風は風力発電機のために吹く
アハウ

この 二足歩行を支える
骨と筋を 賛美せよ

足裏を遠い岬の土に
摺り合わす 意志があるなら

この風は
風力発電機のために 吹くだろう

ひと時の 陽だまりの幻想

岬の土音を 放つ
我は 在るのか

折々のパースペクティブ
禁忌の感情が荒れ狂う

骨と筋は静かに 躍動して
脳髄は支えられる

空と海を謳うのは 私

雲を支え 海はたゆたい
そして 風は風力発電機のために吹く


自由詩 風は風力発電機のために吹く Copyright アハウ 2007-05-26 20:28:42
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