水面を見上げると
ちいさなおんなの子の顔

こちらの様子が気になってしかたないのか

大きくなったり小さくなったり




わたしだけの世界
酒屋さんの軒先に置かれた古い火鉢
 ....
もう
君のいるところは
桜の花が一面に広がって
陽気な君を
さらに陽気にさせているのだろう
はかなさよりも
いまのよろこびを
空いっぱいに舞いあがらせて

まだまだ
遠い桜前線
 ....
どうにも出来ない事があるとすれば

“時”が駆け抜けるのを 追いかけて捕まえるのは
勝負にならない

だから次の“時”を 待ち伏せて
罠にかける事を考える

卑怯者だと言われるのだろう ....
全ては愛の為に
全ては人の為に
全ては己の為に
全ては神の為に

病を診て、人を診ろ!
ストレスの軽減をしろ!
なるほどと思う。
診療報酬にならない。

金にならない気持ちが
大 ....
           - マルガレーテへ -



懐かしい旋律よ 黒髪が黒い鍵盤を浸す時
古い一族と共に お前は 滅びる
彼女が今 白い鍵盤を 血の赤で汚している

彼女の唇が  ....
うちの近所に
知的障害者の施設ができるときいて
みんな反対した
知的障害の姉をもつ私は怒った

うちの近所に
性犯罪の過去をもつ人がもどってくるときいて
私はいやだとおもった

抱き ....
想い出はきらきら光る宝石箱に
そっとしまっておくの
誰にも穢されないように
誰にも奪われないように

時々独り宝石箱を開けると
昔と変わらず想い出はあたたかい
何時だって戻れるから
あ ....
ふるら

ふるり

舞い落ちる
薄紅色の憂鬱に似たもの

らるら

るるり

鼻先で笑う
どちらの岸にも辿りつけないもの

うるら

うるり

降り注ぐ
乳白 ....
もうすぐ今日が
地平線の向こうへと
まだ生きたかったと
怨念を残して去っていく
その時太陽の傍らで
道連れに消えていこうとする
今日をぼくと共に歩んだ
ちっぽけな気持ちの欠片
 ....
なぜか目が離せなくて
胸が刺されたみたいに痛くて
お腹と胸の間の部分の
違和感が続いてゆく
喉から手を突っ込んで

とれない
とれない
ジタバタする

もっとあたしならとかいったり ....
大自然に生かされているだとか

生かされていることに感謝するだとか

もう言えない

大自然がちゃんと生かしてくれないから

私たちは文明を発展させていったのだ


たまたま牙を ....
  人の怒り
  兎の悲しみ
  牛の痛み
  マンモスの憂い
  ゾウリムシの儚み
  蠍の板ばさみ
  イソギンチャクの絶望
  カワウソの焦燥
  蝮の煩悩
  ウォンバッ ....
この桜は
雨に濡れているだけ
はるかの地で
咲かなかった仲間を
忍んではいない
感じてはいない

そうだよね と
目で触れる私に
ふぁさりと首を振る
風がこたえたのか
雫は球にな ....
ヘッドホンの向こうで
うわわわわと言ったきり君の声が途絶えた
それっきり君は闇へ運ばれていった
復旧作業という任務を負って

心の中がぎしぎし音をたてる
まだか
まだ足りないのか

 ....
お前と会ったのは、あの教室。


シャイなお前はうつむきながら、
俺が話しかけるのを待っていたみたいだ。


お前は差別を持たない。
お前は人を羨む心を持たない。
どんな人間でも持っ ....
私は誰と何を語ることもなく
少しの話しをだれと交わすこともなく
私は 死んでいくのは とても
寂しいことだと理解した


きっと何かを見ることだろう 
長い 流れの中で
少ないのだ ....
最初フットボール大の素粒子だった

それが爆発して

今日も宇宙は拡散している

宇宙の果てとはどんなだろう

果てのむこうはなんなのだろう

フットボール大の素粒子のころ

 ....
サク ラ サク

たわわな薄紅色も
頬を撫でる花風も
輪郭が和らいだ街の影も
去年とは変わらないけれど

わずかなためらいと一緒に
飲み干した酒の味は
去年とは違う

サクサ ....
君のこと愛しているよ
って
叫べるほどに誰かを愛したことあったのかな





おとこの子
男のひとを「きみ」って呼ぶ

私に似合わないのは判っているけど
敢えて、そう呼んで ....
命の木が 倒れた

あんなにも逞しく 揺るぎなく

大地に根を張っていたのに倒れた

おじいさんが死んだのは その次の日だった


人々が命の木の事も おじいさんの事も忘れて ....
ことしのさくらは
ふびんだな

と、かんじたのは
ぼくだけで

つぼみはみるみる
ふくらんでいた

なにか
ございましたか

はるよ
きみがきらいだ
スイッチをカチカチさせても
だれも気づかないそんなこと知ってる
タスケテなんて意味ない
笑ってる
それが悲しみでも
助けるなんてだれもできないから
ゆるい結び目は簡単にほどけて ....
なら、「行間」がいい。
先行する1文とその後に続く1文
その間に生まれる窪み。
文章や言葉の向こう側に置かれる感情は、
そこに潜っている。
潜水は得意な方で、肺胞一杯の息を連れて、
深くに ....
三日月に座って唄うあの子は誰
透明な声を響かせてレースのカーテンが揺れている


水のような夜の音が
静かにささやいた声は夢
世界の半分を包む蒼く澄んだ暗闇を
君の眠りの中へ
そっと解 ....
強烈な痛みが指から腕へ
視界から赤い線が見え始める
飾られない苦痛
遠い久の形見が残される


貴様らが嘆く
あれよりはこれよりは
そんな言葉しか出せない
酷く刺さる優越が
貴様た ....
夢はまだ
手の届く
ところに
あるでしょうか
わたしのそばに
そして
あなたのそばに
夏羽に着替えて
飛びすぎたスケートボード

今はナマズの寝床
22年まえも自粛が日本を覆っていた

コマーシャルが口パクになってNHKは夜中も天皇の下血の量とか血圧とかを画面に表示しつづけていた

そこにはクラシックがながれていた

えんえん、えんえ ....
コーヒ−カップの底で
四角い哲学者が
溺れながら
プラトン的愛について
考察している

僕が
スプーンでかき混ぜると
永遠を
ひと時が飲み込んで
一行の詩が
生まれた
何かが欠けていても 気付かないフリして
それでも満足して 日々を過ごしていた

すべてを受け入れず 拒絶していれば
簡単に終わっていく 単純な世界

隠してたキズアトが 浮き出す
“もし ....
空丸ゆらぎさんのおすすめリスト(1614)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
揺れるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-4-11
桜前線ははるか- 乱太郎自由詩15*11-4-11
上手くいかない事を悲観してはいけない- 酸素の枷自由詩111-4-11
Love_is_all!- ペポパン ...自由詩4*11-4-11
銃声_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*11-4-11
抱き続けるということ- 朧月自由詩211-4-10
想い出宝石箱- れもん自由詩211-4-10
ふるら- nonya自由詩15*11-4-9
気がかり- 寒雪自由詩211-4-9
あたしのうたの原動力は- 朧月自由詩111-4-9
ふりをする- 吉岡ペペ ...自由詩111-4-9
考える- 草野春心自由詩5*11-4-9
桜の雫- 朧月自由詩511-4-8
余震- 朧月自由詩311-4-8
原始の交流- 田無自由詩111-4-8
long- 番田 自由詩211-4-8
宇宙の果て- 吉岡ペペ ...自由詩411-4-7
サク_ラ_サク- nonya自由詩12*11-4-5
咲く花のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*11-4-4
【命の木】- つむじま ...自由詩3*11-4-4
- 小川 葉自由詩111-4-2
シグナル- 朧月自由詩111-4-2
贈り物- 電灯虫自由詩2*11-4-2
水夜- 村上 和自由詩611-4-2
- 大祐自由詩1*11-4-2
心ノート- はなもと ...自由詩711-4-2
小川- トキハ  ...自由詩5*11-4-2
不幸な自粛- 吉岡ペペ ...自由詩511-4-2
哲学- 乱太郎携帯写真+ ...17*11-4-1
あたたかいその声- 望月ミサ ...自由詩111-4-1

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