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ころしてやりたいのに、搾り出した鳥殼のような声で、ゆるく爆ぜるように言葉は飛んでいった・なにを・だれを・どうして?・理由なんて必要なかったし、益して言い訳なんて、そんな、安いペットボトルのおまけみたい ....
保つ?
波は平行
沖の・淡い・暈し
取り舵
様になって
狭間まで行って
飛んで
回って
波の上
薄めのサングラス
遠い目にはバラライカ
ジャマイカでは近いか
矢張りバラライカ
....
車道を行く
ひたすら行く
迎えは居ないが
歩く、ただただ道程をたどって
後頭部からカット・インしてくる
車両の音
踏み切りのベル
仕事帰りの会社員の独り言
二階から自販機に家族 ....
がさがさの手が
あずき色になって、互いの
手を擦り合わせても温かく
ならずに皮が剥けてゆく
ああ。ささくれ、けば立った心の
乾いた干瓢、ですねまるで
セラムってビヨウエキのこと?
美 ....
王様の肩の上の蛇はいう
私の、滑らかな
燕尾を返してくださいと
わたしはいう
お葬式には型押しは
きまりで持ってゆけないよ
それでなくとも
たとえ鱗が無くたって
うなぎでいればいい ....
瞼が世界の彩度を盗んでしまったんだ
春風が私の温度を奪ってしまったんだ
目覚めの銘柄は“拍手”
ネオンが傍で瞬いたら郷愁
喉仏 刺してゆけば善い
一瞬で貫くのに然したる迷いは無い
....
BOOKENDさんのaidanicoさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
泣く子も黙れよ
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aidanico
自由詩
2
09-5-8
バラライカ
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aidanico
自由詩
3
09-3-5
ハイウェイを走る
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aidanico
自由詩
6*
09-2-16
ささくれとしと
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aidanico
自由詩
1
09-1-24
虹の棲家
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aidanico
自由詩
3
08-12-16
ワイングラス
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aidanico
自由詩
1
08-4-27
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