僕の黒い目覚まし時計は、いつも一緒。
実家でベルを鳴らし、寝ぼけ眼の僕を起こす時も
職場の昼休みの休憩室から、身を起こす時も
終電に乗れず、ネットカフェの個室で丸まった時も
一人旅 ...
(檸檬)
哀しみを知りすぎた瞳の奥には波のない水平線がひろがるばかりで
宛てもなく旅をさすらう絵葉書のように
文字は薄れ消え失せてゆきました
わたしはレモンをひとつ皿にのせ
...
あわてんぼうの君は
いつも夜の電灯のつまみを
捻り過ぎては、外してしまう
何事も、焦ってやると
つくはずの明かりも消えてしまうから
電灯のつまみは、ゆっくり廻そう。
...
始めましてサイクロプス。
これを送るころには返信になっているのだろう。
夜にしか生きられない我々には意味のないことだが。
我々は我々のグロテスクを呪うだけ賢くなった。
頑なさが麻痺を越え、 ...
おしゃべりのあいだ
だまってる
おしゃべりがおわるまで
だまってる
ふたりだけになると
はなしたそうにしてる
きみはぼくに
とてもよくにている
愛の名前を知ってる
ロックスターのハートのエース
あの娘の白いブラウス
天使のくちびる銀色
その綿菓子にピアス キッス
あいつのハイヒール5センチ
薔薇色の頬にグラサン ナイツ
...
ぬいぐるみとさよならができないので
ぼろぼろで汚れた身体を
アクロンで洗って
柔軟剤に浸して
天日で干して乾かして
猫に喰いちぎられた足や頭からビーズが
ポロポロ落ちるのを拾って中に押し込 ...
畦道にむかう足は
ゴワゴワと、カエルのように
ないて、河川敷に沿って走る
白い、マーチを追い越して
目と、髪が戯れている先の
先まで進み、カラスか
はたまた違う鳥か
とらえて、はなし ...
{引用=わたしら製菓は社長(渡白弥三郎 59歳 魚座)以下6人の零細企業である。
今日は上半期を振り返っての反省会をした(於やきとり小政)。}
議題? 陰毛サブレ
= サブレ生地に若い女 ...
夜が
片方の手に獲られる
片方の手に
片方の手が乗る
夜は
じっとしている
何もない場所にただ建てられた
何にひとつ隔てるもののない壁
霧の舟が ...
柱の光に触れては曲がり
道の入口に立ち 忘れてしまった
ひとつであり 向こうのもの
忘れてしまった
去っていった
また
去っていった
縦の響き
地図の作者
...
荒野に冷蔵庫はあった
冷蔵庫は洗濯機を冷やしていた
洗濯機は食器洗浄機を洗っていた
食器洗浄機は炊飯器を洗浄していた
炊飯器はマトリョーシカを保温していた
マ ...
哀しき俗物
ロバヲくんは詩的なんである
つねづね自分でそう思うから
ロバヲくんは道徳好きなんである
道徳は安全かつ安心だから
ロバヲくんは理想家なんである
方法論については考えたことも ...
101114
今ではかなり以前のことになりましたが
或る詩のイベントに参加いたしました
そこでの雑談の折りに驚いたことに
参加者の殆どが
幽体離 ...
この詩はくさい
髪から 鼻先から
うぶ毛から 源までくさい
ああ 君の ふともも を どうやってたたえよう
君はイモの頂点だ
すべてのイモの中でも
君はきわだってイモだ
...
三越のなんか知らない尻と分離する固い椅子の上で何人ものおばさんやおじさんの並びの間に腰掛けてただ座りたいだけだったけど座ってみるとなんだか違和感を感じて立ち上がろうとしたのだけど立ち上がったところでど ...
なんで、ひざ上にしちゃいけないの?
なんで、茶髪にしちゃいけないの?
なんで、化粧しちゃいけないの?
なんで、くつ下だらしなくしちゃいけないの?
あんたたちのリクツってわかんな ...
背のちっちゃな女の子
男好きのする笑顔が印象的で
逢う度に違う男の子と一緒だった
背のちっちゃな女の子
いつも彼氏の背中に隠れてた
風が吹けば彼氏の体を風避けに
雨が降れば彼氏の差した ...
君の頭に
手を乗せて
ガシガシ頭を
撫でるのも…
君の名前を
何度も呼ぶのも…
大好きだ♪と
伝えるのも…
それは君が
『言って』と
言うからじゃ
ないんだよ…。
...
目が合えば酸いも甘いも吹っ飛んでただひたすらに恋をするだけ
少しだけ悔しい気持ち目が合うとやっぱりどこかへ飛んで消えてく
いつかは死ぬのにね
母が言ったからどきりとした
いなくなった恋人を
そろそろまた恨み始めていたから
母は
死ぬということと
家の中のあれこれとを
同じところに平気で並べる
...
ひとりでふたりぼっちになるよりも
ふたりでふたりぼっちでいるほうが
あったかくてやさしくてなつかしい
今という時間に
ふたりでいれば
集中できたんだ
ひとり ...
四季が巡る
定めのように
規則のように
あるいは
去年の穴埋めを
するように
少しずつ 忘れて
少しずつ 新しい
何かを覚えて
賢くなったような
錯覚を覚える。
本当は不 ...
幻影はどこの空にもあった
夜明けに
夕焼けに
月光の中に
幻影は美しい藍の色
決して終わることのない
澄んだ純真たる夢心地
幻影が映える浜辺には
変わらぬ思い遣りを持った
子 ...
所沢航空公園で昼寝していた犬と目が合ったからにゃんと挨拶してミドリの窓口から森へムンクの森へ備えないから憂いもある改造屋からにげます
逃げるげるげるげるげる荷げるげるげるげるげる逃げるげるげるげるげ ...
おとな(し)つややかはだかい
雲をみじん切りにして
さっと炒めて
ちょっと味見して
少し首をかしげて
そこからひたすら炒める
ひたすら
かなしみにも
あかるい工夫がみられる空は
わたしの夕焼け
...
砂糖漬けにして飼い慣らされろって
尚更アタマがおかしくなるだけだろう
俺のために作り替えた安楽椅子に腰掛けて
生の感情をバラバラに壊してくのが好きなんだ
いかれたアタマを元通りにするために
...
俺の両手には鳥と魚
どちらを選ぶの マハーカーラ
創造主の夢はいつ終わるの ヒラニア・ガルバ
教えてよ シヴァ
灰色した俺の中和剤
誰かにもう飲み干されたみたいで 見 ...
(小舟)
季節の風がわたしを追い越してゆく
夏のてまえで緩んだロープを解いてしまいました
桟橋に浮かぶ小舟はぷかり〜ぷかりとながされ
もう後戻りはできません
あなたから両 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黒い目覚まし時計
服部 剛
自由詩
0
10/11/16 0:03
海へ ‥Ⅰ
アラガイs
自由詩
7*
10/11/15 23:51
明かりのつけかた
服部 剛
自由詩
3
10/11/15 23:49
左眼獣より
kiri
自由詩
3
10/11/15 23:29
おしゃべり
小川 葉
自由詩
2
10/11/15 23:08
Midnight,fixed star disco love ...
アヅサ
自由詩
2*
10/11/15 22:58
ぬいぐるみ
蒼木りん
自由詩
3
10/11/15 22:49
あわ
しべ
自由詩
4
10/11/15 22:17
モンドセレクション金賞を目指して
salco
散文(批評...
3*
10/11/15 22:15
降り来る言葉 XLVIII
木立 悟
自由詩
4
10/11/15 22:07
ノート(ひとつ 忘れて)
〃
自由詩
3
10/11/15 22:05
みんなの話
たもつ
自由詩
4
10/11/15 21:32
俗物ア・ラ・カルト
salco
自由詩
5*
10/11/15 21:32
プレゼントは遠慮するから幽体離脱したい
あおば
自由詩
4+*
10/11/15 20:29
くさい詩
八男(はちお...
自由詩
2
10/11/15 20:24
分離して
遠藤杏
自由詩
2*
10/11/15 20:22
Listen To Me
寒雪
自由詩
1
10/11/15 20:11
初冬の夜空に歌ううた
恋月 ぴの
自由詩
26*
10/11/15 19:41
僕の意志で…
顎長三日月
自由詩
1
10/11/15 19:24
ふうせん
ゆず
短歌
1
10/11/15 19:08
家事手伝い
朧月
自由詩
6
10/11/15 18:30
ふたりぼっち
吉岡ペペロ
自由詩
12
10/11/15 18:06
揺れながら
美琴
自由詩
0
10/11/15 16:43
幻影
一 二
自由詩
1
10/11/15 16:24
逃げる
阿ト理恵
自由詩
8*
10/11/15 16:05
ばらす
〃
携帯写真+...
1*
10/11/15 16:02
わたしの夕焼け
昼寝ヒルズ
自由詩
5
10/11/15 15:58
メロディ
山口清徳
自由詩
0
10/11/15 13:58
トリックスター
〃
自由詩
0
10/11/15 13:57
海へ ‥Ⅱ
アラガイs
自由詩
5*
10/11/15 13:31
3736
3737
3738
3739
3740
3741
3742
3743
3744
3745
3746
3747
3748
3749
3750
3751
3752
3753
3754
3755
3756
3757
3758
3759
3760
3761
3762
3763
3764
3765
3766
3767
3768
3769
3770
3771
3772
3773
3774
3775
3776
8.8sec.