九月のグライド
青過ぎる空と
落とされたアラベスク
耳を塞ぎ
瞼、閉ざして
聴いていたのは
それだけ
きゅっ きゅっ きゅ〜
ひとは
寂しいふりと、狂ったふりが上手です
全員ではないけれど
大半は、そんな気がします
彼女は論文を書きます
自分が、自分に出した課題で
原稿用紙を何枚も埋めるこ ...
私が殺した父母の名は
何度も産み直そうとした起源
月が満ち止め木が外れ流れ出す
無数の零の残骸
反芻する昨日の
無限に続く今日の
家族を殺して先へ先へと
何者にも成れぬまま
アプリ ...
丸いものをぶつけて触って
その丸みを感じたとする。
昨日は いた
投げつけた。
殺した 受け止めた
その丸みを潰しながら感じた
その真っ赤な翼
毒々しい ...
夜が暗いから 僕は首が伸びていく
伸びた首が 電線の周囲を回転していくので
僕を中心とした渦巻きが 昨日いた鳩の骸を齧りだす
あれはフラスコみたいなものだった
化学反応が期待される液体を溜めておく容器
そしてそこに時おり栓をしてチューブを突き刺す
煮えてもいないのに液体と固体はグラグラと泡立って
それは恐らく酸を帯び ...
若い女性に人気があるクレープを
男子高校生たちは売ろうと決意した
クレープは売る前に
クレープは包むものだ
経営観は強気の攻め一本
結果については勝つか負けるか
の二分法
若気の ...
成層圏の上は
光も音もない
暗黒の宇宙
そこでは
法則の中で
星々は
存在している
晴れも雨もない
ふいに現れる
ブラックホール
吸い込まれる惑星
あたしは
...
いつか書こうと思っていたものに竜巻があります。
あれは何年前だったでしょう。
天気のいい日に 屋根に布団を干したのです。
家のすぐ裏が山になっていて日暮れもはやいので
午後三時前には部屋の中に ...
僕の青春はアオコだった
腐った光の届かないヘドロ
泡で緑色になった水面
ソウ魚は大量死していた。
それを愛して
ボートの免許を取り
水草に救いを求めた
燐と窒素の量を測定した。
キ ...
セックスがセックスだけが嘘を射抜く
至高の真実だとはぁはぁと
実際に汗ばんで硬化する乳首とか陰核だけが
...
脳漿の絨毯の上を
俺は歩いていた
それが誰のものなのか
なるべく考えないようにした
靴の底の感触は
あまりなかった
ただ
ときどき
ところどころ凝固したジャムのよう ...
素敵な時間を過ごしましょうよ
夏の海のとろけるような熱気を一秒で凍らせて
きっと西瓜は絶品でしょう
歯茎に滲む野性は目覚め
白い歯は無敵の歯ぎしり
裸足の裏に忍ばせた過去は
振り返 ...
マイルス・デイビス
2拍4拍
蚊を叩く
辞世の句
詠み違えて
蘇える
午前0時
時計が動き出し
違う誰かになって行く
影を置き忘れて
朝を待ち
昼になり
夜になる
目が冴える
鳥達が目覚め
パンを食べ
ジュースを飲む
目の下に隈ができる。
...
重陽の蔵出しの美酒を酌み交わせ
この吟醸香
この酸味
この甘味
5人のミューズたちには
エメラルドの翅を与えよ
夜半には雨になるって
ならばあのブナ林まで飛ぼう
あの立ち枯れた樹々 ...
美しい季節は今だけ
やがて冬が来れば
エノキもヌルデも葉が落ちよう
薄日を貪るように
凍てつく地より葉を伸ばすしかない
春に樹々の葉繁れば
夏の終わりまで眠るしかない
死んでいるかのよう ...
三ミリ
ほど
白い部分が見えるまで伸びた爪
を
今日も放置した
自分の
体
に
誰かの爪が
食い込んだ
自分の爪より大きく厚い/turn off.
痛みには種類が、
...
押すと引っ張られ
引くと押され
何もしないと何も起こらない。
透明な膜がある。
昔の徳永を聞き
うっとり聞き惚れる。
純粋な気持ち
癒される。
ポンポン跳ねる
フワフワ浮いて ...
太陽が
死んだぜ今日も
ざまぁ見ろ
さぁ虎になれ
ひたひたに注げ
人生、快楽と苦痛は紙一重
見られた後は
確かに気恥ずかしい
でも同時にちょっと
嬉しかったりもする
見られる前に見せるんだ
自らパンツを
脱ぎ捨てて
人生、勇気が必要だ
見せ ...
海が青く見えるわけをいくつ知ってる?
夢路のフェリーをたどれば
水脈の狭間に浮かんでいるクラゲたちの
そのくっきりとした輪郭
流れ藻のかげには小魚たち
大きな魚も隠れている
飛び出 ...
おたまじゃくしたちはみな元気です
明るいネクラの未婚
賢しらな{ルビ猿=ましら}の胃の中で
自詩も
アポトーシスも悪くはないけど
溶けもせず
溶かされもせず
ひとりひとりのとおりに
...
青春は終わったけれどトゥデイを青色に塗る休日にしよう
ナトリウムを塩にするための化学式 努力+汗+レタスの葉
世界中が予報外れの雨だから今日は映画を借りに行きましょう
お仕事は高層ビ ...
デートをした。
中国の女の子で、
体は僕の3分の1くらい。
にこにこしながらくすくす笑う。
出会ってしばらく離れていたけど
思い出したように手紙を書いては
それぞれ送り合っ ...
さてね
何だっけ
真昼の太陽が
斜めに
今日は水曜日
何だっけ
ちっとも風が吹かない
秋は更けゆく
妻が本を読む
何だっけ
ハハギキホウセイ
よく売れそうな名だ
全ての音は
その意味とは別に
風としての役割をもっていて
幼気にも震えながら
あなたの声になり
そして歌となる
世界の空気を吸いなさい
それはあなたの前にある空気です
すべてが混ざ ...
ふんわり雲に抱かれたら
ぽかぽかあったかそうだけど
ほんとは凍てつく冷たさだ
騙されるな
氷つぶてを投げつけられるよ
やっぱり抱かれるなら
ふんわりおっぱいの女の子さ
晴れた ...
レモン色のチューリップが
それは雨天のせせらぎであって
顔は飛沫(しぶき)をはじいていたのです
あなたは最初の花ですか
植物図鑑のはじめですか
あなたは「赤」のはずなのに
あなたの夢み ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
glide.
泡沫
自由詩
1*
10/9/23 1:47
三連打
秋也
自由詩
0+
10/9/23 1:32
人々の日
山中 烏流
自由詩
9*
10/9/23 1:30
零のうたごえ
高梁サトル
自由詩
7*
10/9/23 1:22
丸み
佐藤伊織
自由詩
1
10/9/23 1:09
夜鳩
〃
自由詩
2
10/9/23 0:48
夢万夜
木屋 亞万
自由詩
3*
10/9/23 0:35
クレープは包むものだ
N.K.
自由詩
19*
10/9/23 0:05
成層圏の上では
森の猫
自由詩
2*
10/9/23 0:03
目撃したもの
砂木
散文(批評...
4+*
10/9/22 22:50
Microcystis aeruginosa
ペポパンプ
自由詩
3*
10/9/22 22:41
百万ドルキッド
TAT
自由詩
2*
10/9/22 22:37
カナリヤ
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
10/9/22 22:29
海に浮かべる詩
太陽の獣
自由詩
1
10/9/22 22:29
まだ夏
トキハ スス...
俳句
1*
10/9/22 22:22
モモンガー
ペポパンプ
自由詩
5*
10/9/22 22:20
Actias artemis
黒い翼
自由詩
1*
10/9/22 22:14
Lycoris radiata
〃
自由詩
0
10/9/22 22:12
敬虔なる
榊 慧
自由詩
11
10/9/22 21:42
中秋の名月
ペポパンプ
自由詩
3*
10/9/22 21:28
黒田武士
TAT
短歌
1*
10/9/22 20:36
見た肛門!のテーマ
花形新次
自由詩
0*
10/9/22 20:29
青域
海里
自由詩
3+*
10/9/22 20:11
詩の中のかわず
〃
自由詩
1
10/9/22 20:11
ホリデイ
きらく
短歌
0
10/9/22 16:30
under the rain, under the moon
は やしや ...
自由詩
5
10/9/22 14:27
なんにもない
生田 稔
自由詩
2
10/9/22 13:39
ひろがりきることのなき
sk
自由詩
1
10/9/22 13:13
うそつき雲
うずら豆
自由詩
2
10/9/22 12:30
レモン色のチューリップが
乾 加津也
自由詩
14*
10/9/22 12:23
3744
3745
3746
3747
3748
3749
3750
3751
3752
3753
3754
3755
3756
3757
3758
3759
3760
3761
3762
3763
3764
3765
3766
3767
3768
3769
3770
3771
3772
3773
3774
3775
3776
3777
3778
3779
3780
3781
3782
3783
3784
4.85sec.