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なぜ傘など持っているのですか
こんなにも晴れた日に
あなたのことは分かっているつもりです
被害者だと思えばなんでもできます
私はあなたに何もしていないつもりですが
お前らの中に含ま ....
まあ 夢の話だ
乗り過ごした成人式を
だいぶ前にすませたやつが
不意に眠り込んでしまって
夢を見て
目が覚めても
こわさからは覚めきれなくて
夕方だったはずが
真っ暗なんだ
消し忘れ ....
遠くそびえ立つビル群
人間が高さを競うように
草木は深さを競い合い
私の横たわるこの下で
取っ組み合いの陣取り合戦を繰り広げている
負けるのも勝つのも好きではないと
酒のない酔いに飲ま ....
ガキのころハマり倒したゲームの続きを
眠り込むまでやっていて
充満した電子音をかき分け
とにかく何か やっていないと休めなくて
うつぶせのままだったから 背中は痛いが
前に壊した肩ほど酷くは ....
食うために仕方なく働いていますが
食われる側であると自認しています
働いています
路上に脅されながら
それは嫌々行っています
口元の躊躇い傷は
笑って隠します
どういうわけか
撃 ....
ジャングルジムを覗くマンションが
瞼の裏に座標を描く
月から見えない場所で
星もない悴んだ空間を占拠する
空っぽのブランコを一瞥し
ポケットの中 手を突っ込み
旋回して竜巻を生み
つま先 ....
吊り皮を枕にした朝
素肌の味を思い描き
定時を目指す
学食を想い
立ち止まってはみたが
正門のサイズが合わない
すれ違った後輩が
陽ざしに目を細め
素肌をにじませようと
侵入 ....
眠れない夜に
眠ってしまった店を想う
焼き魚が食いたくて
冷蔵庫の灯をまさぐるが
プラスチックしか見つからない
ジュースを転がす
傷んだ腹がないている
鍋焼きうどん食おうにも
....
人であるために必要な何かを落とした
それは必要なくなったので
沈みゆく太陽に
またねと手を振ること
飛び立つ力を失って地面でもがく蛾を
目で追いながら
ひょいとよけて歩くこと
....
好きな子に好きと投げつけ
逃げた
それ以来ずっと
頭の上でボールが投げ交わされているのを見る
ボールに描かれているのは日本語でも英語でもなく
受け取っても読めないので
最中は隠 ....
自分から目を離すことができない
離した瞬間
時間が粉砕されバラバラの破片となり
その今という破片がなんの脈絡もなく断続的に出現するのです
破片を渡し石として今を飛び越えていく時
その下に ....
セックスは小さな死だという
それならばこれは
五万字の熱情がこもった
劇薬による死だ
女は出産することもできるが
男は排泄しかできない
その事実に
絶望一歩手 ....
与えられた時間は有限
そう
産道から引き離された時から決まっている
二度と
母体に戻ることはできない
有限の砂が
流れ始める
そうしてあれや、これや
娯楽
勉強
仕事
そ ....
マンガを読み
その続きを楽しみにしていた
大学の先輩を思う
彼は三年前に病死したが
今もよく頭の中で会う
頭の中で彼も
このマンガを読んでいるだろうか
先輩の好きだった人物が ....
モリマサ公さんの佐々木妖精さんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
させ
-
佐々木妖 ...
自由詩
12*
08-9-6
赤語
-
佐々木妖 ...
自由詩
7+*
08-8-22
気の迷い
-
佐々木妖 ...
自由詩
12*
08-7-14
へば
-
佐々木妖 ...
自由詩
7*
08-7-5
暴発
-
佐々木妖 ...
自由詩
7*
08-7-2
光源
-
佐々木妖 ...
自由詩
8*
08-6-19
三本脚
-
佐々木妖 ...
自由詩
10*
08-5-21
ひと炊き
-
佐々木妖 ...
自由詩
23*
08-3-18
必要
-
佐々木妖 ...
自由詩
11*
07-11-25
星を掴む
-
佐々木妖 ...
自由詩
4*
07-11-22
目で追え
-
佐々木妖 ...
自由詩
3*
07-11-16
プラス十万字
-
佐々木妖 ...
自由詩
5*
07-11-9
キーパー
-
佐々木妖 ...
自由詩
3*
07-11-8
雑魚寝
-
佐々木妖 ...
自由詩
11*
07-11-5
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