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風が吹けば花弁-はな-が散る
あの人へ寄せた思いを載せて
ちらちら舞ってその名を虚空に描く
叶わないと判っていても
愛さずには要られないから
静かに内側で熱を

何て美しい散り行く光景- ....
暑苦しい夜空の中、自転車のペダルこいで。

ちょっとでも君に近付こう。

たまに吹く風が、そろそろ夏の終わりだと、

教えてくれてる。

けれど、そんなクールになんてなれないかな。
 ....
あなたが生きてるならそれでぃぃ
あなたが笑ってるならそれでぃぃ

あなたは私に会いたくないかもしれない

でも私は会いたい
たった二人の姉妹だから

何年先か
何十年先か
わからな ....
辺りは静寂に包まれ
私はひっそりと佇む
それは孤独の深縁で
まばゆいほどの暗闇

深い森の中から探し
私の物となりはてた
孤独のリアルな残像

貴方は遠くから叫び
その声の透明 ....
あなたの存在が、僕をやさしくするのです。 貪るように求め合う唇では
到底紡げなかった美しいことば
堕ちた孤独に濡らされて
もうあの空に届かない




手を伸ばして。


伸ばして。
今、目の前の君を撃つことが出来る。

ということは、君が僕を撃つこと出来る。

ということ。

何故撃たない、何故撃てない。

ハンマーはコックされてる。

セフティなんて掛けてな ....
貴方が「好きです」

心の中だと云えるのに

貴方を目の前にすると

言葉が出なくなる

もどかしいこの思い

どうすれば貴方に伝わるのだろう

一歩勇気出そう

そしたら ....
自分の幸せさしおいて
人の幸せ願えるほど
僕は強くなくて
でも
君だけは
僕が
幸せにしてやりたいと
心から願う
いつか王子は来てしまうのだ。
おまえが歯ぎしりして拒むとしても、
涙して拒むとしても、
涎して拒むとしても。
王子なんか来ないという戯言を信ずるな、
王子は来る。
おまえの手は雨に汚れる、 ....
とおくのおくにでおまつり

とってもおおきなおまつり、

みなさんが、みなさんが

おっきなみなさんが、

まっくろいかおして

おっかないかおして

おままごと

せんそ ....
銃口はもう完璧に腐っていて音もなく
崩れ落ちたよ
愛がなんなのと君は聞くけど
僕だって知らないさ
だから小説やドラマがいつも夜の9時に
迷走しているんじゃないかなあ
いつまでたっても読めな ....
咳をしても一人
分け入っても一人
つるべとられても一人
海に出ても一人
水枕がばりと一人
落ち散ってうち重なって
雪とけても一人
雨で濡れた靴は、履き心地が悪くて。

靴を脱いだ。

誰も来ないこの場所で、靴が乾くまでここに居よう。

あぁ、僕はひとりで何をしよう。

もし、君がここに居たら、どうしようか。

 ....
醜い自分
瞳いっぱいに映した








 
流れ出る何かは
とても綺麗だった
君がいるこの街を僕は何も知らない
君がここにいる訳さえも
ただほんの少しの駅前の通りを歩いて
似た人を見ては違うとつぶやいていただけ
格好悪いったらないだろう?

僕がいるあの街を君は何も ....
空を誰かが引っ掻いた。

鋭い爪で、何度も、なんども。

空の爪痕は、広がっていった。

大きく大きく、手当が出来ないくらいに。

空は涙を流さなかった。

どんなに痛くても、我慢 ....
生きながらえる意味など
この世にはない

詩人の宴はこの場所にあり
終焉まで人々は戯れる


何人は明日を見ないでいて
幾人は今日を最期と考える


断ちこみだす会話には
ロジ ....
 色彩アラベスク

黒い空 黄色いライト
オレンジの腕 汗は光る
コンパスはあちこちと動き
ベイジュと紫
赤の縁どり

白い球はくるくると舞い
無花果の実は赤し
オレンジの足は地を ....
ごめんね
ごめんね

僕、君の事が大好きなんだ
でもね
君の笑顔も大好きだけど
君の泣き顔も大好きなんだ
だからいつも
君の泣き顔が見たくて意地悪してしまうんだ

潤んできらき ....
心配かけて



ゴメンネ



やっぱりホントの事
言っちゃダメなんだって

思い知らされた



アタシ強い子じゃないんだ
弱音だって本当は言いたいんだ
もう、1 ....
笑顔の種を育てる為に

大粒の涙を流すんだ。
くくくくく
ららららら
どんどんどん
ぱぱぱぱぱぱ

シャッシャン
ギーコギーコ
きらきらきら
あ〜あ〜あ

ぽんぽぽりん
てけてけてけてけ
ふわふわふわ
すたすたすた

 ....
今日の夜空、とても美しい。

それが、幸せだと感じたのは、確か。

あと、何人同じこと感じたかな。

誰も居なかったのかな。

そうだと、淋しいな。

アナタは、どうですか?

 ....
夏に海辺に咲いたあなたが
どうしようもなく綺麗に見えたのは
周りがすべて青だったからか

春に木の上に佇むあなたは
私が思っていたよりも
いたって普通のあなたでした

それでも私はあな ....
出過ぎた真似を致しました。
もう駄目ですよ、












限りなく怠惰。
「誰にも言っちゃ、だめだからね?」
言いませんよ、と俺。だって言えないじゃ ....
好きな女の子に手紙を書いた
言葉足らずじゃ困るから
コンドームを同封した

もちろん、その気があっての事だ


しばらくみかけない日が続いて


ひさびさに廊下ですれちがったら
 ....
手のひらが薄く重なる波紋から沈黙を知悉すると夜だった
前進には時間がかかり
余計なものはすべて困惑した埃にかわった

焼けた手紙の匂いをかいで
あたたかさが口角をしめらせた
とおくの発光は ....
きみを、
やさしく殺そう
ゆっくりゆっくり
ナイフを抜いてゆくのだ


I LOVE YOU
という言葉は
何の意味ももたなかった
いいや、ちがう
ぼくが逃げていたのだ
 ....
六月のうちに、
してしまわなければならないことがあった。
思い出そうとして思い出せないまま、今、雨を見ている。

  湿気が増して空気が濃くなると
  呼吸しにくくなるからね
  だけどそ ....
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