村 拓人携帯写真+...1*10/5/2 23:46
切り取るask自由詩2*10/5/2 23:43
今日も又TAT自由詩1*10/5/2 23:24
"森"のはなし中村 拓人自由詩1*10/5/2 23:13
廻る第三惑星葛西曹達自由詩110/5/2 23:07
踏切吉岡ペペロ携帯写真+...710/5/2 21:51
マーケットプライスレスメチターチェ...自由詩7*10/5/2 21:10
終わりのブリキしろう自由詩5*10/5/2 20:51
49番目のひと恋月 ぴの自由詩27+*10/5/2 20:46

Home 戻る 最新へ 次へ
3995 3996 3997 3998 3999 4000 4001 4002 4003 4004 4005 4006 4007 4008 4009 4010 4011 4012 4013 4014 4015 4016 4017 4018 4019 4020 4021 4022 4023 4024 4025 4026 4027 4028 4029 4030 4031 4032 4033 4034 4035 
5.27sec.