半回転のままで 微笑む
大爆笑をしている瞬間に ねぇさんが言った
「はい! ソコノ新人笑ってぇ!」
あの頃は 貴方と こんなに笑い合えるなんて
思っていなかったよね
君 ...
あ
聞こえた
え
聞こえました?
天啓
夜ポートランドの丘の上
越えて走れスーパーカブ
時速二五マイル
パンパンパンと
マフラー破裂する
流星が
昇りながら脱線して
エ ...
砂漠には
牡牛や熊や鳩や鷹
大昔
それらすべてはひとつであったと
髭づらの人が
乱れる息を
掌の中
上手にすり合わせ
微笑み
「悪疫は煮沸消毒いたしましょう」
「悪疫を煮沸消毒いた ...
街を歩いていると
工事現場で父が働いているのを見つけた
道具のようなものを使って
ものを壊したり、穴を掘ったりしていた
父は大きな会社の重役をしているはずで
今朝もビシッと高級ス ...
君の優しさを感じる夜
月の光に溶け込んで
僕をそっと包んでくれる
蒼く静かなその光は
傷ついた僕を癒してくれる
ありがとう
大丈夫
大丈夫
僕は生きてる
...
昼間に寝転がって漫画なんかを読んでいると
すっと肩の荷が落ちる感じがするときがある
そしてこのまま死んでしまってもいいような
おさかなのような
どうでもいい平和な気分 ...
びっくりドンキーに行ったよ
ハンバーグを食べたよ
びっくりするほどおいしくて
お父さんとお母さんにも食べさせてあげたいと思ったよ
トイレに行く途中でウェイトレスが二人
ぼくの悪口を言っていた ...
飛べない鳥、飛びたい兎
もう何度目の空だろう 僕は急に飛べなくなって
長い間ここで空を見上げていた
もう何度目の涙だろう 空を飛ぶのが鳥ならば
今の僕はどんな名前なんだろう
...
ぼくの手は機械だ
ちんこをさする機械だ
頭のなかじゃきみのこと考えてるのに
ただひたすらにちんこをさする
この手でふれたいきみはうつくしい
ちんこなのかもしれない
そんなふうにぼくのちんこ ...
《2005から今に至るまでの整理》
生育によるうつ病と診断される。
突然、目の前に突き付けられた事実に自分のことながら自分で混乱する。
夕方に突如出て翌朝にはひく熱の原因や人間関 ...
歌は要るけど詩は要るか
ことばは要るけど詩は要るか
イルカはいるけど詩はいるか
詩はどこにいるか此処にもいるか
薄暗い穴倉で
ピーターパンが苦悩をしている
洞穴の深奥で ...
はあ〜
いい
実にいい
そのふともも
ずっと見ていたいよ
ねえ
琴奨菊
卒論はハナモグラ語
ハナモグラ語における
平均異なり語数について
修論は異言について
非習得言語に対する人間の場面依存的翻訳能力
霊媒は何語で喋ったかということ
もちろんどちらの論 ...
凸凹なところを平らにしようと
紙ヤスリを僕に当ててみたんだ
だけど荒かったせいか血が出て
酷い痛みで嫌になってしまった
だから一番に優しい紙ヤスリを
僕に当ててみることにしたんだ ...
窓の木枠に青色のペンキ
オンボロの家は銀河鉄道になって
向かいの家は星になった
色あせた畳に青色のペンキ
ぼくの部屋は海に変わって
波の上を歩いていた
打ち捨てられた大八車
忘れ ...
悪かったのは俺のほうだ
毎週、同じ時間いつもの場所に
アナタは必ず来てくれたのに
アナタの気持ちも考えず
他のヒトと遊びに出かけたこともあった
アナタの想いも考えず
...
映して
浸して
境目に
触れそうなほど
恋しかった
透き通るあなたを
私が唯一濁らせる
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ
初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
...
その子どもには親がいなかった
そのライオンには子どもがいなかった
1人と1匹の目的は1つだった
そして彼らはともに出会った
寂しさは他者がいて初めて感じるもの
両者は初めてその ...
梅雨の涼しげな霧雨が降る中
ふと本当に愛した人を想う
今では声聞くこともできないけれど
私の心の中には未だ
目には見えない刃が刺さっている
あなたと何度笑いあっただろう?
...
それは水晶の月が照らす場所
星が流れる一瞬の間にだけ現れる
清らかな幻想の大地
そこにいるのはサファイヤの瞳に白銀の髪の麗しき姫
「さあ、旅人よ、この聖水をお飲みなさい ...
仮面の上では笑っていた
仮面の下では泣いていた
けれど彼女の泪は止どまらず 仮面の下から溢れ出した
口元は笑みを見せた 瞳は泪で潤んだ
彼女は自分を追い込みすぎた
誰も信用できず ...
分光された夏。白くて柔らかな豆腐に、包丁を入れる、賽の目切りに。私は産まれた。母親の腹を裂いて産まれた。味付けは醤油だけ。醤油を垂らすだけ。夜が短くなった。止められない時計に抗おうとやっきになって、焦 ...
今日も風呂に入った
心がさびしくて
妻が、頭を背中を顔を
洗ってくれる
それが楽しくて
ありがとう、ありがとう
ただそう言った
道のない
草木が生い茂る密林を
ただひたすら進む
穏やかな清流のせせらぎや
沈みゆく夕日の紅さや
心を落ち着かせてくれる
清涼剤もなく
目の前に広がる
絶望にも似た密林を
進 ...
クルクルと回る 洗濯機の中で
思考回路も 絶え間なく 廻る
綺麗な衣類を
唯だ 座って 待ちわびる時
何だか サボリーマンに
成り下がった 気もする
埃を 付着させたのは 私な ...
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると
ホワンとしたきぶんに
なってしまう
気を全開にゆるしてしまう
たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがい ...
{引用=
真ん中にテレポートしてくる
定めのない標準
チルチルミチルの
御伽噺はおしまい
窓が開いて
犬の鳴き声が聴こえる
どんなことをしても
償うだろうと
「記憶」が告げる
場所 ...
――月が 落ちていた
頭上の太陽は 甲高く鳴いている
西の山で、勤めを終えた私は
ふと 名もない町を訪れた
眼下の生き物たちは
汗を搾り取られ 滴り落ちている
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
*センパイ
藤鈴呼
自由詩
3*
10/7/29 0:41
天啓
航
自由詩
2*
10/7/29 0:08
鬼子
高梁サトル
自由詩
10*
10/7/28 23:52
金魚の餌
たもつ
自由詩
4
10/7/28 23:37
月と旋律
うずら豆
自由詩
0
10/7/28 23:25
昼さがりだ
八男(はちお...
自由詩
0
10/7/28 21:49
ウェイトレス達の悪口
光井 新
散文(批評...
0
10/7/28 21:26
飛べない鳥、飛びたい兎
itukam...
自由詩
1*
10/7/28 21:13
ぼくの手
光井 新
自由詩
1
10/7/28 20:50
日記
はなもとあお
散文(批評...
4*
10/7/28 20:50
パウル・クレーの絵をください
小池房枝
自由詩
4*
10/7/28 20:46
フォーマルハウト
TAT
自由詩
0*
10/7/28 20:02
見つめていたい
花形新次
自由詩
0
10/7/28 20:00
リリカルな言語学
海里
自由詩
4*
10/7/28 18:52
紙ヤスリ
くなきみ
自由詩
2*
10/7/28 18:47
青色のペンキ
アマメ庵
自由詩
1
10/7/28 18:19
懺悔〜夏を前にして〜
元
自由詩
2
10/7/28 18:07
水鏡
杳
自由詩
2
10/7/28 16:24
聞こえてくるのは
乱太郎
自由詩
17*
10/7/28 16:21
みなしごとライオン
麻生ゆり
自由詩
2*
10/7/28 15:33
子宮
〃
自由詩
3*
10/7/28 15:32
綺麗なものに憧れて
〃
自由詩
2*
10/7/28 15:31
リストカット
雪乃
自由詩
3
10/7/28 14:38
分光
within
自由詩
6*
10/7/28 14:36
入浴(2)
生田 稔
自由詩
7*
10/7/28 9:58
誰も知らない
寒雪
自由詩
1
10/7/28 7:27
箱
藤鈴呼
自由詩
6*
10/7/28 7:10
あったかいひと
森の猫
自由詩
13+*
10/7/28 3:30
印紙
真島正人
自由詩
2*
10/7/28 3:17
蝉と月
結城 希
自由詩
3*
10/7/28 2:43
3893
3894
3895
3896
3897
3898
3899
3900
3901
3902
3903
3904
3905
3906
3907
3908
3909
3910
3911
3912
3913
3914
3915
3916
3917
3918
3919
3920
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
4.67sec.