すべてのおすすめ
冬場も薄着で、
寒くないのですか? あなたは
って言ったら、
年寄りには寒さも暑さも同じこと
って、返されたけど、
人間も体温に近い毎日が続けば朦朧と蟻になる
体感以上にあたまのことだ ....
アカゲラについばまれた

桑の木 ハチワレの

地球のような球体の眼は 風の色をうつし、

木陰はさらさらと葉を揺らす

不安や恐怖が 世界を委縮させていく

怒りは人を疲弊させ
 ....
熱風、吹き流れ
虚しい夏の恋愛の回帰
残響の痕跡、この手に滲み
手繰り寄せられる哀しみ

カーテンも掛けられず
剥き出しガラス窓の向こう
自らを自傷し続けた貴女の
霊体の傷跡無数忍び泣 ....
清浄な君の、白いレース柄による、
胸の施錠、
かたく閉ざされた、
はちきれんばかりの、
極楽浄土、極楽浄土、
白銀の孤独、満月に向かい
狭まり伸び奥まる定点
据えられ据え直す
白衣(しらころも)の人 、

誰そ 真っ青な闇に佇みて
今日は七夕

夕食後のお茶請けに

水饅頭を買ってかえる

点てたお茶を飲み

水饅頭をのせた皿を持ち上げる

「カエルの卵の大きいやつみたいだね」

食べ終えた隣の人が言 ....
 西風が吹きつける
 白い塗装の剥げかけた
 木枠の窓

 嵐の前の雨が胸をつき
 かえるべき場所を見失った心は
 ぐるりぐるり
 過去の幻をめぐるだけで
 固くなる

 あなたは ....
真夜中、夜に目が覚めた。
凄々まじい羽音に起こされた。
はらっても、はらっても
黒い小さな塊が、音を立てて
いくつも、いくつも纏わりついてきた。
そういえば、ここ、二、三日とい ....
息子:選挙行ってきた
父:おぅ、どこ入れた

息子:○○党
父:だからお前はバカなんだよぉ

選挙行きたくなくなった
なぜなのか

他にも、他にも

娘:比例区は○○党もいいかな ....
眠れないから針を投げる
夜がナマズみたいに口を開けてる

忘れた頃に届いた手紙
still love you.なんて
文末に軽く添えやがって
こっちは本気だったのっ!

白くなった ....
意識、肉体依存から離脱し
感覚的物質的数理宇宙から
質的運動性弛まぬ
生命体の巨大
エーテル宇宙へ
祝祭的瞬間に移行すると
一段階上に救われる 、

 落ち着き払い静まり返り浄福に浸り ....
 
 京阪電車の線路沿い
 車道を跨ぐ電線の五線譜に
 音符が一拍、陽射しで霞み
 黒い羽をひろげて飛びたった

 窓越しに流れる炎昼は
 人通りもなく
 『割烹あんど喫茶』の看板を掲 ....
あなたは夏のよう
夏というだけで モチーフ テーマになれる
純粋培養した笑顔は季節そのもの
夏の花は熱く咲くから
明日の朝まで待てない 手を放して踊ろうよ


お腹まで響く雷鳴は 大 ....
あたい会いたいわ
たらいが降ってきた
新しい出会いを探そう
そんな気力もない

自傷詩人
これなら当てはまる気がする
死のう交渉
これも

いやいや、生きたい
生きられない

 ....
銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです

澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のよ ....
このみずに
こだますだましへ
うつりしへ

あまたあまた
ひとつもないのに
雨打つ夜陰、
ただ寂し
他者を求め
他者現れず、

 苦し 、

孤独と云うモンスターと対峙し
絶望の自分に絶望仕切りて

あゝまた自意識目醒め壊れた
あの悪夢の根源悪の
三歳 ....
十代の頃

ドラマで見たもどり橋と

一条戻橋は全く違うものだった

私が見てみたいと言ったから

連れてきてくれたけれど

逢魔ヶ刻  

短い夕立ちの後

蒸し暑さ ....
涙と涙が
出会い
海となった
私たちの胸に
ひとすじの魚群



涙の墓に
ほほ笑みを
供えて
手を合わせる
いのちの



どの道
終わることが出来る
いのち ....
いつまでも
想い出にならない夏

痛くもなく
ただ痺れていただけの夏


ぽとり


昨日の端から
呆気なく零れ落ちたわたしは
黒い服を着せられ

どこかが
痛いような顔 ....
 大洋の波は疲れを休めに
 小さな湾へ入る
 湾を取りまいた山々が厳しく空を区切り
 空は益々、高く逃れ
 大洋の波を冷たく見下ろす

   ⭐︎

 姿を取りえない青春の彫像を打ち立 ....
 化粧水を浸したコットンパフで
 やさしく押さえる目元や頬に
 いつのまにか
 またシミがひろがっている

 ささくれ立つ気持ちの
 燃えのこる夜
 シーリングライトで照らされる
 ....
極めて善良に詩を書いていただけで
この言われようだ
どう思われますか

なぜこんなに
ヘイトを稼いでしまうのか

刺身を海苔に巻き手巻き寿司
勝利者の味がするね
こういうところか
 ....
終わりから眼差し
送り送られ
行き交わす合図
斜光、優しく
この地に散らばる
無数の屍照らし

すべてもう終わったこと
終わりからまた始める
始めからまた生まれ出る迄、
また再び終 ....
庭先に咲いていたのはほおずきの花
日常からわずらいを引き算したような
うすい黄色の小さな宇宙
秋になってそれは赤く実籠る

ほおずきの実には毒があり
かつて堕胎するために使われたと知ったの ....
痩せ細っていくの
けれどもそんなの
へっちゃらで
三度三食共に納豆を
ねっちゃぐっちゃ掻き混ぜて
クソッタレと云いながら
生きていく 、
知ったことかよ
退化していく奴らのことなんて
 ....
るーるー、カチ・カチ・カチ・カチ・
うめくようにきつく、くぐもった、湿る声で許しを請う、どうして?、静夜のからくり、まだ内側を掴んで離せない、風が占める、時は鳴り続ける、果てる波と砕ける{ルビ過去= ....
怒りへの心掛けを知りたい

ほんの些細なことに

火が付いたように激怒する人がいる

何をもってしても許さない人がいる

そんなに怒って

何か佳いことが待っているのかしら?
 ....
綿毛のしっぽ
小鹿は 天の一点を見つめ

遠雷は、雨か
我知らぬ予兆の
布告

与えられた
つばめの空を行く航跡の曲線文字を
なぞっては、
その意味を解いていく

ー路をうしな ....
土佐の海辺の村で
毎日毎夜薄暗い電灯の
野外畳の上にでんと座り
鍋に茹でられた貝という貝
爪楊枝でほじくり出し
それぞれ異なる磯ノ味覚
噛み砕き引き裂き食い喰らい
瞑黙ひたすらに味わい尽 ....
海さんの自由詩おすすめリスト(2289)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寒さ暑さも便秘にシュール- 洗貝新自由詩8*25-7-10
_風と桑- 月乃 猫自由詩10*25-7-9
Summer_Of_Love- ひだかた ...自由詩9*25-7-9
観音びらき- 本田憲嵩自由詩1125-7-8
五行詩、郊外にて- ひだかた ...自由詩8*25-7-7
これは水饅頭- 花野誉自由詩11*25-7-7
凍った雨- リリー自由詩14*25-7-7
羽虫_。- 田中宏輔自由詩15*25-7-7
民主主義?- りゅうさ ...自由詩225-7-7
来年の七夕- mizunomadoka自由詩1325-7-7
夜想、私的想いから離れ深め尚且つ見切りて- ひだかた ...自由詩6*25-7-6
元気な花- リリー自由詩12+*25-7-6
ミッドナイト・スキップ- 唐草フウ自由詩11*25-7-6
愚直に- りゅうさ ...自由詩6*25-7-6
無題- wc自由詩15*25-7-6
たなばた- wc自由詩5*25-7-6
詩想、無限反復・ざぁざぁ_サァ!!- ひだかた ...自由詩7*25-7-5
もどり橋- 花野誉自由詩9*25-7-5
※五行歌_四首「ひとすじの魚群」- こしごえ自由詩4*25-7-5
想い出にならない夏- 夏井椋也自由詩15*25-7-5
海辺- リリー自由詩10*25-7-5
素顔- リリー自由詩10*25-7-5
ノーファウル- りゅうさ ...自由詩4*25-7-5
廻るカルマ、一日の残光に- ひだかた ...自由詩6*25-7-4
サイダーとほおずき- そらの珊 ...自由詩15*25-7-4
詩想、納豆進化ノうた_- ひだかた ...自由詩6*25-7-4
羽化- 唐草フウ自由詩10*25-7-3
即今只今- 花野誉自由詩11*25-7-3
_遠雷_- 月乃 猫自由詩12*25-7-3
底の記憶- ひだかた ...自由詩9*25-7-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77