手首につけた 花柄シュシュ ゆれる あなたが外した 

時計を逆に回して10年前

もし あの娘とあたし 同じように 目の前に

現れたら あなた どっちを選ぶの?

好きな気持ちは  ...
陰核に 舌を這わせて天国に


連れてってやるから悩むなよ
皮肉なものですね

愚痴をこぼしたくなるとき
その愚痴を聞いてくれ人は
愚痴なんか聞かせたくない人だったりする

遠まわしな言葉が
あなたの
うんうんという相槌とともに
だんだんと本 ...
天使と間違えられた悪魔が
今まさに翼を拡げて地上を去るところでした

人々の彼への愛は(またはその逆も)確かだったはず
なのに彼の血が自分達と違うのを見ると
一同揃って鍋に蓋を閉めました
...
花びらの裏側
紙吹雪を紙は憎んだ
たどりつけるがたどりつけない
たどりつけるがたどりつけない



何もなく明るいものを見ている
無いものをすぎる無いものを見て ...
裏庭の{ルビ姥薔薇婆=うばばらーば}は薔薇を愛している
薔薇のネームレス
薔薇のシノニム
薔薇という名前のピース
何もかも愛している

生殖器としての恋矢は
それはカタツムリたちの話
...
鼓動がいつもより早くて
いきぐるしいので
ねむれない、わたしは


なんども寝返りを打って
いちばんましなポーズで
妥協しようとする


あなたはベッドの一番とおいところに ...
誰も見たことのないお話を求めて
君はいつも私の前から姿を消すの
取り残された私は腹を立てて
誰も見たことが無ければお話など成り立たないよって
君の枕に向かって囁き続ける
誰も見たことのないお ...
今まで引いたくじは、すべて当たり。

最初はドキドキしたけれど、5回もすれば慣れてくる。
楽しくないけど、当たりなんだからいいじゃない。

知ってる人がハズレを引いた。
泣いていたけど、何 ...
今では
ベルトの穴も
あけられないほど

太り
ブヨついた
おいらの腹回り

口さがない人を
人を気にしていたら
こんな風にはなりようがない

くちなしの
白い花
天ぷらに ...
雨が降ってきました
ぽちゃぽちゃ
ぽちゃぽちゃ
水たまりできました
とことこ
ばしゃばしゃ
歩くあるく
「あら こんにちは」
「まだまだ もうちょっと」
もうちょっと
とことこ歩く ...
初夏の風がゆるやかに舞い込む白い部屋で
微睡む少年
本を読む青年

壁には無造作に留め付けられた
幾枚かのモノクロームの写真
天井から吊り下がるのは
模型の銀色の飛行船

窓近くの硝 ...
降り止まぬ雨はないっていうけど
それで地固まったのかな?

多摩蘭坂から見上げる雨上がりの夜空は
満天の星降るって感じには程遠くて

やっぱ悔しいけどそれが現実なんだよね

それでも、 ...
とげとげの葉っぱみたいだね
あなたはそう言うけど

仕方が無いじゃない

ぎざぎざの葉は
痛くするためじゃない
守るためなんだから

かちん
あなたにぶつかって
しゃり
っと切 ...
拍手の中
ピアノコンクールは
始まった。
絶対上がるまい
そう誓って舞台に出た


手が震える
汗をかく
頭が白くなる。
始めが出てこない


無我夢中で弾き始める。
いま ...
木漏れ日が透明の窓を越えて
台所の裾を浸す
覆うものがないから、と嘆く声
窓からは遠い、それだから音声は近く
台所の散らばった腐った水に
音節のひとつひとつが反射する、
空き地に立つのが怖 ...
言の葉に 毒を含んだ 白い花 日陰に咲いて 漢方になる

道端ジェシカさんに捧ぐ・・・
流麗にまたは鈍重に
心にもないことを表現する
丁重にまたは低調に
今ここにあるものではないものを再現する

タイプ・フェイス
肺の呼吸
肺の呼吸
繰り返される
生命反応

草の呼吸
草の呼吸
光合成
グルコース
供給量は
生きてる分も

顎の呼吸
顎の呼吸
粉砕
尖った棘

状況はファンタジ ...
おいらが
君の
記憶や
残像の中に
いる
必要性は
もうないようで

寂しくも
虚しくも
悔しくも

あり

君の
声を
聞きたくなる
夜の
心も

悲しくも
...
私は 場所を探す
私自身でいるための 世界を
街に 探し回るだろう
私の中に 何にもないから

景色に探していくとき
色彩は ゆがんでいる
景色を 流れていく
グラスに見つめる 瞳は
...
カワバタからのメールを朝めがさめて見ようとしたらメールが三件になっていた
ひとつはユキオから
ユキオからは、四月の六月、そのひとことだけだった
ヨシミはたまにユキオに写メだけを送る
ヨシミはそ ...
駅前に丈高く伸びた
雑草の海
風にそよぐ波の向こうに
マンションが一棟
真新しいコンクリートの
白っぽい剥き出しのグレー
に風がそよぐ

ポークパイハットを被ったような雲の
ぽっかり ...
いろんな事にこだわりすぎて
結局
何も残らなかった
ダンスホールに一人
オレは踊り続ける
せめて
ライムライトをあててくれ
泣きたくなっちまうよ


光の洪水が
すべてを ...
幸せになりたくて
懸命なのに
がんばったら
がんばっただけ
逃げていくなんて

・・・・・・涙が出るよ
想像していたより早く目が覚めてしまったから
思い切って起きてみた。

いつもの半分も寝ていないけど
髪型がいつものようにボンバーヘッドしているだけで
それ以外に変わったことなんて。
いえば ...
ジューン・ブライドだね
チャペルの外は太平洋高気圧
反射がすごいね 気絶しそうだまばゆい純白
ブーケを抱えて大切そうに
まるで貴女は幸せの{ルビ女神様=Goddess} おめでとう{ルビお姫様 ...
ため息よ
消え去ってくれないか
私を煩わせるものたちの
絶好の餌となり
増幅させてしまうではないか
煩わされるなんてまっぴらだ
早々に立ち入り禁止区域から
立ち退いてくれ

私の体は ...
緑は濃くなり
植物のよろこぶ
梅雨がくる

あたしの
うまれた月
6月

あたしは
猫だから
雨はきらいだ

家の中で
雨音を聞き
うずくまる

キミは
どうしてる
...
何にもない 「気持ち」で
「空っぽ」になった 毎日を
「探し回る」のなら
俺には 「見つけられない」

何ひとつ 「見つけられない」であろう
「影」だけが 流れていく
景色の 「内側」を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
23歳ゆきちゃん。自由詩310/6/7 23:37
ごちゃごちゃ言わずにTAT短歌2+*10/6/7 23:37
「愚痴をこぼす」ベンジャミン自由詩8*10/6/7 23:34
翼を持つもの瑠王自由詩6*10/6/7 22:52
夜めぐる夜 Ⅵ木立 悟自由詩210/6/7 22:43
いつか王子様が来ない海里自由詩2*10/6/7 22:37
真夜中の牛乳______...自由詩5*10/6/7 22:28
田圃の真ん中に出現した蛙たちの檻へジャイコ自由詩310/6/7 21:27
くじ引きizumi自由詩010/6/7 20:57
口さがない人花形新次自由詩2*10/6/7 20:48
梅雨さんぽ秋也自由詩010/6/7 20:41
少年と青年と飛行船塔野夏子自由詩2*10/6/7 20:09
多摩蘭坂のひと恋月 ぴの自由詩17*10/6/7 20:08
きゅうくつな草朧月自由詩110/6/7 19:48
緊張リキッドペポパンプ自由詩4*10/6/7 18:54
_ehanov自由詩210/6/7 18:52
道端の白い花ハイドパーク短歌4*10/6/7 18:01
タイプ・フェイス瀬崎 虎彦自由詩210/6/7 17:16
シスターYOz自由詩210/6/7 16:55
曇り空の朝こころゆくま...自由詩310/6/7 16:00
不思議な、男番田 自由詩010/6/7 14:07
影いろの世界吉岡ペペロ自由詩510/6/7 12:20
駅前再開発……とある蛙自由詩6*10/6/7 10:23
ライムライト寒雪自由詩010/6/7 9:23
オアシス自由詩110/6/7 9:22
わたしとくじら美味自由詩310/6/7 8:06
水無月花嫁salco自由詩7*10/6/7 7:30
ため息小川麻由美自由詩1*10/6/7 5:53
6月の答え森の猫自由詩3*10/6/7 3:06
無知でもいいさ番田 自由詩110/6/7 1:56

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