すべてのおすすめ
君はピザ屋のサンタクロース
君がたくさんの人を
子供を
笑顔にできると思うんだ
冷たい風の中
注文チェック
そっと応援したくなる
君の後ろに見える
あたたかな景色は
私の理想 ....
道の駅で白菜を買う
むいた白菜から虫がでてきた
さすがに新鮮なのはちがうねと
そうおもわなかったのは私のだめなところ
水に浮かぶ虫の姿を
ぼんやりみながら畑を想う
命のやりとりはあ ....
いやだよ
あなたに送った文字の
返事がさっき届いた
だいじょうぶ きっとやれるよ と
どんな栄養ドリンクよりも
ききそうな気がする
がんばってる君の応援
だれもがさみしがりや ....
真っ黒な空
私の心の中みたい
いやな気持あふれて真っ黒になっちゃった
せめる気持ちは
なぜきえないの
自分だけが正しいなんて
間違ってるのに
ちっぽけだね
君がそう言った気がす ....
暑いね って言ったり
寒いね って言ったり
気候のことだけじゃない
私が言いたいこと
うれしいよ
さみしいよ
そんな素直な気持ちを込めていたりする
こつんと
頭ぶっつけるみたい ....
幸せにしてやる
なんて失礼だよね
そんなこというから
雨だってどしゃぶるよね
幸せってなんだろって
考えようとしたのに
叩きつけられてくる
雨に興味がわいた
人が人がの列に
....
小さな山みたい
すそ広がりのひと
わらってもその裏になにかが
ありそうな気がする
あなたの背中から
いろんな匂いがします
いい天気でも悪い天気でも
太陽が背景です
汗がひたいに ....
私は紙で
薄っぺらな紙で
じょうずじゃない半分にたたんでいます
広げたら戻れない
そんな心配ばかり
ぺららぺらら
羽ばたきたくて
なんにも書いてないって
みんないうけど
....
忘れてください
なんて思ってもいないのに
やっぱりいいです
なんてごまかしてる
言えない言葉ほど
私にとって大事で
言えないからこそ
ずっと想い続ける
風を数えることができない
今私にぶつかった
私の髪をさらっていった
風を色分けることができない
だれかの悲しみに
順列をつけることができない
少し待ってくださいと
目をふせる人をフォ ....
うちの近所に
知的障害者の施設ができるときいて
みんな反対した
知的障害の姉をもつ私は怒った
うちの近所に
性犯罪の過去をもつ人がもどってくるときいて
私はいやだとおもった
抱き ....
なぜか目が離せなくて
胸が刺されたみたいに痛くて
お腹と胸の間の部分の
違和感が続いてゆく
喉から手を突っ込んで
とれない
とれない
ジタバタする
もっとあたしならとかいったり ....
この桜は
雨に濡れているだけ
はるかの地で
咲かなかった仲間を
忍んではいない
感じてはいない
そうだよね と
目で触れる私に
ふぁさりと首を振る
風がこたえたのか
雫は球にな ....
ヘッドホンの向こうで
うわわわわと言ったきり君の声が途絶えた
それっきり君は闇へ運ばれていった
復旧作業という任務を負って
心の中がぎしぎし音をたてる
まだか
まだ足りないのか
....
スイッチをカチカチさせても
だれも気づかないそんなこと知ってる
タスケテなんて意味ない
笑ってる
それが悲しみでも
助けるなんてだれもできないから
ゆるい結び目は簡単にほどけて ....
ふいに車庫にさえずり響く
つばめかえって春の訪れ
よくかえってきてくれたと
冬の家族の顔がほころび
ふいに気まずくなってそらした
言い争った口と口
希望の羽ばたきは力強く
古 ....
ころんとひとつ
生まれたときも
生きてるときも
ころんとひとつ
ほっといてくれ
なんていうなよ
ころんとひとつ
あつまれひとつ
みんなはひとつ
さみしい人が多いから
インスタントのコーヒーを
淹れて配りましょう
ミルクもつけて
ひとりになってうつむいて
泣きそうな背中に
かける言葉が見つからなくて
迷いそうでも
コーヒ ....
星形のサボテンの気分で目覚めた
窓の外に
柔らかい青空
いっきにトゲとけた
ふにゃりくにゃり
もぞもぞさがす右手
君に報告
生きてますよ
あのね
ありがとう
古い家屋に手を入れてできた料理屋さんは
まるで人をこばむように
さっさとおゆきなさいと
言うように人の気配を消す
庭に咲いた花まで
初老の店主は言う
ひとつひとつ皿を運び
魚です ....
人は飛べないから
歩かなければならない
羽がないから言葉がある
人の行き先は
未来なんかじゃない
人の行く先は結果という街
理由探しを立ち止まる方法にしたとて
ないものはないから ....
いろんな人を
星とたとえてみれば
綺麗に生きているといえるね
そこには争うこともない
無数の星しかいないね
だれかの涙しか
空に昇らないの
終わりを夢みてる
不埒な人はだれ
....
すがりつく わずかな鎖に
おちたくないおちたくない
がんばってるでしょって
きいたら うんっていうしかないよね
人の優しさを利用して立ち上がりたくなる
みんなだれでもずるいよね?
....
猫の目借りて夜をみる
(今日の僕の瞳は信用ならなくて)
鬼が門前で声掛ける
(もう一人の鬼は角で待っている)
私に豆など投げられるはずもない
猫の手では豆は握れない
(そもそも猫は鬼な ....
知らないということしか知らない
習っていないわけではない
私のうわべを過ぎただけ
知らないということは罪なのかな
知っていればよかったのかな
知ったことで背負う
苦しみはいやだよ
....
私の 両手の平だけの
大きさでいいのです
少しわけてください
星のあたたかさを
池にうつりこんだ私の
姿なんてみたくない
後ろ影でいいから
そっと押してください
昨日が終わって ....
光りにむかって飛んでゆく
カラスを綺麗と思ったの
黒い背が
ひかるひかる
橋の上の
私を置いて真っ直ぐに
飛ぶ君は汚れてなんかない
果物をむく手つきで
言葉を探る
タダシイ方向へただゆきたくて
薄いカップで淹れる飲み物のような
少し冷たい感情ももっている
私の今日も北風みたいな想いがありました
このたくさんの星 ....
自分のすきなものを
あなたにそっと教える
まるで幸せを
あなたにわけるように
いつかあなたと
わたしのすきなものを
一緒に楽しめたなら
すきなものは
大事なものになる
わすれ ....
たくさん青く
たくさんまぶしい
なのに幸せということではない
とあなたがいう
冬 なのかもしれない
風はやはり厳しく
光り満ちていても
歩く足 多く
両の腕 振られる公園で
....
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