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一つの生をたずさえて
一つの死をたずさえて
赤ん坊から老人マデ
寄り道しながら
僕は行く

)今は何もせずぼうとして
)うねる夏の光を夢見ながら
)美しく深まっていく世界を信じ

 ....
毎日ぼくは
きづかずに

多くの幸せに
囲まれていた


幸せは
どこにでも
かくれている


君が淹れてくれた
コーヒーの香りのなかにある
幸せ


いつも横取りし ....
わたしの前の席が空いたけど
今しも都市のかなたに沈もうとする大きな夕陽を
見続けていたかったので
座らなかった

燃え滾る線香花火の火球のような
太陽だった
それを反射して真紅に光る壁面 ....
とてもシュガーレスで甘い日々に乾杯
いつかか叶うかもしれない幸福論にさよなら

すといっくなクラプトンが好きだったな
ちょっぴりうち間違えをしたタイピスト

シドビシャスみたいな素直な凶暴 ....
未だ宵の口と
レディオ告げるのに
時はすでに朝になり
時計は音を立てる

今日は私の誕生日
誰も気にしない
奇跡がありますように

今日は私の誕生日
誰も気がつかない
魔法にかか ....
目が覚めて一番に 口にした言葉は
くちなし
薫り ゆたかな色彩の白
しずくを 湛えた光沢の葉

無垢を 口にするときの ふるえる くちびる
くちなし
きょういちにち なにを はなすことだ ....
ある日突然 少女たちは愛に目覚める
砂漠の朝 あるいは雪山の夜に
一頭の馬のように私のもとへ
走って来る そして駆け抜ける愛の痛み


運命だと知るには遅すぎるだろうか
少女たちは祭壇に ....
あおぞら
シーツが風に舞っている


ひとり
取り残された午後
しろい夢は
触れても何も感じえない


ただ繰り返す呼吸


紋白蝶がふわりと
青に透けて
ひらりひらり舞 ....
街からゴミ箱が無くなった

公園の土管が消えた

しじまばかりが拡がる住宅街

子供達の声が聞こえない
子供達はどこに行ったのか

缶蹴りも無くなった
ドロケンも必要なく
鬼ごっ ....
雪のふりつもる音を
私の耳はとらえているのだろうか

青い夕暮れに白い雪ぱらぱらふるふるもっとふれふれ
夜 雪は少しの光を乱反射してほのかに明るく
しずかに しずかになっていくけれど

 ....
絆っていうことばがあって
糸へんに はんぶん
半、はもともと
牛の意味で
こちらと、むこう
分けられた牛
それをつなぐ綱ということ

それは縛る道具だ

だからこ ....
ペンのインクが切れた
詩人は詩が書けなくなった
けれども書けない本当の理由は
それではないことを知っていた
切れたのは
ペンのインクではなかった
仕方がないので
詩人は庭に木を植えた
 ....
岸辺を撫でる
さざなみは
私にいくつもの
音を書かせる

川面で弾ける
きらめきは
私にいくつもの
色を撮らせる

私の中には
川が流れている

花弁を浮かべ
渡り鳥を ....
美しい本と空と地面があった
あるいてあるいて
夜空や
咲いている花を
吸い込んでいくと かさかさになったこころが
嬉しがっているのを 感じた
雨の日には 本を読んだ
子どもらのあそぶ
 ....
サッカーボールと
野球の玉は
蹴ったり
打ったり
しなければ
プレイははじまらない

この地球もボールにかわらない
宇宙というグランドの

思いきり
蹴ったり
打たれたりしたら ....
風になびく
ススキの穂が
水面を滑る
 
 眼差す太陽にギラリと光り
       
到来した冬は
情け容赦なく
すべてを裸にし
覚醒の輪郭を
与えていく
 
 透徹として刄の ....
昔の番号に電話する
トゥルルルルルルトゥルル


深夜1時
折り返しの点滅
柿の実がたわわに実り
コスモスが咲いている

秋の名も知らぬ花々が風に揺れる

歳を取るごとに身軽になってきた

久しぶりに家でくつろぎ
妻と共にいるが
特に話すこともない

買 ....
霧のつぶが
ここらに留まっている

セイダカアワダチソウが
しっ
と立ち尽くしている


秋は秋でさみしいから
オルガンを弾く
幼き
亡き王女に寄せたこころを
いつまでも

 ....
月曜日は買い物日和だ
砂漠の中のショッピングセンターへゆこう

遠くの部族が集まる日曜日よりはましだから
きみの前髪を上手にきってくれる人をさがそう

くだらない思想でこころを壊さないよう ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
赤い線が
皮膚の上に浮かび上がる
今朝
バラのとげが作った傷が


わたしのからだの中の
赤いこびとたちが
あたふたと
いっせいに傷をめざして
走っていることだろう

猫を飼 ....
地上で最後に咲いた花には
目がありました

かつて生存したあらゆるものが死滅し
文明の残骸さえ塵になった地上で
とうとう最後のいのちになった花は
青黒い雨に打たれながら
薄汚れた白い花弁 ....
形から入るタイプだから水晶玉でもそろえない限りスピリチュアルに傾倒することは一生ないと思う。それに飽きやすいから。さみしい人がハマるんだよって、ハマったこともない友達が深刻な顔で忠告してくれたけど、き .... 真夜中のスーパーマーケット。どこにも行けないわたしを守る光の零れたシェルター。その隅で半額のお刺身を手に取る。賞味期限の近い3割引の食パン、腐りかけの安いバナナ、廃棄寸前の玉ねぎサラダ。見放されたもの ....   お前は夢を見ているのか。

 緑に囲まれた小さな庭の片隅。
 日陰に置いた籐椅子に腰かけたお前は優しく眠っていたのだ。
 
 静かな寝息を立てているお前に私は小声で語りかけた。

 ....
雨が降り続く夜

逢える予定だったのに
急に別の予定が入ったらしい

逢えない夜は
寂しさが顔を出す
夕飯は何故か味気ない

長い長い夜
一人だと更に長く感じて
寂しさが増してい ....
駅が好きだ

旅行者がいる
外人がいる
妙齢ご婦人の三人連れ
急いでいる人
見上げる人

せわしなく
人が動く
何かの目的に
人が動く

あなたと

待ち合わせたことも
 ....
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで

目的地を通り越して
家に帰るために

ごくまれに家出する
抵抗あるいは革命のために

気恥ずかしい迂回の末
家に帰るために

 ....
机の上に残されたものは
一枚の白い紙とペンだけになった。

その一瞬前には、
たくさんの唄や、
しなやかな左腕や、
どこまでも翼のように
軽い足があったはずなのに。

私から、
で ....
服部 剛さんの自由詩おすすめリスト(2956)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一つの生をたずさえて- ひだかた ...自由詩8*19-7-7
たくさんの幸せ- st自由詩819-7-5
高架を走る電車の窓から沈む夕日を見つめていた- Lucy自由詩13*19-7-3
ロッカー- 梅昆布茶自由詩1119-7-1
「今日は」私の誕生日- 足立らど ...自由詩219-6-11
きっと_はなせる- るるりら自由詩28*19-6-3
Equus- 石瀬琳々自由詩13*19-5-18
青空- あおいみ ...自由詩12+*19-5-8
街からゴミ箱が無くなった- 足立らど ...自由詩6*19-3-23
言雪<ことゆき>- 田中修子自由詩1419-2-9
絆というものを私は- umineko自由詩12*19-2-5
詩人の木- やまうち ...自由詩8*19-2-3
- nonya自由詩14*19-2-2
置手紙- 田中修子自由詩1719-1-21
円形と球体- こたきひ ...自由詩718-12-11
冬よ、進め- ひだかた ...自由詩9*18-12-9
メッセージが3件あります。- mizunomadoka自由詩918-12-9
ある休日- あおいみ ...自由詩12*18-11-3
オルガンの景観- 印あかり自由詩14*18-10-29
ショッピングセンターにて- 梅昆布茶自由詩1918-10-8
- 梅昆布茶自由詩2818-10-1
猫とバラ- そらの珊 ...自由詩25*18-9-19
「最後の花」- 桐ヶ谷忍自由詩718-8-24
宗教- 青花みち自由詩4*18-8-14
真夜中のスーパーマーケット- 青花みち自由詩10*18-8-10
午睡- ヒヤシン ...自由詩10*18-7-14
逢えない夜は- 夏川ゆう自由詩218-7-14
- umineko自由詩13*18-5-21
- nonya自由詩24*18-5-20
机上- あおい満 ...自由詩10*18-1-23

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