始発まで三時間あるし聞かせてよ君の世界や夢の形を

ピストルを三月に向けて撃て明日のあなたはきっと大人なのだから

そうなんだ、およそ三万年前の今日だってここは花が咲いてた
子供の頃
熱が出ると決まって
同じ夢を見た

一本の線の上を歩いてる
やがてその線は
ぐしゃぐしゃと伸び
僕の体に絡み付くのだ

そこで目が覚める
汗でじとっとした体が
とても不 ...
あー あっついから
ざぶんと かおをだした

ひふを
うちのナナみたいに
ぬぎすてられたら
いいのにー

ナナは
かしこくて 
おおきないぬだけど
ドーナッツが
たべられな ...
         



経糸の波が島に打ち寄せ
砕けた珊瑚の欠片が筬の羽の隙間を通る  
浜は白く織り上げられ
降っては降りてくる日射に
転がる岩岩は奪われた影を慕っていたが
素足 ...
             



淡い夢をみる夜がある
夏休み庭に植えたブーゲンビリアに
いつの間にか背丈を追い越され
生い茂る葉がどれだけ季節を重ねても
記憶は夏しか残らなかった
...
入浴

私たちはもう赤ちゃんのように清い
妻が寄り添って
頭を洗ってくれる

昔母がそうしてくれた
母のような手が

私達は二人で今夜も入浴した
血脈の流れに溺れ
乱れた遺伝子を撒き散らす
肥大化したショウジョウバエが
汚水の中でもがき苦しむ


昨日の世界は憂鬱で
今日の生命は窮屈で
鈴なりの行列が続く
焼け付くよう ...
クリヤーレンズのサングラスをして
吊るしの安物スーツに身を包み
髪の毛をぴっちりと整えたうえで
郵便局へ簡易書留を出しに行く
頻りに腕時計を気にする素振りで
1000円札1枚しかない財布を開 ...
風呂を洗って二百円もらい
米を炊き上げて三百円もらう
その金で僕は煙草を買いに
10キロ先のコンビニへ行って
足腰の鍛錬をやったつもり
また今日も1日が終わるのさ
ダンプカーに撥ねられもせ ...
俺はきっと人柱になって
この国の危機を救うんだ
俺はきっと人柱になって
この国の民を救うんだ
今はまだその時でないから
少しだけ寝ていたいんだ
わたしいなくなりたい
とおい夜空にきえたい
きれいじゃなくていい
光ってなくていいから
今すぐいなくなりたい
裸足で走ってとびたい
誰にも知られずに
誰もいないところへ

影 ...
パンを焼くと
私の体は 寂しい
パンが胃を満たすけれど
私だけは うれしくはない

私は 風車の 遠くで
小麦の匂いを嗅いでいる
釣れるポイントの遠くで
名前としてすら 忘れた

...
私の願望は何一つ
描きはしないだろう
何もかも知りつくしていた 絵画作品を
暗闇の奥に 凝視する


絵とは 風のようなものなのだろう
そして 私は言葉を飲み込んでいる
生きていくため ...
透明な煉瓦の壁をよじ登る 淋しい顔のアネモネの咲く


5センチの距離がただただ遠かった 手を掴もうと力をこめる


ペディキュアは必ず赤と決めていた 戦う心がめげないように


...
 
 
ある晩
遠い親戚夫婦が家を訪れた
このあたりでは
数百万円で家を買うことが出来ると聞いて
驚きました
旦那が言うと
奥さんは口に手を当てて笑った
私はまだ子供だったので
よ ...
アナタはペチャクチャとよく喋る
結局何が言いたいのかよくわからない
きっと尊敬されたいのだろう
いや、喋ることが気持ち良いのだ
どっちでもいいから
少し黙っておくれよ

魚の尻尾の波に乗 ...
遅刻しちゃいそうなときはもうどっか別なとこにいっちゃいたい
行くところは
どこでもいいしどこでもない

どこでもないから
結局学校へ行く
学校と
家と
もうひとつくらいあればいいのに
...
街は涙であふれかえり

あんたはもらい泣き

あんたには、あたいの涙、まだもったいない
飯を喰らって寝るだけで、
ヒトの体ってやつぁ生きていけるにも拘らず。
                      100715



五月闇殺人事件の捜査を私的に依頼された
容疑者は未成年で殺意は抱いていないと言っている
殺害されたのは近隣の壮年男子で
...
ここに
そこに
しょうこが
なにもなかったなら

だからきっと
ゆるやかに
すりへらして
うたがわれずに
くちてゆくんだろう
好かれていないとわかった
そこらへんの
おおぜいと
いっしょだとわかった

好かれていないとわかった
そこらへんの
てきとうにこえをかけるやつと
いっしょのあつかいだとわかった

...
花ははじけて水に巻かれて
命消えたように
みえて
根っこの存在をあなた忘れていませんか

涙こぼれて水にまざって
夢消えたように
みえて
心の存在をあなた踏みつけてませんか

小さ ...
I pick up my bag in the trash
every morning of my school days
running shoes, training suits,
t ...
咳がとまらないのは喉を傷つけたからだろう
見えない肉片が腫れているのだろう
小雨の降る中 でも見てしまう
干からびて縮んだ小さな蛇が半分だけ
蟻の巣穴に入っている所
この間 蟻に狩られた蛇は ...
男も女もセックスが好きで



違うのは





男はセックスを愛するが



女はセックスに付随するオプションを愛する


...
私の「うちう」
世界と「うちう」の界面


私の表面は
二つの回転に挟まれて
無数の渦

「うちう」を見る


意識化された
漆黒の「うちう」と
言語


無数の渦の中 ...
激しい息遣いで
果てたそのあと

背中を向けて
一つの国の国民の数ほどの
命の迸りを受けた
ゴムの膜を
さっとはずして

 こんなんで隔てずに
 お前の中に入りたいよ

君はそ ...
曇った硝子窓。
向こう。
記憶。

ブランケットで身を包みながら、探し物。星屑、蜂蜜。水煮の缶詰。
そして、おやすみなさい。の、声。ため息、一つ。
あたたかい事から思いだしてし ...
此処に無い 吐息や瞳や肉体の 影を探して 眼を凝らし
耳を澄ませて狭い部屋 感じるのはただ まだ泣き止まぬ夕立のみ

互いの指から延びる糸 束ねて結ぶ紅い絆
其れをお前の肌に喰わせ ただ貪る一 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
今日へ続いた三月の群像きらく短歌010/7/16 15:19
一本線うずら豆自由詩010/7/16 14:58
あついはるな自由詩210/7/16 13:05
布晒楽恵自由詩17*10/7/16 10:15
常夏常世 自由詩8*10/7/16 10:13
入浴生田 稔自由詩5*10/7/16 8:24
King寒雪自由詩110/7/16 6:24
入念セガール、ご...自由詩110/7/16 3:24
流転自由詩210/7/16 3:24
人柱自由詩110/7/16 3:23
ちいさなあかりがあるところゆうと自由詩1*10/7/16 2:24
魚と皿と番田 自由詩010/7/16 2:08
私と何か自由詩110/7/16 1:48
ボーダーラインを消していくなき短歌2*10/7/16 1:44
遠い親戚小川 葉自由詩110/7/16 1:38
廻るOz自由詩010/7/16 1:04
一華自由詩210/7/15 23:39
あたいの涙殿上 童自由詩6*10/7/15 23:30
問題提起R.F.自由詩1*10/7/15 23:29
さくつきみやまあおば自由詩1*10/7/15 23:28
彼岸自由詩010/7/15 23:10
影毛布(シャドウモーフ)a自由詩110/7/15 22:57
生命力朧月自由詩310/7/15 22:49
Knife in my mind1486 1...自由詩0*10/7/15 22:40
狩る 咳砂木自由詩3*10/7/15 22:16
セックスについての悪魔の私見TAT自由詩2*10/7/15 22:15
うちう佐藤伊織自由詩110/7/15 22:12
最強装備雨音些末自由詩1*10/7/15 21:45
ねこといっしょ〜デゴルジェ〜おっぱでちゅ...自由詩510/7/15 21:23
潔愛sora-m...短歌010/7/15 19:31

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