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雪深い
雪国の
冬を越して
ほんとうは
生きたいのだった



空カフェをしながら
今は亡きあのひとのことを
思うとね・・・・・・
私はあのひとといっしょに
生きなければなら ....
風はほどよく
乾いていたと思う
光はここちよく
和らいでいたと思う

丘の上の
大きな声で呼ばなければ
気がつかないあたりで
君が花を摘んでいた

君の名前を
呼ばなかったの ....
親友との深い絆の
突然一方的に切断され
追放されて初春の雪国
ふらふらいつしか
大雪原に彷徨い出て
ふと唖然 立ち尽くす
己に押し寄せ来る
遥か聳え立つ雪峰の

荘厳にして安らかな頂 ....
夜のベランダ
洗濯物を干していたら
一匹のコオロギが鳴き出した

リリリ リリリ
耳澄まし聞き惚れる

まるで私を誘うよう
少し移動するたびに鳴く

─暗闇で見間違えね
─私は若 ....
淡淡(あわあわ)。たばねた頭のてっぺんに今まさにのせている、その小さな雪だるま。それをつねに片手でおさえながら、淡いくりーむ色の肩と細ながい腕を露わにして、露天風呂に浸かっている。けれどもその小さな頭 .... 風から
熱の失せていくと、
光も冷えて
近づく冬 、

わくわくわなわな 私の闇 
握手をする
そよ風と光

受けて沈黙している
自動販売機、

ブラックコーヒー

ボタンを押す
百五十円なり
ガタガタンッ
出て来た
ブラックを
ちびりちびりとやる
 ....
何も書けない日には
君の写真を見てみよう
別にもう二度と会えないわけではないのに
涙が出るのは何故?

大切に育てて来たら
最後は遠いところに飛んでいく
そうなった君が
素晴らしい事は ....
真実の芸術は偽りの名誉を超越している。
(ナボコフ『青白い炎』註釈、富士川義之訳)

Verba volant, scripta manent. (言葉は消え、書けるものは残る)
(ナボコフ『 ....
任侠とロマンは、
彼らの得意分野だった
つまり人買い、
産地偽装、
海と陸の物流、
そして廃棄物の処理など

コンテナの積み上がる港から、
数多の流通店舗まで
関わる人と物流、
リ ....
ハム子が今日天に召されました。
かなり老衰してきて動くのもやっとだったから
ご飯の入れ物もおトイレも平たくしたらちゃんと今朝まで
自分でおトイレにいき、ご飯も食べていました。
今日は脱水症状に ....
ミモザの美しい頃に
父さんと手を繋いで
理由も知らず
バス停まで歩いたことは

覚えてるわけもない
わたしは二歳

父さんのの掌はきっと
わたしの小さな手に
この世で他には見つけら ....
人として生まれて
本当によっかった
この
忌々しい痛みは
決して手放さないと決めた
えんえがく
かぎりのない
ちへいへむかい
ゆっくりゆくり
けんめいに
いきしていきて
みずからのなか
そうぞうはかい
ひかりのかげ
うらもおもても
おわることなく
かかえつつ
 ....
自然

 
僕は自然と一緒にいたかった

高層ビルの合間からみる
空は小さなピースだから

都会詩人は詩人になれない

 
 
帰って来た 私は
ここに
果てしない
終りを待つために。
苦しくても

はるか昔に
亡くなった星の
光が今
人知れず
途切れて
息絶えた
思い出を
なぜか
思い出している私 ....
木漏れ陽のような
小さな音を立てて
空論が机上に落ちた
静かに生む
静かに壊す
その繰り返しが
繰り返される
知ってる
ずっと昔から知ってる

誰からも
忘れられた窓があ ....
 甘やかな微笑みの
ビンタを喰らわして
 私の眠りから醒めれぬ折
お願いだから 一発、一発、
この肉身意識に刻み込み

 アナタの
高い高い祭囃子の舞台から

(裏の裸電球の薄暗い黄 ....
馴染んたマグカップの内側に
ある日小さな傷ができて
次第にそれは珈琲の色に染まった
洗っても洗っても色は落ちない
傷は傷として生きていく
宇宙の理のようである

朝、
深い藍色のそのマ ....
風に運ばれるその甘さは
孤独な夜をやわらげる
螺旋を描く階段を
昇ってくる気配のようで

街のざわめきは遠くに沈んで
ここでは沈黙を守ることが
唯一の祈りのかたちになる

煙草の灰が ....
夕方、とても冷たい風、ちいさな米穀屋の前の自販機へと缶コーヒーを買いに行く。ガラス製の古びた開き戸には金色に印字されている「米の協栄」(「米の」の部分は小文字、「の」の字の左隣から大文字で「協栄」)、 .... 差し伸べてもらえた手を
泥んこのままで摑んだ
りふり構わずに
その場で泣き崩れた
好きなだけ泣かせてくれて
好きなだけ食べて良いと
まずは好物の鮭料理を
この姿のままで?

会計の時 ....
暑さにしがみつく夏を
秋風は、子をさとすように
追いやっていく

もう少し と
命を延べる
咲き残りの白いバラに
蜜を求める
渡り遅れた ハミングバードの羽の音
空に静止する ....
 薄群青のみずうみに
 なびく帆が、波に溶け込む光のなかへ
 すべる様に遠のいていく

 老竹色した山並みにいざなわれる
 あのヨットの彼方には
 岸辺など無くて
 爽籟の湖面がどこまで ....
置き忘れてきた想い
蘇り来るワンシーン
染めるオレンジ
ぽっと鮮やかに
浮かび上がり
又刻み込み
消去する
時の流れ、
もう果てしなく
砂塵となり崩れいく
今の今に
なほも木霊す ....
遠くで

洗濯機が動く音を聞きながら

二度寝を楽しむ

夜明け前

目のよくない夫は

迎えにきてくれた友達と釣りへ

ほんのすこし 

ホッとする

この気持ち ....
きみの丸顔、
雪見のましゅまろ、
笑うと、目が細くなる、
そのすこし下がった眉のしたに、
まるでふたつの三日月ができあがる、
とぉーっても人のよさそうな、
きめの細かい、
バニラの花のよ ....
午後11時37分
駅前のタクシー待ちの列に並ぶ

星のない夜空に
ぽつんぽつんと浮かんでくるのは

今日の飲み仲間

いつもの見飽きた赤ら顔
お久しぶりの伊達男
歳をとってもマ ....
変な米食ってる
炊き立てはまだいい
けど少しすると
パラパラ
ぺしゃぺしゃ

繰り返し
聴くに堪えるに
できている
けど聴かない
僕が作ったからだ

もちろん
幻聴でない
 ....
想わず見上げたお空の青
濃くなる濃くなる真青に
薄っすら絹の白雲散らし
拡がる扇の形の奥処から
やがて迫り来る冬の兵士達
凍り付く恐怖のこちら側で
まだまだ高くなる深くなる
この世界に込 ....
海さんの自由詩おすすめリスト(2472)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌_二首「ほんとうは_生きたいのだった」- こしごえ自由詩7*25-10-2
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此処まで来れば/To_Here_Knows_When*- ひだかた ...自由詩7*25-10-2
コオロギの誘い- 花野誉自由詩10*25-10-2
淡淡(あわあわ)- 本田憲嵩自由詩12*25-10-1
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靴__蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩525-9-30
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自然- 足立らど ...自由詩5*25-9-30
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机上- たもつ自由詩10*25-9-30
リピート(Something_happens)- ひだかた ...自由詩625-9-29
青い月夜の白い馬- そらの珊 ...自由詩13*25-9-29
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栄影- 本田憲嵩自由詩1125-9-29
冬の財布__蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩725-9-28
星蜂雀- 月乃 猫自由詩9*25-9-28
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安心を預けて- 花野誉自由詩16*25-9-28
スノーマン2- 本田憲嵩自由詩1125-9-28
あかり- 夏井椋也自由詩9*25-9-27
異論三歌- りゅうさ ...自由詩4*25-9-27
秋、Invisible- ひだかた ...自由詩825-9-26

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