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音波が空中を飛び交っているのを
二枚におろされた俺は見た
腐る憧れと嫌悪の中間地点で
空がビリジアンに染まるのを

ニルヴァーナが無性に聴きたくなる
夜が老いていくのが
半身獣にはい ....
ジェットコースター乗って
ゴーカート乗って
ウォータージェット乗って
空飛ぶジュータンに乗る

メリーゴーランド乗って
ティーカップ乗って
汽車に乗る
オバケ屋敷に入る

ポップコ ....
暖房が効いた部屋
渇いた空気の中で

君の為に歌を唄おう


君がいないこの街で
君の為の歌を唄おう



悲しみは
どんどん
空から降ってきて

あっという間に
僕ら ....
無条件で会いたいのに
実はどこにもいなくて
 
切ない星空をわたしは泳ぐ
 
柔らかな月にしがみついて
夜を斬る飛行機
同じ高さで見られるなら
 
君の腕に届け
 
何も考えない ....
昨日の悲しみも喜びも
お持ち帰りは出来ません


沈む夕日と一緒にばいばい


明日はどんな日に
なるのかな
腕に触れると
ビクッとかしたんだっけ
彼女

車の中、
左手で右の腕

そのあと指先まで
ソウっとなぞってった。
手の甲から
静かに、
確かめるように

(ヨクアンナニ冷静ダ ....
ごめん
いま
ちょっと
さびしい


ぼくは
いつだって
ずるいやつ だ


いつだって
そういって
にげて
にげて


けっきょく
なんに
なるの
こ ....
いつだって人は小さい頃

誰でもその赤い服を着た

もじゃもじゃの白い髭のはやした老人に

夢を乗せてとばしてたけど

今は一人雪降る道でたばこに火をつけ

ぽろりぽろり落ちては重 ....
溜め息が黒くなるほど
吸い過ぎた夜の霧
額から抜け出る空虚は
僕の全てな気がして泣けた

空を等しく分けようとして
失った自分の足元
音も立てずにそろりそろり
世界が通り過ぎていく
 ....
世界最後の夜
街は人であふれてた
同じように涙を流す人たちがいたり
あくまで平静を装う人たちがいる
いつものように約束をして別れたり、
今夜は一緒にいようとたたずむ
家族だったり、恋人たち ....
中空の細い運河を
小さな郵便船が遡ってゆきます
あれには僕の手紙も乗っている筈です
誰に書いたのか 何を書いたのか
とうに忘れてしまいましたけれど

ひんやりとした透明な砂漠を
彷徨って ....
頭の中は海のようで

たくさんの言葉が泳いでいる

言葉は魚

釣竿を垂らすと

たまたま言葉が一匹釣れたりする

その言葉を餌にまた別の言葉を釣る

その繰り返し ....
貴方の心‥

静謐で柔らかな“白”に
冷たい孤独の“黒”が
いくつも
突き刺さってるみたい‥


貴方の“黒”を掴み取って
ガリガリと
噛み砕いてあげたい‥


切れた口 ....
さざんか (ひたむきな愛)


ぎこちない言葉をどんなに重ねても

降り積もっていく紅には追いつけない

つないだ手と手のささやかな温もりだけが

行間に溢れる紅を伝えようと ....
ねえねえ教えてくださいよ

指のぬくもり それは自分の為の
このよの闇 私の為の光り

確かあなたはたかうといった
たしかあなたはあなたといった

君がためのひかり 誰のためのひかり
 ....
今日負けたって
明日も朝日が昇る
いいじゃないか
それで

太陽は
すげぇなぁ
太陽は
あったけぇなぁ
どんなことがあっても
朝になりゃ
太陽は昇る
その偉大さに
最敬礼だ
 ....
カトレア (優美な女性)


含み笑いの訳すら読ませてはくれずに

まろやかな眼差しで僕を押しとどめて

あなたは沈黙の端に句読点を置いた

微かな痛みを伴った午後が紫に薫っ ....
カーテンのむこうの窓ガラスが

いちめんに結露して

ひとしずくがとなりのひとしずくとひとつになり

つるつるとつたって流れおちた

ボトリというおおきな音が

ねむりについた鼓膜 ....
狂気的なまでに

空白を埋め尽くす
 
方程式の解が見えない。
 
 
鉛で真っ黒なノートは
 
消しゴムで白くなるのに

この手で塗りつぶしてきた

塗りつぶされてきた僕の ....
最初は
水溜まりだと思ってた‥


退屈だったから
爪先でツンツンって
遊んでたら‥

いつの間にか
小さな湖に変わってて‥


不思議に思って
水面を覗いたら‥

 ....
「まずは君に足りないものを補ってあげるよ。」と土星人が言ったが
「僕はこのままでいいよ。」と断りを入れ、スプーンでカップの縁のパイを崩した。
「せっかくだけど。」
だってこの“何かもの足りない” ....
磨りガラスの向こうに凍り付いた心


石油ストーブで暖めれた気だるい教室


叫びたいほど美しい日常が
壊れていく夢を私は見る
抱き締めたい
抱き締めたい
あなたを抱き締めたい
それだけのことがどうしてこんなに難しいのか。
寒い日の深夜だったか
公園のそばの道端に
捨て猫がいた

寒いよね
ごめんね
私、アパートだから
飼えないんだ
ごめんね

ねぇ
今まで何人の人が
私みたいにキミを
見捨てて ....
      「時間」の回廊を這いまわる
             わくら葉には
         血の意思を秘めながら
     ゆめの饗宴に酔いしれた隻影が
    ぼんやりとその残像を残し ....
あなたの優しさに
素直に甘えられない

まだ怖いの ダーリン

私のことは全て打ち明けた
それでもいいと笑いながら
私の頭を撫でたあなただけど

時々感じるの ダーリン

 ....
あの子
あいさつ
いつもこう

グッバイ再見またあしたー
世界の果てのように、遠い存在なんだと思います。

空の隅っこが見てみたくて。

どれほど、輝かしいのか。

どれほど、暗いのか。

そこに、空が在ります。

在れば、果ても在ると思 ....
桜のような
ピンク色は僕には
必要がなく

黒板の深い緑の色が
生きていく上で
大切なんだ

白がはっきりとわかって
黒は少し見え難く

黒板消しは
くっきりと、それを消しては ....
みじめな気持抱いた自分、
うまく着飾って生きてゆく。
俺は着飾ることもできず、
言葉にはめ死んでゆく。
本当の俺は生きているのに。
愛心さんの自由詩おすすめリスト(1392)
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