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思い出が劣化する
音も色も失った浜辺
貝殻に耳をつけて
波音が聞こえたことなんか
ただの一度もなかった
あの人の奏でるベースの音が
腹に響いて
湧き上がる感情に
名前を付けるのをためらった
本当はその指で
乳首を弾いて
あたしを高い声で
啼かせて欲しかった
腹に響く重 ....
うすべにの
空を覆うのは憂いか
月が淡く浮かぶから
気がつけば泣いてた
「悲しくしないで 側にいて」
BOOKENDさんの衿野果歩さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
忘れられた浜辺
-
衿野果歩
自由詩
6
09-8-30
重低音
-
衿野果歩
自由詩
2*
09-8-2
うそつき
-
衿野果歩
自由詩
2
09-1-18
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