忘れかけていた三行の約束を
同時通訳していく
身体が沈んでいくのがわかる
劣化して重たくなった雨傘みたいに
 
トイレットペーパーが
自動で巻き取られる音がする深夜
ブルペン ...
風呂の中で
疲れを取り
記憶を洗う
今からでも
やり直して
 魚釣島での事件以来、日中がギクシャクする中、日本のオタキスト(?)たちによる面白い行動が注目を集めつつある。

 「日本鬼子(リーベングイズ)」という日本人に対する蔑称を「ひのもとおにこ」と読替 ...
ひび割れたコンクリートの上で彼と彼女は

10年前からあるようなありふれた言葉で罵り合って
100年前に流したのとまったく同じ塩辛い涙を流して
1000年前から進化してない古びたやり方で許しあ ...
   .
段ボールから抽き出して
フィルターの埃を払うと
あの土地を離れたときの
冷え切った心に火がともる
   .
できることならあかあかと
きみの顔に映える炎を
贈りたい きみの身 ...
重ねると傷になるからね
特に完熟

「桃太郎」は品種名
「トマト 妻せつ子」はブランド名

品種による
大玉、ミディ、ミニは、あるけれど
それだけではない、育て方で
品種の普通より小 ...
秋になったら家を出る
軍手とシャベルを持って遠く遠く
九月いっぱいは歩き続ける
十月は釣りなどして過ごす
十一月が木々を染め出したら
場所を決めて、あとは待つ
落葉を敷きつめてその上に座る ...
月をまたいで夜の空気はグンと冷えた

風が鋭さを増して
煙草の煙がいつもより濃くなった 気がする

そんな 日
そんな 夜



秋空と呼ぶべきか冬空と呼ぶべきか

高 ...
そうぞう、する

あの ほしは ての とどくところに ある

むそう、する

ぼくは あの ほしと ともに そらに ある


まいにち を ころがし ながら

なないろに ぬる
...
きっと妖しげな光の中でも

消されない声と消されていく声とがあって

静謐な川の畔で見た目映い煌めきをどう感じ

どう紡いでいくかとかいう崇高な思いがあって

目の前の砂利道のような出 ...
鋭角に奔る超高層の上空/オレンジに浮かぶ雲をジェット気流が切り裂いた。
このところ帰宅してもパノラマで立体画面を見るのが怖くなる
昨日も、定期健診と偽って診察に行ったB級高齢者が、百人近く飯 ...
腕が 熔ける
ちりちり と熔ける

宵には、つかめていた
宵には、はさんでいた

腕が 融ける
ぢりぢり と融ける

夕闇には、つまんでいた
夕闇には、触ってた

手をあげれば ...
手つなぎしはじた

たわけた空

ジャン・ポール・ベルモンドのくちびる

かじった林檎からおやゆび

ぬるり

かわいたかわ

勝手にしやがる
迫る消火
正義の軍団
オイラが望む赤い炎と黒い煙から
奴らの財産守るため
ゴーゴーレッツゴーだってさ
偽善者面が
ほんとムカつくぜ

ライター用意
燃えやすいもの用意

可燃物と ...
さみしいよ
ってねえ そんなとき
だれにでもあるよね

こんなに明るくたって
たくさんヒトがいたって
自分ってたったひとりだから

頼りないよね
君の背中がみえないだけで
空みあげ ...
夜を解体するあなたの腕が、こまやかに分たれて腐食していく、長い髪が放射状に散らばった水面に、月がぬらぬらと白く光っている、その胸に穴があいて、ぽこりぽこりと音がする、潮が満ち、その陰でひそやかに花がこ ... 婦人服リサイクルの店「るうぷ」は
九年目で十年を待たずして
閉店せざる得ないことになった

彼女の夢の一つが消える

二台あった軽自動車も
彼女の車は手放すことになった

税務署から ...
森の中に独り
命の香りを感じる

高層ビル群の中とは違う
少し湿り気を帯びた
静かな空気

街にはあんなに人が居るのに
なぜどこか刺々しくて
無機質なのだろう

森は違う
木々 ...
永遠が何だって言うんだろう
そんなことを考える暇があるなら
今すぐこの喉の渇きを癒して欲しい

君の首筋に咬みつきたい
それが僕のすべてさ

暗闇の中で求め続けるもの
それはこの喉を潤 ...
桜色という言葉が良く似合う
満開の桜並木の下で
きれいねと呟くきみの言葉に
そうだねと頷くぼくの言葉
言葉がぼくの体から離れていった時
ぼくの頭は言葉が思っているほど
そうだねと思 ...
少女達は駅の回りでたむろしていた
少女達は皆乾いていた 
全てのものが無機質な情景の中で
既に前からそこに居たように乾いていた

見えない虫の魂がボウと浮かび上がり
それはまるでカゲロウの ...
お茶の水 聖橋を渡って
弱い雨に うたれました

わたしを なくしたまま
あなたが わらっている
百貨店にいる。
2階建てで、だだっ広し
1階だけで、2日もかかる広さだ
にもかかわらず、薄暗く床はぬめっている

天井から雫が滴れててくる
何色か? わからない
もしかしたら、自分が盲な ...
{引用=

せかいのあちこちに
内緒で敷かれている
内緒の線路を走行する
打ちっぱなしの
コンクリートの
でっかいとんねるは
せかいの中身を
くり抜きながら
こわれた部分を直して
...
強烈なマー坊豆腐を食べたみたいに何か鼻が苦しい、
全身から大量の汗が吹き出してくるようだ、
もうきっと駄目なんだ、
私は唐辛子なんてもう絶対食べない。


嫌いになりそうだった、人間な ...
本当に望んでいることなのか今はよくわからない

あの時は望んでいたことだとはっきりとわかるのだが


俺は焦がれていただけなのかもしれない

かっこいい自分になれると自意識過剰に ...
嬉しいトキも 泣きそうなトキも
どんな瞬間も、
なんでもない ココロも
君と分かち合うことが幸せ なのかなぁ

わからなくなって

前も見れなくて 暗くてもう
でも 君が持ってる光 ...
クラフトワークに銀河鉄道を乗せ 飛び越えてゆく箒星
デスバレーの石が動くまで土が渇き切ったら
プーさんのマグカップはディズニーを裏切らないかしら
たけくらべ 古語じゃ読めない 現代子役
哀しい ...
北海道を走る。走り終わったあとにには、「鈴と油」さえ残っていると言える。
目は見えるるも、それ位ができるが、手はそれつかむことができない。
いくら精密なレンズを用いようとも、その姿、見つけることが ...
市営住宅を取り囲む塀のなかで

ぼくはひとり能の練習をしていた

隣接の公園でこどもたちの遊ぶ声が

やわらかなガラスみたいになって空を引っ掻いている

能を教えてくれたのはお母さんの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
顕微鏡を覗くとたもつ自由詩710/11/4 21:47
五行詩「ぼろきれ」ペポパンプ自由詩5*10/11/4 21:40
ほっぽう!A-29散文(批評...1*10/11/4 21:39
ひび割れたコンクリートの上で彼と彼女は亜樹自由詩210/11/4 21:27
ファンヒーターGiton自由詩2*10/11/4 21:22
トマトのはなし(改訂)鵜飼千代子自由詩15*10/11/4 20:25
冬支度salco自由詩17*10/11/4 19:47
霜月丑寅自由詩010/11/4 19:41
びゅん、と ふく かぜ 玉兎自由詩310/11/4 19:30
『静かな川べりで』Leaf自由詩010/11/4 18:58
21世紀戦争 ‥CHILD編アラガイs自由詩2*10/11/4 16:17
腕のない手が紀田柴昌自由詩010/11/4 16:08
ぬるり阿ト理恵自由詩2*10/11/4 15:26
可燃物とライター花形新次自由詩1*10/11/4 13:09
さむいよね朧月自由詩210/11/4 12:51
散華yuko自由詩410/11/4 11:57
我家に米が無いこと板谷みきょう自由詩2*10/11/4 11:40
パラサイトうずら豆自由詩3*10/11/4 10:00
ヴァンパイア未有花自由詩7*10/11/4 9:23
変換寒雪自由詩110/11/4 7:41
乾いた少女達山人自由詩10*10/11/4 4:32
主観自由詩110/11/4 4:27
百貨店紀田柴昌自由詩0*10/11/4 3:14
ぷろぐらむ佐藤真夏自由詩12*10/11/4 3:11
神保町経由で番田 自由詩110/11/4 2:45
エスプやぶさめ自由詩110/11/4 2:28
嘘っポイIzm自由詩210/11/4 2:06
平成女子日記佐和自由詩210/11/4 1:54
中から得ようとするも、外からでしか開けられない (2紀田柴昌自由詩010/11/4 1:54
お父さんだった吉岡ペペロ自由詩610/11/4 1:20

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加筆訂正:
可燃物とライター/花形新次[10/11/4 20:53]
僕はオナニーを小学校6年生で覚えました
5.48sec.