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だれも
空のようにはきみをなぐさめることはできない

満員電車のなかで
まわりがにおいをさけるように遠巻きにした
しろいこどもを背負った
みにくい老婆を
見たことがあります

地球は ....
高原行きの{ルビ汽車=ディーゼル}を待つ間
プラットホームの先っぽで
二人は駅弁を食べるんだ

二段になった折り詰めの
おしゃれな駅弁を
うれしそうに開けるんだ

中央アルプスの山嶺に ....
書けなかった詩の断片が
ちぎれた草になって

風に舞っている

いのちは永すぎる未完
死してなお
始まりにさえたどりつけない 未完

私の夜はいつもと同じ旋律を
内側の街路にまきち ....
カミキリムシに噛み切られている
僕は薄い紙になっていて
手も足も出せない
手足が出たところで
噛み切られるだけだけれども

昨日までの厚みは
どこに行ってしまったのだろう
でき ....
空腹と淋しさがごっちゃになって
肉まんは僕の友達です
105円という値段に親近感を覚えて
肉まんは僕の友達です
周りのみんながよろしくやって自分だけが冴えなくて
肉まんは僕の友達です
冬の ....
最近《なんとなく猫》がよくウチに来る

なんとなく猫は一匹ではなくて
その日によって違う

茶色もいれば黒も白もいるし
大きいのもいればまだ子猫なのもいる

なんとなく猫は何となくウチ ....
午前二時の町に
星空はなかった

海の向こうの国に
旅立ったまま
この町の空は留守になっている

遠い都会に行ってしまった
若者はもう生まれた町のことなど
忘れてしまっただろうか
 ....
泡になりたい
そう望んだのは十七歳 夏の日
ラムネの底から生まれる
消える気泡に見とれて
曖昧な私も溶けてしまいたい
いっそ

いつか

本の一部を鋏で切り取った
一片一片を繋ぎ合 ....
浜辺に漂いついた瓶のように
ひとり暮らしの郵便受けに
届いた宛名違いの封筒は
丁寧な文字で
差出人の住所

きっと昔、この部屋に住んでいた
誰か宛の誰かの手紙
なにかの縁だろうと
不 ....
とてつもなく怖いものだけど
限りのなく優しいもので
そのうち意味すら解らなくなって
またある時意味を噛締め
涙を流す

でも今
意味の解らないままの人が増えて
当たり前のこととなって
 ....
いつまでも続くといいね
つながりは離れないまま
穂先だけ実っていくといい

そしてコウベを垂れ
時折
お互い顔を見合わせて

笑う

たったそれだけの

コト

繰り返して ....
ほどけた靴紐を結びながら走った
朝はいつも苦手で
腕組みしている先生の顔を見ないように
校門を駆け抜ける

一時間目から六時間目まで
机に突っ伏して眠り
部活だけはさぼらなかった
そん ....
今朝から元気な
うさぎは雪で出来ていた
おはようと声をかければ
おはようと返してくるし
動けはしないものの
今日も元気でいられることは
いいことだ。

うさぎは冷凍庫で冷やしてやると
 ....
昨日まで存在し得なかったものが
今、生まれる

月は満ち始めている
仲間は3人目の子を産む


 形を成さない断片が
 在る法則を成し始め
 一つに集約されていく

 形を成さな ....
つきはなく
ほろほろと
こぼれるよる
さらさらと
はしる少女
かぜをまとって
だれにもはなさず
だれともはなさず
ひとりきり
よるをいく
つきがなく
よるにひっそりと
さみしく ....
忘れることも出来ないだろうけど。


歩いていく爪先に、力をこめて息を送る、つ
まりはそれだけのこと。歩き続けるのが世界
で、歌を引き伸ばして道にしてみたい。今日
も一日が優しい、そんな今 ....
その夜 女神が降りてきて 
真実を映す鏡だと言うから、覗き込んでギョッとした
 
これは私ではないと訴えたら 女神は笑う 
皮膚が剥がれているのは 
上っツラだけ善く見せようとしていた所 ....
鳥が羽を震わすリズムに合わせて
もう何度も見送った
じりじりと時を告げるメロンソーダの気泡
朝からは早速 猫が喉を涸らして狼狽

静けさのあまりに
静けさを這いながら
この部屋を伝う一定 ....
ちりん、ちりんと
ストラップにかけた
小さな鈴が泣いていて

僕はただとぼとぼと
涙さえ流せずに
現実に草臥れていました

金に囚われた義務と
時に縛られた責任が
いつの日か忘れ去 ....
長い洗濯をしていると
パンツもシャツもくつ下も
きれいになって
空を飛べるようになる

洗濯の匂いが土にしみ込み
そして全ての建築物にしみ込み
青い空で見えない
全ての恒星にしみ込んで ....
        みることは きくことです
     きこえることは みえることです
   そして おもいが なみうつことです
 
    そのうえ くちびるをむすぶことで
 とびかう よじげ ....
ふり返れば
ずいぶん長い春だった
ということになるんだろ
誰でも実際には数日から5〜6年
長くてもせいぜい半世紀

保険会社の再建策を綴った白い封書が届く
居留守電話には彼からのメッセー ....
お月見の日に
呪文のように祈りを囁くと
願いが叶いました

という噂を耳にしたので
信じて囁いてみたところ

私はにんげんになれました

でも気になることがふたつだけ
しっぽとねこ ....
大きな口を開けたワニが
天気の真似をして
すっかり晴れわたってる

魚の数匹は遠ざかり続け
それでもまだ
誰の指にも泳ぎつかない

沢山の羊を乱雑に並べて
さて、どれが正解で ....
ゆうぐれが
ゆらゆら

なみだを
あつめながら
まちを
つつみこむように

あさもやが
さらさら

あたらしい
ひかりたちを
なでて
ながれていくように

 ....
春が

     はるが

傘の水滴に溶けて
声も密やに
幼いまるみの春の子に
子守唄を聴かせる


まだ固く木肌の一部の様子で
繚乱、を隠した蕾は
雨にまどろみ
陽射しに背 ....
体じゅう
寒気が
激しい朝
詩がとどく
さむいのに
雨なのに
書いたひとの気持ちが
きれいな色が
入り混じって
ここまで
とどく

チョコレートを
私はスペインの
よく冷え ....
(みえる?)
みえるよ
(きこえる?)
きこえるよ


空の色も 土の声も
自分の魂の熱いゆらぎも


氷の蕾だった五感が
白い星になって咲いた
「私」という宇宙は はじまった ....
ほたり ほたりと
 流れていくものは
  私の涙では ありません

手のひらに掬えば
ほんのりと色づいて
これは 紛れもない
星の溶けたものなのですよ

一粒 拾ってごらんなさい
 ....
息を 
わたしたちは潜めて 
東の空の彼方から 
春がやって来るのを 
待ち侘びていた 

夜明けに 
うすい紫の風が
わたしたちの 
頭の上を撫でながら 
通り抜けてゆくとき ....
服部 剛さんの自由詩おすすめリスト(2954)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なぐさめ- ZUZU自由詩206-3-15
駅・小淵沢- たりぽん ...自由詩7*06-3-15
未完の夜- 岡部淳太 ...自由詩18*06-3-14
- たもつ自由詩1206-3-14
肉まんは友達- 新守山ダ ...自由詩706-3-14
なんとなく猫- 松本 涼自由詩12*06-3-14
夜空- マッドビ ...自由詩206-3-13
あぶくの中の十七歳- 夕凪ここ ...自由詩5*06-3-12
あの、手紙は- たりぽん ...自由詩13*06-3-12
生命- 粕身鳥自由詩306-3-11
稲穂のように- mac自由詩106-3-11
卒業- 岡村明子自由詩906-3-11
うさぎとの思い出- 夕凪ここ ...自由詩4*06-3-11
生成- アザラシ ...自由詩5*06-3-11
よるのしじまに- 夕凪ここ ...自由詩2*06-3-11
ラブレター- 霜天自由詩506-3-11
真実の鏡- 落合朱美自由詩1206-3-10
私ら- a.u.i.自由詩206-3-10
調律- 松本 卓 ...自由詩7*06-3-10
長い洗濯- tonpekep自由詩13*06-3-9
時の重さ(⑲)- 信天翁自由詩706-3-9
saraba- 大村 浩 ...自由詩10*06-3-9
しっぽとねこのみみ- 夕凪ここ ...自由詩6*06-3-7
ルーツ- たもつ自由詩16*06-3-7
ららら- 松本 涼自由詩7*06-3-7
桜子- 銀猫自由詩21*06-3-6
自由な朝- 阿麻自由詩23*06-3-6
星ヒトツ咲ク- まほし自由詩11*06-3-4
空に還る- 夕凪ここ ...自由詩6*06-3-4
春はあけぼの- 落合朱美自由詩4006-3-3

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