2004/03/04(Thu) 19:50 投与物質無し
詩とアフォリズムとの架け橋 その過程であること
今回に於いては ただ実験自体であること
その未完へ向けての 矢の飛行であること ...
花も実もある人生
どちらかひとつ選べというなら
ぼくはたぶん実のほうをとるだろう
それは考え方なのか
感受性なのか
それとも宗教なのかはわからない
サミュエル・ウルマンには悪いけど
ひ ...
年二回の定期刊行物である其れが
冷たい丸い石に寝ている猫のようにひっそりと届いていた
其れは小さな宇宙
僕の掌の中で命が明滅する
ゆぐどらしぐ
ヴぇずるふぇるにるに逢ったのもこ ...
おお、そうか、薔薇か、薔薇を育ててみたいのか、
彼らはそう言ってとても喜んだ
それなら、この本を読みなさい、とくにここは口に出して何度も読みなさい、
彼らはそう言って励ましてくれた
...
行方満ちる目
未明ひとつ触れ
踊りかなしく
ひと呑みひと呑みが
耳につもり
うなじを下り
冬の馬が削る
原 崖 丘
かけらを ふりほどいて
...
ひがな一日
猫のように
ぼうっとして
まどろんでいる
あたし
たまぁに
さくさくと
動く
ふっと
感じる
脳のどこかで
きらっとひかる
何か
すると
...
今日買ったばかりの枕が
突然海になる
髪が濡れて痛む
航行中の大型の帆船が
三半規管を横断する
交番の裏側をパトロールしている
詐欺師だった父は
水を泳ぐことができな ...
忙しい作家みたいに
見えない締め切りに追われてさ
渋谷の人ごみ追い越して
ひとりぼっちのおいかけっこ
横断歩道を
渡る
手を挙げた老人の
律儀な背中にしょった
いくつもの
ストーリー ...
いつもそっと寄り添っていた君
無口だったけど
精一杯の優しさだったんだね
君が去って思ったよ
僕は酸素の足りない金魚鉢の金魚さ
見苦しくアップアップしているよ
独りじゃ生きてゆけな ...
不満だ不満だと
愚痴をもらすあなたと
同じくらい
周りの人が
不満を抱えてる
そう考えたことはありませんか
抱えている不満は
あなたのものではない
かもしれない
泥が流れる
下流へと流れる
底へ溜まり 澱み始める
蒸留され さらに濃く深くなる
気づいたときには 頭まで埋まっていた
見上げると そこには澱みのない
美しい水が溜まっていた
...
わたしがみてるせかいは
サンプルだ
たくさんのサンプルをみて
えらぶのだ
ひとつだけの
わたしのサンプルを
だれかのためによういされた
サンプルをすてて
...
終わりの果てだと 葉っぱのふち
緑の雲を浮かべた陽気
体を掠めて靴の先で紐をとく
小さな精密が一生懸命
育てた木は また残る
根元に散らばる慈しみと親愛が
腐りはて かさかさに乾い ...
陽が射してきた
ジメジメした心の片隅に
気色悪いカマドウマを
光の矢で刺し殺せ
奴は生きる気持ちを
食い荒らすから
陽の光
君の言葉
手の温もり
暗く湿った心の片隅
...
アルバムをひらくと
わたしがいる
みんな
わたしだとおもって
いまもどこかで
わたしだっただれかが
わたしをおもいだして
わたしをみている
奥深くで疼く痛みを別の痛みで誤摩化す
何の解決にもならないけれど今のわたしにはこれしか方法がない
ピアッシング
周りは医者でやれだのピアッサーを使えだのと五月蝿いが
わたしは針 ...
道路の
ボタンを外して
話す角度で
回転させながら 引っ張れば
すでに白い車ごと海の上を進む
いや 河口が見えないけど川なのかも・・・
疲れた液体
過去の大小の球を 浮かべたような
蛇 ...
誰だってカラフルな菓子を食べていれば 人は幸せに思える
人に私は失業者の白い目で見られながら
日本という国の寂しさを実感する
今日私が手にしたのは何色の菓子なのだろうと見ている
瀬名 ...
渇いていたい
最後まで
渇いていたい
劣ってるって
めんどくせーな
笑って なぶって
いじめてやって
殺さなきゃなんねー
もしもばれたら
怒られるぜ
優れてるって
鬱陶しーよ
殴って しゃぶらせて
追い詰め ...
死んだほうがましだ
と人に言われて
割れて変わっていく
問われることには慣れた
離れた場所の小姓たち
森羅万象
不穏な感情を鍛造する
因果を進化させる
winはとうの昔
構造の方 ...
僕がいままで忘れ去った人々と
僕がいま思い出せる人々
その数を数え終わった夜
祖父が遺した辞書を 僕は開いた
僕はひいた
《忍耐》という言葉を
僕はひいた
《永遠》という言葉を
僕 ...
初挑戦レモンアイシング粉砂糖 小さなボールに粉雪積もる
夜のベランダの、家族に
ここ何ヶ月か
かに座は、人の気持ちを感じられる場所にいくと
安心する
かかわりの中でしかない、対話が
呼吸が
そういう状況に要求され、ドラマは
過酷で
ポジ ...
もうすぐ いくよ
だから もう 待たなくていい
夜 鳩は飛び立つんだ
だから もう 飛ばなくていい
もうすぐ
朝がくるから じゃなくて
朝がこないから
数えてみて
幾つ ...
夜は水
流れて堕ちて底を這いずり回る
やがて 蒸発して 上流に戻り 朝となる
眠りと目覚めの境目に
流れ止まり 流れゆく
明日は夕べに 流れつく
山の様なビルの境目に
一瞬の永遠 ...
僕が昨日から大事に
大事に蹴ってきた石を
今日は空へかえそうと思う
僕の足にいいきかせる
もう石とはさよなら
石は星になるよ
僕の涙が含まれた
昨日はいらない
...
きみの住む町を見つめている
夜も朝も昼も夕も
季節も
きみの住む町につながっている
天気いがいつながっている
こころも
記憶も
あらゆる
感情も
...
青空が恐い
とても綺麗で
大きな青空が
見てると
胸の中で
何か割れそうな気がして
怖い
...
黄土色に青ざめた手が
黄昏の先の深淵を予感する
黒き幻想の訪れに
我が胸は戦き震える
白き衣のヒポクラテスも
ナイチンゲールの囀りも
何の慰めになろうか
空疎な言葉は
ただベッドの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
臨床詩作法 / ****'04
小野 一縷
自由詩
3*
10/11/3 13:37
花か実か
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
10/11/3 13:30
春秋分点
透明な魚
自由詩
2
10/11/3 12:33
花の教え
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/11/3 12:13
午視
木立 悟
自由詩
7
10/11/3 10:09
もうひとりのあたし
森の猫
自由詩
4*
10/11/3 9:48
レシート
たもつ
自由詩
3
10/11/3 8:38
おぎくぼ
アズアミ
自由詩
6*
10/11/3 8:07
腐水
うずら豆
自由詩
2*
10/11/3 7:35
不満
寒雪
自由詩
1
10/11/3 7:13
泥が流れる
紀田柴昌
自由詩
1*
10/11/3 6:04
サンプル
小川 葉
自由詩
2
10/11/3 5:43
木漏れ日
砂木
自由詩
16*
10/11/3 5:27
光あれ
うずら豆
自由詩
3*
10/11/3 4:52
アルバム
小川 葉
自由詩
2
10/11/3 3:53
ニードル
ミスフライハ...
自由詩
3*
10/11/3 3:44
眼のない魚
いてゆう
自由詩
2
10/11/3 2:52
砂浜にて
番田
自由詩
2
10/11/3 2:45
どちらかといえば
BOOKEN...
自由詩
2*
10/11/3 2:01
たのしいことに気がついた
竜門勇気
自由詩
0
10/11/3 1:32
テストルーデルートステ
〃
自由詩
0
10/11/3 1:17
言葉の葉脈
田口 南
自由詩
1
10/11/3 1:12
粉砂糖と茶漉し
逢坂桜
短歌
2*
10/11/3 0:53
避難5
カエル
自由詩
1
10/11/3 0:49
旅立ちの朝
佐藤伊織
自由詩
1
10/11/3 0:48
夜は水
紀田柴昌
自由詩
2*
10/11/3 0:17
星になる石
朧月
自由詩
2
10/11/2 23:44
ライフ
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/11/2 23:25
最近 気が付いた事
牛
自由詩
5*
10/11/2 21:57
麻薬
一 二
自由詩
2
10/11/2 21:45
3752
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3790
3791
3792
6.11sec.