死とは何か、
そう問われる
君にとっては死は何なんだ、
そう問い返す
彼は言う
なんてことは無い
死とは 謁見すること だよ
意味がわからなかったけれど
...
こうばしい背中にのこる夏の日を さらさら撫でて響く虫の音
高森草庵の休耕田
トンボ池の辺
俺たちはマコモの葉陰で出会った
その隠れ帯の中心に
少しずつ 少しずつ
確かめるように近づいて
恋人の懐に潜り込んで
伸びた4対の肢に触れる
特に交接す ...
えら呼吸の真夜中が
あぶくを出して歪んでいる
行き先を決めてなかった足が
交差点前で立ち止まってる
ひとしきり吹いたさみしい風も
許せるくらいになれたらいいね、と
そんな台詞を路地裏に ...
別れぎわ惜しむ間もなく日は落ちて 寄り添う影に夜は優しく
目覚めれば秋の夜。
匿ってもらった夢の中では懐かしい歌が流れていて。
逃げる場所など多分もうどこにもない。
叶わなかった夢はどこに行くのでしょうか。
テープを切れなくても走ることは美しいでしょ ...
土手に生い茂る草と草の間に
誰かの忘れて行った眼が
うずもれている
眼が見てきたものの記憶は
その中には残っていない
ただ、かつて前にいる人の涙を見て
自分も涙を流した気が ...
この子誰の子
気になる子
見たこともない子ですから
見たこともない人の子なのでしょう
「ちょっと、あんた!なに無責任なこと言ってんのよ!
この子は、紛れもなく、あんたの子よ!
(気 ...
君の香りは最高だな
これほど魅力的な人間は
ちょっと
他にはいない
私だけではなく
蠅だって嬉しそうじゃないか
そして
君の魅力に惹かれるのは
蠅だけではなく
もっと微細なものたちも ...
どす黒いトラウマは
冷凍され
心の永久氷土に
眠り続ける
そして
時折顔を覗かせては
僕の意識を
凍傷させる
誰も気付かない
自身も気付かないうちに
静かに病んでいく
...
鉢植えの故郷を食べちらかして
ぶらさがるようにサナギと化し
太陽が一番高くまで昇りつめた日に
みどりいろの粉をまきちらしながら無軌道を描いた
6月の水たまりと7月の林床と8月の月あかりと9 ...
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた
親と暮らせないこどもは
この世に多いような気もしていたし
周りがそんなふうな子ばかりだったから
そう思っていたのかも知れない
...
{引用=
窓の向こうの海の
歌声が聞こえる
「さようなら。ありがとう。たのしかったよ」
いつも同じような
終わりの匂いを含ませた
詩をメロディーに携えて
窓の向こうの海の
歌声が聞 ...
「詩は象徴だ」という言葉を信じてみても、
あらゆるものごとには優劣があって
凡庸だ 中庸だ 何用だ 可能だ不可能だ
下劣だ 卑屈だ 才能だ 奉公だ
現場だ 謝罪だ 友人だ 知人 ...
ボイラーマンとはわけが違う
そうさそうなのさ
ニュージーランドのキウイの中から
ぽっこり生まれたような
インザミラクル
この瞬間に立ち会えて良かったね
後悔はしないよ
そうさそうなのさ
...
隣の家からの、聞きなれた風鈴の音
ドアをきしませる、
カーテンごしの風
水色と青を混ぜたような空があって
目をとじて、またあけたら
ちゃんと雲はすすんでいる
そこには15年ぶん
年をとった ...
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue
}
眠れぬ夜ってほら、そうじゃない?
コーヒーついつい飲みすぎちゃって
真っ暗な部屋にテレビの画面に
...
右手が
左手を透り先へゆく
何かに触れる
何かを透り
さらに先へ
おおら おおら
ときく ときく
揺れに満ちる水
すきまなくすきまなく
兆しではなく ...
一、序
地続きの夕暮れから朝焼け、其れでも生まれ変わる世界。
桃色のリボンを付けて居る。
熱が逃げて行くから。僕らは叉、来世までお預け。
焦げたアスファルトの匂い、熱を逃がす一瞬の雨 ...
おかあさんだからって
人を愛せて当たり前なんて
人間は
人間を生むと優しくなれるの?
おとうさんだからって
人を愛せて当たり前なんて
人間は
人間を創造すると優しくなれるの?
...
心の傷に苦しむあなた
退屈な毎日に飽きてるあなた
自分の存在を認められないあなた
あなたたちですよ
そんなふうに
自分のこと思ってるのなら
試しに
死んでみてはどう ...
大きな虫は苦手だ。
特にそれが夜中なら
空も白む
頃は5時30分
台所で小さな音に汗がひいた
見れば全身10センチ以上はあろうかと思われる手足の長い蜘蛛が壁のコーナーにへばりついて ...
穏やかな夏の青い空に
幼い頃聞かされた赤く染められた天地が
嘘のように
頭を刈った少年たちの
淡い掛け声が響いた
誰もが歩む死への行進
だけど殺し合いは御免だ
「兄弟仲よに分けないか ...
深夜 静かな公園のベンチで
そっと涙を流す
失ったものの重さ
耐えられそうにない
僕はいくつ失敗を重ねてきたのだろう
届きそうな幸せは
みな手をすり抜けていった
崩れてゆく未 ...
知ってるかい
阿呆の精子と阿呆の卵子が結びついたなら
誰が喜ぶと思うのか
そうやって
すべてカモフラージュされていくんだよ
社会
こんなに平和だよ
なんで ...
音楽だと とどまる 何も無いから いつも
そうしている 私は
いつも 流れよう 自己中心的だろう 言語で
私は 器から漏れるね いつしか ただ
とてもそこから 流れよう
色紙としての ...
特に何もない
さ迷う道を 振り返ろうとした
歩いていくべき道だと
躊躇しながら 私は 歩きだす
特に何もない
髪の毛はなびいていることだろう
金髪だ 「だが」
私は また 歩き出 ...
胸の奥深く
茂みになったその向こう
木々、そのこもれびに
獣が棲んでいる
愛した女に、泣きながら、喰らいつき
肉を引き裂く
したたる血に、自身が切りつけられながら
喰らい、泣く
...
美しいもののために
わたしの泥がたちあがる
言葉は手段になり
舌も歯も唇もメディアになる
ぜんぶ私のもの
だったのに
どうしてだろうわたしは
どうしてだか
人間になって ...
ヘンリー・リー・ルーカス
ソニー・ビーン
ヨアヒム・クロル
俺の心臓は一個
お前ら犬の糞と同じく一個
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
質問
セルフレーム
自由詩
2
10/9/20 20:31
虫の音
はるな
短歌
1
10/9/20 19:49
聖奠
黒い翼
自由詩
2*
10/9/20 19:43
壊死
黒子 恭
自由詩
4
10/9/20 19:43
初秋
はるな
短歌
2
10/9/20 19:41
[21歳]
東雲 李葉
自由詩
2*
10/9/20 19:12
芽
たもつ
自由詩
4
10/9/20 19:11
この子、誰?
花形新次
自由詩
2+*
10/9/20 18:48
君の香り
曲がり屋レオ...
自由詩
2
10/9/20 17:37
冷凍トラウマ
うずら豆
自由詩
1
10/9/20 15:34
クロアゲハ
夏緑林
自由詩
1
10/9/20 14:47
帰る場所
吉岡ペペロ
自由詩
16
10/9/20 14:44
窓の向こうの海
真島正人
自由詩
3*
10/9/20 13:58
0秒が1秒に変わるまでに
FIRe
自由詩
1
10/9/20 13:45
ぽぽぽぽぽえまー
おるふぇ
自由詩
1
10/9/20 13:10
そこに当たりまえは見つからなくて、
sio
携帯写真+...
1+
10/9/20 12:24
おやすみ
にゃんしー
自由詩
1
10/9/20 11:28
降り来る言葉 XLVII
木立 悟
自由詩
5
10/9/20 9:55
叉、来世
泣虫世界
自由詩
1
10/9/20 9:49
さかさま
朧月
自由詩
3
10/9/20 9:17
天使のささやき
寒雪
自由詩
2
10/9/20 7:32
夜蜘蛛
アラガイs
自由詩
2*
10/9/20 6:44
彼岸入りに
within
自由詩
15*
10/9/20 6:32
Go Away
うずら豆
自由詩
1
10/9/20 4:34
だから平和な詩
アラガイs
自由詩
1*
10/9/20 4:03
夢色
番田
自由詩
1
10/9/20 2:56
進む男
〃
自由詩
3
10/9/20 2:55
夏よ、私を赦してくれ
うめぜき
自由詩
1
10/9/20 1:55
引力の場所
因子
自由詩
5
10/9/20 0:51
黒い蝿
TAT
自由詩
2*
10/9/20 0:32
3747
3748
3749
3750
3751
3752
3753
3754
3755
3756
3757
3758
3759
3760
3761
3762
3763
3764
3765
3766
3767
3768
3769
3770
3771
3772
3773
3774
3775
3776
3777
3778
3779
3780
3781
3782
3783
3784
3785
3786
3787
4.68sec.