空は青すぎた
夢みたように青くて
黄色い帽子をかぶった子供たちは
疑うことの無い目で
ばらばらと 塊になっていた

交差点で その塊は
黄色の子供は乗り出す
車は知らん顔で過ぎた

...
県道に 甲羅せんべゐ へばりつく 河で泳いで いればいいのに 青に溶ければ血が滲む

砕けた石をかじかみの触角で探り当てた

夢…

青に溶ける

青く溶ける

青は溶ける

全ては

万感・脆弱・憔悴・権化

花 ...
水面でしか
星を知らず
星に抱かれるように
しんでいった
空を知らぬまま
星を見るのは
幸か不幸か
ただ何も
うつらない
空と水を知るよりかは
くうかんに
ねじをさしこんで
時間を保っている
ひとびとが
無意識にしている
プラスチック製造工場みたいな
くうかん
これは
いくつもつぎをあてられて
ねじをうちこ ...
水溜りに
水滴が落ちました。
波紋が伝わり
終わりました。

人を幸せに導く
私達の世代の務めです。
よく考えよく行いよく笑う
人を許して、優しくしよう。

命の波紋を伝えて
皆 ...
むかし
落ちていた石ころが
月になりたい
と泣いていたので
僕は
星にならなれるよ
と笑った
石ころをつかみあげて
力いっぱい遠くへほおる
すると
涙が尾を引いて
石ころは帚 ...
青いベッドに横たわる
素敵な君へ

静かに水中に手を入れ
僕は君に触れる

許可無く触れる事に
怒っているのかもしれないけど
悪戯とちょっかいを出すのは
僕の性格をよく理解してくれて ...
太陽は
さくさく さくさく夏にしてゆくよ
さくさく
いつまで咲いているのって
言われるかもしれない花は
あわてて風に開ききったカラダを揺らす

袖だって半分だ
裾だって短めだ
足だっ ...
ねこのここねこはねこのこねこで
ねんねこねんねこころころころ

このこはほんとうにねるのがすきで
ねるこでねことはむかしのひとは
うまいこというな 
とおもったひるでした
正午の光が見える外
ゆらゆらと揺れる私を
あなたは見てくれている

狭いとは思わないけど
広いとも感じない
本当は海がいいんだろう?って言われても
だって意識がないんだもん

私がど ...
忘れられた小さな空がある。

初夏の風を受けて
駅に続くなだらかな坂道を
歩く途中にある
金網のフェンス越しに

名も知らない花の群生
赤紫の小さな花を
背の高い茎にたくさんつけなが ...
お願いだからどうか
どうか君の横で眠るその人を
起こさないように
声を立てないように

唇に指を当てて
僕はおびえた顔の君を眼で制する
そのまま動かないで
なにもしゃべらないで

...
 
 
庭にいたはずのニワトリが
二羽いない
はじめから一羽だったのか
あるいは一羽もいなかったのか

隣の家から
客が出ていくのが見える
名残惜しそうに
もう柿を食べることはない ...
おめでとう
終わったことが良かったんじゃなくて
結果の良し悪しがどうとかじゃなくて
スタートラインに立ち
誰よりも輝いて見えたきみに
ありったけの笑顔と
溢れんばかりの涙を携えて
...
いたみ このいたみ

今日の闇を 明日の光を
にぶい絶望を するどい希望を

舌に降り落ち 歯を押し入る あの味を
肌にすりより 陰部をかける あの人を

すべてをぬぐい去り ぬり潰し ...
{引用=――わらべうた}


空は晴れていました。それはもう、
実にみごとに晴れわたっていまし
た。僕(子供)は逆上がりができ
なくて、学校でみんなから笑われ
て、からかわれて、そのせい ...
  ゆれる
  歩道橋で
  ぼくのからだは
  空を見あげた



  光の
  ふやけたところから
  いまにも
  だれかが降りてきそうだよ



  ち ...
てゆーか覚悟を決めてほしいなこれは
いい意味でエンドレスな不安の話だ
まず重心をひくくかまえてコンセプトを叩き込む
さりげなくサバイブする自分らしさで
クリエイティブな脱力系ポエムとか ...
ベッドの上に、君の腕を
ケースから出して一緒に眠る
腕を組んで、胸に抱いて
手を繋ぐのが一番しっくり
年中暑がりだったから
サーモグラフィ、君だけ赤色

翌朝起きたら、寝ぼけたままでも
...
検問で氏と所在を訊かれ
タクシーを降りあなたのところへ歩いた
白い蝶がうれしそうに僕にまとわりついて舞う
ふっと、あなたを思った。

はなの季節の狭間に整えられた樹木の枝葉
み ...
                100611
                      
またしても
発想の転換を迫られて
太陽から来る光のエネルギーを捕まえる
捕まえたエネルギーは
絶 ...
憂鬱な過去を見ている
夜の片隅だ 緑色の
空へと歌おうとする 私は
失いかけた 音階を考える
夜の壁へと演奏している

私は強くはないのだ!
石の内部の塊ではない そして
腕の支持する ...
{引用=Joe Dallesandro}
右上腕JOEと刻んで田舎出る
誰も知る ダレッサンドロその股間
アングラの寵児 両刀はぐれ旅


{引用=Candy Darling}
ニコより ...
あなたの瞳にうつるものが
どんなにあなたを悲しくしているか
どれほど考えてもわかりません

あなたの背中がいったいなにを
どれだけ背負ってそんなにも
淋しく見えるのかわかりません

け ...
影がゆらゆらと
ボクラの間にゆらめいて

それを過去と言い切れるなら
何も疑わずに
何も裏切らずにいられたかもしれないのに

心の奥で恐れてる 求めてる

揺れてるんだ
不完全 ...
〜Alfred Hiscock's motion picture “Frenzy”


{引用=That night I saw her for the first time was warm
...
ドラム缶の中で羽化した
ボウフラたちが
シーツほどの大きさに広がって
街灯におおいかぶさる。五時三十七分
長距離トラックのヘッドライトに
体当たりすることで
火花を飛び散らせた。

男 ...
チチチ と絡まった溝を鈴音のように舞う
開く両手に飛び込む事はないと
幾重に承知しても 
投げ出さずにいられない

おはよう どこですか

電線に 立ち止まる 空
片思い

心臓の音が やけによく聞こえる夜だ
静かな心で
君の笑顔を 描いてみようとしてるんだけど
うまくいかない

綺麗に思い浮かべようと し過ぎてるのかな
あれ程見てるのに どうし ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
下校風景朧月自由詩310/6/11 19:26
せんべゐハイドパーク短歌2*10/6/11 17:54
語りたきこと蒲生万寿自由詩010/6/11 17:51
星を抱くはるな自由詩010/6/11 14:26
ねじ自由詩110/6/11 14:26
波紋ペポパンプ自由詩4*10/6/11 13:27
帚星の由来について國朗自由詩410/6/11 13:10
付きっきりジェリーフィッシュ酸素の枷自由詩3*10/6/11 12:57
太陽の季節朧月自由詩110/6/11 12:49
ねこのここねこ冬野 凪自由詩110/6/11 12:36
寝たきりジェリーフィッシュ酸素の枷自由詩4*10/6/11 12:19
小さな空……とある蛙自由詩20+*10/6/11 11:15
sound of silence山田せばすち...自由詩410/6/11 9:50
早口言葉小川 葉自由詩110/6/11 8:48
輝くきみへ寒雪自由詩210/6/11 8:11
はらいたR.F.自由詩1*10/6/11 7:16
幽霊のひもの岡部淳太郎自由詩20*10/6/11 5:21
白い空草野春心自由詩310/6/11 2:39
PPW用/不在の時代(みひろちゃんへ)モリマサ公自由詩510/6/11 2:34
マネキンやや自由詩1*10/6/11 2:33
蝶をみる夢ベルヤ自由詩3*10/6/11 2:32
エコロジーあおば自由詩3*10/6/11 2:02
今日をなくして番田 自由詩010/6/11 2:00
フォトブックsalco川柳1+*10/6/11 0:31
「湿度」ベンジャミン自由詩17*10/6/11 0:00
Izm自由詩210/6/10 23:34
How the scumbug affectssalco自由詩1*10/6/10 23:06
ドラム缶の、ゆれプテラノドン自由詩210/6/10 23:05
ヒキナギ砂木自由詩5*10/6/10 22:52
片思いitukam...自由詩2*10/6/10 22:50

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