底無しのフリーフォールのあとの呆けた感触、俺の脳髄をドロドロに浸食して明け方の赤の中に恍惚と消えて行く、致命的に微睡んだ眼差しの名前はシェイド、外界と内界は断絶されて冷却される、稼働停 ...
たとえばなにかいろいろな
ひつようなものが
かけていたとして
たもっていくばあいに
たりない
盗作するのを見たことがある。
十代の頃 その人は たまたま入った文化部で
たまたま詩集に作品を出す必要にせまられて
それなりに気に入ったものを書き写していた。
非売品の学校の文化祭でだけの詩集 ...
いのちを軽く人生を軽く
かんがえていた訳じゃない
十代のころ
自殺と未来がいまよりも
そばにあった
ただ
いまよりもずっとそばにあったんだ
そんな生死の
...
しとしと雨降る夕暮れ刻
道の片隅で、小さな猫が凍えていた
抱き上げようか迷ったが
そのまま歩いていった
しばらく歩いていると
雨が更に強くなって
洪水が起こり
雷が鳴り出し
そ ...
季節はずれの黄砂が洗い流され
透き通る朝日に葉が染まる
山鳥の声はいつもより近く
塵の無い空はすくむほど高く
水溜りの空に足をとられる
風の色は赤に黄に
風の形は髪に葉に
いつか死ぬ
ってことと同じくらい当たり前に
恋は終る
今座っている
椅子も無くなるし
すべてが
変更になる
もちろん
地面も無くなるし
きっと時間も
無くなる
ね、無
ね、 ...
夢のようだった
銀河鉄道の夜でよんだ
真っ白な{ルビ鷺=さぎ}の菓子を
わたしは大地に植えていた
ずい分長い間そうしていたのだった
一羽でも多くと
せっせ、せっせ、尊くひかる白い足を埋 ...
蟻さん
お仕事の途中で
そら見上げてる
いつまでたっても
そら見上げてる
日が暮れても
そら見上げてる
お腹すくのも忘れて
そら見上げてる
...
涙
猫鳴廻恋恋
人噤臥愁愁
一去知難遇
鏡中暗涙流
涙
猫は鳴き、恋恋として廻り
人は噤み、愁愁として臥す
一たび去りて、遇ひ難きを知り
鏡中、暗涙流る
...
拒まれて
塔の傍らに一人
辿りつけなかった人だってきっと多い
命あることはそれだけで幸甚だ
ひと気のないはいいろ硝子の塔へと
電梯にせり上げられていく
この眺めだって
十分に「上海的」だ ...
シャンゼリーゼを
タップダンスで
踊り
歌を歌う。
ドラムを叩く
先輩
かっこいい。
ソロを教えてくれた
真夏の空
冷たいプール
プレゼントした
柘植の櫛。
放課後の教室で
思いを伝えてくれた少女
寂しくて悲しくて
思いを伝える
苛めで受けた
股の切り傷
美しいものは
虐められる
互いに慰めて
暖め合った
あの頃
互いに求め合 ...
セブン!
セブン!
イレブン!
ぷお〜
セブン!
セブン!
イレブン!
ぷお〜
もろだしのまま
レジ行って
熱々おでんのなかに浸けて
ウルトライレブン
ファイターイレブン
...
そこに
明日があるとして
夢や希望があったとしても
放置すれば
当然のように
色褪せてゆくだろう
絶えず
丁寧に
手入れを続けなければ
きっと
朽ち果てる
過去にそれはあった
確かに ...
疲れているから 逢いたくなる
疲れているから 甘えたくなる
疲れているから ひとりじゃヤダ
疲れているから 寄り添って眠りたい
だけど君って─
元気が出たから 「逢いたいよ」 ...
夜は記憶の始まりから来たのだと
慰めるように紡いでいた物語を
君が聞くことをやめてから
どれだけ経ったのだろう
昨日から
世界にひびが入りはじめている
そこからあふれる酸素 ...
うさぎはかめの甲羅にねじこみ
いっしょに
Goalしましたとさ
穴のあいた骨
いさぎよく捨てて
み
み
ず
(2010・11・26)
冬の風を受けて
自分の道を捨てに
道を歩き続け
喜びもついでに捨てました。
道の続く十一月には
話のできる者は去り
一人歩き続けて
悲しみも捨てました。
夢を探し続けて
...
家にいるのに帰りたい
どこに帰るの帰りたい
今すぐここから帰りたい
何でもいいから帰りたい
中学1年生の時に帰宅部だったから
わたし帰るの得意なんだあって
独り言つぶやいて帰りたい ...
僕はいまだによく悩む
そんな時頭の中では家なき子だ
じっと我慢
ハリーポッターの魔法の棒でもあればね
石ころが美女に変身するような
ひらめきと
それまでのくよくよを一気に粉 ...
リアルには実態がない
わけではない、勿論
ただそれが波及する場所に
なにかしらの不具合が
生じてしまうのだ、きっと
リアルはとても
いたずらっ子だから
リアルは
...
起こすとまだ寝ていた
いまなん時かを教えて
四十五分にまた
電話すると言ってきった
それまであと二十二分ある
そばにいてあたためていいか
近所の庭先に
みかんが生っている
枝は良く伸び
実は公道にまではみ出している
その下にひとつ
うんこが落ちている
多分、犬の
うんこ
何て素晴らしい響きなんだろう
純 ...
夕暮れの喫茶店
夕焼けの陽の
黄金色
雲間に沈む
湖の
喫茶「シャレー」
の窓ガラス
キャンドル・ライトの
ほのゆらぎ
秋は去りゆき
...
ふと 横を見ると
あのひとがいた
1年前
恋こがれて
夜の渋谷の坂を
走って追った ひと
横顔 今もすてきだ
30センチも離れていない
ところにいる
あっ
彼は ...
琴の音が朝空に響けよつまと行く路の木々のこずえにも
かおを剃り手を洗いたり古の琴の音きくに相応しくして
琴の音に似つかわしかりき部屋中に香の薫りを焚き染め
使い古した
陳腐になった
聞き飽きた言葉
使い古したのは
陳腐にしたのは
言い尽くしたのは
誰だ
誰だ
誰だ!?
誰かを傷つける誠実さと、自分を護る狡猾さなら、いったいどちらが罪だろう
わたしたちは
皆で手を繋いでいることができない
綻び、繕い、
それを誰かが押し拡げ、
ちがう誰かが埋め立てる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
フリー・フォール
ホロウ・シカ...
自由詩
0
10/11/26 23:37
5
a
自由詩
0
10/11/26 23:27
なんだろう
砂木
散文(批評...
6*
10/11/26 22:59
自殺と未来の十代のころ
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/11/26 22:55
雨の日の仔猫
一 二
自由詩
3
10/11/26 22:38
雨上がりの秋
ススメ
自由詩
1
10/11/26 21:51
無
チアーヌ
自由詩
5
10/11/26 21:39
空想の鳥
kawa
自由詩
3
10/11/26 21:14
蟻の夢
小原あき
自由詩
5*
10/11/26 20:38
漢詩 涙
三州生桑
伝統定型各...
4
10/11/26 19:53
創書日和【拒】Point of know Return
大村 浩一
自由詩
3*
10/11/26 19:44
ゴットハンド
ペポパンプ
自由詩
2*
10/11/26 18:52
小田をかたる君
〃
自由詩
1*
10/11/26 18:41
ウルトライレブン
花形新次
自由詩
1*
10/11/26 17:56
残骸
風音
携帯写真+...
5
10/11/26 17:11
引力のあいだ
佐和
携帯写真+...
6
10/11/26 16:17
雑音になった君へ
ゆるこ
自由詩
5
10/11/26 14:28
うさぎとかめ(たましVersion)
阿ト理恵
携帯写真+...
1*
10/11/26 14:23
草に眠る
〃
携帯写真+...
1*
10/11/26 14:20
メランコリーー道4
……とある蛙
自由詩
6*
10/11/26 13:53
帰宅部の素振りの掛け声
池田実緒
自由詩
4
10/11/26 13:09
悩み
乱太郎
自由詩
12
10/11/26 12:43
リアルのすべて
豊島ケイトウ
自由詩
14*
10/11/26 11:05
いいか
吉岡ペペロ
自由詩
5
10/11/26 9:48
約束
たもつ
自由詩
2
10/11/26 8:54
「夕暮れの喫茶店」
生田 稔
自由詩
5*
10/11/26 8:52
と・き・め・き
森の猫
自由詩
8+*
10/11/26 8:37
朝琴
生田 稔
短歌
3
10/11/26 8:35
言語的異人へ
寒雪
自由詩
1
10/11/26 8:35
あさいゆるし
はるな
自由詩
1
10/11/26 7:55
3736
3737
3738
3739
3740
3741
3742
3743
3744
3745
3746
3747
3748
3749
3750
3751
3752
3753
3754
3755
3756
3757
3758
3759
3760
3761
3762
3763
3764
3765
3766
3767
3768
3769
3770
3771
3772
3773
3774
3775
3776
加筆訂正:
白色の雲たちがやってくる街
/
番田
[10/11/26 21:45]
修
5.13sec.