うらぶれた仕事がえり
なんだか日も長く夜7時
微笑んでくれたのは
群青の空と
人工の光だった
否、色に名前をつけ
空をその名で形容したしゅんかん
空は人工そのものだったのだ
家路とはなんであろう
物 ...
{引用=
頭についていた紐は朽ちて
身体の紐は重さに耐えかねて千切れた
それは何かの始まりで
そして何かの終焉だった
}
自立を知らない人形の
糸が突然ぷつん と切れて
...
階段を降りる
チュニックのトップスに
風が吹き
ふわりと
ふくらむ
妊婦さんのようだ
もう
子をもうける
能力もないのに
なんだか
気がひける
チュニック ...
後悔を/森の奥へと歴史学のような眼差しで引いていく人
スコップを置き去りにした砂場から カイワレの芽が伸びてきました。
透ける陽のメトロノームを記録して/耳鳴りの止まぬ夜を綴じ込む//
...
だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
影絵とは宇宙のこと
シンプルな微熱が続いてゆく
いつの日か宇宙の一隅で
孤独な嘘を吐き出している
だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
愛しいとは悲しみの轍のよ ...
{引用=
不完全な過去 不確実な現在 無知な未来
・
カスタネットの赤と青が嫌だったから
いつも校庭のすみっこで地面に円を描いてた
繋ぎ目がゆるんで共鳴しなかったから
いつも答案用 ...
出張さきで夕方マクドナルド
夜は飲むなのにマクドナルド
巣づくりだけの夢を後にして
きみの白い蛇肌を調べている
人生の影絵が宇宙のようにも思えて
フィルムをまわす音しかしないのだ
宇宙いがいの光をい ...
朝の交差点で
信号待ちの学生が、友達に言った。
「本当の時間割を知りたい」
昨日話した老父が、僕に言った
「人の体の内には、星の数程の
細胞が、再生を、繰り返している」
...
五月の橋の上で
生まれ変わったら
何になりたいと聞かれた
ねことか
とりとか
雨の日の林の中の
きのこ
なんてどうかなあ
ぷつぷつとうたうたう
春の腐植の土たち
立ち上がろ ...
温かい、他界
高い高い
そこに込められた思い
さよなら、さようなら
いまは別の世界へ
さよなら、さようなら
また会えるまで
亡くなることはあっても
無くなるわけじゃない ...
どん・・・!と物音がして
窓の下には
雀が一匹蹲り、震えていた。
細い足も折れたまま
なかなか飛べずにいるようで
重い腰を上げた僕は
外へ出て、上着を脱ぎ
雀の小さ ...
僕にも使命はありますか
十字架にとまった蠅が
呟いた
失礼な発言とは礼を欠いた発言で
男も女も針の言葉で傷つけていた
おまえの愛しさばかりが人生の
80%の思い出になっちまって
思い出ばかりが人生のような暮らし
いちにち24時間狂う時計みたい
...
プリントの
連絡網の保護者欄
君のところも
女親だった
五月晴れの朝
雪が積もったら自然に落ちるように
高めに作った青い片屋根のてっぺんに
ヒキナギが二羽 歩いている
つがいでしか 見たことがなかったから
すぐ近くの電線にとまっている
カラスを ...
思い立って
あたしは
東京の山
奥多摩へと向かった
目指すは滝
滝に打たれたかった
少し前 ブログ仲間が
滝業に行ったことを
アップしてあり
興味がわいた
そこ ...
大きな病院へ行く
今では車ですいすい行く
たくさんの科があるけど
私は間違えずに
いつもと同じ科に
しかるべき物を提出する
嗚呼待つのは嫌だ
いくら壁に素敵な絵が飾ってあっても
い ...
奈緒の部屋のキッチンに
小窓から差し込む西日を受けて
ぼくに向かって微笑みかける
小型の洒落たミキサーが直立していて
到頭奈緒を奪いに来たのね。とつぶやいた
彼 ...
やったー!卓球だ。
ドライブかけて
ジャンピングスマッシュ
これでもかこれでもか
と打ち込む!
ストレス解消
あん畜生こん畜生
恨みを込めて
なんでもスマッシュ
受ける相手が可哀 ...
―Before Turning Off the Light―
君がメロドラマを失ってしまったらどうなる?操り糸が歯がゆいかくすぐったいか。感情の壁紙もしくは部屋のカーテン。地獄が太陽の傍だったなら? ...
背筋だけ 伸びきった
お兄さんに ローズマリー
髪の毛だけ フェアリーな
お姉さんに マグノリア
私を捜して
私を探して
すみれの花びらの中に
林檎の根の下に
私を ...
微かに発泡する空気の後味と
聞き覚えのない鳥のさえずりが
夢の波打際を漂う意識の
頼りない輪郭をなぞっていった
縺れ合った昨日までの経緯が
きれいに解けたような錯覚を
心地良く引き ...
青い夜の旅人
闇の中で草木を撫でる
季節感のない風を
耳の裏側で感じる
気がつくと雨がやみ
広々とした場所に放り出され
記憶のテトリスに
翻弄されていました
誤解氷解表情を抱く ...
泣きたくて泣きたくて
騒ぎたくて騒ぎたくて
赤ちゃんに戻りたくて
心の中はズッタズッタ
時代の風が強すぎて
もう一人では生きて行けない
話し相手がいない。
本ばかり読んでいる。
...
言葉で抱きしめあっても
足りないって思いますか
言葉だけじゃ
ないのも同じですか
悲しみ消えませんか
私がいつまでも
悲しみから離れられないのは
言葉にしか頼ろうとしないからですか
私 ...
シャムのことが好きです
お前には言葉が分からないから 好きだと言った
正直なところはサボってたんだ
照れていたのではないよ
片方の耳が取れてしまって 運命が似合わない
もう片方の耳で空間 ...
大きなお月様が浮かんでる
私の悲しみ食べてください
どうして私はいるのでしょう
きいてみるのに微笑むばかり
涙で霞んでいるのか
お月様の周りに
優しい影がかかってる
淡い光り ...
おまえが悪いおまえが悪いと
道往く人になじられる
いったい何が悪いのかと
自問自答してみるが
思い当たるふしがまるで無い
道往く人に何が悪いのかと問うてみても
全く聞いてもらえない
逆上 ...
ボーリング ビリヤード ダーツ
摩天楼 この俺が ダーツの矢
ボーリングボール 突きたいものは ...
看護師の知識と笑顔に救われる患者の闇に光を当てる
紙コップ片耳にあて糸電話壁にあてれば寒気する声
手作りの弁当箱に入れられた手作り色の好物並ぶ
あとがきの文字が見えればもう終る小さな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
群青の回廊
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
10/5/28 1:05
light
三上あず
自由詩
1*
10/5/28 0:47
チュニック
森の猫
自由詩
2*
10/5/27 23:51
木漏れ日カメラ
ことこ
短歌
20*
10/5/27 23:44
だしぬいて
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
10/5/27 23:36
未慣性モーメント
高梁サトル
自由詩
21*
10/5/27 23:24
宇宙いがいの光
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
10/5/27 23:23
老父の言葉
服部 剛
自由詩
5
10/5/27 23:20
五月の流れる水の上で
オイタル
自由詩
9*
10/5/27 23:20
他界
雄太
自由詩
0
10/5/27 23:17
消えた雀
服部 剛
自由詩
1
10/5/27 23:09
使命
曲がり屋レオ...
自由詩
4*
10/5/27 23:07
さよなら
吉岡ペペロ
自由詩
2
10/5/27 22:58
母子家庭のブルース
TAT
短歌
1*
10/5/27 22:08
二羽と三羽
砂木
自由詩
5*
10/5/27 22:03
滝業
森の猫
自由詩
4*
10/5/27 21:58
待つということ
小川麻由美
自由詩
4*
10/5/27 21:40
接吻
三田九郎
自由詩
1
10/5/27 21:27
念願の卓球
ペポパンプ
自由詩
4*
10/5/27 20:50
ツイート無作為接続詩100514
吹雪
自由詩
2
10/5/27 20:12
雲よりわたあめより乳色な
黒乃 桜
携帯写真+...
3
10/5/27 20:11
朝
nonya
携帯写真+...
5*
10/5/27 19:57
気がする
瀬崎 虎彦
自由詩
1
10/5/27 19:55
まるでダイナマイト
ペポパンプ
自由詩
4*
10/5/27 19:48
ネット恋
朧月
自由詩
2
10/5/27 19:14
I'ts too late
ヤオハチ
自由詩
0+
10/5/27 19:13
月夜
朧月
自由詩
1
10/5/27 19:10
おまえが悪い
冬野 凪
自由詩
4
10/5/27 18:51
スカイレーンはガターフリー
ハイドパーク
短歌
2*
10/5/27 18:21
患者
夏川ゆう
短歌
4
10/5/27 18:13
3896
3897
3898
3899
3900
3901
3902
3903
3904
3905
3906
3907
3908
3909
3910
3911
3912
3913
3914
3915
3916
3917
3918
3919
3920
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
加筆訂正:
混ぜる
/
山岸美香
[10/5/27 21:16]
ちょっとだけ変えました。
5.04sec.