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時計のないまちを歩くと
歩数計が時間にすりかわる

きみの面影ばかりがやきついた瞳は
きょうも空疎で狭窄しているみたいだし

きのう人参畑だった農地には
いつのまにかウイークリーマンショ ....
クリスマスという
言葉に慣れているけれど
ノエルという言葉の響きが好き

街中のイルミネーション
取り付けが急ピッチで進んだ

子供の頃
家族全員で楽しんだ夜
それは今も続いている
 ....
私は錆びてそして燃える。
灰の中に埋もれた指輪のトパーズはまだ、青いままか?
空から夏が降ってくる。
若いときは

エネルギーが散らばりすぎてて

あたまやこころでわかっていることも

使いこなせていなかった

もっと大切なことがあるってことを

じぶんのなかにしか見出だせていなか ....
針先で突き刺した
指先から
私というひとつの海を
絞り出すように
私は激しくもとめている
あなたのその、
果てない闇の底に
うつりこんだ私を

あなたは一匹の魚だ

つかまえよう ....
公園の写真を川に流し
波乱を飲み頭に尽くして
夕日の中から影を取り出す
山の踊り 蝶の渇き
鳴らす座り方を立たせる

焼きたての咳を我慢し
通り道を夜にするさるすべり
支えるものが支え ....
 佇んでいる。
 びたりとも動かない水だ。
 この夏、そんな水を見た。
 早朝、いつものように堤防道路をのったりと散歩している時だった。ぼくは、不意に気づいたのだ。音がしない! いつもの音がしな ....
ジャズ、ありがと、えりまき、水槽、私の胸
ピンクのくまとか、くまの、意味とか
スプーンをまるめた指輪してたね。
あと覚えてるのはドア
しまるときに音がしなかったから
君が来たんだと思った ....
帰るよ、とか
ケーキ買ったよ、とか
たいがいの報告に

ってひと文字で応える

それは、了解ですの意味だって
わかっているけど
少しさみしいから
り、り、ってコオロギかよ!
って ....
遊歩しよう
忘れられた花園を
青ざめた果樹園を
影色の桟橋を
空中に漂う墓標たちのあいだを
谺たちが棲む迷宮を
天使の翼のうえを
玩具箱の中を
空へと伸びつづける孤塔の尖端を
傷だら ....
黒い夜の画布を背に
彫刻刀で刻まれた白骨のように
浮かび上がる鋭い流氷の切っ先が
すばやく流れる雲の切れ間に
瞬時に現れた細い三日月を
祈りのように照らし出し

私が確かに聞いたのは
 ....
いのちやたましい

こころとかからだ

ニュートンもアインシュタインも

森敦もサルマーンルシュディーも

この宇宙の法則性や人生のからくりを

知りたくて知りたくてたまらなかった ....
天使たちが持ち帰る新しい空気は
私の心をざわつかせる
古ぼけた家と埃まみれの家具
かび臭い部屋を吹き飛ばしてしまいたい
私もまだまだ若いつもりで
飛び出そうとしたら溝に落ちた
年老いてしま ....
早く夏が終わんないかなって
思っていたのに
終わってしまうと
なんだかさみしくて

早く秋が来ないかなって
待っていたのに
秋は
なんだかよそよそしくて

友達だったはずなのに
 ....
猫がちひさくねてゐる
がらんとしたひる下がり

友だちの本棚に
一冊きり のこされてゐた
うすい詩集をひらく

表紙は白 何もかかれてゐない

一ページ目
「私 ....
詩情さえ
なくしていいと思っていた
このコンクリートの延長線に
あなたはいない
ひとりをなくした
世界のようなひとりを
なのに今夜は
少し明るい
月見草が咲いていて
私は詩を書い ....
朝だ
もうこんなに明るい
のだね

不思議だよ、
それにしても
昨夜はあんなに
ふらふらだったのに
今朝まで一眠りすれば
力、漲り
こうして詩が書ける駆ける

眠りの底から
 ....
黒焦げのアカツメクサを労うように
レースフラワーが風に揺れ
夏が終わると歌っている
排気ガスまみれの分離帯にも
芽吹いた種は繁らせた
波打つ夏の色

色褪せた空のキャンバスに
ぽたりと ....
{引用=夜明けのこない夜はないさ
あなたがぽつりいう}

懐かしい歌が
あの頃の私を連れてきた
そして今の私が唄うのを
遠い窓枠にもたれて
聞くともなく聞いている
夜のはてない深さと距 ....
(ねむっているように、うつろに開いて
 よこたわっていても、私には見えてる)

瞬きで合図をくれていた
感情もなぜかくみ取れた
そんなにあふれていたんだね
枕元にたくさん落ちていたよ

 ....
赤々と燃える送り火を眺めながら
今年も夏の終わりが近いことを知り
一抹の寂しさが、胸を過る

盆が過ぎれば間もなく
朝の空気が変わる
早朝、太陽が昇る前
ほんの少しだけ
軽くひんやりと ....
ああ なんていい風だろう

みんみん蝉が緑の木立に鳴いて
大きな鳥が素早く飛び立ち
鬱々とした気分が
涼やかに洗い落とされていく

この高曇りの八月十一日

[目を閉じれば未だ
橙 ....
{画像=170702213809.jpg}{画像=170702115037.jpg} 繋がりのない低音の言葉ばかりだが
それでも今日は落ち着いて聞いていられる
これはあなたの心の交響詩なのだから
いくつもの楽器が奏でるように
あなたの感情はいくつもの思い出の多重奏
おい
 ....
眠っている街のせほねをなぜていった
風をみていた
髪の毛の先
産まれたての星をやどした
ひとみにも
ひとしく均された夜が降りてきた


つま先立ちの白線に血がかよう
弾性を綴じたアス ....
静けさという音が
降ってきて
{引用=それは
大人に盛られた
眠り薬}
影という影が
今という現実の
いたづらな写し絵になる


いつまでも暮れてゆかない夜があった
小さな公 ....
僕たちは
宇宙にうかぶちっちゃいぱいの
トッピングなんだろうか

僕たちは
寄せ木細工で設えられた社会という
調度の構成要素にすぎなくて

いつも忙しくて小さな不満に支配される王国の
 ....
うすい影がゆれている

くちばしで
虫をついばむのだけど
やわらかな影であるから
獲物はするりと逃げてしまう
 {引用=命でなくなったものは
もう命には触れることができない}
それでも ....
旅がもし日常の中に潜んでいるとすれば
僕達は何処にもとびたてない愚かな鳥にすぎないのかもしれない

月の満ち欠けにいのちをふきこむものが風だとしたらならば
僕達の望楼は遥かな砂漠の果て ....
ほんとうの自分のことを
わかってもらうことは
誰かをそっとこころのなかで
信じるということでした

あの日を 
僕らが生きていること
すでに静かな風が通りすぎるように
深い森林と広い草 ....
服部 剛さんの自由詩おすすめリスト(2953)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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