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指の間から 滑り落ちる
         
   愛のしずく

この手に留めて置くことは 出来ないと知っているのに

  何度も 幾度も すくってしまう
  
 同じ過ちを繰り返す
 ....
まめクジラの水槽には
売約済みの札が貼られていた
まだ幼いのか
さざ波を飲み込んだり
小さな噴水をあげては
くるくる浮き沈み
はしゃいでいる

こっそり水槽に指を垂らすと
あたたかい ....
氷水に線香花火を浸せば
弾いたような音がなるでしょう


私の心臓の音


冷えたままの心に
ぽとり 
火を落としたのはだあれ?


ぬるま湯だった心に
ぽちゃん
氷を落と ....
胸の奥の底のある

ムズムズの原因のばい菌は

苦いクスリで押し込んだ

ちっちゃな天体望遠鏡をのぞき込んで

かすかに見える星達に意味無く涙をながした

黒く揺れるブラックコーヒ ....
女にふられたので、
今度のこんどこそ、
この女でなければならない女にふられたので、
トマトジュースを飲んで、死のうと思った。
なんでトマトジュースかといえば、
野菜が足りないと思ったからだ。 ....
仮面


産まれたての
あの頃に
戻りたくて人は被る








他人を欺きとおせても
おのれの顔だけは

欺けない





頭蓋骨


そ ....
僕の思考を含んだ煙が部屋の中を漂う

その煙は布団 カーテン 書物の中に溶け込んでいく

小さな自分を置き去りにして

僕は傍らにあるマイルドセブンを捻り潰す

もう使用不可能だ もう ....
ゆっくりと少しずつ時計は時を刻んでいく

叶わないとしていながら

行動に移してスグに失敗

悲しみの奥底の小さな穴から見える

希望絶望そのほかの

万華鏡に反射した波 ....
ソーダゼリーが好っきゃ
めっちゃ好っきゃ

でっかい青いソーダゼリーをな 用意してやな
裸になって 飛び込みたいんや
体の内側も外側もソーダゼリーで満たすんや
息も絶え絶えに溺れるねん
 ....
気が付けば
今日の昼はとてもさむい

一羽の黒い鳥が
窓の外で縮こまっているのが見える

「じゃあ、これが最後だね。」

携帯の奥、
凍るような一言

中々出ない一言を振 ....
会社


会社の顔を汚すなと
上司に言われた
僕に顔は

いらない





未来


40年後の
僕の顔
今のこころが作り出す





レジェ

 ....
「それだけ・・・? 」

溶けてしまいたい
夜は寂しい天気
吐く息は白く消える
寒いのは空気だけ?

霧雨の振る夜
いっそ雨に溶けてしまいたい
目線は常にアスファルトを見 ....
家族


焼け跡から一枚の写真
楽しかったあの頃
親を殺した顔が笑っていた
子を殴り続けた顔が笑っていた






ひとのこころ


クルマに顔があるように
ひとの ....
あひる


醜いあひるの子は
永遠に醜いままだ
白鳥になんてなれない
なのに誰もそれを口に出したりは


しない





ねこ


ねこのかお
よく見なくても、 ....
「恋する瞳」


君の瞳に恋をした

君の笑顔に涙した

君の事が頭から離れなかった

電車の中、君の夢を見た。

夢の中で笑った君は、何よりも微笑ましく見えた

 ....
雨が上がると
空気が透明を増して
夏の名残と夢とが冷まされ
水の中を歩くように九月

夏服の明るさが
どこか不似合いになり
息を潜めていた淋しさだとか
熱に乾いていた涙が
堰を切 ....
写真を撮り始めたのは
去年の二月のことだ
私の仕事は
月の表面を映し
氷があるかどうか確かめること


私は
しがない月探査機だ



『優秀の湖に眠る』


物心がつい ....
そんな二千年も前のこと
俺にわかるわけないだろう?

昨日のことも覚えてないのにさあ

まあ
あれだね
きっと今頃は
どこかの村民センターの下あたりにあるね
     ある日いきなりあらわれた
    「さぁわたしの手を取りなさい」
     それは白く細い手で
     燃えるようにあかい頬
     
     その手はとても ....
時々鮮やかな夢を見る
誰かが微笑む夢を見る

白いテーブルの向こう側に
時がさらさらと流れてく
それは風のように足元を流れ
微笑む人へと続いている

時々せつない夢を見る
誰かを愛す ....
あとで
雨脚幽歩


気づいたら皆、拳を振り上げていた
革命が起きると、歓喜を響かせた
常識を穿ち、列を連ね
信号を振り払って、行進を続ける



気づいたら皆、行進を始めていた ....
帰宅
疲れ
机上
手紙
気づかない

深夜
パソコン

向かう
気づかない


書こう

書こう
あれ
あれ
気づかない

キーボード
コーヒー
 ....
額の汗を無造作に拭うあいつより
きれいに畳んだハンカチで汗を拭う
そんな男のひとに憧れてしまう
えっと…そんなひとなら
細い指先に挟んだボールペンを
くるくる器用に回したりして
わたしのこ ....
きれいに消し去って欲しい
あなたの腕で
わたし自身では消せなかった
こころのなかに棲みついたもの
胸騒ぎのようなもの
きっと消せる あなたなら
その腕でわたしを抱き上げて
森の奥深く連れ ....
引っ越したアパートは
薬屋の二階だった
辺りには小さな商店しかなかったが
近くに大きな川が流れていて
君の心を支えながら
よく土手を歩いた

神社には大きな桜の樹があって
薄紅の季節を ....
「おばあちゃん元気にしていた?」
わたしの大好きなおばあちゃん
共稼ぎの両親はいつも家にいなくて
学校から走って家に帰ると
おばあちゃんが出迎えてくれて
手作りのおやつがとても美味しかった
 ....
芝生に寝転ぶのってちくちくするから苦手だった

うちあげ花火が不思議すぎて頭がこんがらがったことがあった

そうだった

けれど、どれも過去のことでしょ

あたしはもう芝生に寝転ぼうと ....
6歳の頃
初めてりんご飴を買ってもらった
食べるまで
りんご飴は
ケン玉の赤玉でできている と思ってたので
甘くて柔らかいから吃驚した


7歳の頃
初めて金魚すくいに成功した
ふ ....
「ばかやろう!!」

そう言って 駆け出した君。


わかっているよ。


本当は ずっとそばにいて欲しかったんだよね?


ごめんね。


私が君を 悲しませたんだよ ....
浴衣に片思いを忍ばせて
ぼうっと光る
夜店の明かりに吸い込まれていく

君は決して
私を待つ人でなく
私は決して
君を待ったりしないと決めていて

今思えば

それだけで
私た ....
愛心さんの自由詩おすすめリスト(1392)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不器用な_俺- 明香璃自由詩106-10-5
クジラになった少年- 佐野権太自由詩43*06-10-3
確信犯- Keico自由詩5*06-10-2
ブラックコーヒー- こめ自由詩2006-9-28
トマトジュース飲んで死のう- しゃしゃ ...自由詩1706-9-28
顔_その4- 恋月 ぴ ...自由詩20*06-9-26
マイルドセブン- ビコ自由詩106-9-25
幻想生物のマリオネット- こめ自由詩15*06-9-22
めっちゃ_しぃたい- 日朗歩野自由詩706-9-21
窓の外の鳥- 月山一天自由詩606-9-17
顔_その3- 恋月 ぴ ...自由詩14*06-9-16
「それだけ・・・?_」- Taka★Hajim ...自由詩106-9-15
顔_その2- 恋月 ぴ ...自由詩16*06-9-14
顔_その1- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-9-10
「恋する瞳」- Taka★Hajim ...自由詩106-9-6
輪舞(ロンド)- 銀猫自由詩19+*06-9-3
優秀の湖に眠る- 蒸発王自由詩7*06-9-2
邪馬台国論争- ネット詩 ...自由詩306-8-31
ほしいのはあなただけ- 逢坂桜自由詩5*06-8-28
夢を見る- 未有花自由詩14*06-8-28
あとで- 木賊ゾク自由詩106-8-27
夜は猫がよく伸びる- 木賊ゾク自由詩4*06-8-27
ハンカチ王子はお好き?- 恋月 ぴ ...自由詩29*06-8-23
ラヴなステーショナリー_その1- 恋月 ぴ ...自由詩20*06-8-18
支え続けるもの- 佐野権太自由詩44*06-8-9
幸せと出会う丘で- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-8-8
どれも過去のこと- かなりや自由詩1*06-8-8
夜店談話- 蒸発王自由詩9*06-8-6
夏のある日- 天使自由詩106-8-6
透明花火- 藤原有絵自由詩9*06-8-4

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