気のせいなら良いのだけど
こころなしか自分勝手なひと増えたような

今朝もわたしの背中を押し退けていった若い女性
謝るでもなく当然な顔してたっけ

あの日からなのかな

誰もが涙して
 ....
悪魔を呼び出すことにした中学生のメグミとマサエ


メ「 こうやって、魔方陣を描いてっと 」

マ「 ホントに良いの? 悪魔なんて呼び出しちゃって 」

メ「 大丈夫、だいじ ....
あとかたもなく崩れゆく遠い果実を見つめている

Hのしろい指がりんごの皮をむく
どこまでも切れることなくつづく紅い航跡はこの星を
ひと回りしてわたしのからだのやわらかい節々にから
みつく
 ....
080-****-1582、と。
Purururururu・・・
はい、もしもし。
あ、もしもし殿すか?
うん。
今何処すか?
今本能寺着いたトコ。何かあった?
ああ、着きました?お疲れ ....
あなたに会えない日は 外に出て

あなたの好きな月を さがすのです


だから 月の見えない夜は よけいに切ないのです
あるひ、
人生がながれだして いや
これまでもずっと
ながれている
ことをおもう
おじいさんや女子高生が
目の前をひだりから右にあるいている
雲は勢いにのり ぐいぐいと
きえていっ ....
ちびっ子がちびっ子だった頃


男の子は半パンにランニングシャツ
女の子はノースリのワンピとかで原っぱを駆け回っていた

いじめっ子、いたことはいたけど
みんな等しく貧しんだって思いでお ....
コーヒーがcoffeeでもなく珈琲で
カフェがcafeでもなく喫茶店で
レトロなものがハイカラだった頃

右肩上がりの時代はもう終わってしまったのか
無気力を必死に押し留めようとしながらも
 ....
水平線の彼方での
高まる胸のしぶきが聴こえない
海辺に押し寄せるさざ波は
わたしをどこへも連れ戻してはくれない
わたしはぎざぎざに欠けた貝
打ち上げられて熱い砂地にうなされる
ときおり
小さな子ども ....
ゲームはおしまい
うちにかえって眠らなきゃ
きめられた腕のなかで
いつも通りに

それがどんなに退屈でも
ゲームはゲームでなきゃならないよ
ドイツ語で
石段を数える
男の子
かわいい

カエデの薫る風
洗濯物は乾き
インクは倒れ
一面真っ黒になる

おべっかつかう
母親
なにもしない
父親
{画像=110417071821.jpg}


光りのない浜辺を一人で歩いていた
打ち寄せる波は果てしなく
足下は脆くも流れて行く砂の水際だった

遠くの町の灯りが水面に
煌めきを残し ....
  日曜日、
  くさかんむりの広がる野原で
  ピクニックをする
  あなたは適当なところに
  持ってきたもんがまえを敷いて
  ここに座りましょうという
  おべんとうよ、と
 ....
暑いね って言ったり
寒いね って言ったり
気候のことだけじゃない
私が言いたいこと

うれしいよ
さみしいよ
そんな素直な気持ちを込めていたりする

こつんと
頭ぶっつけるみたい ....
じいちゃんぱあ

ぱあでいいのさ
硬く握りしめたぐうに勝つから

ばあちゃんチョキチョキかにあるき

ぼけて手も
麻痺して手も

じゃんけんぐ〜と
誰もが
はらへる
つゆはれま

ピースがゆ ....
雨が濡らす新緑の並木道
歩道を楽しげに歩く老婆と中年の女性
一つ傘の下まるで恋人のように腕を組み
女性は老婆の顔をのぞき
満面の笑みを浮かべて話しかけ
老婆は斜め上、女性の顔を見つめ
ニコ ....
『おや 気がつかれましたか。』

「はぁ。」

『まだ眠っててもかまいませんよ。』

「はぁ ん〜 とても長いエスカレーターですね。 」

『そうですね。』

「先が見えない。 ....
ホッテントット族が眠たくなって
だらんと垂れているところを
ピグミー族が短い脚を伸ばして
落ちないよう引っ張っている
夜中の十二時半のいびき

その反対側では
バスッケト選手のアメリ ....
姿見に映すわたしの姿
ぷくっと気になる「部位」がある




肩甲骨を意識して
立ち姿に気をつけてみた

たとえばモデルさんみたいに片足を気持ち後ろにずらす

それなのに元カレ ....
わたしたちより古株で
わたしたちより広い範囲に
(未知種)として一括りされる
名もない虫がいまもずいぶんと生き抜いている
らしい



Gという
まことに理論的な空間で
アドレス武 ....
あなたとなら
どこにでも
どこへでも
どんなときでも

だから大人にならないで
この一瞬しか
あなたはいない
俺の目は
本物の海を写し出すことを
待ち焦がれている


ここから一番近い海に行ったとしよう

自分はここに
自然は向こうに
生憎その間に色んな障害がある

向こうから敢えて
 ....
        むれる
        あめの
        おとが
        ことばに
        ちかく
        、 、 、

おぼれ
なき
ぬれ
それはお ....
煙の皮を被った太陽が吐いてるよ
表の表はオモテでウラじゃないよ

CMまたいで裏ワザ続きはwebよ
ダイヤとクローバー蛸壺カードを切るよ

トリケラトプスの話術kira☆k ....
大きな欅の木のしたで
乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる
無から生まれた宇宙の話しを聴きながら


きみはもう死んでしまったから
こんな話しはおもしろくないかもしれないけど
きみに残さ ....
月を飲み込んだ男がいた
そいつの腹は
まるまると膨らみ
あたかも臨月のようだった

太陽を抱きかかえた女がいた
激しい炎に
なんて温かいのだろう
と涼しい顔で言った

星を舐め ....
君の乳房のかんじ、
とっても好きだったよ
まあ
でも
君のならえぐれてても
良かったけど

あなたの濃いすね毛
暖かくて
心地良かったよ
毛深いひと
きらいだと思ってたんだけ ....
立ち止まるのもありとは思うものの
夏らしさを感じる風の勢いに身を任せてみる

買い物帰りとかに立ち寄る近くの公園
このあたりは放射線とは多少なりとも無縁でいられるのか
小さな子供たちのにぎや ....
山が燃えております
勢子が駆けております
楽しいばかりで得た物は帰り道におきます

あんたなんと思いよ
私の運ぶものよ
稗粟を炊いて帰り道で食べます

病が流行っております
人も死ん ....
闘うまえの 夜は こわい
こころも からだも
ブルブルふるえて
ねむれない

ねむれないまま
夜があける

朝日をながめる
トイレにいく
レタスとチーズをたべる
ガムをかむ
流 ....
空丸ゆらぎさんのおすすめリスト(1614)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
漂泊のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-6-13
悪魔召還の儀式- 北大路京 ...自由詩17*11-6-9
午後の果実- たま自由詩23*11-6-8
映像化不可能- 村上 和自由詩3+11-6-7
月の見えない夜は- 北大路京 ...自由詩12*11-6-7
むじょう- 唐草フウ自由詩9*11-6-7
夕暮れのひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-6-6
昭和のかほり- れもん自由詩8*11-6-6
迷い- 乱太郎携帯写真+ ...11*11-6-6
ゲームはおしまい- はるな自由詩311-6-6
フンダート- ペポパン ...自由詩3*11-6-5
5月の夜の浜辺で- beebee自由詩1511-6-5
くさかんむりの広がる野原で- 草野春心自由詩26+*11-6-5
影踏み- 朧月自由詩211-6-5
い(く)つものほほえみ- 阿ト理恵自由詩6*11-6-4
雨の交差点2- ……とあ ...自由詩15*11-6-2
天国へのエスカレーター- 北大路京 ...自由詩18+*11-5-31
十二時半のいびき- 乱太郎自由詩10*11-5-31
隠すひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-5-30
、(むし)- 乾 加津 ...自由詩15*11-5-30
どこにも無いどこかへ- 一 二自由詩311-5-29
綺麗なプライベート・ビーチが欲しい- 一 二自由詩411-5-28
、(あめ)- 乾 加津 ...自由詩9*11-5-28
楽で強引なソング- 北大路京 ...自由詩8*11-5-27
十一次元の詩人たちへ- たま自由詩17*11-5-27
目が回る- 乱太郎自由詩10*11-5-26
ソーダちょうだい- はるな自由詩511-5-25
数えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*11-5-23
忘れ物- トキハ  ...自由詩7*11-5-23
ボクシングの夜- 草野大悟自由詩3*11-5-23

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