けっこんできなければ
わかれなければならない
それはだれから
おしえてもらうことなのだろう
彼女から?
彼女の友人から?
おれの妻から?
おれのこどもからか? ...
駅でモノクロが笑う
見逃してしまいそうな一瞬の隙に
夕暮れに口紅を塗りたくる
張り詰めた不安を化粧で隠して
私は女
悲しいくらい弱くて
切ない
切ない
と
ただ馬鹿みたいに繰 ...
からすは海をわたる新開地で暮らしています
近くに海があっても泳げません
桟橋があっても泳げません
魚は暮らせても泳げません
浮き輪をつけても泳げません
水着にな ...
君がその女子高生の自転車のサドルに生まれ変わるなら
僕はその女子高生が三十路を過ぎたぐらいに使う勝負パンツに生まれ変わる
君がその女子高生のワイシャツから透けるブラに生まれ変わるなら
...
予報では猛暑日という朝
雨戸とガラス戸をあけても
レースのカーテンは脈を打たない
我が家の血は死んでしまったのか
隣りの公園から主婦らしい会話が漏れてきた
犬の散歩同志というだけのようだ ...
お休み、白い夢
あまい音楽のなかで
呼び出しのベルがどこまでも続いている
ぼくは、ねざめの黒い籠に
人びとが起きていくのを聴く
沈み込む星の胎と
平衡にあなたがほほえんでくれる
光の進む ...
森また森のハイウェイを何時間も 走り
高台の
道なき道をガタガタ進む
観たいと願ってやまなかった
あの風景があった
森の上から見える
広い河
霧に霞む
その先の緑
禁断の恋に落ちた
ふ ...
(てらてら笑うニンゲンはたいがい……)
ずっとむかし叔父のいった
そのつづきを思い出そうとする
(てらてら笑うニンゲンは)
(たいがい……)
(たいがい……)
...
宇宙はぼくらを試すことがない
あらゆる事象は試練などではない
この愛をつづかせようとすることに
なにかひとつ肯定的なものさえあれば
たとえばそう
風わたる空に揺れる
...
ひみつにしたい約束を
空に隠そう
星と星の間にあずけてゆく
どうしたの ってきかない
あなたの後ろ
黙って歩いて ふふ と笑う
増えるひみつの数だけ
ウタガイをもつものと
決め ...
他人の同情を引く
そんなゆとりがあるのなら
もう大丈夫
このようにして柱を亡くした母屋は壊れてゆきます
「‥他に頼れないから」ねと、脛を齧り続けるあなたは邪魔者扱いになるだけてすよ
(屋根瓦でも直しますか ?)これも、 実は彼自身たてま ...
.
自転車に乗った猫
王女さまの馬車が近づくのを
橋の上で待っている
着ているものを全部脱いで
.
川に飛び込めと自転車に乗った猫が言う
「助けられたとたんに振られるじゃないか」 ...
.
碧緑に光る浅海
渇いて波うつ島の大地を
太陽は白く灼き尽くし
岸壁に泊まる船の鈍い銀
.
村人の行き交う道端の
標石 はるか高くに
こんなにも耀かしい夜があることを
こん ...
輝いてる月の価値
消えそうに潤む月の価値観
僕は潤む月を見ながら自分を重ねていくのだ
儚くも消え行く身と思うならば
いっそ輝いて消えるのか
いつの間にか消えているのかは
今 月 ...
心臓を
落としてしまった男が
こちらをみて
口を開けている
あのときから
うたが歌えなくなった
かわりに
詩をかいている
かわいた心臓が
膨れあがり滴るような
詩をかき ...
土曜の夜
妹に
メールを送った
明日暇かと
なんで
と返事が来た
妹は
おなじ市内で暮らしてる
どうして
なんで
なのだろう
思い出を
残したいからなのか
...
確か
音楽は聞こえていた
かすかな光に包まれていた
天使がいたかどうかは覚えていない
けれども
私は生まれていて
私は泣いた
今
この、今
あなたの ...
モスクを見つめ
そうして いつまでも 眠るのだろう 宿で
トルコ人の詩集をめくり
私は 思うのだろう 絨毯について
暇人なのだろう 私なんて
飲むのだろう チャイを トルコに着いた ...
貫くような熱い暑い厚い情愛と柔らかく包み補うような敬愛を綯い交ぜにした季節を例えるならば
常に夜を内包する深い色を持つ君へ贈るは土を食むような重い重い想い、愛しているよと囁く声も冷えてし ...
もうすぐ キミの誕生日
あたしはその日 ひとりキミの誕生を
祝います
プレゼント選びは苦手だから
小さなショートケーキとビールでね
タイムの香りにつつまれて
キミの写真を横に
...
豆腐のかどに
頭ぶつけた
パワー全開
脳ミソ全壊
密かで強くて美しい
自爆装置は念のため
ボルトをひとつひとつと
しめていく
すべての世界を数値化する
その信仰が
ひず ...
いつまでも死の匂いが漂う わたし 腫れ上がった心 苦しくて 引っ掻く 膿に吐き気がする わたし 生まれる前から こうして居るだけで あの日の断片 泣き声 意識は飛んでしまう 今日の記憶 明日への絶望 ...
あんたはカスカス
うちはスカスカ
ふたりそろおて、ほな、さいなら
空を引きずり
波を止め
人を変えた
いくつもの声が
きえた
さかい目のような悪夢を
人々はみた
それでも
悪夢のような日常には
すぐに慣れる
都市の陰欝を
打ち抜くように ...
眠れ 眠れ
と聞こえてくる
痩せていく考えに
意識は遮断されていく
季節に合わせた梨の雫を啜り
飢えを凌ぐ
曖昧だった欲望が
夜に進んで行く中
膨張し始める
簡単に弾ける ...
100911
隣町に雨が降るから
ふるふると傘を差せ
天井から小判も笑い出し
釣りは要らぬと大盤振る舞い
夢かとばかりに
オケラの親子も顔を出 ...
ねむれないばあいは明日に問題がある
敵対と蔑視が約束された時間と場所とがあって
そこに低劣さがまじった豚の
居場所があって
ちょうしにのる
おとったありさまをなんどでもわすれ
えらげな ...
言葉の尿を浴び 割れ目の瞳をこく線
飛び上がりたがるぜ 勘だけ舌の雨
わかるな わからない わかるな わからない
振り乱せ髪 ぴぽぱぽ
衣文掛けがゆらゆら育つ
まわる かまう わか ...
気の利いた
短歌ひとつも
ひねれずに
よくもまぁ君
明日も生きるね
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
それはだれからおしえてもらうことなのだろう
吉岡ペペロ
自由詩
4
10/9/12 14:41
駅でモノクロが笑う
Akari ...
自由詩
3*
10/9/12 14:27
海岸線哀歌(えれじぃ)
アラガイs
自由詩
4*
10/9/12 13:17
友達わらべうた
鈴木 西瓜
自由詩
3*
10/9/12 11:36
血のあがき
信天翁
自由詩
2
10/9/12 11:34
トロワ (ii)
梶谷あや子
自由詩
5
10/9/12 11:11
オレゴンより
森の猫
携帯写真+...
3*
10/9/12 11:00
てらてら笑う
豊島ケイトウ
自由詩
10*
10/9/12 10:00
ほんとうに試練なのか
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/9/12 9:58
星の夜
朧月
自由詩
3
10/9/12 8:15
不幸自慢
寒雪
自由詩
2
10/9/12 6:34
改変遺産相続
アラガイs
自由詩
3*
10/9/12 6:12
自転車に乗った猫
Giton
自由詩
2*
10/9/12 5:44
石敢当
〃
自由詩
0*
10/9/12 5:40
潤む月
maumi
自由詩
6*
10/9/12 4:07
詩
はるな
自由詩
2+
10/9/12 3:30
休日の朝
小川 葉
自由詩
2
10/9/12 3:10
やがて死ぬ でも それで良い
うめぜき
自由詩
1*
10/9/12 2:10
夢にイスタンブール
番田
自由詩
3+*
10/9/12 1:59
季節の交差点と森に寄る夜の体温
222
自由詩
1*
10/9/12 1:34
いちばん早い ハッピー・バースディ
森の猫
自由詩
6*
10/9/12 1:18
分裂
シホ.N
自由詩
3
10/9/12 1:09
樹海
杳
自由詩
1
10/9/12 0:43
さいなら
殿上 童
自由詩
12*
10/9/12 0:28
液晶(911)
はるな
自由詩
5
10/9/11 23:51
紅地の上に塗られた黒と夜
流希-Яuk...
自由詩
1
10/9/11 23:41
ふれぬそで
あおば
自由詩
5*
10/9/11 23:36
カシナートのつるぎ こころ
a
自由詩
0
10/9/11 23:35
そうせいのあせ
十二支蝶
自由詩
1
10/9/11 23:24
今日死んでも歴史上、差し支えない奴は、今日死ね
TAT
短歌
1*
10/9/11 23:23
3758
3759
3760
3761
3762
3763
3764
3765
3766
3767
3768
3769
3770
3771
3772
3773
3774
3775
3776
3777
3778
3779
3780
3781
3782
3783
3784
3785
3786
3787
3788
3789
3790
3791
3792
3793
3794
3795
3796
3797
3798
加筆訂正:
いちばん早い ハッピー・バースディ
/
森の猫
[10/9/12 2:21]
>タイムの香りにつつまれて キミの写真を横に>加筆訂正しました
4.76sec.