今日買ったばかりの枕が
突然海になる
髪が濡れて痛む
航行中の大型の帆船が
三半規管を横断する
 
交番の裏側をパトロールしている
詐欺師だった父は
水を泳ぐことができな ....
親子で罵りあいの口げんかした後は脳みそがカラのまま膨張したみたいで
このまま大見得を切って飛び出してやりたいと思うのだけれど
空を見上げれば虚しくて
大地はちっともわたしの味方をしては ....
ドモ、ロボトデス
ヒト、スキ
モノ、スキ
コトバ、スキ

キセツ、ハ、メグッテ、ハナヤグ、コロニ
トリヤ、ムシラモ、カナデル、コロニ
プレリドッグノ、デアタ、コロニー
・・・ボク、コユ ....
「じれったい!」と叫んでいた男の背中にすがりつこうとして
彼が必要としてたのは私じゃないことに気付く

う〜ん、淋しいかも

開けてはいけない扉を自らの意思で開けてしまったのだし
それが愛 ....
(ここもむかしはみんな桑畑じゃった‥)
年老いた父や母を車に乗せて走っていると必ずそう切り出したのが、今では自分のことのように懐かしい 。

刈り取られた田んぼ/稲架、萎れた葱/大根の葉、 ....
栗をむきました
それだけで
私の友達のもみじの木が
さらさらと笑いました
私は今、手に抱えきれない程の
難題を抱えているというのに
栗をむくのに必死だったのです


ねえ、君と私
 ....
満月の宵、何処からか琴の音のする温泉で 
畳の寝台に横たわり、いちめんの夜空を仰いでいた 

霞がかった雲の向こうに灯るいくつかの星は 
遠くから、僕に何かを{ルビ云=い}っている。 

 ....
昼下がり 鴉の群れ 憂鬱な音楽

物云わぬ黒猫

「君はどこへ行くの?」

黄色い眼球 音もなく 瞬いて

消えてしまったんだ

踏切りの喚き声

煩い警告



”僕 ....
しってた
この空気 この色
のど飴がとけてる
いつのまにか
ぼくら季節をまたいだね
あした、またあしたと
進んでいくはずなのに 後ろ歩き 逆回り
ただトランプをきるだけの簡単なお ....
明日はきっと晴れるよね

そう願わずにはいられなくて
ふと手を休め振り返る

自由気ままに暮らしてきた日々

愚痴っぽくなってみたり
ときには人恋しいくせして無口になってみたり

 ....
 
 
酸性雨の結晶が
そこかしこに降り注ぎ
背負った荷をさらに重くする
だからいつしか私は
四足歩行を諦めてしまった
抑揚のない耳鳴りの中
規則正しく並ぶ高層建築物の群像
そのわず ....
額縁だった庭に景色が戻ってくる
寂しい程に整えられた装置は
演歌師が
おっぺけぺーを 
捻る、
舞台であった

もうすぐ演歌師がいつでも住まう
庭になる

説明のいらない
「ああ ....
煙草と僕のどっちとる?
って言ったら
君はマチガイなく煙草をとるだろう
寅さん
寅さんって
結局 僕のことかよ
浅草で寅さんでも
山谷じゃ 何さん?
南無さん? ....
「木星のしま模様が今年は一本なくなりました」

ちのないガスかたまりみたいなうえ

たつこともできず

なにしてるのかとおもえば

くらいくらくら

くらがりになれたせいか耳でみることができるように ....
Love & Peace
おれの腹を満たしてくれるのか?


Love & Peace
おれに仕事をくれるのか?


Love & Peace
おれを不死身にしてくれるのか? ....
君の涙は
石を穿ち
やがて
川の流れとなり
滝の瀑布となる

僕はその涙に乗って
君の失った宝を
探しに行こう

流れの先に
きっとある
遠い昔に埋もれた
君の本当の
ある ....
すき焼き食べ過ぎちゃって動けないのよ
太田胃散ちょうだい

久しぶりだから
久しぶりだから

松茸なんかいれるから
食べ過ぎちゃったのよ

中国産だろ
韓国産だ ....
銀に回転する木霊 切り裂く稲妻は金
雷鳴 砕け散り 緋色の星群
飛来する箒星 末尾 流れ 弾け  
灼熱の 列火 連なり 街は 黒く 崩れてゆく
その様が スプーンを 真似た 冷たく 固い
 ....
豪雨の中で
身を寄せるこの樹に
百年降り注いだ雨がどれほどか
俺にはまったく想像できないが
すればいいのだ 
想像しろ
たとえば
いや例えるな
けれども
いや逃げるな
まっすぐに見 ....
マルコヴィッチの穴に入ったメルヘェン


おいてきぼりにされた楽譜がみつかった


こんなにもかわってしまったわたしに


地球にとけたピアノは


はりたおしたいからだと云っている。
断崖から波をのぞくと
悪童のおののき
かもめの群れ
シャチにかこまれる氷上のこども


黄色いバスの後部座席で
届かぬ祈り
胸の奥の井戸に映る月
断頭台の彫刻の施されたドアー

 ....
起きるのに
ちからはいらない

仮想と現実のライラック
ひろがりさざなみあう窓辺で
けだるさふくらむカーテンとすこしの
日のひかり

笑い声が怖い
と生まれる七つのせかい
親切が痛 ....
 生まれたばかり――
 あまりにもまぶしかったので
 まぶしい と
 叫んだはずなのだったが

 揺籃期――
 プロレタリア文学だと称する
 ひなびた小説を口に入れるが
 不味くて ....
ぼくは力をかき集めた

あんなことを我慢した

あんな日々を暮らした

あんなつらい思いをして

もう少し様子を見る勇気

そんな勇気をかき集めた

そんな勇気を思い出した
 ....
この愛の速度で落下しながら
華やかに笑うあなたのことを思う
広がりを一瞬で直線に還元して
ピンクノイズの中に埋もれていく

瞬きの一枚向こう側に羽ばたき
心だけで意味を積み上げられたら
 ....
鳩の純白に葬られた19の虚空
。その3つ

 月曜の街の2ペンス
 巻頭「ラ・ネージュの鎖環」
 It's not my pigeon.(わたしの知ったことではない)


鳩の純白を凌 ....
名前なんてない
僕の詩に名前は存在しない
固定概念はいらない
先入観なんて必要ない
自由な詩なんだから
題名に
とらわれる必要なんてない
縛られる必要なんてない
ただ自由に
思うがま ....
思ったよりも
今年、松茸は豊作で
そんなに苦労しなくても
すぐに見つけることができました

君が松茸に
顔を近づけ
スーッと鼻から息を吸い込み
うっとりと目を閉じて
「ああ、いい、に ....
朝のテレビ画面で
十羽ひとからげにされる
「我々一般庶民」
街頭マイクの前の
うわずった自己主張の
オジサン達
丸暗記したような
青年の模範回答
日本の天気のように
安々と扱われる
 ....
やっぱ秋だものね

いつのまにか下腹のあたりに不吉な弛み
食べ過ぎた覚えないんだけど
運動不足ってこともありそうだし

いつのまにか

そう、いつのまにかなんだよね

いつのまにか ....
空丸ゆらぎさんのおすすめリスト(1614)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レシート- たもつ自由詩310-11-3
因果- アラガイ ...自由詩7*10-11-2
ロボト- 乾 加津 ...自由詩5*10-11-2
ケーハクなひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*10-11-1
道____‥__序章- アラガイ ...自由詩7*10-11-1
栗をむきました- ナカツカ ...自由詩11*10-10-29
瞬く星_- 服部 剛自由詩210-10-25
白昼夢。- ミケ自由詩4*10-10-25
ぽつぽつ- ゆうと自由詩3*10-10-25
秋の夜長に歌ううた- 恋月 ぴ ...自由詩33*10-10-25
耳鳴り- たもつ自由詩110-10-25
おっぺけぺー- 鵜飼千代 ...自由詩15*10-10-25
病むさん- アラガイ ...自由詩3*10-10-25
うつ- 阿ト理恵自由詩8*10-10-24
Nobody_Listens- 寒雪自由詩110-10-24
きっとその日が来る- うずら豆自由詩5*10-10-24
たまにすき焼き- アラガイ ...自由詩4*10-10-22
夢散_/_****'04- 小野 一 ...自由詩3*10-10-22
雨だれ- 夏緑林自由詩110-10-22
古い楽譜- 阿ト理恵自由詩5*10-10-22
吐き気- はだいろ自由詩310-10-21
くぐる- 乾 加津 ...自由詩8+*10-10-21
軽妙なるクロニクル- 豊島ケイ ...自由詩14*10-10-21
封印すれば- 吉岡ペペ ...自由詩410-10-19
オデッセイ- 瀬崎 虎 ...自由詩210-10-18
CSS_level_19- 乾 加津 ...自由詩4*10-10-18
no_title- 詩月自由詩410-10-18
帰りたい僕- 花形新次自由詩210-10-18
市民- フクスケ自由詩110-10-18
忍び寄るひと- 恋月 ぴ ...自由詩19+*10-10-18

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