{引用=
人間ではないアイロンは
居心地が悪かった
風景の中に
うまくなじむことができず
いつも悩んでいた
口がないので
硬く言葉を閉ざして
じぶんのくるしみを
表現することが
で ....
やさしさはね、
君が何かをしたから生まれるわけじゃない。
君の眼にすでに宿っているんだ。

そばにいること、
そばで笑っていること、
君の幸せを本気で願うこと

大げさでなく、そんなこ ....
君と歩く朝方の冬の道
気の遠くなる距離感
吹雪け

そして、凍死してしまえばいいんだ


自殺願望は甘いドーナツ
君を想うだけで
真ん中に空いた穴に
ダイブしたくなる

ゆ ....
言葉は骨のようだ
格好は大変しっかりしているが
肉付きはぼやけている
というよりも、空虚だ

言葉を尽くせば何かを
伝えられると限らない
あたかも鳥の骨をいくら
寄せ集めても、鳥は
 ....
私の 両手の平だけの
大きさでいいのです
少しわけてください
星のあたたかさを

池にうつりこんだ私の
姿なんてみたくない
後ろ影でいいから
そっと押してください

昨日が終わって ....
ほたる

記憶の町にはもう 僕の痕跡はなくなっていた
見慣れた風景を あたかも初めて見るフリをして歩いた
何を思えば良いんだろう 埋もれた記憶の中で
迷子になって歩いていた 歌でも歌いながら ....
               110111



300万円でお願いします
お金のことしか考えない
あと何日でデキルのですか
走り出した電気機関車が
警笛を鳴らす
突然の出来事にも動 ....
嘔吐物の中身は なんだろう

プロテアーゼ
たんぱく質
ビタミンB2
カルシウム

食前の錠剤
貴方との30分
ひと昔もふた昔も前みたいに霜柱立ったり
ちょっとした水溜りに氷張ったりするわけじゃないけど
それでも今どきの朝って起きるの辛かったりする

とりあえずは出かける場所があって
帰ってこれる場所 ....
光りにむかって飛んでゆく

カラスを綺麗と思ったの

黒い背が

ひかるひかる

橋の上の

私を置いて真っ直ぐに

飛ぶ君は汚れてなんかない
遥か昔
幼い私は壮大な夢を見ていた
それを露ほどにも疑わずに

歩いていける
このまま まっすぐ
ずっとそう思っていた

いつからだろう
疑うことを覚えたのは
皮肉ばかり呟くように ....
ナンセンスな暮らしのなか
秒針には関心もなく
いっぷんの「長き時」さえ持て余しているのに
行く年来る年と云われて
おらは恐ろしくなった
   セットしたタイマーのかおが
   スタートさせ ....
憂鬱が鐘を打つ日

しなだれかかる花と枝葉
背中に影のレースを編んで
見も知らぬ世界の歌をうたっている
その影は誰よりも近しい人
私を小さくして大きくした人
振り返らないルールなので
 ....
きみと一緒に
これから目の前に現れてくる
たくさんの障害を
手を取り合って
乗り越えていきたい
簡単じゃないことはわかってる
時間の長さと記憶の短さに抗うのは
時にはぼくたちの距離が
 ....
私はそうして
考えている 何かを
私の中では自由なのだろう
見えている物は そこに あるけれど


確かなものは嘘ばかり
見ている それを
海の中で 呼吸しながら
浮上する 自分 ....
おじさんの葬式にいった
もう何年も無沙汰していたおじさんが死んだのだった
ぼくは棋士にはならなかった
おじさんはずっと独身だった

泣けてきた
幸せとはなんだろう
ぼくが決めることではな ....
理屈に塗れて死んだ世界は白イ街とそれに準ずる比喩的物質/雨傘が黄色と青色、私の中で勝手に交互に淀み合って座る事も忘れる程に油絵の様に恋愛する/所詮は黒イ海を冒険する命が瞼の隙間に染み入る程にそこを宇宙 .... 客電(#60、70、80代)、カットアウト

あなた 言ったわね
もう二度とお礼は言わんって
だから信じていたの
こっちから一方的に言いまくってやるって

舞台(#0)、フェードイン
 ....
「実数」最大公約数でも最小公倍数でも共通
    項は言葉ひとつ。そして、僕らは無
    限大の幻想に迷い込み、実態の無い
    虚の世界で戯れる。愛を確かめ合お
    うと指折り数えた ....
誰もいない部屋で
見ているのは 一体 誰なのか
私は わからない だけど 一人
風を いつも 感じている

私は自分を知る
暗闇の中で確かなものを手にする
打ち寄せる肌寒い風に
い ....
{引用=Before}
 私

もし私が海ガメだったら今頃は
月の裏側で首をもたげて、
―― 海へ帰る時刻だ
ぶざまなヒレは砂を漕いで、砂を漕いで
すると波頭が白くぼんやり輝きながら
 ....
生産力が正義だった時代が明けた今は、360°エコと低燃費のパノラマ


笑うがいいさ、燃費の悪いポンコツを


少ないエネルギーで多くの仕事
そんな合言葉に唾を吐いてやるのさ

 ....
 
 
メニューに自分の名前があった
注文すると
同姓同名の別人が出てきた
別人はテーブルに金属製の皿を載せ
上手にその上に座った
目の中を大小の生物が泳ぎ
両耳から波音が漏れてく ....
あたしの好きだった世界は
こわれてしまった
あたしの好きだった歌は
こわれてしまった
あたしの好きだったあの人は
こわれてしまった

どうやっても直らないのです
それらはすべてわたしの ....
届かなかったと
落ちた空 みつめて
眠りこむ 雪を
春が 起こして連れて行く

ここにも そこにも
次の夜が朝から待っている

影で隠している
風の遊び道具

石に座っていた凍り ....
○冬日在居

メダカ動き、妻しきり歓び
めずらしや、めずらしや
と言う
正月、真冬なり、寒し、されど
外は、陽の光うるわしく
時は正午を過ぐ
しきり妻と共
何処へか出向かぬかなど談ず ....
近頃どうよって悪友に尋ねられ
思わず恥骨の膨らみなんか押さえてしまう

去年は処女同然だったしね
あれって使わないと塞がっちゃうのかな

そんなことないのだろうけど
こころの窓ってやつは ....
雑草もいなくなって
剥き出しの岩肌を
木枯らしにさらけ出して
底冷えする意地悪さに耐える
荒れ果てた大地の上に
白く化粧を施した
柔らかな新雪が
みんなで手を携えて
降り積もってい ....
autos
の、暗い
神から
分離された、半分の
もの、くだけたものが
結集して、

きみが口に
する、これは
きみの身体である、雪に
覆われた、潜み
キミは書き 続ける

日記のように
独白するように

日々のキモチを
日々の痛みを
悦びを
切なさを

あたしも
書き 続ける

この命
果てるまで

続ける
続ける ....
空丸ゆらぎさんのおすすめリスト(1614)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人間ではないアイロン- 真島正人自由詩7*11-1-16
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言葉- 佐倉 潮自由詩411-1-16
ひとり- 朧月自由詩311-1-11
ほたる- itukamitanij ...自由詩111-1-11
蛸にイヤホン- あおば自由詩3*11-1-11
嘔吐物- 水瀬游自由詩411-1-10
あゆむひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*11-1-10
黒い光- 朧月自由詩411-1-10
あの日の私と- れもん自由詩311-1-10
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夏の思い出- 吉岡ペペ ...自由詩611-1-10
虹色のアイウエオ- ネハン・ ...自由詩111-1-10
さよなら、後藤さん。- 緋月 衣 ...自由詩7*11-1-6
数学のみが自然の営みなのか- 乱太郎自由詩12*11-1-6
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海亀2題- salco自由詩5*11-1-5
ポンコツライナー- 啓発者自由詩211-1-5
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捧げる- 砂木自由詩15*11-1-3
ー冬日双詩ー- 生田 稔自由詩10*11-1-3
初春のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21+*11-1-3
大地- 寒雪自由詩311-1-3
きみが口にする- こもん自由詩611-1-3
続ける・・・- 森の猫自由詩8*11-1-3

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