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さようなら
静かに落下してゆく
少し前までのわたし
頑張りましたの
はんこを押されもせず
1日が終わってしまう
ねむたいと
感じることを忘れてから
そんな儀式を繰り返して ....
{引用=ほら
よく見てごらん砂浜を
ぽつんぽつんと小さな穴から
やはり小さな息がきこえてこないか
そのすぐ下でうずくまっている
口を閉ざした貝の声がきこえないか
彼らにとっては大きすぎる
....
小さな塵が蒸気を集めて
やがて雨になっておちてくるように
僕の小さな悲しみを
あなたが優しくくるんでくれるから
ほら
こんな簡単に泣けるのを
僕は雨のせいにしている
「せんせいのては やさしいかたちしてるね」
いきなり言われたので
僕は自分の手をじっと見た
どうみても普通の手だ
「どういうところがやさしいの?」
血管がういて筋張っているし ....
休み時間に生徒が漢字練習をしていた
なかなか漢字が覚えられないとぼやきながら
僕はそれを見守りながら
漢字はいくつかの漢字がくっついていることもあるから
それを手がかりに覚えてゆくのも ....
ああ わかってる
どうせ僕には君たちの言葉なんてわからない
飛べもしない翼で空を指さす
それが何を意味しているのかなんて
僕にはわかるはずもないんだ
「飛びたい」と訴えているよう ....
幾多の苦難を
一つ一つ思い出に変えながら
今日も夜空には過去が浮かび
月影は淋しさをなぞるように
きれいな円を描いている
たとえば
「さよなら」の四文字を
どの星にあてはめれ ....
ふと動物園に行きたくなったので
ふらっと電車に乗り込んで
ふらりと向かった
「水曜日は休園日です」
がっくりしてまたガタゴト
帰りの電車に揺られる
電車の中に居る人を眺 ....
(美しく生まれたかったと
思ったこともありました)
ある日
一羽のチョウが迷い込んできて
羽を持って生まれてきた生き物は
そんなふうに飛ぶのが
当然なのだというように
ゆら ....
「西高東低の気圧配置はしばらく続くでしょう」と
天気予報のお姉さんが
カメラ目線でうったえている
僕はコートを羽織って
襟のホックを上手くかけられないまま
仕事へ行こうと玄関へ向 ....
「一件のメールを受信しました」
薄い透明な膜
電源を入れれば一瞬真っ白になる
僕のパソコンは液晶ではなくて
少しだけ奥行きを感じる画面
ラーメンが茹で上がるくらい
立ち上げる時 ....
弱酸性のあなたは
ちょうど中学で習った化学の実験みたいに
たとえば夏の終わりの夕暮れが
ほんのり赤く色づくのを
美しく感じたりする
弱酸性のあなたは
ときどき褒めてあ ....
ほんのささいな言葉でも
心がこもっていればいい
ほんのかすかな響きでも
僕を覚ましてくれればいい
ほんのささいな優しさの
心のこもった言葉があって
ほんのかすかな響 ....
わたしの中に棲む鬼が
すっかりいなくなったわけではないだろうに
心はずいぶんと穏やかで
すべてが夢であるかのような気さえするのです
病院の自動扉を抜けると同時に
曇天から吹き下ろされた風が
湿 ....
君が綺麗な貝殻が欲しいというので
もう夕暮れだというのに海へ
そう人工海岸だったけれど
すっかり自然が染み込んで
目を凝らせば小さな小さな生き物もいる
クラゲもゼラチンの肌で打ち上げられ ....
わたしは先生をやっている
算数、国語、理科、社会
みんな教えている
それはきっと
わたしが彼らより先に生まれたからだ
子供たちは勉強をしている
将来の夢を尋ねても
返 ....
砂浜で波とたわむれる
あなたを見失ってしまいそうで急いでかけよった
あなたの白をたどれば
その薄紅色の唇に広がってゆく海が見えてしまう
景色はうっすらと朱に染まろうというのに
....
どんなに遠くを見つめても
そこは一面のブルースカイ
「青」は
けしてきれいな色じゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない
無邪気に微笑んで
悲しみを忘れるために見上 ....
小さな夜
小さな部屋に
小さな明かりを灯して
泣き叫ぶくらいならどうか
美しく歌わせてください
姿なく鳴く鳥の声は染み渡り
深く胸のうちで跳ね返り
まるであなたを ....
ずっと前は黒電話
人指し指をひっかけて
ダイアルがもどる間に
会いたい人の
番号を呟いていた
プッシュフォン
短縮登録ができてから
電話番号を覚えなくなって
今は
....
白にはどんな色も似合ってしまうから
僕は白が羨ましい
ガードレール
どうってことのないカーブだった
緩やかな曲線が空に続いているなんて
今でも信じていない
あいつは
小学 ....
僕の右手には優しさがにぎられている
だから僕は人と握手をするときに右手を使っている
僕は右利きだから右手に優しさをにぎっている
それは誰かに優しい気持ちを伝えてくれる
だから僕は左手を隠している
....
少し鼻をあげながら
彼女はハミングする
大きく手を振って
人の目なんか気にしない
悲しいことがあっても
彼女の歩く通りには花屋さんがあって
小さな花がところせましと咲いてい ....
まるで葉っぱの落ちた木のようだ
風が吹くたびに
小さな声をあげている
ゆっくりと息を吐きながら
それでも溜め込んだ本音を飲み込んで
掲げた両手の先
どこまでも遠い空を眺めれば
....
生まれたときから
親指が無かったのだと
その子はいつも
両手をポケットに入れて
両手を使わなければならないから
雨が降る日は嫌いだと
右利きなのに
五本そろった左手で書く文字 ....
書かれた言葉と
書かれなかった言葉を挟んで
あの日記は閉じました
喜びが込み上げてくる日には
書かれた言葉が読めるのですが
悲しみが込み上げてくる日には
書かれなかった言葉が読 ....
塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある
前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした
「死んでやるー!」と何度 ....
窓の外を眺めていたら
ちらちらと光の粒が見えて
それは屋根から落ちる
雪融け水だった
ぽたぽたと
小さな粒の集まりは
バンジージャンプをするように
春に向かっておちてゆく
おそるおそる見つめ ....
家の近くで見たのは野良犬の親子
道路をわたるときは子犬のほうが先で
親犬はあとからついてゆく
一見普通の光景だけど
親犬は眼が見えない
だから子犬が前を歩き
親犬はその匂いを頼 ....
求めるほどに遠ざかる
たとえばそれは
恋する心の言葉たち
愛してると言うほどに
何かが薄れてしまいそうで
それを補う言葉を
また探そうとする
求めるほどに遠ざかる
たとえばそれは
つ ....
服部 剛さんのベンジャミンさんおすすめリスト
(76)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
きのうの自分
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
19-7-14
貝をひろう
-
ベンジャ ...
自由詩
5*
10-5-21
「優しい雨」
-
ベンジャ ...
自由詩
18*
08-8-7
「やさしいかたち」
-
ベンジャ ...
自由詩
27*
08-4-5
「億万人の心の音」
-
ベンジャ ...
自由詩
20*
08-3-22
「動物園のペンギン」
-
ベンジャ ...
自由詩
8*
07-6-18
「月影」_(青年詩片)
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
07-4-13
「動物園」
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
07-4-6
「チョウ」_(青年詩片)
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
07-3-9
「北風が吹いている」_(青年詩片)
-
ベンジャ ...
自由詩
9*
07-2-25
一件のメールを受信しました
-
ベンジャ ...
自由詩
4*
06-9-16
「弱酸性のあなたへ」
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
06-9-3
「そして言葉が支えてくれる」
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
06-7-2
鬼の棲む場所
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
06-6-21
貝ひろい
-
ベンジャ ...
自由詩
4*
06-5-24
「今日という日に」
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
06-5-9
「どこまでも白い海」
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
06-4-22
青空_(ブルースカイ)
-
ベンジャ ...
自由詩
9*
06-4-4
小夜鳴鳥(ナイチンゲール)
-
ベンジャ ...
自由詩
8*
06-3-17
会いたい人に電話する
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
06-3-3
ガードレール
-
ベンジャ ...
自由詩
4*
06-2-28
僕の右手には優しさがにぎられている
-
ベンジャ ...
自由詩
5+*
06-2-28
ハミングする
-
ベンジャ ...
自由詩
5*
06-2-18
背伸びする
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
06-2-11
手のひらの大きさ
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
06-2-8
栞(しおり)
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
06-2-7
知らないことを知っている
-
ベンジャ ...
自由詩
42*
06-2-6
銀色跳ねた
-
ベンジャ ...
自由詩
3*
06-2-2
野良犬から見た世界
-
ベンジャ ...
自由詩
8*
06-2-1
求めるほどに遠ざかる
-
ベンジャ ...
自由詩
2*
06-1-15
1
2
3
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