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東西線の中野行き
隣に座った女は黒い服
携帯電話握り締めて
テトリス
俺もやるからテトリス
きれいに積み上げて整然と
端っこだけ空けて待つ
確信犯
華麗に消す
テトリス
終 ....
夕暮れていく空の
侵略される白と
紫が混ざり合うように
中途半端なまま心は
形を変え続けて年を重ねる
不意に感じる虚無へのやり場のない焦燥感
孤独への抵抗の微熱が
私の中ではあの ....
美術の先生が
黒と白だけは
どんなに絵の具を混ぜても
作り出せないのだと言っていた
そんな貴重な色の絵の具は
どんな材料で作られ
どこの国の工場から送られてくるのだろうかと
想像をめ ....
午前二時の町に
星空はなかった
海の向こうの国に
旅立ったまま
この町の空は留守になっている
遠い都会に行ってしまった
若者はもう生まれた町のことなど
忘れてしまっただろうか
....
一週間も社会にでていれば金曜の夜には心がカチカチなので
硬くなった心をすこしでも揉み解そうと長くお風呂に入って
みる。電気を消してずずっと湯船につかって口と鼻との間に
水面がくるよう ....
君はいつも真っ白なスニーカ
光らせて
空に
原始の青を連れてくる
じりじり世界を焼くね
無垢でフレッシュな笑顔で
蚯蚓が道端で黒焦げているけど
そんな ....
ねぇスニーカー
ぼくはどこにいけばいいんだろう?
運動不足という言葉に現実味はない
なにかが足りないんじゃなくて
消費されずにあまりまくっていることが
耐えられないんじ ....
葉はどれも光っていた
雨粒は露になって残り
雲の向こうの空のずっと高い向こうの
姿の見えない太陽の光を集めていた
雨あがりの空気は澄んでいる
埃だとかスモッグだとか
....
火を固めて作った花びら
一つ一つ
悪びれずに
真っ赤に燃えていればいいはず
蝶も蜂も
独り占めに
褪せていく定めのものたち
それはそれ
季節がお前を嫌 ....
服部 剛さんのマッドビーストさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
オーバーミクロン
-
マッドビ ...
未詩・独白
3
06-9-29
リトルプレイ
-
マッドビ ...
自由詩
7+*
06-9-16
潔癖症の子供
-
マッドビ ...
自由詩
10
06-5-5
夜空
-
マッドビ ...
自由詩
2
06-3-13
器。
-
マッドビ ...
未詩・独白
12
05-4-9
くつひも
-
マッドビ ...
未詩・独白
2
04-7-29
ジョギング
-
マッドビ ...
自由詩
7
04-7-18
透明な朝に
-
マッドビ ...
自由詩
9
04-5-16
薔薇のように空のように
-
マッドビ ...
自由詩
4
04-1-9
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