赤く染まる
芥子の花が咲き
乱れる


どこまでも続く
白い墓標の列
海鳴りの
やむことを知らぬ町


忘れようとしても
消え去らぬ {ルビ戦跡=きずあと}


{ルビ頭 ...
主のいない広い屋敷に猫を一匹放したまま、今日だけは檻から出していてやろう
俺はひとりいつものあばら家で寝る
おまえも淋しいだろうが、俺も寂しいんだ
寂しいもの同士はやはり離れて寝るもん ...
夢の中で何かを思う
私の心は少しだけ幸せなのかもしれない
全くといっていいほどにラジオの読まれないハガキに
夢の中で その声を 耳にした
いつもの定食屋のおじさんは
声をかけてきてくれた ...
黒の核
鈍く
ひび割れた音
あるいは
叫び

ドロッ
何かの潤い
視界の外
深淵

排他
無視
受容
etc.

たゆたう
たゆたう
たゆたう

ブルーベルベッ ...
コンピュータの中
切り離されて
プログラムを書く

エレガントな

状況による
両方ある
直接見えない
同じだ

それなんか違うのかな
現実ってもう
生まれたときにはなかった ...
いろんなところに

ずっと乗っているだけ
このままずっと乗っていたい
いつまでも乗っていたい
移動している
常にずっと移動している
ずっと地続きでつながっている
地図が出来ていく
...
たたみ一畳分しかないので、四人しか入れない、六十代の、何かを売るとか買うとかいうよりは、いろんな種類の、立ち上げたり、八個くらいの団体に、理事とか役員とか、順番に五年くらい、街づくりの仕事、少しずつ自 ...  かたことの闇が砂鉄のように水平線の向こうに吸い取られ、僕は少し自由になって町を歩いて回る。通りにはシボレー、マーチ、プレリュード。すなわち現代の馬たちが、それぞれの厩舎に寝そべっている。機械も動物と ... {引用=
 ラジオが鳴っていた。

 古いオールディーズだ。
 オールディーズはいい。
 素敵な気分だ。
 素敵な気分だ。

 古代の機械
 古代の虫
 古代のクソやろう

  ...
{引用=
フィルムのフォルムの無慈悲さ
それを物語る動物の言語
私たちの喉が鳴る
水がほしいからではない
失語症と抗い
答えるために鳴るの

だが夢の中ではサーカス小屋だったものが
...
敢然と
グラスを床にたたきつけ
鳴る高音が
マジ超キモいw
これが最期のチャンスだなんて
















そりゃあお前の甘えだろう













...
いまにも降りだしそヲ、
    降りだしそヲ、
    降りだしそヲ、
    降りだしそヲ よ

            あの

 雲 底

  (  )
  (   ) ...
ふつうのふりして

やすらかなふりして

やさしくはなくなって


アナタガコエヲアゲル


ぼくだけが

けがれてゆく


コンナニヌレルノオレダケカ


あなたは

きれいなままだ


コンナカタ ...
ほんの少し
ほんの少し

歩幅が違っていただけだよ

ほんの少し
ほんの少し

呼吸が違っていただけだよ


あなたが優しいこと
あの子も知っている

あなたの痛み
あの ...
非常階段に隠れる
息をひそめて隠れる

誰も来ない秘密の場所
静かな安らぎの場所

遠くで犬が吠えている
でもここでは関係ない

のんびりと煙草を燻らす
悪意の雨も関係ない

...
お前の髪は
月の雫に青く濡れて
俺の瞼を鼻先を、
腹を冷たく流れて行った

お前の白く滑らかな
体をなぞって行くと
掌に吸い付く曲線はさざ波を立て、
まん丸い乳房は大きく揺れて指から溢 ...
タクラマカン砂漠はどこにあるのでしょうといった
あたりさわりのない会話を通じて
電話番号を聞き出すことに成功するので
あとは メールすると
食事に行けるから
そこで
ケーキをおごったりする ...
君が笑顔でいられるように
僕も思い切り笑うよ

たとえ苦しい時でも
君の悲しい顔は見たくないから

笑おう!
空が呆れるくらい

いつでも笑って逝けるように
悔いのないように

...
若かったころひとりで
たいていひとりで

ひとりはひまなので
余計なことばかり気になって
寝転んで涙
耳に入ったまま起き上がって
肌がきれいな
童顔男子にひとめぼれ
それから

...
或るあさ、
女は目に涙をため
「わたしにできるせいいっぱいをつづけていきます」
と言った
聴衆はそれぞれ自分に都合のよい欲望を見出し
彼女に拍手喝采を送った

或るひる、
女は目に ...
自分が木螺子だと気づいたのは
空の水が全部落ちてきたような
凄まじい雷雨が通り過ぎた後だった

公園のブランコの下の水たまりに
たまたま自分の姿を映した僕は
ほんの少しだけ驚いた

で ...
あきのそらが
こきゅうしている

ここにいるよと
こきゅうしている

おちばがきづいて
くるくるあそぶ

わたしもきづいて
えりをたてる
 
+

きたかぜこ ...
光満ちる波打ち際に
子供達のふざけ合う声が跳ね返っている
紫陽花がつづく坂道を振り返れば また眩しい
海の上を白金の波が幾重にも走る

潮臭い湿った日影で 老人たちは
灰色に窪んだ眼で ...
でんわはそうわきから細い細いくだをとおって
あなたのじゅわきにとどきます
そのくだが何万本もひつようとされていて
いろいろな人たちが仲良くなるたびに
せいふくを着たおじさんが
そ ...
激しい雨が降っていた
土曜の昼下がり
娘を塾に送る車中で
便意をもよおした

「お父さんお前の塾のトイレ、借りてもいいかな。」

「絶対ダメ、却下。きもい。」

年のせいなのか
若 ...
刺青を
くっきりと
しるす
誰にもみられない場所へ
一生消えない
宝物みたいな
罰だ

いつか
すみずみまで誰かの役に立ちたい
わたしが死んだのなら
必要な人に角膜をあげてくださ ...
ちがうの、わたしじゃないの。
光井くんだけは信じてくれるよね?
光井くんにだけは本当のことをちゃんと言いたいの。
恵子なの、恵子が舞の上履きに画鋲を入れたの、わたし、見たんだから。
聞いて、わ ...

しょうゆ
みそ
ちゃんこ
キムチ
カレー
豆乳

水入れて昆布ひたして

カキの洗い方どうだっけ?
野菜は水から?
お魚お肉は沸騰してから?

春菊はすぐだから食べる直 ...
ずぶ濡れの心が愛を求めてる街に響いたサイレンの音

柔らかい心に闇がぶつかっても硬くないから衝撃は無い

夜が明けて朝を感じる心には晴れも曇りもない光の世界

煙り湧き先の見えない恋をして ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
フランダース月乃助自由詩17*10/11/13 6:37
飼い猫アラガイs自由詩5*10/11/13 3:18
平日の青年番田 自由詩410/11/13 2:47
穴ぼこOz自由詩110/11/13 2:37
避難13カエル自由詩010/11/13 1:45
避難12自由詩010/11/13 1:30
避難11自由詩010/11/13 1:11
闇(仮題)佐倉 潮自由詩210/11/13 1:06
君とオールディーズをいつまでも真島正人自由詩4*10/11/13 1:00
だが夢の中では自由詩7*10/11/13 0:58
どSTAT短歌1*10/11/13 0:41
そうだろうが自由詩3*10/11/13 0:33
雨がくる乾 加津也自由詩16*10/11/13 0:06
○○吉岡ペペロ携帯写真+...410/11/12 23:45
Dear Friend涼深自由詩410/11/12 23:19
非常階段うずら豆自由詩10*10/11/12 23:15
無音の猟奇salco自由詩11*10/11/12 23:12
シナイ山a自由詩110/11/12 23:08
スマイリースマイルうずら豆自由詩2*10/11/12 22:58
青空ともちゃん9...自由詩8*10/11/12 22:47
れきし高梁サトル自由詩6*10/11/12 21:54
木螺子nonya自由詩22*10/11/12 21:32
秋の手紙小川 葉自由詩110/11/12 19:40
光満ちる村 / ****'04小野 一縷自由詩4*10/11/12 19:25
でんわのしくみ如仁自由詩310/11/12 19:04
マザーズダイパー・・・糞迷宮ハイドパーク自由詩5*10/11/12 18:33
心をしるすさだあいか ...自由詩310/11/12 17:06
光井くんの優しさ光井 新散文(批評...210/11/12 16:56
冬にお鍋したいともちゃん9...自由詩4*10/11/12 16:37
ずぶ濡れの心夏川ゆう短歌110/11/12 16:22

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