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ニガテなんだけどドラマは
あったほうがいいと思うな
あたりまえの日々にちょっとだけね
あの穴の中を覗いた
そこに所定の置石があったなら私は私の宝石を置かないし
誰もいない部屋の椅子に座ったところで5分も持たない
天井が高い場所、椅子に座った数十秒
天窓を見上 ....
人間は固体だから
何とかして分かりあおうと
言葉という液体を使うんだ
それでもなかなか混ざらないことがある
だから根気強く
私の液体を君に降り注ごう
いつか混ざりあうことを期待して
家に帰る
玄関のドアノブに冷たい握手を求められ
蛍光灯の白い紐に疲れをのせて引っ張る
おかえり
とパチパチと拍手
今日もがんばったんだ
早く寝ようね
私より先に起きているカー ....
駅の端の小さな改札口で君を待っている
電車がくるたびにパラパラと降りてくるひとりひとり
ここではそんなに多くの人間が行き交うわけでは決してなく
鳥かごみたいな短い階段を
家路につく人たちが通り ....
天井の更に上からの雑音
横からの寝息
下からの破壊音
カーテンは〆切
ヒューズは全て落とす
スーパーで買った人形は
食べ物の代わりにはならなかった
部屋
季節
止まらない時計
停まらない鼓動
孤 ....
たぶんもっと速い速度で
きみに近づいている
あした、なんていうものは
きのうで忘れた
だいじょうぶ
向かうところ敵なし、どころか
敵しかいないのでわかりやすい
さっさとやろうよ
....
友達が夢を諦めた時
私はホッとしました
後輩が離婚をした時
私はほくそ笑みました
先輩が恋人に振られた時
私は喜びました
私はみにくい ....
そうして僕は消える
大丈夫 さみしくはないだろう
君の静かな寝息が聞こえ
僕はそっとベッドを抜け出す
(空気が入ったならごめんね)
悪いのは君じゃない
君はいつだって約束に確証を求める ....
本当にかっこいい男を君は知っているか?
ワックスを塗りたくった髪で
たくさんの重々しい飾りを首にまとって
飲めやしないお酒を無理やり飲んで
吸えやしないタバコを加えて
女に安っぽい愛 ....
眩しい今日
雀がせわしく
朝の挨拶
魚の焼ける匂いに
ピンと張るひげ
眠気には勝てず
我輩は身体を丸めて
もうひと眠り
ぽかぽかお日さま追い掛けて
何度も寝場所を変えな ....
この世は終わりのないファンタジー
もしかしてミステリー
いやいやロマンス
しかしドキュメンタリー
この世を彩る様々な言説
万華鏡のように物語
夢まぼろしの伝説
虹かかる寓話
華開く ....
さびしくなるようなことばかりしている
ずっとずっとねむりたいのに
じぶんじゃないひとと つながっていたい
だれかじゃないひとと つながっていれたら
よるはかがやくのにね
つきをみあげなが ....
きこえない
きこえない声を
ずっとぼくはさがしている
なんのたよりもないから
なんにもできていないけど
ずっとぼくはさがしている
空と海とのすきまかなんかに
ひっかかっているような気 ....
タラテュララン
ピアノが踊る
小指の先で
タラテュララン
黒いドレス身にまとい
タラテュララン
私もうシンデレラ
時計は止まっているの
タラテュララン
....
こびりついた塊
夜更けに通りすぎる重いイメージ
まな板の鯉
振り降りてくる
刹那
すべてがフリーズする
冴え渡る秋の空のそれ
明日への扉は望まな ....
月曜日
猫のくつを借りたから
塀の上で昼寝ができました
おっこちないで夢が見れたんだ
火曜日
シマウマの上着を借りたから
横断歩道とともだちになれたよ
ぼくらふたごだって誓いをたてた ....
満たされると壊したくなる
壊されると守りたくなる
苦しんで苦しんで苦しんで
誰か助けてって
いるはずもない"誰か"をいつも探していたのに
やっと手に入れた幸せを
....
この世で美しきもの
それは稚児の顔。小さき子らが飴玉を
口にほうばっている姿。
娘さん。清潔な落ち着きのある
美しき女学生。
若き青年。青春を謳歌して
....
これらのものは
いつ
どこの海から
どんな国の風景をめぐり
どんな雲になって
空を流れ
今、僕の頬に降るのだろう
指先に伝わっていく雨 ....
電柱に絡まった布
木々に張りついている葉
記号の描かれた旗
小さな波を立てる海
君の影だけが 風に揺れない
水無月に讃岐の国
屏風ヶ浦(びょうぶがうら)に誕生されし大師
御(おん)歳七つで所生のために
身を捨てて
五つの嶽(たけ)に立雲の立(たち)る
誓いぞ頼も ....
投げやりに時間を埋める。
アイツの声は届かない。
余計な勘ぐりはいつだってロクな結果を招かない。
さかんに響く緑色をした道路の脇で、最後の溜息を吐き捨てる。
まだ少し憶えてる。
微かな声 ....
答えはノーです。
返事もノーです。
信じられようが信じられまいが、そんな事はどっちでも構いませんのです。
答えはイエスです。
聞かれるまでもなくイエスです。
信じられようが信じられまいが ....
きみはかわいいけど
かわいいままでいられないことくらい、
ぼくもわかっているから
ぼくはかっこよくないけど
かっこよくないままでいられないことくらい、
わかっていてね
覚悟しておいてね ....
覇気の無いアルバイトがゴミを捨てに来る
ゴミ袋の中を漁り糧とする黒猫が居る
しばらくして、中毒、あるいは病で死んだ黒猫が居る
亡骸を群れてついばむ鴉が居る
食べ ....
今日も空は澄んでいる
何が悲しくても
何が嬉しくても
この空は僕だけの空
何処までも
何処までも
青く澄みわたり深い
今日も夜空は澄んでいる
何が苦しくても
何が楽しくても
僕 ....
自分が嫌いだ
身近な人を傷付けまわして
誰もいなくなってから後悔する
そんな自分が嫌いだ
くろ
人間が好きだ
身近な人を傷付けまわして
誰もいなくなってから後悔する
そんな人間 ....
僕は弱いんだ。
そう言って助けを求める強さがあれば
きっともっと楽になれるのに
私は弱いの。
そういって泣き崩れられる君のほうが
きっとどんなに強いことか
....
枯れてしまった花を詰め込んだ
荷物を背負って
帰るんだ
うちへ 帰るんだ
野生の花が咲くまちへ
いつか大切だった本が
ホコリの中に埋もれてる
無為に費やした
たくさんの
愛しさと
....
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