毎日がメリーゴーランド
毎日がジェットコースター
毎日がゴーカート
毎日が観覧車
作り笑いが上手な
孤独な道化師
お化け屋敷は
ダイの苦手
オイシイ話には
上手く乗れるのが
....
なぜ詩なのか
面倒臭くて つい
手軽な言葉を投擲してしまった
口淋しくて つい
甘ったるい言葉を咀嚼してしまった
<優しさ>の優しくないアクや
& ....
幸せにしてやる
なんて失礼だよね
そんなこというから
雨だってどしゃぶるよね
幸せってなんだろって
考えようとしたのに
叩きつけられてくる
雨に興味がわいた
人が人がの列に
....
ぼくの言葉が
発した時から
ぼくの元から
たくましく
しっかりと
旅立っていって
たくさんの人たちと
心の交流があって
すっかり
内面を磨き上げられて
結果
ぼくと再会し ....
私の物語のなかで
私はきみを幸せにしたいのに
物語はそうならず
きみもそうならない
ぼくが寝付けないのは
すこし飲んだアルコールのせいか
食後のあとのコーヒーのせいか
それとも 今日を終えたくないのか
・・・・
眠れるように 君に おやすみを
眠れるように ....
ぱんぱんになった子ねずみを三十か四十集めて家中でレースをしたい
なだらかな丘にそよぐささやかな草原を剃り落としたい
甘やかなミルクを二週間あつめて煮詰めて飲み干したい
扉のおくにある柔ら ....
ああ、愛することは
とても難しいな
つまらないことで
笑うのも泣くのも
馬鹿には出来ないな
ねえ、僕はうまく
僕をやれているかな
つま ....
臍ではない
あなたの中心
にむかって
水平なのに
ピアノに載せた
しゃぼんが滑りおちるのは
ふぞろいな黒鍵のせい
です、
が
です、を手焼きせんべいのようにぱちぱち ....
錆びた釘 カンの切れ端 木屑をめくれば虫
雪で潰れた物置小屋の腐らない破片をさらう
小さなスペースに散らばっている小石
両手で包み バケツに集める
土台と共に 捨てられる礎
....
女教師 と 女学生
『 遠足前日 』
* : * : * : * : *
先生:ってことでね、おうちに帰るまでが遠足です。 なにか質問がある人ー
生徒:はーい! ....
君を言葉で表すなんて
もう僕には
出来ない
すでに
君は詩そのもの
ネックレスは
詩集の栞
香水は
ブックカバー
僕は何度もページをめくる
潤いの瞳と唇
柔らかな人差し指 ....
お疲れさま♪
優しく声をかけたいのだけど
つい嫌味な言葉なんかを付け加えてしまう
どうしてなのかな
額に汗かいて努力したのはあなただし
わたしは洗い物とかしながら眺めていただけ
....
{画像=110515043203.jpg}
ぼくは夕方の景色が好きだ
建物に夕日が当たって輝き出す
( と直ぐに )
周辺の空気が藍色に染まり出す
( それでもまだ ) ....
♂「いいか。一度しか言わないから よく聴けよ。」
♀「ええ。」
♂「おまえのことが... 好きだ。」
♀「えっ? なんて?」
♂「・・・。 いいか。一度しか言わないから よ ....
{画像=080524153641.jpg}
話した途端に、あ痛ぇ、失敗したなんてありませんか? 言わなきゃよかった言葉を吐き出してから失敗に気が付く。
もう取り消せないけど、コチンって落ち ....
野原に言葉を放したい
青空の下で
道行き人に言葉を預けたい
街灯の下ででも
わたしは「わたし」を捨て去りたい
「わたし」が
わたしを拾う時まで
わたしは
「あなたがた」の影 ....
世の中で
一番嬉しい事
それは
愛される事。
世の中で
一番悲しい事
それは
憎まれる事。
世の中で
一番大切な事
それは
生きる事。
真っ白い、って
乾いた石で造られているベンチが一組、砂地の広場に置かれていた。
祝日の歩道と砂地との境目に、たましいが死んでおり、黒ずんでいる。
ゼラチン状の日差しが、座り込んだ膝を包ん ....
目の前にある一杯のぐい呑みに溢れた
桜政宗の燗酒をぐいと飲み干す
その傍らには酒の肴の赤身のマグロと
今日一日の痼(しこ)り
プルンと小鉢に鎮座して、
それを箸先で舐め
全てを忘れる切 ....
張り裂けそうな胸を抱えたままで
整然とした街を歩いていく
君を失ったからではなく
単に空っぽな未来を想って
痛むこの胸がつらくて
知らないうちに奥歯を噛みしめている
若者たちが集まって ....
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい
最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ....
小さな山みたい
すそ広がりのひと
わらってもその裏になにかが
ありそうな気がする
あなたの背中から
いろんな匂いがします
いい天気でも悪い天気でも
太陽が背景です
汗がひたいに ....
五月の空といいながら
空はどんより鈍色で
雲と空の境は淡く
地平線は黄砂に吹かれ
やはり視界の球体の内部
己の認識世界の端と端が
すべて曖昧な灰色グラデーション
その球体の中を
て ....
やさしくありたい
でもやさしさって何
あなたのやさしさは十年前の私には届かなかった
星の光のように
遠くからやっと届いたんだ
今そのぬくもりをゆっくり吸い込んだ
もう愛の押し付けは ....
悲しみで目から零れ落ちた
涙のしずくが
咲き誇る桜の花びらにも似た
きみの笑顔に生まれ変わるなら
ぼくはこれからも
きみを笑わせ続けようと思う
胸に矜持をしっかりと抱いて
喜びが
駆け出していった方向を
振り返る
用心深く植えつけた
日々の暮らしが
そよいでいる
怒りが
駆け出していった方向を
振り返る
自分の窪みに貼りつけた
絆創膏 ....
春の
壜に
沈澱した
メトロノーム
歌は
亡い
右往と左往
ちくたくたく
踏み潰されても
踏み躙られても
這い上がる強い心
なにくそめげないぞ
自分のできる事をする
勉強は絶えずして
本を読んで
テレビは見ない!
最高の自分を目指し
最高の演技をす ....
ピアノの音
カスタネットの音
バイオリンの音
波の音
心を癒してくれる。
無心になれる
損得無しに溢れる感情
まだまだ頑張るぞ!
捨てる神あれば
拾う神あり
人を粗末にする ....
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