フランクルの「夜と霧」の頁を閉じた後
卓上のプラスティックのケースにぎっしり入った
何本もの砂糖達の、頭部に
強制収容所につれ去られる人々の
血の失せた顔が一瞬、浮かんで見えた――

両親 ....
 
この雨ときたら、どうだろう

わたしたちときたら、どうだろう

ねぇ、どうだろう



 
踏んだアクセル
心がバネみたいに
飛び出した 夜の高速道路の対向車線から
情熱が そんな風に 感覚として
感じられないまま 私は
体をなくした 見えない 夜の世界の
闇の中から
ひど ....
近所にもらった卵等を  
朱色の{ルビ巾着=きんちゃく}袋に入れて 
割れないように気遣いながら 

時折かさっこそっと音立てる  
卵の歌が聞こえるようで
自分の歌に重なるようで

 ....
尾崎豊の歌詞のなかにあったことば

何にしたがい何を愛するのかかんがえていた

評論家や傍観者ではない自分

ちいさくてもほんとうの塊を掬う事


こころの網の目をとぎすませて

 ....
こころの2重螺旋
ことばの2重螺旋

裏階段をのぼって
巻貝の音を聴いた
気がした
 同人誌と関わるようになって、もうずいぶんになります。最初は、ノートに手書きでした。味があるといえばありますが量産できないのが致命的です。その後、ガリ版や青コピーにも手を出しましたが、思うような本が作 .... 新宿の駅の周りをぐーるぐる身振り手振りで「XYZ」 各国の女王様の足を舐め世界平和を維持してる犬 あなたには奥さんがいるし
私には彼氏がいるわ

何故か晴れ間が続いている
もしも昔々
暗い道を二人で歩いた
あの恵みを全て捨てながら歩いていた日々
年上の彼女は怖いと
言った

テ ....
しなしななのに なんという瑞々しさよ 冬のほうれん草 おひたしの濃緑よ 懐かしむ 振り返る過去が増えてくる
決してしがみつくものはなく 黄昏は生まれながらにもっている

私の夕刻の風

四季の問わない八方へ広がる 無菌空間の感情
誰にも晒されない 寂しさをずら ....
箸が並んでいます
きれいに連なって並んでいます
じいっと
待っているのです

箸が並んでいます
もう
ここには帰ってこないのです
 
もうちょっと、ちょっとだけ飲ましてな

そしたら

添い寝してあげるね、お月さま



 
 
「……解ったか? 」

「 否 何も」

「 感じたか? 」

「 ああ 何かは」

「知りたいか? 」

「それを? それともそれについての知識を? 」

「与えられるのは知 ....
グワシにもI LOVE YOUにも見える手話 生き恥を晒し合って空が青い  





半身にびっしり墨を入れたあなたが
猫みたいな目で優しく笑いながら
そっとわたしに触れる

あの日のわたしは
たったそれだけのことに
びくっと肩を揺らして、
思わ ....
ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
捨て去ったら
みな
潔い裸になった
とても清々しいごみの日には
カラスさえも
素通りする ....
タクは札付きのわるだったらしい
大人を信じていない
でも金ちゃんと俺だけには気を許す
稀なことだそうだ

やつが鑑別所にはいったことで
所管の警察はぎゃくに若いやつらのおさえが
効かなく ....
等圧線の険しい尾根道を
一気に駆け下りた寒気の精鋭に
容赦なく身体を押えつけられて
また2センチ青空が遠のいた

街路樹の痩せた指先から
次々に零れ落ちた枯葉の巡礼を
容赦なく運動靴 ....
キミはキミ
ボクはボク

そうだよ
どんなにジタバタあがいたところで
キミの心の芯(真)までは
辿りつけっこないんだ


ボクはボク
ボクは...

おかしいな
どんなに解っ ....
ひとはまっすぐ生きられない
かならず、曲がり角はやってくる
見覚えのない交差点はこわい
視界の閉ざされた曲がり角は、もっとこわい

たとえば
人生がなくても小説は書けるという
それは ....
何か栄養素が足りないような思考
無意識に生姜湯と書いたメモに従い はちみつ不要で机の上

もう少しで つわりの時期を終える 
猫がしょぼーんと鳴いている ごめん かまってあげられない

ベ ....
僕の心には池があり
そこには
白い花が咲いている

人を憎しんだり
恨んだりするたびに
濁った水から赤い蕾を出し
パンと空気を震わせて
その花は清らかに咲く

どうしても
どうし ....
見ては駄目 見ては駄目と思う心と裏腹に

視線が先にあなたを見つけてる

気づいて欲しいような 欲しくないような

そっとあなたの名前を呼んでみる
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
おばあちゃんの猫はおばあちゃんの匂い 猫のおばあちゃんがいなくなっても

おぬし 忍びの末裔であるな 足音もたてずに猫が来る

どんなに寒い夜でも おまえだけは温かいゆたんぽ

ねずみがい ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた

その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
 
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙

移ろうことが許せなくて怖かったあの頃

あの頃と同じ一粒




*YouTube 花ぬすびと (明日香)
 http://www ....
空丸ゆらぎさんのおすすめリスト(1627)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恐ろしい夢__- 服部 剛自由詩713-11-25
どうだろう- 殿上 童自由詩12*13-11-24
ネコと私とこの世界- 番田 自由詩213-11-24
夢の卵__- 服部 剛自由詩913-11-24
小片- 梅昆布茶自由詩1113-11-24
螺旋- 梅昆布茶自由詩1213-11-24
コピー本が作りたくなったら- 殿上 童おすすめリ ...8*13-11-24
新宿の駅の周りをぐーるぐる身振り手振りで「XYZ」- 北大路京 ...短歌613-11-23
各国の女王様の足を舐め世界平和を維持してる犬- 北大路京 ...短歌413-11-23
サウザンハーベスト- コバーン自由詩213-11-23
しなしな(自由律)- そらの珊 ...短歌9*13-11-20
懐かしむ風- 朝焼彩茜 ...自由詩11*13-11-19
- 乱太郎自由詩2213-11-18
そしたら- 殿上 童自由詩14*13-11-17
問答BROTHERS- ただのみ ...自由詩17*13-11-17
グワシにもI_LOVE_YOUにも見える手話- 北大路京 ...川柳1313-11-17
生き恥を晒し合って空が青い- 北大路京 ...自由詩1913-11-17
半身- 自転車に ...自由詩513-11-17
とうめいな容れ物が収集を待っている- そらの珊 ...自由詩2613-11-17
俺たち- 梅昆布茶散文(批評 ...513-11-17
子供は風の子_大人は火の子- nonya自由詩25*13-11-16
- hiroto22自由詩3*13-11-14
曲がり角のひと- たま自由詩25*13-11-14
仕方ないことのてんこ盛り- 朝焼彩茜 ...自由詩13*13-11-12
蓮華- 和田カマ ...自由詩9*13-11-12
片想い__〜四つの行詩より〜- 龍九音自由詩2*13-11-12
distance- 梅昆布茶自由詩26*13-11-11
猫や_猫(自由律)- そらの珊 ...短歌1513-11-11
赤・青・黄色- 夏美かを ...自由詩28*13-11-11
花ぬすびとをききながら- 殿上 童自由詩17*13-11-10

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