息づく、生命の、青い匂いを嗅ぎ、言葉と、言葉の
隙間から洩れる、かなしい喘ぎに、くるしい、胸が
くるしいよ、思い出していた、おれは遠い ...
愛しさが
つのるばかりに
気がふれて
萎えたる心
悔いる気もなし
僕は、それを、思います
それ、は、空、を、思います
空、は、雲、が、浮かびます
雲、は、遠く、に、流れます
遠く、に、心、が、向かいます
心、が、きしり、と痛みます
きしり、と、君を、思い ...
ピアノの音と
玄関のドアーの音
入ってきたのか
出て行ったのか
わからない
あしたの朝
もしもきみがいなかったら
あしたの朝
もしもきみがいなかったら
( )
...
{引用=
邪悪な双子が
僕の部屋にやってきて言った
「ねぇワルツを踊りましょうよ」
かわいらしいスカートの裾をもちあげ
優雅にお辞儀
僕は
二人とワルツを踊った
邪悪な双子は
にこに ...
ユダ、という
名の 少女の
細い足首が
歩む階段
小さな黒いヒールは
乾いた泥で汚れていた
砂浜の
向こうで ...
青白い顔をしたブラックライトの
にじみ出るフェロモンに誘われた羽虫が
情熱に身を焦がす臭いが鼻を突く
真夏の夜寂しがりやなコンビニに
主人の帰りを低くうなりながら待つ乗用車
迷わず二 ...
都会の
まんなかで ひとり
お酒を飲んで
つぶれて…
泣いて
目を 腫らして
また 泣いて
もう
カラスの声が
聞こえる
ひとり…
彼女は、所謂雑貨屋で売っている服を着る様な人で、
私はパイル地の服ばかり着ていた
嫉妬していたのかもしれない
タオルになりたかった
彼女にかじられてボロボロになる夢を見ていた
彼女に ...
おれはおまえに似ているのか
だれかに言われたそのことを
おまえから聞いたのは十年前
秋も終わりかけのころだった
ふたりのあいだのせつじつを
わたり鳥のようなせつじつを ...
なんとなく、通りがかりの店でこのアルバムを手にしたのは、恐らくは中学生頃のことではなかったかと思う。あの頃はCDレンタル屋で本当に色々な歌手のアルバムを聴きあさっていたものだった。佐野元春の曲を聴いた ...
今朝、ベランダの鉢植えから
見たこともない形をした花が
頭を覗かせていて
わたしは
この町に越してから
数ヶ月ぶり、に
カーテンを開いた
カラーボックスの大半 ...
あの星 揺れて また 涙を 落とした
七夕が 過ぎて 願い事は もう
燃えて どこかへ流れてしまった
重ね重ね うつらうつら
まぶたの裏で 小さな笹舟が
...
君の死に触れて
僕は涙を流すんだ
君の死に触れて
僕は心を生かすんだ
僕は何度も
君の死に触れて
心を震わすんだ
君の死は
僕を生かしてくれるんだ
君の死は
僕を助 ...
最近買ったメガネをかけて
もう少し前向きに生きていこうと
なんてね
ほんの少し早く起きた朝
誰にも邪魔されない部屋で
むきだしの孤独のハダカのままで
...
きちがいを
演じて笑うきみが好き
半ば無理矢理
唇奪う
寝床の中
遠く微かに
聞こえる犬の呼ぶ声
そこにも僕自身が
いるような
大海原を望む丘の上。
さらさらとそよぐ風に吹かれて。
耳をすませば聞こえてきます。
波の音。海鳥の声。風のささやき。
幸せを感じる一時は思いがけずやってくる。
思いがけずやっ ...
ペダル・プッシャー!
ロンリー・シー!
ウォーク・ドント・ラン!
ベンチャーズ!!
夏になるとベンチャーズを聴きたくなる。
夏はベンチャーズだ。
じっとりと流れ出る汗をなめとり、
...
*
これは三年くらいまえになる話だけれど
建物の中でトイレを探すのにこれほど汗をかいた事もなかった。
まぁ秋田市内のデパートにはまだ洋式トイレが少ないって知らなかっただけ 。
...
がさごそコンビニの袋から出した
紙パックの牛乳
ちっさいのだったらいいけど
500のサイズだから
少し隠れて ごくりと飲みました
失敗してしまった
仕事の穴埋めに
でてきたオフイスに ...
用を足すだけなんだけどね
うら寂しい公園の片隅にあるのは決まって便所ってやつで
おおむね和式の便器しかなくて
紙なんか無くて
げげげのお友だちなんかの手が暗闇からぬらりひょん
べ ...
誰もしあわせにしなかったが
わりと多くの人間を不幸にした場合
世の中への影響力という点で
まさる
おばあさんがだんごをなくして
穴の中へころがしたばあい
中から鬼が出てきて
勧善懲悪 ...
現代詩手帖を
ツタヤで立ち読みした
イチローが
内野安打を打つたびに
子どもが一人死ぬ
というような、うろ覚えだが
そんな詩があって
胸を打った
その後
...
愛人を入れ替えて 同棲中だった 近所で
弟一人の時間など いやになる
息子と娘は遊び場に出かけていた
いつもひとり考えあぐねている
その情報を たどる
嵐の中で病気がちだったが
娘 ...
なにか
小さな詩を書きたいのに
なんとなく何も
なりたがってくれない
{ルビ大地球子=だいち まりこ }さんのこと
{ルビ大宇宙子=おおたか ひろこ }さんのこと
{ルビ詩=うた}の藻 ...
軌道エレベーターの名前はラプンツェル
彼女のケーブルのワイヤーを借りて
フラーレンとか
カーボンナノチューブとか
ああいうので布を織ることはできないだろうか
ふわりと
飛行機から飛び降 ...
子どもが18人います
一日に3人殺します
何日で殺せるでしょう
生き死にの話をするとひとが立ち止まる
がちゃがちゃ
誰かが
わたしの筋に刃をいれて
筋とりを ...
死とは何か、
そう問われる
君にとっては死は何なんだ、
そう問い返す
彼は言う
なんてことは無い
死とは 謁見すること だよ
意味がわからなかったけれど
...
こうばしい背中にのこる夏の日を さらさら撫でて響く虫の音
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
純 潔 1
るか
自由詩
2
10/9/21 13:34
萎えたる心
森の猫
短歌
2*
10/9/21 13:12
溶ける影と雲の残像
プル式
自由詩
7
10/9/21 10:05
( )
はるな
自由詩
1
10/9/21 9:10
邪悪な双子
真島正人
自由詩
2*
10/9/21 9:04
スケッチ 2 (透明な階段)
るか
自由詩
1
10/9/21 8:30
Another Side Of
寒雪
自由詩
0
10/9/21 7:22
ひとり
森の猫
自由詩
1*
10/9/21 5:08
メモ書き
光井 新
散文(批評...
1
10/9/21 4:49
わたり鳥たち
吉岡ペペロ
自由詩
4
10/9/21 4:33
佐野元春のTHE CIRCLEを久しぶりに聞いてみたっ!
番田
散文(批評...
3*
10/9/21 2:59
シエスタ
山中 烏流
自由詩
6+*
10/9/21 2:02
痩せた夏
Akari ...
自由詩
1*
10/9/21 2:00
_
Oz
自由詩
0
10/9/21 1:14
秋の入り口、下向いて
木製金属
自由詩
1*
10/9/21 0:41
生きて笑え
TAT
短歌
3*
10/9/21 0:13
遠吠え
北星三天
自由詩
3*
10/9/20 23:38
たそがれて。
ヒヤシンス
自由詩
1*
10/9/20 23:14
夏のベンチャーズ
R.F.
自由詩
1*
10/9/20 22:35
秋田のトイレ
アラガイs
散文(批評...
2*
10/9/20 22:15
休日出勤
朧月
自由詩
1
10/9/20 22:12
流すひと
恋月 ぴの
自由詩
20*
10/9/20 21:38
後藤又兵衛 討ち取ったり・討ち取らなかったり
a
自由詩
1
10/9/20 21:38
けっきょくすき家に投資した
小川 葉
自由詩
6*
10/9/20 21:35
俺は弟
番田
自由詩
2
10/9/20 21:06
ネットの中のクークーたち
海里
自由詩
1*
10/9/20 20:49
雲母水母・きららくらげ
〃
自由詩
3
10/9/20 20:49
休刊少年ジャンプ
イシダユーリ
自由詩
6
10/9/20 20:38
質問
セルフレーム
自由詩
2
10/9/20 20:31
虫の音
はるな
短歌
1
10/9/20 19:49
3746
3747
3748
3749
3750
3751
3752
3753
3754
3755
3756
3757
3758
3759
3760
3761
3762
3763
3764
3765
3766
3767
3768
3769
3770
3771
3772
3773
3774
3775
3776
3777
3778
3779
3780
3781
3782
3783
3784
3785
3786
4.97sec.