西條 八十全集1、2、3(抒情詩)、4(時局詩・少年詩)と13(詩論・詩話)巻
?国書刊行会発行
を、借りました。何も考えずに予約して、来たら一冊が辞書ほどの分厚さでびっくり。
西條八十と言え ...
まっくらだったのに
その男は普通に部屋に入ってきて
箱を置いていった
その大きさは幻聴に悩む私の音域ほどもあり
身震いする
いく日もほっておいたお風呂の水を
ざぶとかけられた気分
隣 ...
くつがえりたる
そのエッジは斬って、裂きます。
手の内で
私を温めた
手の内の ハデスを
ブランケットにくるまれた
彼の丸みごと
つんざいて、
また飄々とした ...
地球儀の回転が速すぎて
僕の目が裏返る
なんてこった
地球儀で遊びすぎて
僕の体が透明になってしまった
透明な体を元に戻したい
(材料)
宝くじ ...
鏡は嘘をつくようだ
お風呂に洗面所があったから
引っ越す前だ
団地の頃だから
たぶん小2とかそのくらいの頃
「なんでボクはボクの中にいて
アイツはアイツの中なんだろう」
...
ライムを搾ればそれだけでいっとうだわ そ
う云ってきみはライムソーダを眺めている
少しばかりゆがんだグラスの底から生まれた
泡が ゆるやかに浮かび上がっては ぱちり
と弾ける きみの瞳はい ...
一晩中僕らは「恋のゲーム」に酔いしれて
そうして僕の「疲れ果てた」 目は
グラスの中を 「探している」
僕だけが 「ひとり」 歌わされているのかもしれなかった
翌朝 甘いコーヒーで 「 ...
何でもない、俺は、
思いを出るだろう。世界に、
青い、川を見つめ、
自分自身として、見つめている。
プールの、中で、
昔は、追いかけっこをしていたこと。
小さかった私は、ラムネを開けた ...
カニミソ2 / 番田さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=211270
からっとしたユーモアに、若干ただよう物悲しさ。このなんとも言
えない ...
ついに私は
私を演じきれなくて
舞台の幕を下ろしている
途中なのだった
ふと私は
我にかえり
路上で目覚めたのだ
役者のように
服を着て
それ以外に
何もなかっ ...
川辺でハエが飛んでいた。
片手を大きく振る。ハエを叩き落そうとした。
ハエは、風に反応しているのだろうか、襲い来る手の平の攻撃をかいくぐり、水面に着水しては、宙へ浮かび上がり、と上下の移動を ...
車に轢かれた猫がいた
アパートの階段を下りてすぐ
寝転んでいるそいつと目が合った
おまえ、おれがくたばるまで
カラスがつつかないように見ていてくれないか
うそ
にゃあ
...
【病んだ人】
もうこれ以上ボクの心を壊さないで。
君の声を聴かせないで、
その笑顔を向けないで、
胸が締め付けられて破裂してしまいそう。
何も見せ ...
{引用=上滑りした会話が
水槽の中で泡を吐いた
外は
しみこむような雨
果実を一つ
大きな手が絞ったような
雨
呼吸困難で
死にそうだと
酸素が足りないのだと
嘆く声が聞こえる ...
愛情は肉のかたまりのようです
二十をこえても十の少女のようだった脚を
愛情はたやすく女のそれに変えてしまった
胸にも腰にも腕にも愛情は柔らかく実って
腕のすき間から零れるような身体ではない
...
足手まといなら、そう言ってくれてかまわない
貴方の自虐的なジョークを
笑ってもいいのか分からない
社会勉強を鋭角から睨み付けた1ヶ月前から
次から気をつけます、を連呼している
泥濘を ...
働くとか働かないとかわけわからん
結局自分は楽がしたいだけなんだろ
結局極論金がすべてで働かない男経済力がない男には魅力がないとか
まあバッサリ言いきりますわ
ほんとに
京ちゃんは子供を生ん ...
ちいちゃくなる
ちいちゃくなる
ああ今小人になれたらいいのに
誰にも見付からない小人になれたら
臓器を守るようにしてしゃがむのです
普段臓器のことなんか気にしたことないけど気になる
今日
...
言葉を覚えて
可愛らしい瞳
素直で純粋
はむかわない
浮き輪を背中に付け
カタツムリ
浮き輪を顔につけて
ヒマワリと言う。
足に乗せ飛行機をすると
喜ぶ
臭い臭い布団もって ...
それはネオン街の影
砂に犯された風が吹きつく夜だった
あたしはナイフを握っている
突き立てることも
振りかざすことも出来ず
光る先は柔らかい皮肉
自転車のサドルに砂が積もる
星の粒子がこ ...
卓越した頭脳に何の問題が有るか、なんて
利己主義の恋人は言う
あなたの彼女の精神は病んでるって言うのに
袋入りの粉にまた手を伸ばす
あと一回
これしかないのよあたしには
また着 ...
おまえがメシを作る前に
言っておきたいことがある
非常に厳しい
俺にとって
ひじょーに厳しい話ではあるが
俺の決断はゆるぎないものだ(と思う)
俺の好物の揚げ物をつくるな
旬の魚の刺 ...
静かにうたえば
静かな明日がくると夢みた
みそうだった
こんな静かな夜だから
どこからか訪れるはずの
朝がくる前に
私は少ししなければならない
たとえば謝罪のような
...
ココアが飲みたくなって
君に「ココアどこ?」ってきいたら
君は心配そうに近づいてきて
おでこの熱をはかってくれた
僕はあわてて
「違うんだよ」
「ここはどこ?じゃなくて」って
言い終 ...
いつかは消える。記憶も、言葉も。
記憶は深い霧の中へ。言葉は風に飛ばされて。
手を伸ばしても届かない。
どれだけ走っても追いつけない。
そしていつかは、消えたことも忘れてしまう。
必 ...
母
ああ麗しい距離(デスタンス)、
つねに遠のいてゆく風景・・・・・
悲しみの彼方、母への、
捜り打つ夜半の最弱音(ピアニッシモ)。
ぼくの周りには、ランボーを読んだり、中也 ...
やさしい色を身に付けたいけれど
うまく馴染んでくれない
気が付くと
いつも
寂しい風景
「いろはにほへと」
と、言うけれど
夏の幻 ...
100608
カビンにバラを活ける
埋められた青春が泣きだしたのか
一斉に花を咲かせたベルばらの日々が
昨日のように感じられるのか
春猫 ...
急逝蝶苑だったのだ
ドップラー効果を知っている
無線無料タクシーに 乗って
ダンゴ虫のポーズを とって
行き着いた 場所は
碧の体液は セルロース製では
...
夜になると
傍にいるひとは
もっと近くに来て
遠くにいるひとは
もっともっと離れて行く
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
借りた詩集 西條 八十全集
ふるる
散文(批評...
10+*
10/6/9 11:05
箱
〃
自由詩
7*
10/6/9 9:26
tiny jigsaw
吹雪
自由詩
2
10/6/9 7:44
奪還
寒雪
自由詩
2
10/6/9 7:36
かもしれない
よーかん
自由詩
3
10/6/9 7:34
夏の部屋
石黒あきこ
自由詩
2
10/6/9 3:08
子供の寂しさ
番田
自由詩
2
10/6/9 2:45
何かを見つめる
〃
自由詩
2
10/6/9 2:42
ショートレビュー・サンデー 13 / カニミソ2
露崎
散文(批評...
3+
10/6/9 1:52
劇場
小川 葉
自由詩
2
10/6/9 1:46
川に落ちる。
ブライアン
散文(批評...
0
10/6/9 1:15
野良猫
七氏
自由詩
1
10/6/9 1:05
病んだ人
綾瀬たかし
自由詩
0
10/6/9 0:47
本当の敵は、可視化されない
真島正人
自由詩
6*
10/6/9 0:37
過去を抱く
はるな
自由詩
2
10/6/9 0:28
大根役者のロックンロール
中原 那由多
自由詩
6
10/6/8 23:52
うそ、だいすき。
ki
自由詩
1
10/6/8 23:48
上野駅
〃
自由詩
3
10/6/8 23:47
三歳児
ペポパンプ
自由詩
5*
10/6/8 23:07
独白、あたし
百瀬朝子
自由詩
3*
10/6/8 23:06
めらんこりあ
梨玖
自由詩
0
10/6/8 22:51
断食宣言
花形新次
自由詩
2*
10/6/8 22:29
しゃららの夜
朧月
自由詩
4
10/6/8 22:18
「ココアどこ?」
ベンジャミン
自由詩
2*
10/6/8 22:14
都合のいい人間
izumi
自由詩
1
10/6/8 22:13
大好きな詩人を紹介してみます 「吉田一穂」
非在の虹
散文(批評...
7*
10/6/8 22:08
ポエム
牛
自由詩
5*
10/6/8 22:00
ピタリと閉まる
あおば
自由詩
2*
10/6/8 21:59
急逝蝶苑
鵜飼千代子
自由詩
7*
10/6/8 21:49
夜
小鳥
自由詩
6+
10/6/8 21:39
3896
3897
3898
3899
3900
3901
3902
3903
3904
3905
3906
3907
3908
3909
3910
3911
3912
3913
3914
3915
3916
3917
3918
3919
3920
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
9.16sec.